[短編連載SS]魔物娘たちとの日常 作:Vermillion
――隊長の部屋―――
隊長「唐突だな、おい。」ポチポチ・・・ピコピコ・・・
曹長「・・・・・・。」カタカタカタ
伍長「♪~」パラパラパラ・・・
元帥「俺がギター担当するからさ! ユニットを組んで動画を撮ろうぜ!!」ジャーン!
隊長「動画なんか取ってどうするんだ?」ピコピコ・・・
元帥「ええっと・・・Youtubeに上げる!」
曹長「・・・・・・上げて・・・どうするの?」チラッ カタカタカタ・・・
元帥「えっと・・・えっと・・・・・・。」
隊長「先に言っておくが、
俺はギターもベースもドラムもボーカルも出来ないからな。」ピコピコ・・・
伍長「私もだよ~♪」ペラペラペラ
曹長「・・・・・・禿同。」カタカタカタ・・・
元帥「え、それじゃあ・・・。」
隊長「他のメンツを誘ってくれ。」
元帥「・・・・・・わかった・・・。」ショボーン
――1時間後―――
元帥「・・・・・・。」ドヨーン・・・
隊長「雰囲気から聞かなくても分かるが・・・どうだった?」
元帥「ダメだった・・・。」ドヨーン・・・
曹長「・・・・・・知ってた。」カタカタカタ
元帥「みんな、他の楽器は弾けるらしいんだけど・・・
ベースやドラムは弾けないって・・・。」ドヨーン・・・
隊長「だろうな。」ピコピコ
元帥「ううぅ~・・・折角、ギター練習したのによ・・・。」ドヨヨヨ~ン・・・
曹長「・・・・・・。」カタカタカタ・・・
伍長「・・・いっそのこと、バンドを組むんじゃなくて普通の演奏会をしたら
良いんじゃないかな?」パラパラパラ・・・
元帥「演奏会か・・・?」
伍長「うん。それなら、ベースやボーカルの出来ない私でも、カスタネットぐらいなら
叩けるよ。」パタン
隊長「ピアノなら弾けるな。」カチカチッ
曹長「・・・・・・MIDI。」カタカタカタ・・・ カチカチッ
元帥「・・・・・・。」
伍長「どうかな? この案。」
元帥「・・・わかった。それで行こう・・・!!
それじゃ俺は他の楽器を弾ける奴を連れてくるぜ!」
伍長「え、別に4人でやっても・・・。」
曹長「・・・・・・もう・・・行った・・・。」
伍長「・・・。」
隊長「さてはて、どうなるのか。それと客間に入り切る人数なのか。」
――30分後―――
元帥「連れて来たぜー!!」[ギター]
博士「この思い出作りとやら、ささやかながら手伝わせて貰おう。」キリッ[マラカス]
包帯「・・・・・・♪」チーン[トライアングル]
バイオベース「木琴は任せてねー♪」[木琴]
隊長「・・・・・・。」[グランドピアノ]
キラー「ま、ヴァイオリンぐらいなら弾けないことも無いし。
女王様にも許可を貰って来たから 時間は無いこともないわ。」[ヴァイオリン]
キラー2「班長だけが演奏できると思うなよ!」ビシッ[フルート]
兵長「兵長はオカリナを持ってきたんだお。大丈夫だお。
ちゃんと奏でられるお。」[オカリナ]
大将「えへへー☆ アポちゃんと一緒に参加するよー☆ よろしくねー☆」[琴]
毒蛇「なによ。似合わないとでも言いたそうな顔ね。・・・噛み砕くわよ?」[ハープ]
曹長「・・・。」[MIDI]
龍虫「和太鼓ですけど・・・バンドをやるのに・・・
私なんかが参加しても良いんでしょうか・・・?」オドオド・・・[和太鼓]
ヘタレ「クスクスクス・・・こんなので、本当に大丈夫ぅ?」クスクスクス・・・[コップ]
キラー3「大丈夫なわけがないだろう。大問題だ。」[ホルン]
助手「なんかよく分からない間に指揮者に任命されたにゃ。」[指揮棒]
伍長「・・・まとまりがないね・・・。」[カスタネット]
隊長「んで、全員集合してしまった訳だが。ボーカルは?」
元帥「・・・・・・。」チラッ
博士「故郷の民話ならば行けるが。」[マラカス]
包帯「・・・・・・。」チーン・・・[トライアングル]
バイオベース「うーん・・・歌はあんまり・・・。」ポコポコ[木琴]
隊長「録音すると声が変わるから嫌。」ドレミファ・・・[グランドピアノ]
キラー「隊長に同じ。」♪[ヴァイオリン]
キラー2「班長に同じ。」♪~[フルート]
兵長「へ、兵長は人前で歌うなんて・・・で、できないお・・・。
き、緊張で、た、倒れるのが・・・関の山だお・・・。」プルプルプル・・・[オカリナ]
大将「うーん・・・歌かぁ・・・。琴をしながらの歌はちょっと・・・。」[琴]
毒蛇「外見と魔物娘化前の悪行で築き上げた凶悪イメージが、楽器のおかげで
ダウンしているのに歌を歌って更にイメージを悪化させろと?」ギロッ[ハープ]
大将「えー? でもアポちゃん、歌うと綺麗な美声なんだから―――」[琴]
毒蛇「やめて。大将。これ以上 私のイメージダウンを加速させないで。」[ハープ]
曹長「・・・無理。」カチカチッ[MIDI]
龍虫「和・・・鼓・・・と・・・声・・・・・・かき消さ・・・てしまいますが・・・。」ドドン・・・ドン[和太鼓]
ヘタレ「クスクス・・・ コップの演奏には超音波を使うから
同時にボーカルは無理かなぁ♪」クスクスクス・・・[コップ]
キラー3「・・・楽器的に。どう歌えと?」ぷぉー[ホルン]
助手「指揮者は歌うべきじゃないと思うにゃ。」ブンブンッ[指揮棒]
伍長「なら――。」ノ[カスタネット]
元帥「・・・どうしよう・・・。誰も歌えない・・・。」ショボーン
伍長「だから―――。」ノ
曹長「・・・・・・。・・・一応、希望は・・・ある・・・。」
伍長「あの――。」ノ
元帥「・・・?」
曹長「・・・・・・軍曹に頼めば良い・・・。」
元帥「軍曹か!?」
博士「おや、誰か足りないと思えば、軍曹君が居ないのか。」キョロキョロ
龍虫「・・・・・・・ば・・・・・・・・ん・・・・・・・て・・・・・・ね。」ドンドンドンドコドコ ドドンドドン
キラー2「・・・・・・。・・・和太鼓に対抗して
ちょっと、シンバル役のキラー6も呼んでくるね。」ブーン
キラー3「ま、待て! 副班長!!」ブーーン
キラー「なぜかしら・・・嫌な予感しかしないわ・・・。」ウーン・・・