[短編連載SS]魔物娘たちとの日常   作:Vermillion

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日常49話-軍曹「本当に、貴方達ってバカでしょ?」

――病院 2人用、ダブルベッド―――

 

曹長・隊長「「・・・・・・サーセン。」」ショボーン

 

 

軍曹「サーセンじゃないわよ。サーセンじゃ!」

 

 

隊長「真に反省しております。」

 

 

曹長「・・・・・二度と・・・こんな馬鹿な事は・・・致しません。」

 

 

軍曹「と言うより、普通はあんな行為しないわよ。バカ。」

 

 

元帥「ぐ、軍曹? 2人ともちゃんと謝ってるんだし・・・その辺で良いんじゃないかな?」

 

 

軍曹「元帥、このバカ2人が何をしたか理解しているの?」ギロッ

 

 

元帥「いや。俺、ちょうど兵長と遊んでたから・・・わからないけど・・・。」

 

 

軍曹「伍長。」

 

 

伍長「うん、あれは昼過ぎぐらいの出来事なんだけど・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――昼過ぎ・中庭―――

 

伍長「曹長! サビエルの漫画貸してー。」

 

 

曹長「・・・・・・そこの棚。」カタカタカタ

 

 

伍長「うん、ありがとう!!」

 

 

曹長「・・・。」ゴロン

 

 

伍長「・・・・・・♪」

 

 

 

[いつものように私は、曹長の部屋で漫画を読んでいたんだ。そしたら・・・]

 

[・・・普通の・・・・・・ザビエルの本ね・・・・・。]

 

[俺の昔の漫画だな。実はフサフサなザビエル。]

 

 

 

隊長「そうちょぉぉぉお!!」スライディング

 

 

曹長「・・・!」

 

 

伍長「・・・?」

 

 

 

[隊長がスライディングを決めながら曹長の部屋の前を通過して・・・]

 

 

 

隊長「ヤベェ! 止まらな――!!」

 

 

 

 

ガッシャーン

 

 

 

 

曹長「・・・!?!?」

 

 

伍長「隊長!?」

 

 

 

[物置棚に凄まじい音と共に突っ込んでいったんだ・・・。]

 

[ホント、バカ。]

 

[出落ちじゃないか。]

 

 

 

隊長「イタタタ・・・大丈夫、大丈夫。」

 

 

伍長「ほ、ほんとに? 痛いところがあれば、私が舐め――♥」

 

 

曹長「・・・・・。」ゴスッ

 

 

伍長「痛い!」

 

 

曹長「・・・・どうかした・・?」

 

 

隊長「トランポリンやろうぜ!」

 

 

伍長「トランポリン!? わーい! 私、トランポリン大好きー♪」

 

 

曹長「・・・トランポリン・・・・・・。」

 

 

 

[あ、俺もトランポリン好きだぜ! アレ面白いよな!! 運動にもなるし!

 ・・・でも、普通にトランポリンをしたら、こんな大怪我にならないよな?]

 

[普通にすればね・・・。はぁぁぁぁ・・・。]

 

 

 

隊長「それもただのトランポリンじゃない。2階からトランポリンだ。」キリッ

 

 

伍長「に、にかいから、トランポリン?」

 

 

曹長「・・・・・・!」キラキラキラ

 

 

 

[あっ(察し)]

 

[曹長の目が見開いてキラキラしていたのは今も覚えてるよ・・・。]

 

[伍長、もう事故前の所はいいから、事故発生の事を元帥に話して。]

 

[おっけー。]

 

 

 

隊長「結構、高くてwktkするだろ?」

 

 

曹長「・・・。」ゴクッ コクン キラキラキラ

 

 

 

[2階の屋根に登って、自分が遊ぶはずのトランポリン×2つを見る2人

 私は屋根に登った時、怖くなったから下に降りて見てたんだ。]

 

 

 

伍長「たいちょー。そーちょー。何かあったら危険だよー。

   危ないから降りて普通に遊ぼうよー。」

 

 

 

 

隊長「大丈夫だって。伍長はそこで見てて。」

 

 

曹長「腰抜けはそこで見ていれば十分・・・。」

 

 

隊長「そんじゃ、飛びますか。」

 

 

曹長「風になるっ・・・・・・!」

 

 

 

[・・・あー・・・。]

 

[それで私が止めるのも 無視してトランポリンに飛び降りたんだ。同時に・・・。]

 

 

 

隊長「ハッハー!! 俺の計算通りだ!! いつもよりよく跳ねる!」ビヨーン

 

 

曹長「・・・良い景色・・・・・・。」ビヨーン

 

 

 

 

伍長「・・・もぅ。」プゥ・・・

 

 

 

[最初は、隊長も曹長も普通に遊んでいたんだけどね?]

 

 

 

曹長「隊長、隊長・・・!!」クルックルッ ビヨーン ビヨーン

 

 

隊長「おおっー!! 曹長、アクロバティックー!!」ビヨーン

 

 

 

[突然、曹長が空中体捻りとか、バク転とか、逆さジャンプし始めたんだ・・・。]

 

[もう、嫌な予感しかしないんだが・・・。]

 

[うん。その嫌な予感は的中するよ。そんな時だった、不吉な音が聞こえて来たんだ。]

 

 

 

 

 

 

ビリッ・・・

 

 

 

 

 

 

伍長「・・・!」

 

 

 

[トランポリンが切れ始めていたの・・・。もちろん、2人に止めるように言ったよ?

でも、2人は止めてくれなかったの・・・。]

 

 

 

隊長「変な音? 聞き間違いだっうへーいwww!!」ビヨーン

 

 

曹長「・・・うぇーいwww・・・!」ビヨーン

 

 

 

[それで、5回ぐらい隊長達が上下に跳ねて、ついに・・・!!]

 

 

 

曹長「・・・・・!!」ビリッ!

 

 

 

 

 

 

バキッ!!

 

 

 

 

 

 

曹長「ッ~~~!?!??!?」

 

 

隊長「曹ちょっ!?」グラッ ビヨーン

 

 

伍長「隊長!」

 

 

隊長「ぁ・・・。」ガッッッシャァァァァアァン!!

 

 

 

 

 

 

ドスドスドス・・・

 

 

 

 

 

 

隊長「・・・――。」

 

 

伍長「わぁぁぁぁあぁぁぁ!!?? 隊長??! 曹長!?!?? しっかりしてぇぇええ!!」

 

 

軍曹「なに?! なに!? 何の騒ぎ!!!?」スタタタタタタ!

 

 

伍長「ぐんそぉぉお!! 隊長と曹長がぁぁぁ!!」アタフタ アタフタ

 

 

軍曹「はぁぁぁあぁあぁぁ!? このバカ2人はなにしてるの!??! 伍長、119! 119!!

   救急車!! 早く呼んで!!」

 

 

伍長「たいちょおぉおぉ!?!? そうちょぉぉおぉおおお!!!!」

 

 

軍曹「叫んでないで早く救急車を呼んで!!」

 

 

博士「・・・何の騒ぎ・・・うぉっ!? 隊長君!? 曹長君?!!」

 

 

曹長「ぁがっ・・・・・・!!」

 

 

隊長「―――。」ドックドック・・・

 

 

軍曹「博士、119!! 早く!」

 

 

博士「うううう、うむ! ま、任せたまえ!!」ダッシュ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――病院―――

 

伍長「地獄絵図だったよ・・・。足がポッキリ明らかに折れている曹長と・・・

   即席の窓ガラスに頭から突っ込んで 中途半端に突っ込んじゃったから

   お腹にガラスの破片が刺さって動かなくなった隊長・・・。」

 

 

元帥「ウヘァ・・・。」

 

 

隊長「ごめん」

 

 

曹長「・・・・・・ごめんなさい・・・。」

 

 

軍曹「死ななかったのが、不思議なくらいよ。」

 

 

元帥「・・・なんでトランポリンは破れたんだ?」

 

 

軍曹「・・・曹長の鎌、知ってるわよね?」

 

 

元帥「何でも切れる万能のあの大鎌・・・。あ゙っ!」

 

 

曹長「・・・調子に乗ってた・・・。」シュン

 

 

 

 

 

 

ガラガラガラ・・・

 

 

 

 

 

5人『・・・・・・!』

 

 

博士「まったくだ。ほら、曹長君 口を開けたまえ。」

 

 

曹長「・・・?」アーン

 

 

博士「はぁ・・・。」サラサラサラ・・・

 

 

曹長「・・・・・・甘い・・・。」モグモグモグ・・・

 

 

元帥「博士、今の粉薬は?」

 

 

博士「魔王軍御用達の万能薬だ。これで明日には骨折は治っているだろう。」

 

 

軍曹「・・・・・・悪いわね。」

 

 

曹長「・・・ありがと・・・。」

 

 

博士「・・・さて、隊長君の方だが・・・。」チラッ

 

 

隊長「・・・。」ムング

 

 

博士「そうだろうと思った・・・。」

 

 

伍長「隊長? 飲まなきゃ死んじゃうかもよー?」

 

 

隊長「魔物化するぐらいなら死んだ方が本望。」ムング

 

 

博士「飲めば痛みもなくなり、傷も半日で回復するのだぞ?」

 

 

隊長「いやだ。」ムング

 

 

元帥「隊長、1口ぐらいなら魔物化しないんじゃないか?」

 

 

隊長「お前、それ魔王軍御用達の魔具の前で同じこと言える?」ムング

 

 

元帥「・・・。」

 

 

博士「・・・。」

 

 

軍曹「はぁ・・・。博士、わざわざありがとう。

   隊長そう言ったものは、呑みたがらないから気持ちだけで十分よ。」

 

 

隊長「・・・。」ムング ウンウン

 

 

博士「だ、だが・・・しかし・・・・・・。」

 

 

軍曹「いいの。気にしないで。本人が呑まなきゃ意味ないでしょ。」

 

 

博士「では、ここに置いておくぞ。辛くなったら、いつでも飲むと良い。」

 

 

隊長「・・・大丈夫。呑まないから。」

 

 

元帥「それじゃ、二人ともまた明日な。」

 

 

伍長「二人とも、安静にね・・・? 特に隊長は・・・ね。」

 

 

軍曹「・・・はぁ・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曹長「・・・・・・。」

 

 

隊長「・・・・・。」

 

 

曹長「・・・隊―――♥」スルッ♥

 

 

隊長「博士の薬を呑んでトチ狂ったのかは知らんが、俺は腹がズタズタになろうとも

   抵抗する力ぐらいは残ってるからな?」ギロッ

 

 

曹長「・・・・・・。」

 

 

隊長「・・・。」

 

 

曹長「・・・♥」

 

 

隊長「・・・。」ガッ

 

 

曹長「痛っ・・・。」

 

 

隊長「変な風に骨がくっつくぞ。安静にしてろ。」

 

 

曹長「・・・・・・。」ゴロン・・・ スッ

 

 

隊長「・・・・・・。しょうがないなぁ・・・手繋ぎぐらいなら・・・な。」ギュッ

 

 

 

 

 

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