[短編連載SS]魔物娘たちとの日常 作:Vermillion
――22時・中庭―――
博士「・・・・・・。」
隊長「・・・博士? 中庭で何やってんだ?」
博士「・・・・・・。」ボーー・・・
隊長「博士?」ノゾキコミ
博士「・・・む。・・あぁ・・・少し思い出をな・・・・・・思い返していただけだ・・・。」
隊長「いつぞやに博士が話した・・・昔の友人たちとの思い出か?」
博士「・・・・・・。あぁ。遥か昔のような・・・ごく最近のような・・・
友人たちとの楽しい思い出だ・・・。」ボーー・・・
隊長「さっきから、月を眺めているが・・・。何かその時の思い入れでもあるのか?」
博士「・・・。そうだな・・・。彼らと・・・最後に見た 同じ景色とでも言えるのだろうか。」
隊長「・・・へぇ。」
博士「あの日も、今宵と同じ満月が綺麗な夜だった・・・。
お互い別れる その直前まで、雲一つない綺麗な満月だったのだ・・・。」ボーー・・・
隊長「ソイツ等とは、連絡は取り合っているのか?」
博士「うむ。ほぼ毎日のように話すことができている。ただ・・・。」
隊長「ただ?」
博士「ある友人達と連絡が取れない状況が続いている。いや、正確には会っているのだが
違うのだよ・・・。彼等ではないのだ・・・。」ウツムキ
隊長「・・・そうか。」
博士「・・・隊長君。君は
隊長「・・・唐突になんだよ。」
博士「質問に答えてほしい。君は、並行世界は実在すると考えるかね?」ジー
隊長「・・・悪いが、そうは思わないよ。この世界は1つしかない。」
博士「・・・・・・。そうか。」フゥ・・・
隊長「あぁ。」
博士「やはり・・・君は・・・。」マジマジ
隊長「なんだよ、博士。」
博士「いや、気にしなくとも良い。こちらの話だ。」
隊長「・・・・・・。」
博士「・・・・・・。」
隊長「・・・・・・。」
博士「・・・隊長君。無理をしてココに居なくとも良いのだぞ?」
隊長「あぁ・・・わかってる。なぁ、博士。質問をしてもいいか?」
博士「なんだね? 私の分かる範囲であれば、なんでも答えるようにしよう。」
隊長「博士は、並行世界を信じているのか?」
博士「うむ。並行世界は実在する。」
隊長「その根拠は、博士自身が体験したことから来ているのか?」
博士「・・・・・・。」
隊長「変なことを聞いて悪いな。まるで体験したかのように自信を持って話すもんだからさ。」
博士「・・・。あぁ。・・・・・・あぁ。」
隊長「・・・まだ冬だし、あんまり寒い恰好で外に居すぎるなよ?」
博士「・・・・・・。・・・分かっている。」
隊長「じゃあな。」ノシ
博士「うむ。」
博士「・・・・・・。」
博士「・・・・・・・・・。」
博士「・・・・・・・・・・・・。」
博士「・・・君たちが眺める月も、また同じく綺麗なのだろうか・・・・・。」
【並行世界】
元帥「・・・・・・。」ガツガツガツ
軍曹「・・・。」
伍長「うわぁ・・・。」
元帥「うむ! やはり、主食は米に限るな!! おい、女将もう一杯寄越せ。」ムシャムシャムシャ
軍曹「・・・。」パッ サササッ ゴトッ
元帥「・・・・・・。」ガツガツガツ
大将「プププ・・・軍曹、そのスカート似合ってるよ☆」
軍曹「・・大将こそ・・・・って、何一人だけ人間変化術で人間に成り済ましているのよ。」
大将「えー☆ だってぇ、私の身体じゃスカート履いても尾っぽ までは隠せないから☆
スカートが嫌なら軍曹も変身すれば良いと思うよ☆」
軍曹「出来ることならしているわよ・・・。」ハァ
大将「それにしても、兵隊さんよく食べるね☆」
軍曹「・・・えぇ。白米で気を逸らせられてよかったわ。」
伍長「うー。このままじゃ、3日後までの日常に間に合わないよー。
ぐんそー・・・どーしよ・・・。」
軍曹「どうするって言われても、どうしようもないわよ。
こんな状態じゃ択捉島まで旅行に出かける訳にもいかないし・・・。」
元帥「おい、そこの女。」
大将「わたし☆?」
元帥「そうだ。これから鬼畜兵を鏖殺するのだが、ここから東西南北どちらへ向かえばいい?」
大将「えーっと、北東かな・・・☆」
元帥「うむ、北東だな。
祖国の為、華々しく敵地を滅してみせよう!」ダッ
大将「あ、待って☆」
元帥「む?」
大将「鬼畜兵って、何処の国の人☆?」
元帥「貴様、何たわけたことを・・・非国民か? 斬るぞ。」チャキッ
大将「い、いやだなぁ☆ ちょっと、ど忘れしただけで・・・択捉と言うと対ソ連かな☆」
元帥「兵隊に対してその言葉づかい・・・銃殺刑に値するが、今は一刻の猶予も無い・・・
知りたければラジオをつけろ。いいな。」クルッ
大将「ぁ・・・。」
隊長「・・・。」ヌッ・・・
伍長「・・・?」
伍長(゜Д゜)!?
元帥「・・・?」クルッ
曹長「いやー(棒)たすけてー(棒)」タタタタタッ
元帥「・・・少年! 此方だ! 此方に来い!!」
曹長「」イラッ
元帥「おのれ・・・鬼畜兵め、まだ年端も行かぬ男児を殺害しようとは
・・・成敗してくれる!!」シャキン
曹長「・・・。」スッ
軍曹「そういえば、そんなソ連の防寒着も持っていたわね・・・。」
伍長「軍服が米軍だけど・・・。」
大将「竹馬で身長補正・・・。」
隊長「セイバイ ザッケンナコラー!! ブットバスダーコラー! スッゾコラー!!」
元帥「ぜやぁっ!!」ブォン!
隊長「って、いつの間に軍刀を持ち出した!?
・・・と! っとっと・・・ふぅ・・・すっ転ぶかと思った・・・。」ヨロヨロ・・・
元帥「ん? 貴様、今 大日本帝―――」
曹長「加勢よー(棒)」ブンッ
元帥「」ガシャン
伍長「・・・。今、確実に元帥の頭を狙って瓶を投げたよね?」
軍曹「・・・・・・。えぇ。何をしたいのかしら・・・。」
大将「・・・あの兵士さん、大口叩いてた割りには気絶したみたいだよ~☆」
元帥「」
隊長「おい、曹長打ち合わせ通りにしてくれよ。台無しじゃん・・・。」
曹長「・・・・・・大丈夫。」
隊長「何が大丈夫だよ・・・俺が
それを元帥に乗り移った思念が倒し、兵長ラジオで終戦のお知らせ
成仏エンドに持っていこうとしたのに・・・。」
曹長「・・・まぁ・・・見てて・・・・・・。」
伍長「・・・? 曹長、何するつもりなんだろ?」
軍曹「・・・。」ジトー
大将(あっ☆ ツイてなかったね・・・元帥☆)
曹長「・・・。」スゥゥゥ・・・
元帥「」
曹長「
元帥「」
曹長「キエウセロコラー!! ダレガダンジジャコラー!!」ドムッ ガギッ ゴンッ ズドムッ
元帥「」
伍長「あわ・・・あわわわわわ・・・。げ、元帥が、げんすいが!! ふるぼっこに!!!」アタフタ アタフタ
軍曹「作戦が上手く行かなかった結果。ゴリ押し療法に移ったのね・・・。」
大将「暴力解決だね☆ お手手の皺と皺を合わせて幸せ☆ ナームー☆」ナムナム☆
曹長「オブツダンノ ハセガワー!!!」コンコンコンッ チンッ ドスッ ガッシャーン!
隊長「そ、そうちょ! そろそろストップ! 元帥が死ぬ!!!」
元帥「u」
曹長「・・・大丈夫。・・・・・・元帥は・・・ヤワじゃない・・・。」メコリッ キリッ★
元帥「」
隊長「いや、流石に死ぬって・・・。・・・・・いや、元帥なら大丈夫か?」チラッ
曹長「・・・。」ニィ・・・ グッド
元帥「全然、大丈夫じゃない!」ガバッ
曹長「・・・・・・チッ。」
隊長「お、元に戻ったかな。元帥?」
元帥「誰か曹長を止めてくれよ! 正気に戻ったのと同時に鳩尾に地獄突きされたときは
本当に死ぬかと思ったぜ!!」
伍長「元帥じゃなきゃ・・・確実に死んでたよ・・・。」
大将「よっ☆ 母屋の壁役☆」
軍曹「・・・結局、鬼畜兵ってどこの国の兵士を指していたのかしら?」
隊長「択捉島って事は対ソ連で、違ってないんだろうが・・・
原爆を7発も落していったUSAも怪しいんだよなぁ・・・。」
伍長「!?」
隊長「投下置は確か、大阪、京都、名古屋、東京、さいたま、札幌、択捉島の7つだな。
まぁ、投下の詳しい話は置いといて・・・鬼畜兵が何処の国を指しているのかは
わからんが、連合国の何処かでは間違いないだろ。」
軍曹「・・・・・・えぇ。」
【〆】
軍曹「何かとって付けたような話ね。」ジトー
隊長「30分で構成した返信話らしいし・・・。」シカタナイネ
曹長「・・・んだんだ・・・。」ウンウン
大将「こうして☆ 元帥は元に戻ったのであった☆ めでたし☆ めでたし☆」キラッ☆
元帥「高射砲は解体しておいたぜ。」ハァ・・・
伍長「本編より、おまけが長いって・・・どゆこと・・・。」