[短編連載SS]魔物娘たちとの日常   作:Vermillion

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日常60話-元帥「バンドやろうぜ!!」 ~後奏~

――台所―――

 

元帥「・・・って、な訳で・・・是非、軍曹にも手伝ってほしいんだけど・・・。」

 

 

軍曹「嫌よ。他からボーカル役を探しなさい。」

 

 

曹長「・・・。」ゴソゴソ・・・

 

 

ヘタレ「予測通り・・・。」オドオド

 

 

大将「うーん、歌ったとき美声なのって、アポちゃんと軍曹ぐらいなんだよねぇ・・・

   どうしても駄☆目?」

 

 

軍曹「大将、貴女も十分美声でしょう・・・。」ヤレヤレ

 

 

大将「でも、私。琴を演奏するから☆」

 

 

軍曹「なら毒蛇に歌ってもらえるように頼みなさい。

   彼女も容姿と過去の凶悪さに似合わない、美声の持ち主でしょ?」

 

 

大将「うーん・・・素直に歌ってくれれば、良いんだけど・・・ね☆

   これ以上のイメージダウンは避けたいんだって☆」

 

 

軍曹「もう既にイメージダウンしていると思うけど。

   とにかく。私は――」

 

 

曹長「・・・・・・。」[ipod]チラッチラッ

 

 

軍曹「・・・?」

 

 

曹長「・・・。」ニヤリ カチッ

 

 

 

 

 

[軍曹『アッーアッーアラアラ♪クッークッークネクネ♪』(゚∀゚)]

 

 

 

 

 

軍曹「・・・!」ピクッ

 

 

曹長「・・・。」ダッ

 

 

軍曹「・・・ッ!!」キッ スタタタタタタッ!!

 

 

ヘタレ「・・あの・・・本当に・・・・・・大丈夫なんでしょうか・・・。

    軍曹・・・さん・・・をボーカル役にする・・・・・・隊長・・・さんの作戦・・・。」オドオド

 

 

元帥「・・・さぁな・・・。

   終わった後、記憶が残るようならとんでもないことになるが・・・。」

 

 

大将「うんうん☆ 隊長も、あの案を思いつくなんて色々悪知恵が回るよね☆」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――廊下―――

 

曹長「・・・・・・!!」ダダダッ!! キキッーー!! ダダダダダダダッ!

 

 

[軍曹『アッーアッーアラアラ♪クッークッークネクネ♪ アッーアッーアラアラ♪クッークッークネクネェ♪(゚∀゚)]

 

 

軍曹「・・・。」ギラッ スタタタタタタタタタタタタタッ!!

 

 

 

 

 

 

 

曹長「・・・・っ!!」ダダダダダダダッ! ズザーーーッ!!

 

 

軍曹「・・・。」スタタタタタタタタタタタタッ!!!

 

 

曹長「・・・今です!」バッ

 

 

隊長「軍曹、この紋所・・・じゃない。音声が耳に入らぬか!!」バーン

 

 

龍虫「・・・・・・げぇっ・・・孔明・・・。」ボソッ

 

 

ヘタレ「水戸黄門でしょ? おバァカさん♪」

 

 

包帯「・・・・・・・、・・。」ジー

 

 

助手「正確には、スケさん、カクさんだってにゃ。」

 

 

王【軍曹、貴女もボーカルとして参加しなさい。】

 

 

軍曹「ッ!!」ピキン・・・

 

 

元帥「や、やったか?!」

 

 

ヘタレ「・・・死亡フラグ・・・。」ボソッ

 

 

軍曹「・・・・・・。」ピクッ・・・ピクピク・・・

 

 

兵長「怒りの表情で、引き攣っているお・・・。

   ナムアミダブツ・・・ナンミョウホウレンゲキョウ・・・・・・だお。」ブルブルブル

 

 

隊長「・・・・・・。」スタスタスタ・・・

 

 

博士「た、隊長くん! ヘタをすれば、人間である君は普通に死ぬぞ!?」

 

 

助手「経験者は語る・・・にゃ。」

 

 

包帯「・・・・・・。」チーン

 

 

隊長「・・・・・・。」スッ

 

 

軍曹「・・・・・・。」ピクッ・・・ピクピク・・・

 

 

隊長「俺もピアノ弾くから、軍曹も参加しようぜ!」グッ☆ ウィンク

 

 

軍曹「・・・・・・。」ズドンッ!

 

 

隊長「」ゴブッハァ・・・ バッターン!

 

 

元帥「」

曹長「」

博士「」

大将「」

伍長「」

 

 

隊長「良・・・・・・良い・・・顔面パンチだ・・・軍曹・・・。

   脳震盪・・・起こすかと・・・・・・思った・・・。」ゴフッ・・・

 

 

軍曹「えぇ。・・・仕方ないわね。今回だけよ。今回これっきり。良いわね?」ハァ・・・

 

 

隊長「あぁ・・・俺も、今回っきり・・・だ・・・。」ヨロヨロ・・・

 

 

キラー2「HEY! キラー6を連れて来たYO!」

 

 

キラー6「・・・・・・♪」ジャァァァン![シンバル]

 

 

キラー「だから、ついて来ないでよ!

  別に今日は、アンタ達と争う気は無いって言っているでしょ!?」シッシッ・・・

 

 

蜜蜂「いいじゃない~ いいじゃない~ 減るものじゃないし~。」ブーン

 

 

蜜蜂2「やほ~ 私達も呼んでよ~ 仲間外れはダメだよ~。」ブーン

 

 

蜜蜂3「楽器は今、“みんな”で運んでいるからちょっと待ってね~。」ブーン

 

 

 

 

 

キラー3「・・・おい。」

 

 

元帥「」

 

 

キラー3「なぁ・・・数分の間に・・・隊長・・・何があった?」

 

 

隊長「・・・・・・ゴフッ。良い一撃だったぜ・・・。」ヨロヨロ

 

 

キラー3「い、意味が分からないのだけど・・・。」

 

 

兵長「簡単にまとめると、軍曹に顔面を全力で殴られたお。」シュッシュッ ズドン的

 

 

キラー3「・・・よく生き残れたな・・・。」

 

 

兵長「兵長は隊長の頭が パーン するんじゃないかとヒヤヒヤしたお。」

 

 

 

 

 

蜜蜂s「持ってきたよ~。」

 

 

蜜蜂2「ありがと~。」

 

 

キラー「ちょ、ちょっと・・・ア、アンタ達・・・。」

 

 

蜜蜂3「組長~。バチが届いたよ~。」スッ

 

 

蜜蜂1「もぉ~蜜蜂3ちゃんったら~。その組長っての止めてよぉ~。

    なんだか、人間ヤクザの親分みたいでしょ~。」ブーン

 

 

蜜蜂2「でも、母屋の隊長、離れの大将、防空壕の王、スズメバチのキラー班長、

    中庭のバイオベース園長ときたら~わたしたち蜜蜂は組長ぐらいしかないでしょ~。

    ね~。みんな~?」ブーン

 

 

バイオベース「えっ?」

 

 

蜜蜂s「ね~。」ブーン

 

 

蜜蜂1「やめてよ~。」

 

 

蜜蜂2「よ~ 組長~。」

 

 

蜜蜂3「組長~ 頑張れ~。」

 

 

隊長「・・・盛り上がってるところ・・・悪いが・・・やるのか・・・?

   ・・・やらないのか?」ヨロヨロ・・・

 

 

蜜蜂1「やるよ~。」

 

 

蜜蜂2「組長~。試運転の一撃お願いしま~す。」

 

 

蜜蜂s「しま~す。」

 

 

蜜蜂1「それじゃぁ・・・。」ボワァイィィィィィンンン!!

 

 

元帥「!?」

博士「?!」

曹長「・・・!」

大将「はっ・・・。」

伍長「?」

 

 

キラー「アンタ達・・・。」

 

 

蜜蜂3「組長、どうですか~。銅鑼の音響は~。」グワングワングワン・・・

 

 

蜜蜂1「いいね~。〆はこれにしよ~。」[銅鑼]

 

 

蜜蜂s「おっ~。」

 

 

キラー2「・・・。」ムッ

 

 

キラー3「副班長・・・?」

 

 

キラー2「元帥、もうちょっと待って! ブブゼラ吹ける部隊員呼んでくるから!!」ブーン

 

 

キラー3「副班長! それは、トロンボーンを吹ける友人やコルネットを吹ける友人と

   セットですよね!?」ブーン

 

 

元帥「・・・なんだか、不安になって来たぜ・・・。」

 

 

ヘタレ「初めから不安要素しかなかったよ?」クスクスクス・・・。

 

 

 

 

 

 

 

――30分後―――

 

元帥「・・・・・・。」

 

 

軍曹「それで、何を演奏するのよ。」

 

 

元帥「・・・。」ウーン

 

 

軍曹「まさか、何も決めて無かった訳じゃな――」

 

 

曹長「・・・全員の・・・演奏可能データ・・・・・・纏めると・・・

   ・・・・・・Bad appleから繋げて・・・果てしなき旅、笛吹き男のパレード・・・。」

 

 

元帥「お、おう。それだ! それで行こう!!」

 

 

軍曹「本当に大丈夫なの・・・。」

 

 

元帥「だ、だだだ、だいじょうぶだ。それじゃ、リハーサル! せーのっ!!」

 

 

 

 

 

シャカジャガシャドドコブォピキュキュポチカボワィィィィィィィン

 

 

 

 

 

元帥「・・・・・・。」ボーゼン

 

 

軍曹「・・・ちょっと。話があるのだけど――」

 

 

元帥「本番、行くぜ!!」ポチッ

 

 

 

 




【後日談】

その後、動画をアップロードした結果
リズム感と微かに聞こえる歌声、そして場のノリと多種族の不思議な一体感だけは
良い不協和音としてネットニュースに掲示され、良い意味でも悪い意味でも
ネット反響を呼んだ。


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