[短編連載SS]魔物娘たちとの日常   作:Vermillion

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日常67話-博士「軍曹君が居ないと危険な隣の夕ご飯。」昼食

――病院―――

 

コンコン・・・・

 

 

 

 

 

軍曹「はい。どなた?」

 

 

博士「・・・私だ。軍曹君。」

 

 

軍曹「どうぞ。」

 

 

 

 

 

ガラガラガラ・・・

 

 

 

 

 

軍曹「博士ね。昨日言ったわよね?

   博士ならノックしたらそのまま入ってきていいって。」

 

 

博士「うむ・・・。確認の為にだな・・・。」

 

 

軍曹「それで、私の退院日まで折り返し地点に来た訳だけど・・・

   4日間どう? ちゃんと家事をしているかしら?」

 

 

博士「う、うむ・・・。隊長君は見違える様な動きで、君が入院前行っていた

   家事をこなしているな。・・・・・・ただ。」

 

 

軍曹「・・・・・・ただ?」

 

 

博士「4日間とも夕飯だけ少し様子がおかしくてだな。」

 

 

軍曹「・・・夕食だけ? 具体的には?」

 

 

博士「あれは夜のテンションと言う奴なのだろうか・・・?

   大音量で音楽を掛けながら、夕飯作成をするのだ。」

 

 

軍曹「・・・いたって普通ね。」

 

 

博士「聞く分にはそう思うだろうが・・・。少しその作成内容がな・・・。」

 

 

軍曹「・・・つまり、どういうことなのよ?」

 

 

博士「うむ。では2日目から振り返るとこんな感じだ。」

 

 

 

 

 

――2日目・夕飯―――

 

隊長「・・・なぁ、静かに夕飯を作るってどう思う?」[ゲンドウ指組み]

 

 

元帥「え? いや・・・少し寂しい感じがするけど・・・。」

 

 

曹長「・・・・・・。・・・料理は・・・美味しいよ・・・?」カタカタカタ

 

 

伍長「突然、どうしたのー?」

 

 

隊長「いや、無音で夕飯を作るのって寂しいなって思ってさ。

   BGMを大音量で掛けて夕飯を作ろうかと。」

 

 

曹長「・・・・・・イイネ。」グッド

 

 

元帥「楽しそうで良いんじゃないか?」グッド

 

 

 

 

 

[普通ね。]

 

 

[問題はここからなのだよ。]

 

 

 

 

 

伍長「でも、どんなBGMを掛けながら料理するのー?」

 

 

隊長「そこは3人で適当にチョイスして流してくれ。

   俺はその曲に合わせて、夕飯を作成する。」

 

 

 

 

 

[・・・・・・? どこもおかしい点は無いわね。]

 

 

[聞く分にはな。]

 

 

 

 

 

曹長「・・・・・・面白そう・・・。」

 

 

元帥「えっ これからロックとか、メタルとかも掛けて良いのか!?」

 

 

隊長「あぁ、好きな曲を1曲掛けてくれ。どんな曲でも良いぞ。」

 

 

曹長「・・・・・・。」キラキラキラ・・・

 

 

隊長「遠慮するな。今まで掛けたかった好きな曲を流せ。」

 

 

伍長「♪ ♪ ♪」

 

 

 

 

 

[なぜかしら・・・漫画:狂四郎2030:5巻の話が連想できるわ・・・。]

 

 

[嫌な予感しかしないだろう?]

 

 

[それで2日目の曲は?]

 

 

[『後の祭り』だ。]

 

 

[・・・推薦者は?]

 

 

[・・・曹長君だ。]

 

 

[最初から疾走感のある曲から行ったわね・・・。]

 

 

[むしろ疾走感しかなかったぞ。]

 

 

 

 

 

隊長「フフンフンフンフフフンフン♪ フフフンッフンフフンフフフフン♪」クルクルクル パシッ

 

 

伍長「・・・・・・。」ワクワク

 

 

曹長「・・・・・・♪」♪

 

 

元帥「・・・隊長、だ、大丈夫か・・・?」

 

 

隊長「何がァ?!」

 

 

元帥「さっきから、調味料が宙を舞って回転しているのが見えるんだが・・・。」

 

 

隊長「あぁ! 俺はその曲に合わせて、夕飯を作成する。って言っただろう!!

   曲に合わせて料理と料理を作成しているだけだ! っと、出来たぞー。」

 

 

伍長「早いねー♪」

 

 

隊長「今日は生姜焼きだ。さぁ、ご飯も装って・・・召し上がれぇい!」クルクルクル パシッ

 

 

 

 

 

[あー・・・。]

 

 

[まだ2日目はマシだ。コレが3日目、4日目になると更に酷くなる。]

 

 

 

 

 

――3日目―――

 

隊長「はい。今日のBGMは!?」

 

 

元帥「『歩兵の本領』だな。」ポチー

 

 

隊長「了解!」クルッ

 

 

 

 

 

[この後、隊長君は何を作ったと思うかね・・・?]

 

 

[そうね・・・ただの白米を四角い弁当箱に敷き詰めて、真ん中に梅干を埋め込んだ

料理ともいえない弁当かしら?]

 

 

[違う・・・彼は・・・。]

 

 

 

 

 

隊長「レーション完成! 日本軍陸軍仕様だ!!」ドンッ

 

 

曹長「・・・おおー・・・。」パチパチパチ・・・

 

 

隊長「さぁ、食べるぞレーション!!」

 

 

 

 

 

――4日目―――

 

[ここから、隊長君たちは一気に加速したのだ。]

 

 

[4日目のBGMは?]

 

 

[『本当にあった怖い話』、時々『死の着信音』]

 

 

[・・・。明らかに夕飯を作成するときに流す曲じゃないわよね。]

 

 

[しかし、彼等はそれを大音量で流しだし

はたまた・・・私も巻き込まれた。]

 

 

[・・・。]

 

 

 

 

 

隊長「おおっと、博士! こんな時間に珍しいな。今日は助手が夕飯を作る日か?」

 

 

博士「う、うむ。そ、そうなのだ。」

 

 

隊長「なら、夕飯はまだだよな! これから竹藪で闇鍋するんだけど

   一緒に食っていこうぜ!」

 

 

 

 

 

[そう言った隊長君の右手には大きな中華鍋とオタマが握られ、左手には音楽機器が

握られていた。]

 

 

[闇鍋・・・。]

 

 

 

 

 

博士「い、いや私は食材を持っていないぞ?」

 

 

曹長「・・・・・・大丈夫・・・なんとかなる・・・。」ガッシリ

 

 

元帥「・・・隊長曰く、病院送り以外の物なら何でも入れて良いんだってさ・・・。」

 

 

博士「い、あ゙あ゙あ゙あ゙あ゛ー・・・。」

 

 

 

 

 

[そして始まる恐怖BGM付きの闇鍋パーティ。

彼等は何を入れて、私は何を入れさせられたうえ 何を食べさせられたと思う?]

 

 

[・・・またろくでも無いものを入れたんでしょ・・・。]

 

 

 

 

 

隊長「いよっしゃ! それじゃ、各自食材を鍋に放り込めぇぇぇい!!」

 

 

曹長「・・・えい。」ショボジョボジョボ・・・

 

 

元帥「・・・よいしょ。」ボチャボチャボチャ

 

 

伍長「ぽーん♪」ドボン

 

 

兵長「パキッっとボチャボチャーだお。」ボチャボチャー

 

 

キラー2「シュビデュバ、ダバー♪」ドロッ・・・

 

 

隊長「美味しくなぁれ・・・美味しくなぁれ・・・ヒヒッ・・・ヒャッヒャッヒャッ!!」ダッポンダッポン

 

 

龍虫「・・・・・・。」ポンッ

 

 

博士「・・・・・・。」オロオロ

 

 

伍長「あれ、博士食材入れた?」

 

 

博士「あ、あぁ・・・。」

 

 

曹長「・・・。・・・博士・・・嘘はよくない・・・。・・・キラー2・・・・・・博士の上半身・・・お願い。」

 

 

キラー2「あいよー!」ガシッ

 

 

博士「な、なにをするっ!?」

 

 

曹長「・・・・・・持ち物が・・・無いなら・・・アレを入れるしかないよね・・・。」クックックッ

 

 

博士「や、やめろ! やめたまえ!! ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙―――」

 

 

曹長「・・・・・・♪」スルスルスル・・・

 

 

元帥「・・・。」

 

 

曹長「・・・終わり。」フワッ マゼマゼ・・・

 

 

博士「」

 

 

兵長「記録20.32秒だお。」

 

 

曹長「くっ・・・15秒強盗の・・・記録を塗り換えられなかったか・・・。」グヌヌ・・・

 

 

隊長「いや、奴は無抵抗の人間を相手に15秒強盗だから・・・

   抵抗する魔物はまた話が別だろう。」

 

 

 

 

 

[・・・・・・。]

 

 

[15秒強盗・・・? ・・・あ、あの事件ね。]ポンッ

 

 

[・・・・・・。]

 

 

 

 

 

キラー2「被害者の女性は王以下包帯以上の痩せ形で、健康的な褐色肌、

    事件直後は、アラビア系踊り子のズボンを着用。 足からくるぶしまでは

    犬の足だった。」

 

 

曹長「・・・なお、女性の下着は・・・・・・無地の黒色で布と何等変わりない ふんどしだった・・・。」

 

 

兵長「真っ暗で何も見えないけど、意外と大胆な下着だお。

   兵長は一生、履けないお。」

 

 

 

 

 

[ひとつ、良いかしら。]

 

 

[・・・うむ。]

 

 

[その犯行は『本当にあった怖い話』のBGM付きで行われたのかしら?]

 

 

[いや・・・あの時は『死の着信音』だった・・・。]

 

 

[・・・。(社会的な死を連想したのかしら・・・。どちらにせよ、アンポンタンね。)]

 

 

 

 

 

博士「」

 

 

キラー2「今は真っ暗で、状況が分からないだろうけど

    DVD版では現在の博士の状況が分かり謎の光が消えます。」

 

 

隊長・兵長「「買ったァ!!」」ダンッ

 

 

 

 

 

[もう、夕食を楽しむと言うより・・・その過程を楽しんでいるわね・・・。

それと、なぜかしら・・・・・・男子中学生の会話が連想できるわ・・・。]

 

 

[そのようだ・・・。]

 

 

 

 

 

隊長「おっと、出来たぞ。」マゼマゼ

 

 

龍虫「もう・・・ですか?」

 

 

隊長「あぁ。それでは皆さん。お箸とお手を拝借。」

 

 

伍長「やっとだね!!」

 

 

隊長「1人、1具材を手持ちのポン酢皿に入れること。

   何も取れなかった人は汁を飲むこと。

   一斉に食べ始めること。それでは・・・掴み取れッ!!」カッ

 

 

 

 

 

[ホラーBGM流しているのよね?]

 

 

[うむ・・・。]

 

 

[ホラー要素は何処なのよ・・・。]

 

 

 

 

 

隊長「全員、具材はとったな!?」

 

 

元帥「取れたぜ・・・。」

 

 

曹長「取れた・・・。」

 

 

伍長「ちょっと臭いが危ないけど・・・取ったよ。」

 

 

博士「」

 

 

龍虫「と、取りました・・・。」

 

 

兵長「取れたお!」

 

 

キラー2「こっちも!」

 

 

隊長「それでは、皆さんッッ!!」パンッ

 

 

全員『いただきますッ!!』パンッ

 

 

 

 

 

[その後は・・・?]

 

 

[その後は・・・。]

 

 

 

 

 

隊長「ん・・・誰か、イチゴジャムを混ぜたろ。」ジュルルルル・・・

 

 

キラー2「あ、それは 私だYO。カレーイチゴ斬新だね。」モグモグ

 

 

龍虫「こんにゃく・・・中心に穴が開いてますね・・・。」モグモグ

 

 

元帥「凄いぐちゃぐちゃの何かなんだけどよ・・・。カレーとシチューと

   イチゴジャムと蜂蜜の味が染み込み過ぎているんだが・・・。」グチャグチャグチャ

 

 

曹長「・・・せめて・・・・・・・切ってから・・・入れて欲しかった。」ガリガリ

 

 

伍長「うーん・・・。うん・・・。」モグモグ

 

 

兵長「BGMが不気味だけど、やっぱり闇鍋は面白いお!」モグモグモグ

 

 

博士「」ゴッキュッゴキュッゴキュッ・・・

 

 

 

 

 

[まぁ・・・こんな感じだった。]

 

 

[えぇ・・・。・・・えぇ。]

 

 

 

 




【おまけ】
《各自、投下物》
曹長:エリクサー
元帥:高級牛肉
伍長:こんにゃく
兵長:カレー&シチューのルー
キラー2:イチゴジャムとキラー班長の蜂蜜
隊長:生クリーム・ホールケーキ
龍虫:タケノコ
博士:ふんどし



《各自、食した物》
曹長:タケノコ
元帥:ケーキのスポンジ
伍長:生クリーム
兵長:高級牛肉
キラー2:イチゴ
隊長:ふんどし
龍虫:こんにゃく
博士:汁

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