[短編連載SS]魔物娘たちとの日常 作:Vermillion
――大広間―――
「だからァ! 俺は隊長じゃないつーの!!」
隊長「・・・! この声は・・・。」
鬼「下手な嘘を付くなって・・・♪」チョイチョイ♪
隊長「女隊長!!」
女隊長「おう! 隊長か!! 頼む、このウシオニに言ってくれ・・・。
俺は隊長じゃないって・・・。」ガクブル
鬼「た、隊長が2人だとッ!?」
隊長「よぉ、鬼。俺が隊長だ。それで、こっちが影武者:隊長。おけい?」
鬼「・・・・・・お、おう・・・。・・・そっく――」
隊長「おう。で・・・毒蛇?」
毒蛇「なによ。」[腕組み]
隊長「なんで、女隊長がココに?」
毒蛇「知らないわよ。」ツーン
軍曹「・・・失敗したらしいわよ。」
毒蛇「・・・・・・。」シュン・・・
隊長「・・・マジかよ・・・。」
女隊長「いや、でも助かった!
今もあんまり変わらないが・・・まぁ、召喚してくれて感謝している。
事情はアシダカ軍曹から聞いた。助太刀してやるよ。」
隊長「そいつは助かる。それで、ええと・・・他に召喚されたのは・・・?」
側近「・・・・・・。」
デビル「・・・・・・。」
隊長「・・・・・。ちょっとタイム。女隊長、ちょっとこっちに。」クイクイ
女隊長「あン?」
隊長「あの2人は誰だ。片方はともかく、もう片方は・・・。」
女隊長「あぁ、右の理知的なメガネの奴が、副隊長で。デビルが、俺の娘だ。」
隊長「・・・娘? むすめ?!」
女隊長「あぁ。俺の娘だ。戦術の社会科見学として学ばせてやってくれ
・・・とりあえず、今は話してる場合じゃないだろ途中で経緯を話してやるから、
とりあえず今は作戦会議を始めろ。みんな、お前の言葉を待っている。」
隊長「お、おう・・・。それじゃ、作戦会議を開始する。
初めに手違いが少々あったものの召喚で来られた方々協力感謝する。」ペコリ
側近「・・・・・・。」ペコリ
女隊長「・・・・・・。」ペコリ
デビル「・・・・・・。」
女隊長「・・・こういう時ときはな? 頭を下げるのが礼儀なんだ。」ボソッ
デビル「・・・・・・。」ペコリ
女隊長「よし。」ナデナデ
隊長「では、拠点設置場所について。当初はこの位置に拠点を築く予定だが
コレを変更。やぐら倉庫の場所を拠点とし行動。殲滅、救助作戦に
移行する。拠点設置についてはA班B班C班に分かれ行う。」
隊長「まず、A班。資材置き場にてバリゲードを築けるだけの資材を持ち
先ほど地図で示した場所に資材を運んでくれ。
B班は、母屋玄関付近に置いている工具箱をありったけ持ってくること。
また、B班はα隊とβ隊に分かれ行動する。
まずα隊が基本工具の回収部隊、β隊は軍曹、鬼で編成し自前の蜘蛛の糸で
軽く木製バリケードの強化、粘着バリケードの作成を頼む。恐らく軍曹が
木製バリケードの強化、鬼が粘着バリケードの作成係になるだろう。
またC班は、拠点周囲の敵の殲滅、安全の確保に従事してもらう。
特に詳しい説明はない。自前の火器で一掃してやれ。」
全員『・・・・・・。』コクン
隊長「安全の確保、拠点設置が出来たらば、次は救助隊の出陣だ。防空壕内は
狭く大人数の人間・・・魔物が入れるほど決して広くは無い。
突撃部隊と救助班に分かれ、救助を行う。その時、残っている隊員は
敵を近づけないようにしてくれ。本来は少数部隊を編成して、各小隊
撃破にしたかったが・・・あまりにもハイリスクすぎる。」
隊長「また、母屋へ救助者を運ぶ際には背後に注意し、このリモート機で
シャッターの開け閉めの操作を行い運び込め。あ・・・気付け薬・・・。」
曹長「・・・・・・ノープログレム・・・。」キリリ
隊長「すまない・・・。助かった。気付け薬を口から流し込んでやれ。
ただ、飲ませた後は30秒の暴走の後、吐くから気を付けろ。2度な。
・・・ソースは俺。作戦は以上! なにか質問は?」
女隊長「隊長。」ノ
隊長「はい、女隊長。」
女隊長「まさか・・・この人数で戦いを挑みに行くんじゃねぇだろうな・・・。」
隊長「もちろんだ。そこは博士の分裂薬を主力メンバーが呑む。
それで人数は十分補える。副作用は無い。他に何かあるか?」
全員『・・・・・・。』
隊長「よし・・・。それじゃ、出撃!」
――兵長の抜け道―――
曹長「・・・・・・。」
隊長「・・・どうだ? 敵の動向は・・・。」
曹長「・・・正面に3・・・竹藪側4・・・大将家2・・・そのうち大将家に屋根1匹
硬化1匹・・・。」ジー
元帥「いつでも行けるぜ隊長。」ガッシャコ
隊長「それじゃ・・・お前等、しくじるなよ?」
隊長2「わかってるっての。」
隊長3「元帥3と曹長3で工具箱を取って来るんだろ? 任せろよ。」
曹長2「・・・・・・。」
元帥2「お互い、頑張ろうぜ。」ガッシャコ
隊長「反撃開始だ!!」ババッ
ヌラァ・・・?
元帥5「ハッハー! 汚物は消毒だァ!!」ボォォォォオ!
元帥「自分とは思えないぐらい凶暴だなぁ・・・アイツ・・・。」ズドン!
曹長5「グダグダ言ってないで次行くよ!!」ザシュザシュッ!
曹長「・・・私・・・あんなに・・・ハキハキしてない・・・。」ザクッザクッ
隊長「俺、あんな曹長も好みだわ。」ダダダダダダ!
曹長「・・・!!!」
女隊長2「あぶねぇ!!」ズダダダダダ!!
曹長「・・・! ありがと・・・。」
女隊長4「ボサっとしてんなよ! カマキリ野郎!!」
女隊長3「おめぇは女に現抜かしてんじゃねよタコ!!」
隊長4「あぁん? 誰がタコじゃコラァァアア!?」
女隊長3「テメェがタコじゃぁぁあああ!!」
毒蛇2「喧嘩してる場合じゃないわよ。そこ! 資材を集めて!!」ガサガサ
隊長2「おい俺!」タタタタタッ
隊長「なんだ!? 俺!!」ゴォォォオオ
隊長4「呼んだか、俺!」ガサゴソ
隊長2「お前じゃない! 俺はこっちの俺を呼んだんだ!」ガチャッ
隊長4「す、すまない・・・。」ゴソゴソ
隊長2「この軽トラ運転して、後ろの資材を拠点予定地まで運べばいいんだよな!」
隊長「おう!」
隊長2「途中の敵は?」
隊長「勿論?」
2人「「轢☆殺!」」
隊長2「ヒャッハァー!! 退け退けェ!!」ブゥゥゥウウウウン
隊長「よし、各自適当に資材を持って拠点予定地に集合! 誰も捕まるな!!」
――やぐら倉庫付近―――
隊長4「周囲の敵殲滅、バリケードの設置、新兵器の配置急げ!!
元帥、曹長!」
元帥2「おう、どうした?!」チャキッ
曹長5「何か用!?」ザクッザクッ
隊長4「そこの正門隣りの部屋に行って、階段を上り、窓を開け、上から敵を
掃射しろ!! 暗証番号は0813!! 行け!」
曹長5「任せな! ほら元帥、行くよ!」
元帥2「お、おう。0813・・・0813・・・。」
隊長「間に合ってくれよ・・・。α隊・・・。」
――工具置き場―――
元帥3「はぁ・・・はぁ・・・っ!!」ガシャガシャガシャ・・・
隊長3「ぐっ・・・!」ズルッ
元帥3「隊長・・・!」
隊長3「振り返るな、行け!! 工具箱がなければ木製バリケードは設置できない!!
曹長と俺の犠牲を無駄にするな!!」
元帥3「・・・すまねぇ・・・すまねぇ・・・!!」
隊長3「・・・・・・また、あの臭い防空壕に逆戻りか・・・ついてねぇ・・・。」
ズルルルルッ・・・ドスッ
隊長3「・・・・・・はぁ。」
曹長3「・・・・・・隊長。」
隊長3「よぉ。俺も・・・駄目だった・・・・・・。」
曹長3「・・・分裂した・・・隊長でも・・・・・最後まで一緒に居られるなら・・・
いいや・・・。」
隊長3「俺も・・・。曹長と苗床化するなんて光栄だな・・・。」
2人「・・・はぁ。」
大将3「・・・!!」ガギュン!
曹長3「・・・!」
大将3「二人とも、なにしてるの★! 諦めるには、まだ早いでしょ★!!
さ、逃げるよ★」
隊長3「大将・・・!」
大将3「隊長、私のこと守ってくれるんじゃなかったの★?!
こんな場所で諦めるなんて、そんなの隊長や曹長じゃない★!!」ガギュン
隊長3「ふふふ・・・そうだな・・・作戦前にそんなこと言ったけな。
でも残念だが、俺等はココでリタイアだ。さっき麻痺毒を打たれれて、
俺は四肢が動かねぇ。」
曹長3「・・・私も・・・。もう、お腹に侵入されて・・・体が重くて動けない・・・。」
大将3「・・・。もう、世話の焼ける2人だなぁ★!!」ガシッ ガシッ
曹長3「・・・!?」
隊長3「ちょっ!?」
大将3「2人が持ってた工具は諦めるよ★ いいね!★」
曹長3「アッハイ・・・・。・・・大将、実は力持ち?」
大将3「そうだよ! いつもは猫を被って、非力な女の子を演じてるけど
イザって時はパワー系女の子になるんだから★!」シュルシュルシュル!!
隊長3「今、酷い地雷を聞いた気がする。」
――やぐら倉庫―――
大将3「アポちゃぁーん!!」バァーン!
毒蛇3「どうしたの? 大将ちゃん?」ヒョコッ
大将3「二人の治療をお願い。」ドサドサッ
毒蛇3「・・・・・・。」ジー
2人『ヒッ・・・・・。』ビクッ
大将3「大丈夫だよ★ 2人とも~★ このアポちゃんは優しいアポちゃんだから★
すぐに優しく治療してくれるよー★ それじゃ、隊長に報告してきまーす★」
隊長3「まって、ストップ! 3人だけにしないで!!」
曹長3「うぷっ・・・繫殖してる気がする・・・。」オエッ・・・
毒蛇3「・・・・・・。」ジトーー
隊長3「・・・・・・ども。」
毒蛇3「・・・・・・。症状は?」ジトーーー
隊長3「ええと・・・俺が、四肢麻痺で・・・曹長が繁殖です。・・・尻に・・・・・・。」
毒蛇3「・・・そう。それじゃ、取り出す作業と解毒に取り掛かるわ。」シュルシュル・・・
曹長3「・・・優しく・・・・・・お願いします・・・。」プルプルプル
毒蛇3「復讐するは、我にあり・・・。」ボソッ
2人『・・・!? たいしょぉぉおおお! カム、バァァアアアアック!!』
毒蛇3「大丈夫よちゃんと、ローション使って治療するから・・・」ニヤァ・・・
隊長3「い、いや? ちょーと、ローションの量が多いんじゃございませんかね?」
毒蛇3「腸を傷つけないための配慮よ。
このために爪も切ってヤスリ掛けしたんだから。」フゥッ・・・♪
曹長3「に、逃げなければ・・・逃げなければ・・・死ぬっ!!」ズリズリズ――
毒蛇3「はい、逃がさないわよ★ 2人ともダブルフィストと同時フィストが
あるのだけど・・・どちらが良いかしら?」ニコニコ★ニコニコ★
隊長3「フィスト以外の救済は無いんですか!? それと、俺は四肢麻痺だけだっ――」
毒蛇3「念のためよ。もしも、現世に戻った時ここの住人を連れて行くわけには
行かないわ。徹底的に調べるわよ。」ゴキゴキゴキ
曹長3「じゃ・・・じゃぁ・・・。ど、同時フィストで・・・。」
隊長3「曹長!?」
曹長3「隊長・・・ここで・・・・・・ダブルフィストを選んだら・・・2人とも・・・肛門が壊れる・・・!
私・・・隊長となら頑張れる気がするから・・・・・・。」
隊長3「・・・・・・くっ・・・。しょうがないか・・・同時フィストで頼む・・・。」
曹長3「頑張ろ・・・? 二人でなら我慢できるよ・・・。」
隊長3「おう・・・。スッゲー、屈辱だが頑張る・・・。」
毒蛇3「仲が睦まじいのね・・・。だが、無意味よ。」ササッ
曹長3「・・・! 目隠し?!」
隊長3「く、くそっ! 何がしたい!! このS・H=A=アホピス!!」
毒蛇3「・・・ふふふふっ・・・いつまでその威勢がもつのやら。ねぇ、知ってるかしら?
目が見えないと・・・感度が2倍になるって話・・・。」サワサワ・・・ナデリヌメリ・・・♪
2人『・・・やっぱり、大将、カムバァァア―――むぐぅっ!?』
毒蛇3「うるさいわねぇ・・・。ついでに猿ぐつわも嚙ませておきましょ・・・。
さて、ゴム手袋も付けてローション・・・・・・始めるわよ。」スッ・・・
2人『・・・っ。』ピクッ・・・
ズリュンッッ・・・!!
2人『ンアアァァァァッーーーーーー!!!』(≧Д≦)
毒蛇3「ねぇ、今どんな気持ち? ねぇ、今どんな気持ちかしら♪?
ふふふふっ・・・はははははっ・・・・・・ハァーハッハッハッハッハ★!!」ゴリゴリゴリ・・・
大将「たっだいまー。報告してきたよ~★」
毒蛇「大将ちゃん! おかえり~★」ギュー♪
大将「2人は大丈夫~★?」
毒蛇「・・・・・・。うん、大丈夫だよ。ちゃんと、取り出して治療もしたよ~★」
[真っ白]隊長「」ビクッビクッ・・・
[真っ白]曹長「」ピクッピクッ・・・
大将「えへへ、偉い、偉い。」ナデナデ
毒蛇「・・・♥」
大将「じゃぁ、私は他の怪我人を探すからアポちゃんは治療をよろしくね。」パッ
毒蛇「ぁ・・・。・・・うん。大将ちゃんも気を付けてね。」
大将「まっかせて~★ どんどん掩護するからね~★」バタン
毒蛇「・・・・・くっ・・・。まぁ良いわ。帰ったら・・・大将と・・・♥♥♥
さ、第二ラウンドと行きましょ。・・・2人とも★?」
2人『・・・!』ビクゥ
隊長「・・・。はい、宣伝行きますよー。」
軍曹「ねぇ・・・後書きが大変だから、仕方なく宣伝するつもりじゃないわよね?」
元帥「・・・! い、いやだなぁ・・・軍曹。隊長がそんなことするわけねぇだろ・・・。」ギクッ
曹長「・・・・・・タイトル変更。・・・『メルファリア~第Ⅱの人生~』。」ギクッ
大将「〆はアポちゃんよろしく~☆ 1ヶ月で毎月1日更新で22時からだよ~☆」
デビル[よかったら、のぞゐてくだちい。][カンペ掲げ]
鬼「おいおい・・・字が間違ってるぞ・・・。これ大丈夫かよ・・・隊長の影武者さんよ・・・。」
女隊長「大丈夫だ。問題ない。・・・ん? 俺のセンサーが何か忘れていると反応―――」
副隊長「・・・ついに魔物化した魔物娘が別異世界入りする時代か・・・。・・・〆だ。」
毒 蛇 (先週のようなミスは、もうしないようにして・・・行くわよ・・・!)キリッ
アポちゃん「・・・ゴホン。来週こそは、ちゃんとした後書きをするわよ★
みんな~★ 次週も『魔物娘たちとの日常』よろしく頼むわね★♪」キラッ★
毒 蛇 (・・・これで・・・どう!?)チラッ・・・
全員『・・・・・・。』ボーゼン
毒 蛇 「ふふん・・・♪」ドヤッ
隊長「救急車! 救急車を呼べ!! 毒蛇が張り切りすぎてブッ壊れた!!」
軍曹「うわぁ・・・。これ、ドヤ顔がまた良い具合に・・・うわぁ・・・。」ドンビキ
元帥「曹長、病院だ! 病院を持って来い!!」
曹長「・・・・・・病院も裸足で逃げ出すレベル・・・。」オロオロ・・・
鬼「・・・。キラッ★って・・・マクロスのアレか・・・? 黄色い救急車の方が良いと思うぞ?」
デビル「・・・・・・。」ドンビキ
女隊長「写メ、バッチリっと・・・フェイスブックに拡散しておこっと・・・。」ポチポチ・・・
副隊長「アポピスも堕ちたものだな・・・。自らを『アポちゃん』とは・・・。」ジトー
大将「・・・・・・。」[複雑な顔]
毒蛇「・・・・・・う・・・うわああぁぁぁぁぁああぁぁあぁああああん!!!」ザメザメ・・・