[短編連載SS]魔物娘たちとの日常 作:Vermillion
――?????―――
元帥「・・・長。・・・隊長!」ユサユサ・・・
隊長「・・・ふぁっ。・・・・・・ん。元帥? ・・・曹長?」
曹長「・・・・・・終わったよ。・・・全部。」
隊長「・・・ん・・・そうか・・・・・・終わったか。・・・ん・・・。
イツツツツ・・・。痛っ・・・。硫酸が掛かった部分が痛む・・・。」
元帥「硫酸? なに言ってるんだ? 隊長。」
曹長「・・・もう、まだ夢見てるの・・・?」
隊長「え・・・? 夢・・・? 俺、確か・・・兵長に火炎瓶と硫酸瓶を投げつけられて
それで・・・。RPGを・・・イツツツ・・・。」
元帥「その部分は、俺達の主様にお仕置き♥を喰らった部分だろ?」
隊長「あるじ・・・えっ・・・・・・? え。」
曹長「・・・ほら主様の体液・・・♥ コレを飲めばすぐに調子が良くなるよ・・・♥♥♥」トロォ・・・
隊長「うっ・・・。や、やめっ・・・ゴボッ」ゲホッゲホッ
元帥「あー。もったいない! 主様の貴重な体液を吐き戻すなんて!!」
曹長「大丈夫・・・私達で舐め取れば・・・勿体なくないよ・・・・・・♥」チロッ♥
元帥「それもそうだな・・・。隊長、動くなよ・・・? 俺達が舐め取ってやるから・・・♥♥」チロッ♥
隊長「・・・っ。」ダッ
曹長「・・・隊長。何処に行くの・・・?」
元帥「動くなって・・・主様の体液が地面に落ちるだろ・・・?」
隊長「・・・・・・ッ。・・・ッ!」フラッ・・・
伍長「・・・・・・あ。隊長・・・。」
隊長「ご、伍長・・・。っぁ・・・! もう・・・歩いても大丈夫なのか?」
伍長「うん・・・えへへ・・・心配してくれるの・・・たいちょう・・・♥」
隊長「当たり前だろ・・・?」
伍長「えへへ・・・嬉しいなぁ・・・・・・たいちょう・・・。」
隊長「な、なんだよ・・・。」
伍長「私ね・・・? 最初は腰が引くついて上手く歩けなかったんだけど・・・
だんだん慣れてきて、今じゃ歩きながら産めるようになったんだよ?」
隊長「う、産め・・・っ!?」
伍長「えへへ・・・隊長・・・・・・主様が隊長のこと・・・呼んでたよ・・・。
なんでも・・・。」
隊長「・・・・・っ!」ダッ
伍長「あれぇ? 何処に行くの? あっ♥ また産まれそう・・・♥」
隊長「・・・ッ!! キラー、キラーは何処だ・・・っ!!」
キラー「呼んだかしら?」ブーン
隊長「キラー! なんか、敷地内のみんなの―――」
キラー「なによ。みんなが、どうしたの?」ブーン
隊長「・・・・・・なにを、持ってるんだ・・・?」
キラー「何って・・・。敷地外の人間だけど・・・?」
隊長「・・・・・・。」
キラー「主様が、新しい苗床が欲しいってご要望があったのよ。
だから、町まで一跳びして捕まえて来たって訳。いつもの事でしょ?」
隊長「・・・・・・ッ!!」ダッ
キラー「この任務が成功すれば、私も・・・♥♥ ・・・アレ? 隊長?」
隊長(作戦は失敗した・・・
とにかく今は・・・逃げないと・・・逃げないと・・・逃げないと・・・っ!)
隊長「・・・・・・ッ!」
隊長(原付でも何でもいい。早くここから――)
軍曹「隊長。」
隊長「っ・・・!」ビクッ
軍曹「ここに居たのね。・・・はぁ、まったく心配かけさせないでよ。」
隊長「・・・く、来るな・・・。」
軍曹「・・・。・・・もしかして、外の奴等と私を勘違いしてる・・・?
あのね。あんな野蛮な連中と私を一緒にしないで欲しいわね。」
隊長「・・・・・。・・・・軍曹は・・・大丈夫・・・だったのか?」
軍曹「・・・えぇ。まぁね。伊達に長生きはしてないもの。
なんとか苗床にはならずに済んだわ。」
隊長「そうか・・・。よかった・・・。軍曹。
俺・・・無責任だけど・・・ココを一時放棄して離れようと思うんだ。
それで・・・その・・・一緒に来ないか?」
軍曹「・・・えぇ。いいわよ・・・行ってあげるわ。」
隊長「・・・! ・・・なら、早速・・・――」
軍曹「待って。出かける前に・・・。」
隊長「・・・? どうした?」
軍曹「お腹・・・・・・減ったでしょ? なにか簡単なものを作るわ。
食べて、それから脱出しましょ。」
隊長「・・・・・・。軍曹は本当に何でもお見通しだな・・・。」
軍曹「あんたと何年一緒に居ると思ってるのよ。」
隊長「ははははっ、それもそうか。」
軍曹「・・・はい。出来たわよ。」
隊長「ありがとう! いただきまーす。」モグモグモグ
軍曹「・・・それで、何処に逃げるつもりなの?」
隊長「うーん・・・とりあえず、今の所は東京の方へ逃げてみようかと思ってる。
それから西へ向かって静岡辺りまで進んで・・・全体状況を確認する。
それで・・・そこからは未計画。」モグモグモグ
軍曹「・・・そ。」
隊長「うん。・・・軍曹は食べないの?」
軍曹「私はさっき食べたから・・・。」
隊長「・・・そう。」モグモグモグ
軍曹「・・・・・・。」
隊長「・・・ごちそうさまでした。ありがとう、軍曹。美味しかったよ。」
軍曹「・・・・・・ッ。」ズキッ
隊長「・・・! 大丈夫?! 何処か痛むのか!?」ササッ
軍曹「い、いえ・・・大丈夫よ・・・・・・。大丈夫だから気にしないで・・・。」ズキッズキッ
隊長「・・・無理はしないでね・・・。長い逃避行になると思うから・・・。」
軍曹「・・・大丈夫よ。」
隊長「・・・本当に?」
軍曹「えぇ。」
隊長「うん・・・。」
軍曹「・・・・・・。・・・その逃避行も・・・今、終わるから・・・。」
隊長「・・・えっ・・・・・・。」グラッ・・・ ドサッ・・・
元帥「流石、軍曹だぜ! 隊長をいとも簡単に捕まえちまった。」ササッ
曹長「・・・流石、捕獲と逃走のプロ。・・・・・・流石。」ササッ
隊長「・・・ぐん・・・そう・・・?」
軍曹「・・・。」ズキッ
元帥「あんまり、気を落とすなよ。主様が望んでるんだ。仕方のないことだろ?」
曹長「・・・・・・。」コクコク
軍曹「えぇ・・・そうね。仕方のないことよね・・・。
おやすみなさい・・・隊長。そして、しばらく別れ・・・さよならね。」
――?????―――
ズルズルズル・・・
ズルズルズル・・・
軍曹「主様、お持ちしました。人間の男です。」
ズルルルルッ?
軍曹「・・・私が辛そうですか? 確かに彼とは、生まれて以来 共に人生を歩んできた
仲ですが、今では主様が一番です。辛いと感じる感情などありません。」
ズルルルルルル・・・
軍曹「はい。では、ごゆっくりと味わい下さい。・・・失礼します。」
ズルルルル・・・ニュルッ・・・
ズルズルズル・・・
・・・・・・チュポン。
軍曹「・・・・・・っ。」ズキッ
――軍曹の部屋―――
隊長「・・・・・・!」ガバッ
軍曹「Zzz・・・。Zzz・・・。」スヤスヤ・・・
元帥「・・・・・・うーん・・・。」Zzz・・・。
伍長「にゅふふふ~・・・。」Zzz・・・。
隊長「・・・夢・・・だったのか? 傷は・・・?! ・・・溶けた痕がない・・・。・・・。」
ガタッ!
隊長「・・・!!」ビクッ
曹長「・・・・・・。」
隊長「・・・・・。」
曹長「・・・たい・・・ちょう・・・?」
隊長「・・・・・・ッ。」
曹長「みんな、隊長が・・・・・・!」ドゲシッ
元帥「・・・んにゅ痛!? たいひょう!?」ガバッ
伍長「ん~・・・。」Zzz・・・
軍曹「ん・・・・・今、何時よ・・・。」ノソノソ・・・
隊長「・・・・・っ。」
曹長「たいちょぉぉぉお!!」ガシッ
元帥「・・・わぁああああ!! 今度は外傷だったからダメかと思ってたが
起きたぁぁ!!」ガシッ
軍曹「・・・深夜3時・・・。寝るにも起きるにも・・・微妙な時間・・・。」ゴシゴシゴシ・・・
隊長「・・・元帥、曹長・・・?」
元帥「おう! 俺だぜ!!」ギュー♥
曹長「・・・・・・ふにゅー・・・。」ギュー♥
隊長「・・・あるじ・・・じゃない・・・オタマジャクシは?」
曹長「・・・滅菌作戦、大成功。」ニヤッ グッ
元帥「現世にも戻って来れたんだぜ! しかも、全て異変が起こる前ときた!!
後片付けの必要もなかったし、サイコーだったぜ!!」グッ
伍長「・・・・・・。」Zzz・・・
隊長「・・・・・・そうか。」ナデナデ・・・
軍曹「・・・・・・隊長。」
隊長「・・・軍曹。」
軍曹「深夜だけど、何か食べるかしら?」
隊長「毒が混入されてないのなら、喜んで。」
軍曹「毒の混入なんて、するわけないでしょ。・・・それじゃ、準備するわね。」
元帥「あ、俺も一緒に食べる!」
曹長「・・・・・・ちょっとだけ・・・。」
軍曹「2人は夕飯食べたでしょ。」
隊長「あー・・・孤食はさみしいし・・・怖いから、一緒に2人の分も頼む。」
軍曹「・・・・・・わかったわ。4人分ね。」
元帥「なんだよ。軍曹も結局、食べるんじゃないか。」
軍曹「う、うるさいわね。」
曹長「・・・・・・。・・・深夜だけど・・・皆で食べると美味しいかもね・・・。」
元帥「だな!」
アハハハハハハハハハハハッ・・・
伍長「・・・・・・。」Zzz・・・
ズルルルルルッ・・・
伍長「・・・・・・。」Zzz・・・ ゴロン・・・
ブチュッ・・・
伍長「・・・・・・。」Zzz・・・
隊長「・・・俺の夢精じゃないじゃねーか。」
軍曹「はぁ・・・。」
元帥「て、てっきり俺は・・・そのっ・・・///」
曹長「・・・・・。
今、思い返してみれば・・・確かに・・・色が濃い・・・白濁液だったような・・・。」ウーン
伍長「なんか知らないけど、今回のMVP賞貰ったー。わーい。」
キラー「はぁ、いくら後片付けや身体に外傷が残らなかったと言っても・・・
まさに、その後の人生を決める戦いになったのは変わりないわね・・・。」
【精神病院】
大将「アポちゃーん☆ 長編、終わったみたいだよー☆」
毒蛇「・・・そう。それじゃ、またいつも通り日常に戻るのね。
・・・私を除いて。」シュン・・・
大将「と、思うでしょ☆? 退院できるよー☆ さぁ、帰ろー☆」
毒蛇「・・・! えぇ。・・・・・・とりあえず、帰ったら隊長はシメるわ。」
大将「んー・・・今回ばかりは黙認しようかなー☆」
毒蛇「・・・ありがと。」
【台所】
隊長「・・・? 隊長ちゃんレーダーが身の危険を予測している・・・だと・・・?」ピクッ
軍曹「はいはい。寝言は寝てから言いなさい。」
元帥「曹長・・・・・・。」ジトー
曹長「・・・・・違う。」
伍長「また、緊急時のシャッターを閉めたら良いんじゃないかなぁ?」モグモグモグ
キラー「締まりの付かない終わりね・・・。」ハァ・・・