[短編連載SS]魔物娘たちとの日常 作:Vermillion
隊長「・・・・・・うん。それは科学的なモノ?」
博士「・・・・・・。科学的な物だ。」
隊長「・・・本当は?」
博士「魔法で制作した・・・。」シュン
隊長「でしょうね。何の装置も付けていないただのサングラスにそんな特殊効果が
付くわけないもんね。」
博士「・・・・・・うむ。・・・隊長君?」ショボン
隊長「分かってる着ければいいんだろ?」
博士「うむ!」キラキラキラ
隊長「はいはい・・・。あ、ちょっと。」
博士「・・・魔物化の心配は無いぞ。隊長君を包帯好みのインキュバスにするつもりなど毛頭ない。
したとして、後が非常に怖い。」
隊長「・・・うん。分かった。」スッ
博士「・・・どうだね?」
隊長「うーん。伊達メガネみたいな感じかな。」
包帯「・・・・・・・・・。」スッ コトッコトッ
博士「ん? あぁ、包帯。お茶を持ってきてくれたのか」
隊長「俺の分もか。ありがとな。包帯。」
包帯「・・・・・・・・・♪」
包帯《気にしなくて良いよ♪》
隊長「・・・・・・・・・。」パチクリ
包帯《どうしたの?》
隊長「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!! 博士! 実験は成功だ・・・!!」
博士「おおっ!!」
包帯《実験? あ、隊長、隊長。》
隊長「・・・ん。どうした包帯。」
包帯《この前のクッキー。とっても美味しかったよ。ありがとう♪》モグモグモグ ペコッ
隊長「あぁ。また作るよ。よかったら食べてみてくれ。」
包帯《是非♪》
隊長「包帯。この後、暇か?」
包帯《博士・・・?》
博士「構わんよ。ゆっくり午後を隊長君と“2人きり”で楽しんでくるといい。」
包帯《隊長 ちょっと準備してくるから待っててね。》アタフタ バタン
隊長「おう。焦らずにゆっくり準備してこい。」
博士「・・・・・・。」
隊長「・・・・・・。博士。」GJ
博士「・・・・・・。」グッ
隊長「この伊達メガネ借りて行くぞ。」
博士「その為に作ったのだ。帰ってきたら聞かせてくれ。」
隊長「おう。」
包帯《じゅ、準備終わったよ!》バタン!
隊長「んじゃま、どこに行こうか?」
包帯《隊長の好きな所で良いよ♪》
隊長「うーん。中庭で良いかな?」
包帯《うん♪》
隊長「台を出してっと・・・。」ズズズ
包帯《手伝おうか?》
隊長「いいよ。包帯はそこに居て。これで・・・よしッ」ガタン
包帯《・・・大丈夫?》
隊長「大丈夫。大丈夫。どうぞ、座って。」
包帯《・・・。》ストン
隊長「最近、そっちの暮らしはどう? 以前と変わらず大変?」
包帯《うん・・・。助手は働かないで寝てるし・・・博士は使ったものを元の場所に戻さないし・・・》ハァ・・・
隊長「そりゃ、大変だな・・・。」
包帯《この前だって、本の整理。私が一人でやったんだよ。》ストンストン
隊長「またか。王は?」
包帯《ファラオ様に頼めるわけないよ・・・。ほとんど外出してて居ないし・・・。》フゥ
隊長「・・・。」
包帯《隊長は? 何か周りで変わった事とかあった?》クビカシゲ
隊長「・・・変わったことねぇ・・・。んー・・・准尉の住処を強制移動させたことぐらいかなー?」
包帯《・・・! 准尉。何かやっちゃったの・・・?》パチクリ
隊長「んー・・・妄想が過ぎたのと・・・過度な毒盛かなー?」
包帯《毒盛!》ワォ
隊長「毒盛は、いつものことだけど・・・取りあえず住処の場所として伍長とチェンジさせた。」
包帯《わお。》
隊長「あとはー・・・」
包帯《隊長。》
隊長「何?」
包帯《またクッキーを焼いてみたんだ。味・・・どうかな?》
隊長「いただきまーす。」モグモグモグ
隊長「うん。うん! うん!!! ・・・どんどん上達してる!! 美味しいよ。」
包帯《良かったぁ・・・♪》
隊長「うまっ。うまっ! ・・・そのうちに抜かされるんじゃなかろうか・・・。」
包帯《隊長、隊長。》
隊長「・・・・・・ん。」
包帯《今回の博士の発明品は、私とコミュニケーションが取れるようになるメガネ?》
隊長「・・・!?」
包帯《やっぱり。肩も叩いてないのに、隊長が私の呼びかけに気づくなんておかしいな
なんて思ってたんだ。》
隊長「・・・あ。」
包帯《それに今日は妙に会話が成り立つし。いつもは半分ぐらい成り立たないのに。》
隊長「・・・・・・。なんかゴメン」シュン
包帯《謝る必要なんかないよ。会話が成り立って楽しかったし♪》
隊長「・・・・・・。」
包帯《その・・・魔法のメガネの効力はどのくらいまで持つのかな?》
隊長「・・・・・・え。効力に制限あるのコレ。」
包帯《隊長。召喚を一度も成功したことが無い博士の発明品だよ。》
隊長「・・・・・・凄い納得できるその言葉。」
包帯《・・それに。》
隊長「・・・?」
包帯《それ、ある意味失敗作だから・・・。》
隊長「!?!?!?」
包帯《元は博士、そのメガネは“隊長の服”が透けて見えるように作った物だから・・・》
隊長「??!」
包帯《・・・・・・。》
隊長「使用法が分かった・・後で博士・・・シメとくわ・・・。」
包帯《・・・・・・長?》
隊長「・・・! ・・・包帯・・・言ったそばから、眼鏡の効力が・・・切れかかってる。」
包帯《・・・びかけに・・・・なかった・・、そ・・・気は・・・・・・てたよ。》
隊長「・・・包帯。」
包帯《さ・・ごに。・・・・・・え・・・かっ・・・。ま・・・・・度。》
隊長「・・・包帯!」
包帯「・・・・・・。」テヘヘ・・・
隊長「・・・・・・。」
包帯「・・・・・・♪」クッキー アーン
隊長「・・・クッキー美味しっ!!」モグモグ
包帯「・・・・・・♪」
包帯「・・・・・・。」
隊長「ただいまー。」
博士「おかえり、隊長君。メガネの方は――ムグッ!?」
隊長「包帯ー。今日も楽しかったよ。またね♪」
包帯「・・・・・・。」バイバイ
博士「!?!?」
隊長「あ、それと・・・博士を借りて行くね。良い?」ニコニコ
博士「・・・まはかっ! ほふたい、ひみ。はいほうふんひ・・・!!」タップタップ
包帯「・・・・・・。」ドウゾドウゾ
博士「ほくな――――ああああー!!」ズリズリズリ
隊長「はーかせくぅーん♪ ちょぉーっと、このメガネの事元について話し合おうか。
ねー?♪」ズルズルズル