[短編連載SS]魔物娘たちとの日常   作:Vermillion

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日常59話-元帥「バンドやろうぜ!!」 ~前奏~

――隊長の部屋―――

 

隊長「唐突だな、おい。」ポチポチ・・・ピコピコ・・・

 

 

曹長「・・・・・・。」カタカタカタ

 

 

伍長「♪~」パラパラパラ・・・

 

 

元帥「俺がギター担当するからさ! ユニットを組んで動画を撮ろうぜ!!」ジャーン!

 

 

隊長「動画なんか取ってどうするんだ?」ピコピコ・・・

 

 

元帥「ええっと・・・Youtubeに上げる!」

 

 

曹長「・・・・・・上げて・・・どうするの?」チラッ カタカタカタ・・・

 

 

元帥「えっと・・・えっと・・・・・・。」

 

 

隊長「先に言っておくが、

   俺はギターもベースもドラムもボーカルも出来ないからな。」ピコピコ・・・

 

 

伍長「私もだよ~♪」ペラペラペラ

 

 

曹長「・・・・・・禿同。」カタカタカタ・・・

 

 

元帥「え、それじゃあ・・・。」

 

 

隊長「他のメンツを誘ってくれ。」

 

 

元帥「・・・・・・わかった・・・。」ショボーン

 

 

 

 

 

 

 

――1時間後―――

 

元帥「・・・・・・。」ドヨーン・・・

 

 

隊長「雰囲気から聞かなくても分かるが・・・どうだった?」

 

 

元帥「ダメだった・・・。」ドヨーン・・・

 

 

曹長「・・・・・・知ってた。」カタカタカタ

 

 

元帥「みんな、他の楽器は弾けるらしいんだけど・・・

   ベースやドラムは弾けないって・・・。」ドヨーン・・・

 

 

隊長「だろうな。」ピコピコ

 

 

元帥「ううぅ~・・・折角、ギター練習したのによ・・・。」ドヨヨヨ~ン・・・

 

 

曹長「・・・・・・。」カタカタカタ・・・

 

 

伍長「・・・いっそのこと、バンドを組むんじゃなくて普通の演奏会をしたら

   良いんじゃないかな?」パラパラパラ・・・

 

 

元帥「演奏会か・・・?」

 

 

伍長「うん。それなら、ベースやボーカルの出来ない私でも、カスタネットぐらいなら

   叩けるよ。」パタン

 

 

隊長「ピアノなら弾けるな。」カチカチッ

 

 

曹長「・・・・・・MIDI。」カタカタカタ・・・ カチカチッ

 

 

元帥「・・・・・・。」

 

 

伍長「どうかな? この案。」

 

 

元帥「・・・わかった。それで行こう・・・!!

   それじゃ俺は他の楽器を弾ける奴を連れてくるぜ!」

 

 

伍長「え、別に4人でやっても・・・。」

 

 

曹長「・・・・・・もう・・・行った・・・。」

 

 

伍長「・・・。」

 

 

隊長「さてはて、どうなるのか。それと客間に入り切る人数なのか。」

 

 

 

 

 

 

 

――30分後―――

 

元帥「連れて来たぜー!!」[ギター]

 

 

博士「この思い出作りとやら、ささやかながら手伝わせて貰おう。」キリッ[マラカス]

 

 

包帯「・・・・・・♪」チーン[トライアングル]

 

 

バイオベース「木琴は任せてねー♪」[木琴]

 

 

隊長「・・・・・・。」[グランドピアノ]

 

 

キラー「ま、ヴァイオリンぐらいなら弾けないことも無いし。

   女王様にも許可を貰って来たから 時間は無いこともないわ。」[ヴァイオリン]

 

 

キラー2「班長だけが演奏できると思うなよ!」ビシッ[フルート]

 

 

兵長「兵長はオカリナを持ってきたんだお。大丈夫だお。

   ちゃんと奏でられるお。」[オカリナ]

 

 

大将「えへへー☆ アポちゃんと一緒に参加するよー☆ よろしくねー☆」[琴]

 

 

毒蛇「なによ。似合わないとでも言いたそうな顔ね。・・・噛み砕くわよ?」[ハープ]

 

 

曹長「・・・。」[MIDI]

 

 

龍虫「和太鼓ですけど・・・バンドをやるのに・・・

   私なんかが参加しても良いんでしょうか・・・?」オドオド・・・[和太鼓]

 

 

ヘタレ「クスクスクス・・・こんなので、本当に大丈夫ぅ?」クスクスクス・・・[コップ]

 

 

キラー3「大丈夫なわけがないだろう。大問題だ。」[ホルン]

 

 

助手「なんかよく分からない間に指揮者に任命されたにゃ。」[指揮棒]

 

 

伍長「・・・まとまりがないね・・・。」[カスタネット]

 

 

隊長「んで、全員集合してしまった訳だが。ボーカルは?」

 

 

元帥「・・・・・・。」チラッ

 

 

博士「故郷の民話ならば行けるが。」[マラカス]

 

 

包帯「・・・・・・。」チーン・・・[トライアングル]

 

 

バイオベース「うーん・・・歌はあんまり・・・。」ポコポコ[木琴]

 

 

隊長「録音すると声が変わるから嫌。」ドレミファ・・・[グランドピアノ]

 

 

キラー「隊長に同じ。」♪[ヴァイオリン]

 

 

キラー2「班長に同じ。」♪~[フルート]

 

 

兵長「へ、兵長は人前で歌うなんて・・・で、できないお・・・。

   き、緊張で、た、倒れるのが・・・関の山だお・・・。」プルプルプル・・・[オカリナ]

 

 

大将「うーん・・・歌かぁ・・・。琴をしながらの歌はちょっと・・・。」[琴]

 

 

毒蛇「外見と魔物娘化前の悪行で築き上げた凶悪イメージが、楽器のおかげで

   ダウンしているのに歌を歌って更にイメージを悪化させろと?」ギロッ[ハープ]

 

 

大将「えー? でもアポちゃん、歌うと綺麗な美声なんだから―――」[琴]

 

 

毒蛇「やめて。大将。これ以上 私のイメージダウンを加速させないで。」[ハープ]

 

 

曹長「・・・無理。」カチカチッ[MIDI]

 

 

龍虫「和・・・鼓・・・と・・・声・・・・・・かき消さ・・・てしまいますが・・・。」ドドン・・・ドン[和太鼓]

 

 

ヘタレ「クスクス・・・ コップの演奏には超音波を使うから

    同時にボーカルは無理かなぁ♪」クスクスクス・・・[コップ]

 

 

キラー3「・・・楽器的に。どう歌えと?」ぷぉー[ホルン]

 

 

助手「指揮者は歌うべきじゃないと思うにゃ。」ブンブンッ[指揮棒]

 

 

伍長「なら――。」ノ[カスタネット]

 

 

元帥「・・・どうしよう・・・。誰も歌えない・・・。」ショボーン

 

 

伍長「だから―――。」ノ

 

 

曹長「・・・・・・。・・・一応、希望は・・・ある・・・。」

 

 

伍長「あの――。」ノ

 

 

元帥「・・・?」

 

 

曹長「・・・・・・軍曹に頼めば良い・・・。」

 

 

元帥「軍曹か!?」

 

 

博士「おや、誰か足りないと思えば、軍曹君が居ないのか。」キョロキョロ

 

 

龍虫「・・・・・・・ば・・・・・・・・ん・・・・・・・て・・・・・・ね。」ドンドンドンドコドコ ドドンドドン

 

 

キラー2「・・・・・・。・・・和太鼓に対抗して

   ちょっと、シンバル役のキラー6も呼んでくるね。」ブーン

 

 

キラー3「ま、待て! 副班長!!」ブーーン

 

 

キラー「なぜかしら・・・嫌な予感しかしないわ・・・。」ウーン・・・

 

 

 

 

 

 

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