[短編連載SS]魔物娘たちとの日常   作:Vermillion

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非日常47話-贄「はい。かしこまりました。炎竜神様。」

――座敷の間―――

 

軍曹「・・・。」ヨロヨロ

 

 

贄「おはようございます。土蜘蛛神様。今、朝食が出来上がりますので・・・。」ペコッ

 

 

軍曹「・・・えぇ・・・。」

 

 

曹長「ゆうべは、おたのしみでしたね。・・・・・・爆ぜろ。爆ぜてしまえ・・・。」チッ

 

 

軍曹「好きでそうなった訳じゃないわよ・・・。」ヨロヨロ

 

 

曹長「・・・・・・fuck・・・。」ケッ

 

 

軍曹「・・・。元帥は・・・?」

 

 

曹長「・・・隊長を戻すんだって・・・張り切って・・・・・・旧倉庫に・・・。」

 

 

軍曹「・・・そう・・・。・・・。」ウーン

 

 

曹長「・・・。どうしたの・・・・・・?」

 

 

軍曹「・・・曹長・・・。隊長・・・の事なのだけれど・・・。」

 

 

曹長「・・・隊長が・・・どうかしたの・・・?」

 

 

軍曹「昨夜、その・・・。」

 

 

曹長「・・・・・うん・・・。」

 

 

軍曹「アレが・・・アレが無かったのよね。男のしるし。」

 

 

曹長「・・・・・・。・・・は? それ・・・・・・ほんと・・・?」

 

 

軍曹「えぇ。間違いないわ・・・それと体格も小柄になって・・・。」

 

 

曹長「・・・・・・。元帥には・・・?」

 

 

軍曹「私から伝えるわ。」

 

 

曹長「・・・・・・。わかった・・・。」

 

 

元帥「土蜘蛛神様ー!!」バタバタバタッ

 

 

軍曹「・・・っ!」ピクッ

 

 

元帥「っと! ここに居たか!! 軍曹。」

 

 

軍曹「その土蜘蛛神様っての、やめてくれない?」

 

 

元帥「へへへ・・・悪い悪い。それで土蜘蛛神様。」

 

 

曹長「・・・・・・。」

 

 

元帥「信仰神書を見つけたぞ!」

 

 

軍曹「本当!!?」

 

 

元帥「あぁ! これ、だよな・・・。」バサッ

 

 

曹長「・・・結構パリパリだね・・・。」

 

 

元帥「年代物だからじゃないか?」

 

 

軍曹「・・・これで、土蜘蛛神について分かるわね・・・。」

 

 

贄「よい・・・しょっと・・・。」スッ

 

 

曹長「・・・! 元帥・・・。」ササッ

 

 

元帥「おう!!」ササッ

 

 

贄「・・・! な、なんで御座いますでしょうか・・・?」ビクッ

 

 

元帥「配膳するの手伝うぜ。」

 

 

曹長「いくら・・・・・・4人前と・・・言っても・・・一人じゃ大変でしょ・・・?

   手伝うよ・・・。」

 

 

贄「か、神様のお手を煩わせるわけには、いきません・・・。

  配膳は私が致します・・・。」

 

 

元帥「・・・。」シュン・・・

 

 

曹長「と・・・思うじゃん?」ドヤッ

 

 

贄「・・・?」

 

 

元帥「・・・?」

 

 

曹長「土蜘蛛神様が・・・手伝えって・・・。ね・・・? 土蜘蛛神様・・・?」チラッ

 

 

軍曹「・・・。え、えぇ・・・。」

 

 

贄「ほ、本当に宜しいのですか・・・?」

 

 

軍曹「・・・。」コクン

 

 

曹長「・・・いいの・・・いいの・・・。」

 

 

元帥「それじゃ、俺はこっちの膳を持っていくぜん♪」

 

 

曹長「・・・えっ? ・・・元帥・・・えっ?」

 

 

元帥「聞き直すの・・・や、やめろよ・・・恥ずかしいだろっ!」ベシッ

 

 

曹長「くだらない・・・ギャグを・・・・・・飛ばす方が悪い・・・。」ベシッ

 

 

贄「・・・・・・。」ウツムキ

 

 

曹長「・・・。」チラッ

 

 

元帥(笑わせるつもりが・・・スベった・・・。)

 

 

曹長「ニエ、今の・・・笑っても・・・・・・良いんだよ?」

 

 

元帥「逆に俯かれると、悲しいぜ・・・確かに駄目ネタだったけどよ・・・。」

 

 

贄「・・・申し訳・・・ございません・・・。」

 

 

軍曹「・・・。」ギロッ

 

 

元・曹「「・・・!」」ビクッ

 

 

元帥「い、いやだなぁ・・・土蜘蛛神様・・・ジョークだぜ・・・ジョーク・・・。」ブルブルブル

 

 

曹長「・・・そう・・・人間界ジョーク・・・。」キリッ

 

 

軍曹「くだらないことやってないで、早くこっちに持って来なさい。」

 

 

元帥「はーい――」

曹長「・・・は――」

贄「はいっ・・・!」ビクビクビク

 

 

軍曹「・・・。」

 

 

元帥「・・・。」ジトー

曹長「・・・。」ジトー

 

 

軍曹「そこの2人。吊るすわよ・・・?」

 

 

元・曹「「はーい。」」

 

 

贄「あの・・・それで・・・犬神様はどちらへ・・・。」

 

 

伍長「呼んだー?」ヒョコッ

 

 

贄「ひゃっ!」ビクッ

 

 

伍長「あれ? あれあれあれ?」スッ スッ

 

 

贄「ど、どうかなされましたか・・・?」

 

 

伍長「土蜘蛛神様ー。隊長ってこんな小さかったっけ・・・?

   私より小さいけど・・・。」スッ スッ

 

 

贄「・・・?」

 

 

軍曹「そのことは後で話すわ・・・。いいから席に座りなさい。」

 

 

伍長「はーい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

贄「・・・・・・。」

 

 

軍曹「・・・・・。」モグモグモグ

 

 

元帥「・・・・・・。」モグモグモグモグ

 

 

伍長「・・・・。」モグモグ

 

 

曹長「・・・・・・。」モグモグモグ

 

 

贄「あの・・・味付けを土蜘蛛神様から、直々にご指導を頂き・・・御作りしたのですが・・・

  如何しょうか・・・?」

 

 

 

元帥(薄い。)モグモグ

 

軍曹(薄いわね。)モグモグ

 

伍長(白米と漬物と魚しか味気ない・・・。)モグモグ

 

曹長(昨日よりマシ・・・。)モグモグ

 

 

 

贄「・・・・・・ごめんなさい・・・。」シュン・・・

 

 

軍曹「まだ、なにも言――」

 

 

曹長(・・・!! 元帥!)チラッ!

 

 

元帥「・・・! 昨日より味が濃くなって美味いぜ!! もうちょっと入れると美味いかもな!!

   それより・・・。」

 

 

贄「はい。・・・何で御座いましょう?」オドオド

 

 

元帥「ニエも一緒に食おうぜ! 昨晩から何も食ってないだろ?」

 

 

贄「・・・っ。」ビクッ

 

 

伍長「え。そうなの・・・?」

 

 

曹長(ニエの生まれは時代か分からないけど・・・。江戸以前なら夕食は食べてない・・・!

   ナイス元帥・・・!)チラッ

 

 

元帥「・・・・・・。」コクン

 

 

伍長「なんだー。食べてないなら、そう言えばいいのに。

   私の料理からも少し分けてあげるよ!」

 

 

曹長「私からも・・・あげる・・・・・・。大丈夫・・・まだ手を・・・付けていないから・・・。」

 

 

贄「いっ、いえ・・・おやめください・・・。

  人間の身である私が・・・神様の食べ物と同じものを・・・い、頂くなど・・・

  恐れ多いことでございます・・・。」ビクビクビク

 

 

元帥「そんなこと言うなよ。腹減ってんだろ?

   ほら、白米だってこんなにあるんだし・・・むしろ食わない方が恐れ多いだろ。」

 

 

伍長「そうだよ。別に同じもの食べてもバチなんか当たらないよー。

   食べ物を粗末にすることの方が、バチあたりだよ。」

 

 

曹長「・・・・・・。」ウンウン

 

 

贄「ほ、本当に結構なんです・・・御心遣いありが―――」ビクビク

 

 

軍曹「ちょっと。」

 

 

贄「はいっ・・・!」ビクッ

 

 

軍曹「他の神たちが、食べることを誘っているのに逆に神の誘いを断る事が、

   よっぽど失礼と思うけど?」

 

 

贄「・・・・・・。」ビクッ・・・ ブルブルブル

 

 

元帥「土蜘蛛・・・!」キッ

 

 

曹長「・・・少しは・・・空気を呼んでよ・・・。」キッ

 

 

軍曹「・・・私は別に、貴方に食事の摂取を禁止した覚えはないわ。

   だから貴方の好きなように食べなさい。いいわね?」

 

 

贄「はい・・・っ。それでは、少しばかり頂きます・・・。」ブルブル・・・ スッ・・・

 

 

元帥「ふぅ・・・これで―――。」ビクッ

 

 

伍長「ん・・・? どうしたの? 元――。」ビクッ

 

 

曹長「・・・? ニエに・・・――。」ビクッ

 

 

軍曹「・・・? !?」ビクッ

 

 

贄「・・・いただきます・・・。」パクッ・・・ モグモグモグモグモグモグモグモグ・・・

 

贄「・・・御馳走・・・様・・・でした・・・。」ゴックン

 

 

元帥「な、なぁ・・・もっと・・・食っても良いんだぜ・・・?」ブルブルブル

 

 

伍長「そ、そうだよ? 一口分じゃ・・・お腹いっぱいに、な・・・ならない・・・でしょ?」ブルブル

 

 

曹長「・・・・・・!」コクコクコクコクッ!

 

 

贄「いいえ、神様方のおかげでお腹一杯にならせて頂きました・・・。

  御気遣いありがとうございます・・・。」

 

 

元帥「で、でもよ・・・。」

 

 

贄「・・・土蜘蛛神様・・・。」スッ

 

 

軍曹「な、なに?」

 

 

贄「おかわりなど、必要ではございませんか・・・?」

 

 

軍曹「ひ、必要ないわ・・・。」

 

 

贄「左様でございますか・・・。では、膳の方を下げさせて頂きます・・・。」

 

 

軍曹「え、えぇ・・・。」

 

 

贄「この後、他になにかすることはございますか・・・?」

 

 

軍曹「洗濯と布団干しがあるのだけれど・・・。」

 

 

贄「畏まりました。精一杯務めさせていただきます・・・。」

 

 

軍曹「・・・・・。」ボーゼン

 

 

元帥「ぐ、軍曹・・・。」

 

 

伍長「ど、どうしよう・・・。」

 

 

軍曹「元帥と伍長はココに残って、隊長の事で話があるの。

   曹長・・・あの子の事をお願い。理由は・・・わかるわよね?」

 

 

曹長「・・・勿論・・・。井戸水で、手洗い洗濯させないよ・・・。」サササッ

 

 

軍曹「えぇ。頼んだわよ。・・・・・はぁ・・・それで、隊長の事なんだけれど・・・。」

 

 

伍長「うん。」モグモグモグ

 

 

元帥「おう。」モグモグモグ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元帥「はぁっ!? それ、マジかよ!?」ガタッ

 

 

軍曹「私が嘘を付くと思う?」

 

 

伍長「・・・・・それじゃぁ・・・隊長は・・・。」

 

 

軍曹「まだ、死んではいないと思うけど・・・完全に乗っ取られている状態ね・・・。」

 

 

元帥「元に戻す方法は?!」

 

 

軍曹「だから、それを知るために家系図と一族史と信仰神書と神讃書が必要なのよ。」

 

 

元帥「わかった一族史も必要なんだな?! 任せろ! 今日中に全部見つけ出すからよ!」ダッ

 

 

伍長「・・・。ぐんそう・・・。私に何か出来ることは無いかな・・・?」

 

 

軍曹「えぇ。もちろんあるわ。博士の住む防空壕へ行って、現状を伝えたのち

   この家に博士を連れてきて頂戴。呪術に通じているなら、少しは何か打開策を

   知っているかもしれないわ。」

 

 

伍長「二フラム! 二フラム!! してもらうんだね! わかったよ! 博士を連れてくる!!」

 

 

軍曹「えぇ・・・。どちらかと言うと、シャナク! シャナク!! だけど・・・。

   じゃないと蒸発す――」

 

 

伍長「いってきまぁーす!!」ダダッ

 

 

軍曹「・・・。さて、私は・・・信仰神書を・・・・・・。」ペラッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――洗面所―――

 

贄「・・・・・・。」スッ

 

 

曹長「・・・ばぁ。」ヒョコッ

 

 

贄「っ!」ビクッ バサバサッ ステン

 

 

曹長「・・・! 大丈夫・・・?!」

 

 

贄「も、申し訳ございません! 神様方のお召し物を地面にっ・・・!」アタフタ

 

 

曹長「あー・・・大丈夫だよ・・・。また・・・洗濯機で洗えば・・・綺麗になるから・・・。

   それより・・・驚かせて・・・ごめん・・・酷く尻餅着いたけど・・・お尻大丈夫・・・?」

 

 

贄「はい。・・・ごめんなさい・・・・・・何をしても・・・皆様を満足させられなくて・・・。」シュン・・・

 

 

曹長「・・・。」キュン♥

 

 

贄「一族を救って頂くはずなのに・・・これじゃ、だめですよね・・・。」シュン・・・

 

 

曹長「・・・♥」キュンキュン♥

 

 

贄「・・・誠に・・・申し訳ございません。」シュン・・・

 

 

曹長「・・・♥」プツン・・・♥ ガバッ!

 

 

贄「っ・・・!」ビクッ!

 

 

曹長「はぁ・・・っ♥ はぁっ♥♥」キュンキュン♥

 

 

贄「えっ・・・えっ・・・あの・・・。」オロオロ・・・

 

 

曹長「その困惑した顔も・・・庇護欲を掻き立てられるあの顔も・・・

   ・・・このか弱そうな透き通る色白い肌も・・・別に・・・隊長じゃないんだから・・・

   食べても・・・・・・構わないよね・・・♥♥」ジュルッ♥

 

 

贄「そ、それはっ・・・困ります・・・っ! この身体は土蜘蛛神様に捧げるもので―」オロオロ・・・

 

 

曹長「・・・っ♥♥♥♥」キュン♥キュン♥♥♥

 

 

贄「つ、土蜘蛛神s――」

 

 

曹長「呼ばせないっ♥♥♥!!」グイッ

 

 

贄「むぐっ!?」

 

 

曹長「フヒッ・・・フヒヒヒヒヒヒッ! 私のパンツが・・・口の中に・・・ヒヒヒヒヒッ♥♥♥」

 

 

贄「・・・。」ウルウル・・・ ブルブルブル・・・

 

 

曹長「・・・その涙目も堪らないっ♥♥♥! ・・・。・・・このままヤったら・・・バレるな・・・。

   ・・・! そうだ・・・。洗濯機を回して雑音でなら・・・♥♥♥」ジュルリ・・・♥♥

 

 

贄「・・・・・。」ブルブルブル・・・

 

 

曹長「設定はゆっくり・・・と・・・♥ これで、1時間は確保できた・・・♥♥♥」ニタァ♥

 

 

贄「・・・。」ガクガクガク・・・

 

 

曹長「だいじょうぶ・・・♥♥ 優しくするから・・・ね♥?」スッ♥♥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――座敷の間―――

 

軍曹「土蜘蛛神ねぇ・・・。」バサッ

 

 

 

軍曹(・・・もし、この文献通りなら・・・私は・・・贄を・・・。

   ・・・やめましょ。ラチがあかないわ・・・。でも何故、今更隊長に憑依を・・・?)

 

 

 

軍曹(隊長が、この世に生を為しているということは儀式とやらは成功したはず・・・

   ・・・・・・憑依してきた理由が分からないわ・・・。)

 

 

 

軍曹「・・・。私も元帥たちと同じように、身体が人型なら旧倉庫に入って

   憑依を取り除く術を見つけられるのだけれど・・・。」ボソッ

 

 

 

軍曹(・・・・・くっ・・・。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――軍曹の部屋―――

 

贄「土蜘蛛神様・・・。昼食の準備が・・・できました・・・。」フラッ・・・

 

 

曹長「味の味見(意味深)も・・・・・・して・・・おいたよ・・・。」ツヤツヤ

 

 

軍曹「・・・そう。ニエ、少し話があるのだけれど・・・。

   昼ご飯のとき、相手になってもらえないかしら?」

 

 

贄「は、はいっ! 私などで良ければ・・・。」

 

 

軍曹「曹長。ニエの配膳の手伝いをして。私は私ですることがあるから。」ペラッ

 

 

曹長「・・・・・・。」コクン

 

 

贄「・・・っ。」ビクッ

 

 

曹長「・・・・・フヒ・・・♥」サワサワ♥♥

 

 

贄「・・・。」ビクビクビク・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元帥「土蜘蛛神様ー!! 家系図見つけたぜー!!!」ダダダダッ

 

 

伍長「ぐんそー! 博士と約束してきたよー!!」ダダダダッ

 

 

軍曹「だから、私を・・・。」スッ

 

 

 

 

 

 

ゴンッ!!

 

 

 

 

 

 

元帥「」シュゥゥゥゥ・・・

 

 

軍曹「土蜘蛛神様と呼ばないでと・・・。」

 

 

伍長「・・・あ、ニエちゃん。ただいまー。」

 

 

贄「お、お帰りなさいませ・・・犬神様・・・。」ブルブルブル

 

 

伍長「顔色悪いけど大丈夫? ちょっと休んだ方が良いんじゃ・・・。」

 

 

贄「だ、大丈夫で、ご、ございます・・・。

  それよりも・・・お食事の支度が整いましたので・・・どうぞ・・・。」ビクビクビク

 

 

伍長「・・・・?」

 

 

曹長「・・・。」ニタニタニタ

 

 

伍長「・・・。・・・あとで元帥と軍曹に・・・相談しよう・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――座敷の間―――

 

贄「・・・・・・。」

 

 

曹長「・・・。」モグモグモグ

 

 

元帥「うめぇなコレ!」モグモグモグ!

 

 

伍長「味がしっかりしてるね。」モグモグ

 

 

軍曹「・・・それで、貴方と話したい事だけれど・・・。」

 

 

贄「は、はいっ。」

 

 

軍曹「今は何年だったかしら?」

 

 

元帥「・・・!?」グブッ!?

 

 

曹長「・・・。」モグモグモグ・・・

 

 

伍長「ぐんそー。今年は二千――」

 

 

軍曹「伍長は黙ってなさい。ニエ・・・何年?」

 

 

贄「1289年・・・正応2年・・・で、ございます・・・。」

 

 

元帥「・・・!!!」グブッフォァ!

 

 

伍長「わー! 元帥が耐え切れずに噴いたぁー!!」

 

 

元帥「ゴッホッゲホゴホゴホ・・・。」

 

 

贄「!」ビクッ

 

 

軍曹「ニエ、気にしないで。1289年-正応2年で確かにあっているのね?」

 

 

贄「はい・・・。」

 

 

軍曹「・・・そう。わかったわ。」

 

 

贄「・・・はい・・・。」

 

 

軍曹「それじゃ、もう一つ良いかしら?」

 

 

贄「何で・・・ございますでしょうか?」

 

 

軍曹「貴方、兄弟や姉妹は居る? それと、ニエの年齢は?」

 

 

贄「私は兄が一人と姉が2人おります・・・。歳は明後日で10となります・・・。」

 

 

伍長「へぇ、10歳なんだ・・・ 10歳と言うと・・・小学4年ぐらいかな?」

 

 

元帥「いや、今年で10歳だから小学3年生ぐらいだろ。

   ・・・曹長みたいに発育が悪いな。・・・・・・主に胸が・・・。」モグモグモグ

 

 

曹長「・・・。」イラッ スッ・・・ ドゲシ!!

 

 

元帥「ごふぁっ!」ゴロンゴロンゴロン・・・

 

 

贄「っ。」ビクゥッ!!

 

 

曹長「・・・。」ニンマリ♥

 

 

贄「・・・。」ブルブルブル・・・

 

 

軍曹「そう。それだけよ。ありがとうね。」

 

 

贄「い、いえ・・・。」ブルブルブル・・・

 

 

軍曹「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

贄「土蜘蛛神様・・・午後は何か他にすることは、御座いませんでしょうか・・・?」

 

 

軍曹「えぇ。それじゃ、風呂掃除と簡単な夕飯の支度をお願いできるかしら?」

 

 

贄「かしこまりました・・・。」

 

 

軍曹「曹長。またニエの手伝いを――」

 

 

贄「・・・。」ビクッ

 

 

曹長「・・・。」ニィ・・・

 

 

伍長「ぐんそー!」

 

 

曹長「・・・!」

 

 

軍曹「何かしら?」

 

 

伍長「旧倉庫は、曹長に任せた方が良いんじゃないかな。

   元帥が見落としたところを 見つけてくれるような気がするよ?」

 

 

軍曹「・・・それもそうね。それじゃ、曹長は旧倉庫をお願いできるかしら?」

 

 

曹長「・・・・・・。ニエは・・・。」

 

 

軍曹「元帥に任せるわ。何? なにか不満でもあるの?」

 

 

曹長「・・・・・・ないけど・・・。」

 

 

軍曹「それじゃ、よろしく頼むわね。」

 

 

曹長「・・・・・。」チッ・・・

 

 

伍長「♪~。・・・ほら、元帥。起きて。起きて。」ユサユサ

 

 

元帥「んぁ・・・? イツツツツツ・・・伍長・・・?」

 

 

伍長「ニエちゃんに家事を教える担当になったよ。

   元帥は風呂掃除を教えて、料理も見てあげて。」

 

 

元帥「風呂掃除か・・・よし。風呂掃除なら俺の得意分野だ。任せろ。」ヨイショッ

 

 

贄「よ、よろしくお願い致します・・・。」ペコッ

 

 

元帥「おう! よろしくな!!」

 

 

伍長「・・・それと・・・・・。」

 

 

元帥「ん? まだ、何かあるのか?」

 

 

伍長「・・・さっき、曹長がニエちゃんを見てニタニタ笑って

   ニエちゃんが、それにとても怯えてたんだ。だから・・・・・・。」

 

 

元帥「・・・わかったぜ。後は俺に任せておけ。」

 

 

伍長「・・・うん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――軍曹の部屋―――

 

軍曹「・・・。」

 

 

 

軍曹(1289年・・・正応2年・・・鎌倉時代・・・

   この頃から、この家があったのね・・・・・・。)

 

 

 

軍曹(やっぱり、この時代だと同年に同じだけの家庭が多く存在しているわ・・・。

   兄弟姉妹関係を聞いて正解のようね・・・。××・・・××・・・・・・っと。)

 

 

 

軍曹「・・・居たわ・・・・・・。享年は・・・10歳・・・0ヵ月・・・・・・!?」

 

 

 

軍曹(・・・明後日が誕生日と言ってたわよね・・・。多くて29日・・・少なくて1日

   どちらにしろ・・・時間が無いわ・・・。)バサッ

 

 

 

軍曹「・・・・・・? ・・・!!」

 

 

 

軍曹「一族史・・・!! 鬼の襲来について・・・書かれているかしら・・・。」

 

 

 

軍曹(・・・。あった・・・××・・・。字体が昔の物で読みにくいけど・・・

   ひらがな文字ね・・・。死因:心疾患。誕生日を迎えるのと同時に死亡・・・・・。)

 

 

 

軍曹「ダメね・・・鬼について何も・・・載って無い・・・。」

 

 

 

軍曹(・・・残すところ34時間・・・。・・・。大丈夫よ・・・。早く神讃書を読み込んで

   この儀式で何が行われるのか知ることができれば・・・。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元帥「まっ。こんな感じだろ!」パッパッ

 

 

贄「申し訳ございません・・・本来、私がしなければならない事を・・・。」ビクビク・・・

 

 

元帥「気にすんなよ! 浴槽は広いから、俺があれこれ口で教えるよりも2人で

   やった方が早いだろ? それに俺、説明とか苦手だしよ・・・。」

 

 

贄「・・・。」ウツムキ

 

 

元帥「・・・なぁ。」

 

 

贄「は、はいっ!」ビクッ

 

 

元帥「午前中、あの緑色の奴に何かされたのか・・・?」

 

 

贄「っ。」ビクッ

 

 

元帥「ごめんな、直球な質問でよ。・・・それで・・・何か、あったのか?」

 

 

贄「・・・い、いえ・・・何も・・・・・・何もございません・・・。」ウツムキ プルプルプル・・・

 

 

元帥「よっと・・・。なぁ、ニエ。」ガシッ [しゃがみ]

 

 

贄「・・・っ。」ビクッ

 

 

元帥「その言葉、俺の目をまっすぐ見て同じことが言えるか?」ジー

 

 

贄「ぁ・・・・・・ぅ・・・。」オロオロ・・・

 

 

元帥「・・・・・・わかった。とりあえず、曹長を一発ぶっ飛ばす。

   悪かったな。俺の身内が、何をしたか分からないが酷いことをしたんだろ?」

 

 

贄「・・・・・。」プルプルプル・・・

 

 

元帥「とりあえず、俺に任せておけ。

   俺が奴に、正義の鉄槌をブチ込んでやるから。」ポンポン・・・ ナデナデ・・・

 

 

贄「・・・ぁ・・・ぅぅ・・・。」プルプルプル

 

 

元帥「よぉし! この話はココで終了!! 次は夕飯の料理の支度だ! ・・・それで・・・

   お願いします! 俺に料理を教えてください! 俺、料理作れないんだ!」[土下座]

 

 

贄「ふぇっ!? あ、頭を上げてください・・・!

  か、神様が私などの為に、頭をお下げにならなくとも・・・。」オロオロ・・・

 

 

元帥「教えてもらえる・・・?」チラッ

 

 

贄「は、はい! た、大した料理ではありませんが・・・。」

 

 

元帥「いよっしゃ! これで、泥と鋼の味と呼ばれた俺の料理も改善できる!」

 

 

贄「・・・泥・・・? ・・・鋼・・・?」

 

 

元帥「みなぎってきたぁぁああぁあああ!! そんじゃ、ニエよろしく!!」

 

 

贄「は、はいっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――台所―――

 

元帥「うぅぅ・・・泥鋼が土の味になっただけだった・・・。」ボロボロ・・・

 

 

贄「か、神様・・・お泣きにならないで下さい・・・。

  申し訳ございません・・・私の・・・私の教え方が悪かったのです・・・。

  ですから・・・お泣きにならないで下さい・・・。」プルプルプル・・・

 

 

元帥「そんなことないぜ・・・。ニエの教え方、スッゲー分かり易かったもん・・・

   俺の料理心が無いだけなんだよ・・・。くそう・・・くそう・・・。グスッ」ボロボロ・・・

 

 

贄「め、滅相もございません・・・。私がいけないんです・・・

  私がいけなかったんです・・・。」プルプルプル

 

 

元帥「・・・あー・・・なんか、一泣きしたらスッキリしてきた・・・。

   ・・・こうなったら・・・!」グスッ

 

 

贄「な、なにを為されるのですか!?」ビクッ

 

 

元帥「曹長の・・・あの緑色の蟷螂の化身にこのスープ全部飲ませてやる!!」

 

 

贄「えぇっ・・・!」

 

 

元帥「なぁに、大丈夫。どうせバレないさ!」

 

 

贄「・・・はぃ・・・。」

 

 

 

 

 

 

ガラガラガラ・・・

 

 

 

 

 

 

贄「・・・!」ビクッ

 

 

元帥「・・・! 噂をすれば帰ってきたな!! 野郎、よくも破廉恥な事を!

   明後日の方角に蹴り飛ばしてやる!」ダッ

 

 

贄「・・・。私の為に・・・・・・ありがとうございます・・・元帥神様・・・。」

 

 

 

 

 

 

「曹長、覚悟ぉぉおおおおお?! わぁぁああぁああ!! 博士、博士!!

 どいてぇぇえええぇぇええええええ!!」

 

 

 

 

 

 

ガッシャーーーーン・・・

 

 

 

 

 

 

贄「元帥神様・・・!?」ササッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――座敷の間―――

 

軍曹「それで・・・。元帥・・・。」ゴゴゴゴゴゴ・・・

 

 

元帥「ゴメンナサイ・・・。」

 

 

博士「まったく、隊長君が『また』厄介ごとに巻き込まれたと言うから

   来てみれば・・・いきなり飛び蹴りを貰うとはね。・・・恐れ入ったよ。」イツツ・・・

 

 

元帥「ゴメンナサイ。」

 

 

贄「・・・! 土蜘蛛神様、申し訳ございません!!」スッ

 

 

軍曹「・・・!」

 

 

元帥「・・・!」

 

 

博士「おや・・・。」

 

 

贄「元帥神様は悪いのではございません!

  私が・・・私が不甲斐ないために・・・。元帥神様と土蜘蛛神様の客人のお方を

  御怪我させてしまって・・・。誠に申し訳ございません・・・!」

 

 

軍曹「・・・・・・。」ジー

 

 

贄「ま、まことに・・・グスッ 申し訳・・・グズッ ございまぜん・・・っ。ヒック・・・」ポロポロ・・・

 

 

元帥「いや、俺が悪いんだ。飛び蹴りする相手の顔も見ずにしたんだからよ・・・。

   お前は悪くないぜ・・・。」ポンポン

 

 

博士「・・・。××君と言ったかね・・・?」

 

 

贄「ば・・・はいっ・・・。あ゙の゙っ゙・・・。」ポロポロポロ・・・

 

 

博士「大丈夫だ。私が君の事をヒトの名で呼んだところで穢れはしない・・・。

   どれ、もっと近づいて顔を見させて貰えるかい?」

 

 

贄「ただいま・・・ぞ・・・そぢ・・・そちらに参らせで・・・いただきます・・・。

  ウグッ・・・ヒックッ・・・。」ポロポロポロ・・・

 

 

博士「ふむ・・・。」マジマジ・・・

 

 

軍曹「どう? 博士。」

 

 

博士「実に、興味深い・・・。

   軍曹君の言う通り、魔力的には隊長君であることには

   間違いないようだ・・・・・・が・・・。」

 

 

軍曹「が?」

 

 

博士「まるで、これは別人のようにも見える。人間の幼き少女の姿にも・・・であるが。

   こうなった原因はなんだね?」

 

 

軍曹「今、博士の目前に居る ニエが着ている巫女装束よ。」

 

 

博士「ニエ・・・? あぁ、なるほど。贄のことか。・・・装束を着たのはいつ頃だ?」

 

 

軍曹「元帥。」

 

 

元帥「あ、えっと・・・昨日のこの時間帯かな・・・?」

 

 

博士「・・・隊長君に体の変化が出始めたのは?」

 

 

元帥「着てから・・・3分後ぐらい・・・?」

 

 

博士「・・・××君。」

 

 

贄「はい゙・・・。」ゴシゴシ・・・

 

 

博士「君がここに居る彼女等を見つけたのは、いつ頃だね?」

 

 

贄「神讃の儀を・・・終えた・・・直後で・・・ございます・・・。」

 

 

博士「・・・・・・。わかった。出来ることだけの事はしてみよう。」

 

 

軍曹「・・・元に戻る確率は・・・?」

 

 

博士「3%もあれば良い方だろう。」

 

 

元帥「3%?!」

 

 

博士「あぁ。その装束から感じ取れる魔力は、もう存在しない。

   完全に隊長君の身体に流れ込んでしまっている。そんな状態で祓いの儀を

   執り行うのだ。ほぼ無謀に近い状態なのは分かるだろう?」

 

 

贄「えっ・・・えっ・・・。」

 

 

博士「・・・××君。君には今悪いものが取りついている。

   それを祓いたいと思うのだが、取り祓いの式っても宜しいかね?」スッ

 

 

贄「は、はい・・・。」

 

 

博士「では、始めるぞ。」

 

 

贄「あの・・・土蜘蛛神様・・・・・・。」

 

 

軍曹「彼女は祓いの儀術を持った犬神よ。大丈夫。目を閉じればすぐ終わるわ・・・。」

 

 

贄「・・・・・はい。よろしく御願い致します・・・。」スッ

 

 

博士「・・・يرجى العودة إلى نفسه أشباح نتمكن تستحوذ على الإنسان وثيق موجودة على الموقع الأصلي・・・。」サッ

 

 

元帥「・・・! ニエの周りが光って・・・!」

 

 

軍曹「ッ・・・・・・。」キーン

 

 

博士「・・・終わったぞ。気分はどうだね? ××君?」

 

 

贄「・・・ありがとうございます。犬神様・・・。

  心なしか、身が軽くなった気がします・・・。」

 

 

軍曹「・・・はぁ・・・・・・。」ウツムキ

 

 

博士「そうか。・・・ならば、よかった。では、私は彼女等と少し話がある。

   席を外して貰えるか?」

 

 

贄「はい。・・・失礼致します。土蜘蛛神様、犬神様、元帥神様。」スッ

 

 

元帥「・・・・・・おう。・・・博士。」

 

 

博士「ダメだった。装束の力が強すぎる。

   私の力では、隊長君を元に戻すことは不可能だ。」

 

 

軍曹「祓いの術が弱すぎるんじゃない?」

 

 

博士「そんなことは無い。十分強力な呪術を使った。

   だが、それよりも小袖に宿っていた物の方が強かったと言うことだ。」

 

 

元帥「なら、より強力な呪術を使えば・・・。」

 

 

博士「そんなことをすれば、隊長君は完全に息絶え ××君が完全に身体を乗っ取る

   歩く死体のようなものになってしまうぞ?」

 

 

元帥「・・・。」

 

 

軍曹「・・・そう。博士、ニエを除霊しようとした時 なにかを感じ取ったりしなかった?

   例えば・・・何かの光景とか・・・。」

 

 

博士「・・・。あぁ。わずかだが・・・××君の記憶のようなものが流れ込んできた。

   ・・・・・・軍曹君も、私と同じ現象が起こったのか?」

 

 

軍曹「えぇ。××が最初の神讃の儀を行う前、どんな仕打ちを家族から受けて来たのか

   ・・・・・あんなの・・・信じられないわ。自分の娘にあんなことをするなんて・・・。」

 

 

博士「・・・。どうやら、私が見たのとは違うようだな。

   私が見た光景は、何処かの山奥で××君が両手両足を荒縄で縛り上げられて

   放置されている光景が浮かんできた。彼女は泣いていた・・・あの小さな体を

   震わせて・・・。その数分後 鬼のような怪物がやってきて・・・彼女を・・・。」フラッ・・・

 

 

元帥「・・・博士!」ガシッ

 

 

博士「・・・すまない。脳がまだ、あの記憶を拒絶しているようだ・・・。

   だが、軍曹君これは君に伝えておいた方が良いだろう。」

 

 

軍曹「なに?」

 

 

博士「君は今、土蜘蛛神様と呼ばれているな? 彼女は鬼に・・・絶たれる前・・・。

   こう言った・・・。『お役に立てず・・・申し訳ございません、土蜘蛛神様』と。」

 

 

軍曹「・・・。」

 

 

博士「・・・。昨日と今日とで、思い当ることがあるのではないか?

   ・・・力任せの除霊などよりも、あの霊・・・いや思念の思いを果たさせ祓った方が

   効果があるかもしれん。とにかく、私が力になれるのはここまでらしい。

   隊長君を助け出したければ、彼女の悔いを解消させたまえ。・・・それが近道だ。」

 

 

軍曹「・・・わかったわ・・・。あと31時間・・・出来ることをすればいいのね・・・。」

 

 

博士「うむ。」

 

 

 

 

 

 

ガラガラガラ・・・

 

 

 

 

 

 

元帥「 ! 今度こそ曹長だな! 野郎・・・ぶっ飛ばす!!」ダッ

 

 

 

元帥「オラァァアアァァアアアア!!」

 

 

大将「こんにちは~☆ ぐんそー。おすそ分けに・・・。」ニパー☆

 

 

元帥「わぁぁぁあああ!! 大将ぉぉおおおお!!??!? どいてぇぇえええ!!」

 

 

大将「うん☆ わかった☆」サッ

 

 

曹長「・・・!」

 

 

元帥「・・・!」

 

 

 

 

 

 

ズドムッ!!

 

 

 

 

 

 

曹長「」

 

 

元帥「・・・結果オーライ・・・。とりあえず、追撃! 追撃!!」ゲシッ! ゲシッ!

 

 

曹長「」

 

 

博士「はぁ・・・。」

 

 

軍曹「はぁ・・・。」

 

 

大将「やっほ~☆」

 

 

軍曹「大将・・・。」

 

 

大将「きちゃった☆」ニパー☆

 

 

軍曹「なにか用かしら・・・?」

 

 

大将「料理のおすそ分け~☆ それに今日は博士も来てるんだね~☆」

 

 

博士「うむ。軍曹君に呼ばれて・・・だが・・・。」

 

 

大将「それじゃあ・・・冷蔵庫に料理を入れたら、早めに御暇した方が良いね☆」

 

 

博士「む・・・?」

 

 

 

 

贄「つ、土蜘蛛神様ぁーーー!!」バタバタバタバタッ!

 

 

 

 

軍曹「・・・!」

 

 

大将「ん? 博士以外にも誰か来てるの? それに可愛らしい女の子の――」

 

 

贄「お、おおお台所に・・・ひっ!」ガシッ ガクガクガク

 

 

博士「おっと。大丈夫かね?」ポンポン

 

 

贄「犬神様・・・犬神様・・・! どうか、どうか・・・大蛇神様から・・・

  土蜘蛛神様をお守りください・・・!」ブルブルブルブル・・・

 

 

大将「ん~☆ なんか、すっごく嫌われているような気がするなぁ~。

   初対面なのに・・・お姉さん、ちょっとショック☆」ウィンク☆

 

 

軍曹「体長が長すぎるからじゃないの?」

 

 

大将「やっぱり~☆?」

 

 

博士「大蛇・・・様・・・? ・・・なるほど。大将君を悪い大蛇神と勘違いしているのか。

   大丈夫だ。××君 彼女は悪い大蛇神ではない。むしろ良い大蛇神だ。

   落ち着きたまえ。」

 

 

贄「そ・・・そうなので御座いますか・・・?」

 

 

博士「うむ。だから恐れる必要はない。

   現に・・・君のいう、土蜘蛛神と大蛇神は仲が良さそうだろう?」

 

 

贄「・・・・・・。」プルプルプル

 

 

大将「やっほー☆」フリフリ[ノシ]

 

 

軍曹「・・・・・・はぁ・・・。」ヤレヤレ・・・

 

 

贄「・・・はい・・・。」プルプルプル

 

 

博士「うむ。そして、彼女から邪悪な気も感じないだろう?」

 

 

贄「はい・・・。」プルプルプル

 

 

博士「ならば分かるだろう。彼女は危険な存在ではないと。

   むしろ、君が警戒をしなくてはならないのは・・・。」

 

 

毒蛇「アタシ・・・って言いたいのかしら? ファラオのお犬様?」ピリッ

 

 

贄「・・・っ!」ビクッ

 

 

博士「あぁ、そうだ。彼女こそ同じ大蛇神として、もっとも警戒すべき人物だ。」キッ

 

 

毒蛇「よく言うわね・・・。貴方だって、一歩間違えれば立派な邪神じゃない。」ニィ・・・

 

 

博士「・・・。」スッ

 

 

毒蛇「殺る気・・・? そっちがその気なら・・・。」スッ

 

 

贄「・・・。」プルプルプルプル

 

 

大将「ア、アポちゃ――」

 

 

軍曹「ちょっと。」

 

 

4人『・・・!』

 

 

軍曹「大神大戦争を始めるなら、外でやって頂戴。」ギロッ

 

 

博士「・・・・すまない。」サッ

 

 

毒蛇「・・・仕方ないわね・・・。博士、一旦休戦よ。」サッ

 

 

博士「あぁ・・・。・・・軍曹君は怒らせると、怖いからな・・・。」ブルブルブル・・・

 

 

曹長「・・・・・・経験者は語る・・・。」ヒョコッ ボコボコ

 

 

贄「・・・。」ビクッ

 

 

元帥「ニエ、遅くなったな。もう大丈夫だ。」ボコボコ

 

 

贄「げ、元帥神様・・・。」

 

 

元帥「俺の怪我の事は、気にすんな! それと神様から、元帥神に昇格したのか・・・。」

 

 

贄「・・・っ! 申し訳ございません! 正確なお名前を知ら――」ビクッ

 

 

元帥「いや、良いんだ。そこの緑のと俺は正確な神名が無いから。

   まぁ、付けられるなら炎竜神様とか、炎火竜神様とか、カッコイイ名前が良い―」

 

 

贄「はい。かしこまりました。炎竜神様。」

 

 

元帥「炎竜神様・・・マジかよ!」キラキラキラ!

 

 

軍曹「龍神って・・・そこまで力を持ってないでしょ。」

 

 

元帥「龍神じゃないんだコレが。竜神なんだぜ。」キリッ

 

 

曹長「なら・・・私は・・・・!!」

 

 

贄「・・・っ。」ビクッ

 

 

元帥「げろしゃぶか、変態だな。」

 

 

曹長 Σ(゜Д゜;)エエェェェェェェエエエ

 

 

博士「うむ・・・どちらの名も酷いものだな・・・。」

 

 

大将「究極の選択だけど・・・げろしゃぶ神ってのは・・・駄目な気がするね☆」

 

 

元帥「ニエ、好きな方で呼ぶと良い。俺的には『げろしゃぶ』が一押しだ。」

 

 

贄「では、げろしゃぶ神――」

 

 

曹長「変態が良いな! 変態が私、良いな!! むしろ変態でお願いします!!」

 

 

毒蛇「饒舌になったわね・・・。」

 

 

贄「えっ・・・では・・・変態神様・・・。」

 

 

曹長「・・・。」ショボーン

 

 

元帥「自業自得だろ。」

 

 

毒蛇「そう言えば、貴方。」

 

 

贄「・・・っ!」ビクッ ギュッ!

 

博士「っ!」ビクッ

 

 

毒蛇「・・・・・・。・・・まぁいいわ。

   さっき私から逃げ出した時、お鍋に火を掛けっぱなしだったわよ。

   私が止めていたから良かったものの・・・下手したら大炎上してたわ。」

 

 

軍曹「・・・!」チラッ

 

 

贄「ぁ・・・ぁぁ・・・・・・。」ブルブルブル

 

 

毒蛇「ま、でも貴方は悪くないわ。

   普通、アポピスをみたらあの行動を取るわよね・・・。」ヤレヤレ

 

 

大将「・・・アポちゃん、ちょっとしょんぼり☆?」

 

 

毒蛇「そんな訳ないじゃない。とにかく、次から何かあるときは火を消してから

   逃げだしなさい。そうじゃないと、危ないわよ。」

 

 

贄「は、はい・・・。 肝に命じさせて頂きます・・・。」

 

 

毒蛇「いえ・・・別に肝にまで命じさせなくても良いけど・・・。

   ・・・そういえば・・・軍曹。隊長は何処に行ったのよ。いつもなら、曹長と現れて

   私の黒歴史を弄りまわしてくるはずなのに・・・今日は来ないわね。」

 

 

軍曹「ちょっとした事情があってね。居るけど居ないのよ。」

 

 

大将「居るけど・・・居ない? 軍曹、それどういう意味☆?」

 

 

軍曹「ニエ。」

 

 

贄「は、はい!」

 

 

軍曹「夕飯の作成・・・再開してもらえるかしら?」

 

 

贄「は、はい・・・。犬神様・・・。」チラッ

 

 

博士「・・・なんだね? あぁ、彼女の事か。」

 

 

毒蛇「・・・なによ。」

 

 

博士「大丈夫だ。彼女は確かに危険な大蛇神だが、それは単体の時だけだ。

   彼女のそばに隣の大蛇神が居る限りは、悪さをすることは無い。」

 

 

大将「だって☆ アポちゃん☆」ナデナデ~☆

 

 

毒蛇「ふん・・・。」プイッ

 

 

贄「・・・・・・。」プルプルプル

 

 

博士「わかった。・・・もし土蜘蛛神に何かあれば私が彼女を守ろう。

   だから、安心して行ってくると良い。」

 

 

贄「あ、ありがとうございます・・・。」

 

 

博士「気にせずとも良い。」

 

 

贄「・・・失礼します。」

 

 

元帥「・・・。」

 

 

曹長「・・・。」

 

 

博士「・・・曹長君が手を出してしまった理由が分かった。

   あれは抑える方が難しい・・・。元の身体が、隊長君ならば尚更だ。」

 

 

大将「え? 元の身体が・・・隊長?」

 

 

軍曹「それについて、今説明するわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元帥「なぁ、なぁ・・・。」チョイチョイ・・・

 

 

博士「なんだね?」

 

 

元帥「ニエのヤツ。スッゲー・・・博士に懐いてたけど・・・アレ、なんでだ?

   簡単な除霊をしただけだろ?」

 

 

博士「さぁ、何故だろうな・・・。私が考える分には××君の勘違いと、

   犬神と言う名だからではないだろうかと考えている。」

 

 

曹長「勘違い・・・?」

 

 

博士「うむ。大将君たちが来る前・・・私は隊長君に張り付いてしまった××君の思念を

   取り除こうと式を執り行ったのだが・・・××君は、自分に付いている悪いモノを

   取り祓って貰えたと思ったのだろう。大体、その頃からあの状態だ。」

 

 

曹長「・・・! 隊長は・・・大丈夫なの・・・!?」

 

 

博士「問題ない。隊長君は、××君に乗っ取られてしまった存在だ。

   私が式を執り行ったからと言って、隊長君自身が祓われてしまうことなど・・・・・・

   ・・・ない。」

 

 

元帥「なんだ!? 今の不安になるような間は!?」

 

 

曹長「博士・・・!」

 

 

博士「い、いや! そのような事は決してない! 今の間はアレだ!!

   唾液が器官に入り込みそうになったのだ! そ、そもそも、我が魔王軍が

   そのような思念や霊ならまだしも、宿主を危険な術を使うと思うのね!?」

 

 

元・曹「「・・・・・・。」」ジトー

 

 

博士「な、なんだね・・・その人を疑うようなジト目は・・・。」

 

 

元帥「いや、博士だからよ・・・。」

 

 

曹長「・・・やりかねない・・・。」

 

 

博士「・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大将「つまり、あの子が隊長・・・ってこと?」

 

 

毒蛇「俄かには信じられないわね・・・。」

 

 

軍曹「でも、確かに隊長なのよ。声から、身体つき、性別に至るまで

   まったく想像がつかないでしょうけど・・・。」

 

 

大将「うーん・・・原因は?」

 

 

軍曹「あの子が着ていた 巫女装束よ。まったく・・・。」

 

 

毒蛇「ねぇ。」

 

 

軍曹「なに?」

 

 

毒蛇「隊長、『いつも』厄介ごとに巻き込まれているような気がするのだけれど・・・。

   気のせいかしら・・・?」

 

 

軍曹「えぇ。あながち、気のせいではないと思うわ。」

 

 

毒蛇「はぁ・・・毎回、振り回される貴方も大変ね・・・。」

 

 

軍曹「わかってもらえて嬉しいわ・・・はぁ・・・・・・。」

 

 

贄「・・・あの・・・・・・土蜘蛛神様・・・。」スッ

 

 

軍曹「・・・! どうかしたの?」

 

 

贄「こ、今晩の夕食についてご確認したいのですが・・・

  今晩は・・・御来客して頂いた土蜘蛛神様の客人のお方々の分は・・・如何されますか?」

 

 

軍曹「博士、毒蛇、大将。どうするの?」

 

 

大将「うーん☆ 私は食べて行こうかなー☆ 料理・・・作ってないし・・・

   アポちゃんも そうするでしょ?」

 

 

毒蛇「・・・た、大将が残るなら・・・。」

 

 

軍曹「博士は?」

 

 

博士「うむ。頂こう。今日は確か、助手が作る手料理の日だからな。

   あの破滅的な錆の味の料理は遠慮願いたい・・・。」

 

 

軍曹「そう。それじゃ、ニエ。3人分追加で、作ってもらえるかしら?」

 

 

贄「かしこまりました。・・・失礼します・・・。」スッ

 

 

毒蛇「・・・。」

 

 

大将「隊長とは思えない・・・綺麗なお辞儀だったね・・・。」

 

 

軍曹「えぇ・・・。そう言えば、曹長。」

 

 

曹長「・・・?」

 

 

軍曹「旧倉庫で見つけた?」

 

 

曹長「・・・・・・見つからなかった・・・。」

 

 

軍曹「・・・何処にあるのかしら・・・。」

 

 

博士「何が・・・だね?」

 

 

軍曹「いえ、神讃書を探しているのだけれど・・・見つからなくて・・・。」

 

 

博士「・・・・・・!」ドキッ!

 

 

軍曹「一体、どこにあるのかしら・・・。」

 

 

博士「そ、そうか・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――台所―――

 

伍長「ふぁー・・・。裏口から、ただいまー・・・。」

 

 

贄「・・・! お帰りなさいませ! 犬神様・・・。」

 

 

伍長「あ、ニエちゃん ただいまー。夕飯出来たの?」

 

 

贄「は、はい・・・。後はお運びさせて頂くだけで御座います・・・。」

 

 

伍長「・・・あれ? 3人分多いけど・・・誰か来たの?」

 

 

贄「はい。土蜘蛛神様の客人のお方が居らしてまして・・・。」

 

 

伍長「ふーん・・・そうなんだ。」

 

 

元帥「ニエ!」

 

 

贄「・・・! 炎竜神様・・・!」

 

 

元帥「手伝いに来たぜ! 7人分だと4人分より大変だろ?」

 

 

贄「・・・あ、ありがとうございます。」

 

 

元帥「そして、曹長の味噌汁を・・・ささっと。」

 

 

贄「・・・!」

 

 

伍長「? 元帥、何とすりかえたの?」

 

 

元帥「俺の作った味噌汁。」

 

 

伍長「うわぁ・・・。」

 

 

贄「あ、あの・・・。」

 

 

元帥「さ、伍長も手伝ってくれ。7人分だからな。」

 

 

伍長「うん♪」

 

 

贄「・・・・・・。」オロオロ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――座敷の間―――

 

博士「これが××君の料理・・・。」マジマジ・・・

 

 

大将「わぁ・・・! ご飯が真っ白だよ~☆」

 

 

毒蛇「これだけの品目をあの子が・・・ねぇ。・・・隊長には一生無理な技ね。」

 

 

贄「あ、ありがとうございます・・・。」

 

 

軍曹「それじゃ、食べましょ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

博士「うむ! これもまた・・・味わい深い・・・。」モグモグモグ

 

 

毒蛇「白米に余分な味が無いわね・・・。

   何回米を磨いだら、こんな白米になるのかしら・・・。」モグモグモグ

 

 

軍曹「・・・・・・。」モグモグモグ

 

 

曹長「・・・。」モグモグモグ

 

 

元帥「うめぇ! うめぇ!!」モグモグモグ

 

 

伍長「ねー。本当に美味しいよね。」モグモグモグ

 

 

贄「・・・・・。」

 

 

大将「・・・? ねぇ☆」

 

 

贄「・・・! は、はい!」

 

 

大将「ニエちゃんは食べなくて大丈夫なの?」

 

 

贄「はい・・・。失礼ながら、お先に頂きました・・・。」

 

 

元帥「・・・。」

 

 

大将「そうなんだ☆ よかった・・・食べないのかと思っちゃった☆

   それだけだよ☆ ありがとう☆」

 

 

贄「い、いえ・・・。」

 

 

元帥「・・・・・・。」ゴクッ・・・

元帥「!?」ブハッ!

 

 

曹長「・・・・・・自業自得・・・。」フフッ・・・

 

 

軍曹「・・・・・・。」ハァ・・・

 

 

贄「・・・。」

 

 

博士「××君。」

 

 

贄「・・・は、はいっ!」

 

 

博士「これは私からの勝手なお願いとなるが・・・もし、今 神讃の儀の舞が踊れる

   と言うならば、是非 前で舞って見せて貰えないかね?」

 

 

贄「わ、私で宜しければ・・・。土蜘蛛神様・・・。」

 

 

軍曹「そうね・・・。そう言えば、私 貴方の舞を見ていなかった気がするわ・・・。

   舞踊してもらえる?」

 

 

贄「はい! それでは、失礼して・・・。」

 

 

曹長「・・・音楽とか・・・どうするの・・・?」

 

 

博士「特に問題は無い。

   私がyoutubeで見つけた、軍曹君が聞いたと言った和曲を流そう。

   ××君、行けるかい?」

 

 

贄「はい。いつでも参れます。」

 

 

博士「では、頼む。」ポチッ

 

 

贄「・・・・・・。」スッ・・・ サッ サッサッ・・・

 

 

大将「へぇ・・・☆」キラキラキラ!

 

 

毒蛇「大将・・・目がこれでもかって程に輝いているわよ・・・。」

 

 

贄「・・・。」サッ スッススッ クルッ

 

 

博士(・・・やはり、隊長君のおふざけではないようだな・・・。

   この動き・・・1年2年程度で覚えた動きではない・・・。・・・。)

 

 

贄「・・・。」クルクルクルッ サッ フワァ・・・ サッ フワァ・・・

 

 

元帥「・・・! ほら、扇から桜吹雪が!」

 

 

曹長「・・・。」コクン

 

 

伍長「桜の香りだぁ・・・!」

 

 

贄「・・・。」サッ ス ススッ クルッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

贄「・・・。・・・っ・・・。」ヨロッ・・・ スッ

 

贄「・・・ありがとうございました・・・。」サッ

 

 

元帥「スゲェ!」パチパチパチ

 

曹長「・・・綺麗だったよ・・・。」パチパチパチ

 

伍長「桜吹雪とか、桜吹雪とか! 凄かった!!」パチパチパチ

 

 

贄「・・・。」ペコッ

 

 

博士「中々よかったぞ。」パチパチパチ

 

大将「うん、キレがあって達人みたいだった☆」パチパチパチ

 

毒蛇「ま、十分楽しめたわ。」パチパチパチ

 

 

贄「・・・・・。」ペコッ

 

 

軍曹「・・・・・・。」

 

 

贄「・・・・っ。」

 

 

軍曹「・・・お疲れ様。まるで蝶が舞っているようだったわ。綺麗だったわよ。」パチパチパチ

 

 

贄「・・・!」ペコッ

 

 

博士「さて、××君の舞も拝見したところで、我々はそろそろ帰るとしようか。」

 

 

大将「そうだねー☆ 御馳走様、ニエちゃん。美味しかったよ☆ またね☆」

 

 

毒蛇「・・・・・。ま、まぁ、舞も料理もよかったわよ。」プイッ

 

 

贄「いえっ・・・。こちらこそ、ありがとうございました。

  夜道にお気を付けてお帰り下さい。」スッ

 

 

博士「うむ。では、軍曹君。健闘を祈る。」

 

 

大将「何かあったらすぐ知らせてねー☆ 同じ敷地内のご近所さんなんだから、

   困った時は助けあわないと☆ もちろん、アポちゃんも一緒にね☆」

 

 

毒蛇「・・・頑張りなさいよね。」

 

 

軍曹「えぇ。そうさせてもらうわ。それじゃ、おやすみなさい。」

 

 

贄「・・・。」スッ

 

 

軍曹「さて、ニエ。」

 

 

贄「はい。」

 

 

軍曹「また、身体を洗って貰えるかしら?」

 

 

贄「は、はいっ! 勿論で御座います! 土蜘蛛神様。」

 

 

軍曹「えぇ。それと、また一緒にお風呂に入りましょ。

   今度は2人でゆっくりと・・・ね?」

 

 

贄「よ、喜んで! よろしくお願い致します!!」

 

 

 

 

 

元帥「ちぇっ・・・今日の洗い物は俺等かぁ・・・。」

 

 

曹長「・・・ニエと・・・ゆっくり話すんだって・・・。」

 

 

伍長「見て見て~。」

 

 

元・曹「「・・・?」」

 

 

伍長「7段重ね~。」

 

 

元帥「ちょっ! 危ないからやめろって!!」

 

 

伍長「だいじょうぶ――」ガンッ

 

 

 

 

 

 

ドンガラ、ガッシャーン!!

 

 

 

 

 

 

曹長「・・・。土蜘蛛神様の仕置き決定・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――お風呂場―――

 

 

 

 

ドンガラ、ガッシャーン!!

 

 

 

 

 

 

贄「・・・っ!」ビクッ

 

 

軍曹「・・・はぁ・・・・・・。」

 

 

贄「あ、あの・・・土蜘蛛神・・・様・・・?」オロオロ・・・

 

 

軍曹「伍長(犬神)ね・・・。まったく、良いのよ。気にしないで。」

 

 

贄「はい・・・。」

 

 

軍曹「・・・・・・。」

 

 

贄「・・・・・・。」

 

 

軍曹「ふぅ・・・ねぇ、ニエ。明日なのだけど・・・。」

 

 

贄「はい・・・。」

 

 

軍曹「午前中、朝ご飯を作って洗い物が終わったら 今、台所で洗い物をしている

   バカ3人の遊び相手をしてもらえないかしら?」

 

 

贄「えっ・・・。・・・は、はいっ。」

 

 

軍曹「・・・。・・・いえ・・・ね? 勘違いして欲しくないから言わせて貰うけれど

   別に貴方の活動に文句なんか、1つも無いわよ? 洗い物は、外の3人がやるより

   綺麗だし 食事だって、最初は味が薄かったけれど 今じゃ完璧だし

   洗濯物だって綺麗に干して貰って、本当に感謝しているわ。」

 

 

贄「・・・はい・・・。」

 

 

軍曹「でも、明日はちょっといつもと違うから・・・。

   ニエには働いて貰わず他の事をしてほしいいの。お願いできるかしら?」

 

 

贄「わ、私で良ければ。」

 

 

軍曹「えぇ。・・・それと・・・ニエ、貴方 本当に小食だったの?」

 

 

贄「・・・!」

 

 

軍曹「別に・・・本当に小食なら小食で良いのだけど・・・。

   食べられるなら、もっと私はたくさん食べてもらいたいわね。」

 

 

贄「申し訳ございません・・・。」

 

 

軍曹「責めている訳じゃないのよ。ただ単に食べられるなら、食べて欲しいなーって

   それだけよ・・・。」

 

 

贄「はい・・・。」

 

 

軍曹「それと、誕生日についてなのだけど・・・。明後日で間違いないのよね?」

 

 

贄「っ。はい・・・。」

 

 

軍曹「そう。・・・明後日・・・ね。」

 

 

贄「・・・・・・。」

 

 

軍曹「・・・。」

 

 

贄「・・・・・・。」キョロキョロ

 

 

軍曹「・・・ふふっ。」

 

 

贄「・・・!」ビクッ

 

 

軍曹「結構、大きいでしょ? 浴槽。」

 

 

贄「は、はい・・・。」

 

 

軍曹「みんなで仲良く入れるようにって、大きめに作ったのよ。

   おかげでご覧のとおり、2人で入れば完全に足が延ばしきれるほど

   大きな浴槽になっちゃったわ・・・。」

 

 

贄「・・・。」ジー

 

 

軍曹「・・・なに?」

 

 

贄「い、いえ・・・何でもありません・・・。」

 

 

軍曹「・・・・・・何よ。」

 

 

贄「・・・。」

 

 

軍曹「・・・あんまり、こういうことはしたくなかったんだけど・・・。」スッ

 

 

贄「・・・!」ビクッ

 

 

軍曹「・・・。」コチョコチョ コチョコチョ

 

 

贄「ひゃぁはっ!?」

 

 

軍曹 「・・・。」コチョコチョ コチョコチョ

 

 

贄「つ、土蜘蛛神・・・ふふふっ・・・ははっ・・・止めて下さいぃ・・・

  くすぐ・・・くすぐったいです・・・ふふふふっ!」

 

 

軍曹「・・・。」コチョコチョ コチョコチョ

 

 

贄「はははははっ! あははははははははははははっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

――外・風呂場窓の隙間―――

 

コチョコチョ コチョコチョ

アハハハハハハハハッ!!

 

コチョコチョ コチョコチョ

ヤ、ヤメテクダサイッ フフッ ツ、ツッチ ウフフッ ツチグモカミサマ ハハハハッ!

 

 

元帥「・・・・・・。」ジー

曹長「・・・・・・。」ジー

伍長「・・・・・・。」ジー

 

 

曹長「・・・軍曹のキャラ・・・完全崩壊の瞬間である・・・・・・。」●REC

 

 

元帥「うーん・・・軍曹が、またちょっと楽しんでいるのが・・・また・・・。」マジマジ

 

 

伍長「ニエちゃんが笑っているところ始めてみたかも・・・。」ジィー・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――お風呂場―――

 

軍曹「さ、話す気になったかしら?」

 

 

贄「・・・! い、いえっ・・・とても恐れ多く――」

 

 

軍曹「そう、なら・・・また・・・・・。」ワキワキ・・・

 

 

贄「・・・! え、ええっと・・・。」

 

 

軍曹「ふふふっ。」

 

 

贄「・・・あの・・・土蜘蛛神様の想像像が・・・違っていたので・・・

  そ、そのっ・・・もっと、乱暴で・・・怖い神様だと思って居たので・・・。」

 

 

軍曹「」キョトン

 

 

贄「ご、ご気分を、が、害されましたよね! も、申し訳ございません!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――外・風呂場窓の隙間―――

 

曹長「あながち・・・・・・間違ってないよ・・・。」●REC

 

 

元帥「まー・・・軍曹は怒ると怖いけどな。」ウン

 

 

伍長「怖いのは、間違いないね!」ウンウン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――お風呂場―――

 

軍曹「ふ、ふふふっ・・・。」

 

 

贄「・・・つ、土蜘蛛神様・・・?」

 

 

軍曹「ふふふふふふふっ。私が乱暴で怖い人ね。ニエ、そのイメージ・・・想像は

   何処から浮んで来たの?」

 

 

贄「父上と兄上から・・・。あと書物を読んだ想像です・・・。」

 

 

軍曹「まぁ、確かに私は外見的に 恐ろしい蜘蛛の姿をしているし、そう思われても

   仕方ないかもしれないわね。」

 

 

贄「申し訳ございません・・・。」シュン・・・

 

 

軍曹「いいのよ。事実なんだから。ま、でも・・・これで、分かったわよね。

   私はあまり恐ろしい存在じゃないって。」

 

 

贄「は、はい・・・。」

 

 

軍曹「なによ。その煮えたぎらない返事は。」ムスッ

 

 

贄「いえ・・・ごめんなさい・・・。」

 

 

軍曹「まぁ、その鬼とやらの襲来は任せなさい。私の方で何とかするわ。」

 

 

贄「・・・! ありがとうございます!」

 

 

軍曹「えぇ。・・・それじゃ、そろそろ出ましょうか。」

 

 

贄「はい! ・・・あ・・・土蜘蛛神様・・・。あの・・・夜の・・・」

 

 

軍曹「しないわ。添い寝だけして頂戴。」

 

 

贄「かしこまりました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曹長「・・・・・。」●REC

 

元帥「添い寝かぁ・・・。」ポワポワ

 

伍長「外見が違っても、隊長と添い寝・・・。ヤりたい放題・・・。」ジュルッ・・・

 

 

 

軍曹「それと・・・。」スッ

 

 

贄「・・・?」

 

 

軍曹「・・・・・・そこ。」バシャッ

 

 

 

伍長「わぁっ!」バシャッ

 

曹長「あ゙っーーー!! 私のビデオカメラー!!」バチャッ

 

元帥「やべっ! 解散!!」バシャァ

 

 

 

軍曹「・・・まったく・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――軍曹の部屋―――

 

軍曹「それじゃ、おやすみニエ・・・。」

 

 

贄「お休みなさいませ・・・土蜘蛛神様・・・。」

 

 

 

 




【次回予告】

曹長「・・・・・・。」ペコッ・・・

曹長「・・・。」ゴホン ポチッ


【遊戯王DM 次回予告BGM(アニメ版)】 トゥルルル~ ルルルル~


曹長「やめて!倉庫内にあった巫女装束の特殊能力で、肉体を乗っ取られて、
   もし儀式が始まって成功したら、肉体で繋がってる隊長の精神まで燃え尽きちゃう!
   お願い、死なないで贄!あんたが今ここで生贄になったら、私や元帥との約束は
   どうなっちゃうの? 希望はまだ残ってる。私達を信じれば、悪鬼に勝てるんだから!


次回「隊長 死す」。非日常スタンバイ!」ビシッ!




曹長(き、決まった・・・・・・!!)キラキラキラ!



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