[短編連載SS]魔物娘たちとの日常   作:Vermillion

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日常58話-隊長「魔物娘って、妊娠したらどうなるんだろ。」

――隊長の部屋―――

 

元帥「・・・!?」ピクッ

 

 

曹長「・・・?」チラッ

 

 

隊長「確か、この棚に・・・っと。あった。あった。」バサッ

 

 

曹長「・・・。」ノソノソ・・・

 

 

隊長「曹長も見るか? スプラッター的な意味合いで、グロ画像だが・・・。」

 

 

元帥「な、なんでグロ画像なんだ・・・?」オソルオソル・・・

 

 

隊長「あぁ、女隊長が俺にくれたファイルだからな。

   つまり、反魔物軍が作成した妊娠した魔物娘の過程ファイル。」

 

 

曹長「・・・流血とか・・・?」ノゾキコミ

 

 

隊長「んー・・・どうだろうなー・・・。多分、あると思う。」

 

 

元帥「分からないのか?」

 

 

隊長「俺も久々に開くからな。あ。四肢切断系の写真はあったな。」ポンッ

 

 

曹長「・・・・・・問題ない。」

 

 

元帥「・・・。俺は止めておくよ・・・。」スッ

 

 

隊長「ん。そうか。んじゃ、見るのは曹長だけか。

   まぁ、その方が良いかもな。」ペラッ

 

 

曹長「・・・・・・。」ジー・・・

 

 

隊長「えーっと・・・。サキュバスあたりで良いか。」パラパラパラ・・・

 

 

曹長「・・・。」チョンチョン・・・

 

 

隊長「どうした?」

 

 

曹長「・・・マンティスの・・・・・・ページが良い・・・・・・。」

 

 

隊長「同族のか? ちょっと、待って。」ペラペラ・・・

 

 

曹長「・・・。」コクン

 

 

隊長「・・・・・・。うーん・・・駄目だ。」パタン。

 

 

曹長「・・・・・なんで・・・?」

 

 

隊長「四肢切断+αの写真が添付してある。」

 

 

曹長「・・・・・気にしない・・・。」クイクイ

 

 

隊長「・・・とにかく駄目だ。マンティスのページは駄目。

   こっちのサキュバスのページを見よう。」ペラッ

 

 

曹長「・・・・・・。」ムー

 

 

隊長「ええっと・・・孕み画像・・・孕み画像・・・。」パラパラパラ・・・

 

 

曹長「・・・・・・ねぇ・・・。」

 

 

隊長「ん?」

 

 

曹長「・・・孕みってエロいよね・・・。」ニヤリ

 

 

隊長「んー。俺は孕みより、孕ませって言葉の方がエロく聞こえるな。」パラパラ・・・

 

 

曹長「・・・それじゃぁ、レッツ孕ませタイ――」ヌギッ

 

 

隊長「おっと、これか。」

 

 

元帥「相変わらずのスルースキルだな・・・。」

 

 

曹長「・・・無視は・・・良くない。」

 

 

元帥「虫だけに。って?」

 

 

曹長「・・・だまれ・・・トカゲ野郎。」ギロッ

 

 

元帥「・・・。」

 

 

隊長「ふむふむ。」ペラッ ペラッ

 

 

曹長「・・・? 隊長、文章は読まないの・・・?」

 

 

隊長「あぁ。今回は魔物娘の胎児について知りたいわけじゃないからな。

   写真だけで十分なんだ。」ペラッ ペラッ・・・

 

 

曹長「・・・・・。」ジー・・・

 

 

隊長「・・・ふーn――」ペ――パタン

 

 

曹長「・・・? ・・・まだ途中・・・。なんで・・・閉じたの・・・・・・?」

 

 

隊長「・・・・・。資料は十分だ。もう、これ以上は調べなくていい。」スッ ストン・・・

 

 

元帥「・・・。」

 

 

隊長「・・・妊娠線が、無かった・・・。そうだ。博士に聞きに行こう。

   行ってきまーす!!」バァン! ダダダダダッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シーン・・・

 

 

 

 

曹長「・・・よし。・・・・・・元帥・・・。」

 

 

元帥「どうした?」

 

 

曹長「・・・あのファイルとって・・・。」ピョンピョン

 

 

元帥「どのファイルだ?」

 

 

曹長「・・・私達・・・魔物娘が妊娠して・・・・・・出産までの過程ファイル・・・。」

 

 

元帥「・・・。おいおい・・・勝手に見るのは不味いだろ・・・。」

 

 

曹長「・・・バレなきゃ大丈夫・・・。・・・私の身長じゃ・・・届かない・・・・・・。

   元帥の迷惑にはならないようにするから・・・取って・・・。」

 

 

元帥「・・・・・・しょうがないな・・・。・・・っと、ホラよ。」スッ ポイッ

 

 

曹長「・・・・・・。」パシッ

 

 

元帥「一体、どこのページを見るんだ?」

 

 

曹長「・・・隊長が読み止めた次のページ・・・と・・・・・・マンティスのページ・・・。」パラパラ・・・

 

 

元帥「お、おう。」

 

 

曹長「・・・。・・・・・・っ!?」ペラッ・・・ ビクッ

 

 

元帥「ど、どうした?!」

 

 

曹長「・・・。・・・・・・あとで話す・・・。次・・・マンティスのページ・・・。」パラパラパラ・・・

 

 

元帥「・・・・・・おう。」

 

 

曹長「・・・・・。・・・ふーん・・・・・。」ペラッ・・・ジー ペラッ・・・ジー

 

 

元帥「な、なぁ?」チラッチラッ

 

 

曹長「・・・・・?」チラッ

 

 

元帥「どんなページだったんだ・・・?」チラッチラッ

 

 

曹長「・・・・・・大したことない・・・実験の記録・・・。」ペラッ・・・ジー

 

 

元帥「お、おう・・・そうかそうか。」

 

 

曹長「・・・・・。」フッ

 

 

元帥「・・・? なにか面白い内容でもあったのか?」

 

 

曹長「・・・隊長が・・・選ばなかった理由が・・・・・・分かった・・・。

   元帥、コレ・・・戻しておいて・・・・・・。」ポイッ

 

 

元帥「う? あ、おう!」パシッ ストン・・・

 

 

曹長「・・・・・。」カサカサカサ・・・

 

 

元帥「さて、と。」チラッ

 

 

曹長「・・・・・・。」ジィー・・・

 

 

元帥「おわっ!? な、なんだよ・・・急に顔をそんなに近づけて。」

 

 

曹長「・・・内容・・・知りたい?」ジィーーー

 

 

元帥「・・・。そ、そんな訳ないだろ。」プイッ

 

 

曹長「・・・本当は・・・?」ジィーーーーー

 

 

元帥「・・・知りたいけど・・・。」ボソッ

 

 

曹長「・・・・・・隊長が・・・帰ってきて・・・聞かれると・・・・・面倒だから・・・

   私達の部屋で・・・・・・話そうね・・・いいね?」クルッ スタスタスタ・・・

 

 

元帥「アッハイ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――曹長の部屋―――

 

元帥「・・・で、中身だけどよ・・・。」

 

 

曹長「・・・・・・どっちから、聞きたい・・・?」

 

 

元帥「・・・。じゃぁ、隊長の隠した方から・・・。」

 

 

曹長「・・・死んだ胎児を抱えて・・・・・・号泣している・・・サキュバス母の写真・・・。」

 

 

元帥「・・・。案外、強烈な内容じゃないな・・・。

   いや・・・流産が強烈じゃないって訳じゃないけど・・・。まぁ。な?」

 

 

曹長「そう・・・聞くだけならね・・・。」

 

 

元帥「?」

 

 

曹長「・・・そのサキュバス・・・病院でお腹に・・・・・・包帯を巻いてた・・・。」

 

 

元帥「?」

 

 

曹長「・・・・・・そして、そのサキュバスの・・・床頭台には・・・・・手紙が

   その内容は・・・写真に書かれた・・・・・一文・・・。

   『身籠ってから、出産まで観察させてくれたお礼に

    粗品をプレゼント。次も良い子供が生まれると良いな 魔物さん。』」

 

 

元帥「・・・・・・。」ゾッ

 

 

曹長「・・・それで、終われば・・・まだ可愛い・・・よ?

   後日談で・・・その母親・・・・・・子供は孕めなかったって・・・。記録が・・・。」

 

 

元帥「く、狂ってやがる。」ヨロッ・・・

 

 

曹長「それが・・・現在の反魔物軍クオリティ・・・・。隊長や女隊長が居た頃より・・・

   ・・・タチ悪くなってる・・・。・・・・次は・・・ソフトだから・・・・・・大丈夫。」

 

 

元帥「お、おう・・・。」

 

 

曹長「・・・マンティスのページだけど・・・。本当に大したことないよ・・・。

   健全なマンティスが居て・・・それを捕らえて・・・四肢切断して・・・

   目と声帯を切り取って・・・両下肢を切り取ったインキュバスと交わらせて

   ・・・ただ子供を孕ませるために飼育する実験記録。」

 

 

元帥「・・・なんか・・・サキュバスの方がインパクト強くて、そこまで・・・

   いや。酷い内容だが・・・。ってかよ、曹長はそれに対して・・・その・・・アレ――」

 

 

曹長「・・・・・怒りは・・・あまり・・・。この魔物は・・・同じマンティスと言っても・・・

   純魔物娘だから・・・。それに・・・純魔物のマンティスは敵に対して超凶暴だし・・・

   捕まる方が・・・超まぬけ。」

 

 

元帥「お、おう。」

 

 

曹長「・・・・・・まぁ・・・そんなところ。」

 

 

元帥「・・・・・・なぁ。」

 

 

曹長「・・・?」

 

 

元帥「もし・・・隊長が、反魔物軍に戻るって言ったらどうする?」

 

 

曹長「・・・・・・言わないよ・・・。・・・隊長は。」

 

 

元帥「でも、もし!」

 

 

曹長「・・・言わないってば・・・。・・・戻る気があるなら・・・私に・・・写真を見せてたよ・・・。

   今の反魔物軍は・・・魔物が・・・・・・苦痛に顔を歪ませるのを・・・・・・見るのが・・・

   大好きな連中・・・だから。・・・・・・隊長は・・・違う・・・。」

 

 

元帥「・・・。」

 

 

曹長「・・・。」

 

 

元帥「・・・。わるい・・・俺・・・。」

 

 

曹長「わかればいい・・・。」

 

 

 

 

 

隊長「魔物娘、チートすぎるだろぉぉぉおぉおおおお!!!!」ガラガラガラ!

 

 

 

 

 

元帥「・・・!」

 

 

曹長「・・・かえってきた・・・。」

 

 

隊長「元帥ー! そーちょ!! あれ!? 居ない! 自室かな?」ダダダッ!

 

 

曹長「・・・正解。」ボソッ

 

 

隊長「マジでどうしよう! 魔物娘がチート過ぎて勝てない!」ダダダッ!!

 

 

元帥「そ、それ。魔物娘の俺等に相談するか・・・?」

 

 

隊長「他に相談できる友人が居ない!」ガッデム

 

 

曹長「・・・・・・いっそ、快楽に身を委ね―――」

 

 

隊長「却下! ・・・ぐぬぬ・・・現反魔物軍以外の方法で人間と魔物の平均を取る方法は

   無いものか!!」

 

 

曹長(・・・・・・ね?)チラッ

 

 

元帥(・・・おう・・・。)コクン

 

 

隊長「そうだ。軍曹に聞こう。」ポン

 

 

元帥「ちょ、隊長。そんな『そうだ。京都に行こう』的なノリで軍曹に――。」

 

 

曹長「・・・もう、聞きに行った・・・。」

 

 

元帥「あ゙ーー・・・。」

 

 

 

 

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