[短編連載SS]魔物娘たちとの日常   作:Vermillion

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日常73話-元帥「おっ買い物♪ おっ買い物♪」《前》

――デッキバン車内・車道路―――

 

隊長「なぁ、スーパーへ買い物に行くだけだろ? なんで、元帥は上機嫌なんだ。」

 

 

元帥「へへへっ・・・なんでだろう♪」ルンルン♪

 

 

曹長「・・・・・・。」ジー

 

 

隊長「曹長も。俺と元帥が買い出し班だと選ばれたのに、なぜ呼ばれてもない

   お前が付いてくる?」

 

 

曹長「・・・こんな・・・・・・気の抜けた・・・・・・紅トカゲヤロウと・・・一緒じゃ・・・・隊長が危険。

   ・・・確実な・・・護衛が必要・・・・・・でしょ?」ジー

 

 

隊長「一応、自分の身は自分で守れるんだが・・・。」

 

 

曹長「・・・・・・もしも・・・って・・・ことが・・・あるかもしれない・・・。」ジー

 

 

隊長「ないな。」

 

 

曹長「・・・あるよ。」ジー

 

 

隊長「ない。」

 

 

曹長「・・・ある。」ジー

 

 

隊長「・・・。」

 

 

曹長「・・・。」ジー

 

 

隊長「・・・はぁ・・・・・・。最後に一つだけ・・・。」

 

 

曹長「・・・・?」

 

 

隊長「大将。何故、貴様も乗っている・・・?」ギロッ

 

 

曹長「・・・!?」クルッ

 

 

元帥「え、大将?!」クルッ

 

 

「・・・・・・。」

 

 

隊長「なーんか、やけに重いなー。なんて思ってみれば・・・。

   荷物置き場に忍び込めば、俺が気づかないとでも思ったのか?」

 

 

「・・・・・・。」

 

 

隊長「・・・。・・・なぁ・・・――」スゥゥ・・・

 

 

曹長「・・・! 元帥、シートベルト!!」カチャッ!

 

 

元帥「お、おう!!」カチャッ!

 

 

隊長「大将!!!!」グッ!!

 

 

 

 

 

キキッーーーー!!! ゴンッ!!

 

 

 

 

 

大将「痛っ!」

 

 

元帥「おぉ・・・。スゲェ音。」ビックリ

 

 

曹長「・・・・・・シートベルトが無ければ・・・即死だった。」ドキドキ・・・

 

 

大将「痛タタタタタ・・・もう、隊長 急に急ブレーキは危ないでしょ☆!!

   後続車が居ない道路で、ブレーキだったから良かったけど☆

   居たら事故だったよ!!」プンスカ☆プンスカ☆

 

 

隊長「ちゃんと、バックミラーで後方確認してから急ブレーキしたよ。

   まぁ、元帥と曹長がシートベルトしてないことに踏む瞬間に気付いた時は、

   流石に焦ったけど・・・。ナイス、アシスト 曹長。」

 

 

曹長「・・・・・・感激の極み・・・。」フォッフォッフォッ

 

 

元帥「うわ・・・そのSE・・・FF6のアレか?」

 

 

隊長「で、大将。貴様が何故乗っている?

   軍曹から買い出しに行くように言われた時、あの場に居なかっただろ?」

 

 

大将「う~ん☆ アポちゃんの洗濯物を干していた時なんだけどね☆

   隊長と元帥が買い物袋持って縁側をウロウロしてたから・・・買い物かな~☆

   って、思って☆ ついでに乗せて貰おう☆→乗込んじゃった☆」テヘペロ☆

 

 

元帥「あの大胆な黒の紐パン、毒蛇のだったのか。」

 

 

曹長「・・・くまさん柄の・・・・可愛らしい・・・・・・寝間着も・・・。」

 

 

隊長「・・・そうか・・・。まぁ、自動車の運転が出来るやつなんて

   俺と兵長と王と准尉とキラー2ぐらいだもんな・・・。・・・仕方ないか。」

 

 

元帥「え? 准尉?」

 

曹長「・・・・兵長?」

 

 

大将「~♪☆ 准尉は変化の術で、人間の姿になれば運転できるんだよね~☆」

 

 

隊長「兵長は、この前免許取りに行って合格してたな。

   なんか曹長にはゲーム的ネット的能力で敵わないから、少しでも優位に

   なれるようにって取ったらしい。」

 

 

曹長「・・・・・・取らなきゃ・・・(焦り)」

 

 

隊長「うん・・・曹長は免許取っても身長的にアクセル ブレーキが届かないだろ。」

 

 

元帥「・・・グブフッ」

 

 

曹長「・・・。」イラッ

 

 

隊長「・・・大将? 1つ思い出したんだが・・・。」

 

 

大将「ん~☆ なにかな~?」

 

 

隊長「後ろに乗っけてあったと思われる工具箱・・・。

   あれ、どうした?」

 

 

元帥「工具箱?」

 

 

曹長「・・・隊長の・・・武器が・・・入ってる・・・。」コソコソ

 

 

元帥「なるほど。」ポンッ

 

 

大将「うん☆ 隠れるのに邪魔だから、降ろしちゃった☆

   めんご☆ めんご☆」テヘペロ☆

 

 

隊長「・・・・・・。」スゥゥ・・・

 

 

曹長「・・・。」ガッシリ

 

 

元帥「・・・。」ガッチリ

 

 

 

 

 

キキッーーーーー!!! ゴンッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――スーパー駐車場―――

 

隊長「着いたぞー。」バタン

 

 

元帥「おう!」バタン

 

 

曹長「・・・・・・。」バタン

 

 

大将「イタタタタタ・・・酷いよ・・・あのあと・・・3回も急ブレーキするなんて・・・。」シュルシュルシュル・・・

 

 

隊長「いやー。ネコガーネコガー トビダシテキテー。なっ?」スタスタスタ・・・

 

 

曹長「・・・猫が・・・横切った・・・。」スタスタスタ・・・

 

 

元帥「猫が飛び出して来たなら仕方ないな!!」スタスタスタ・・・

 

 

大将「絶対、嘘だよぉ・・・。」シュルシュルシュル・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――スーパーマーケット内―――

 

隊長「そんじゃまー。元帥、カート2つ。」

 

 

元帥「おう! ・・・2つ?」ガラガラガラ・・・ ガラガラガラ・・・

 

 

隊長「買うものが色々あるからな。2手に分かれる。」パシッ ガラガラガラ・・・

 

 

元帥「じゃあ、俺は・・・♪」

 

 

曹長「・・・。」ズイッ

 

 

元帥「・・・・・・。」ムッ

 

 

曹長「・・・私は・・・・・・隊長の護衛で・・・ココに来た・・・。

   必然的な組み合わせ。」ギュー

 

 

元帥「いや、買い物リストは俺が持ってるんだし、俺と隊長が一緒に買い物する。」グイッ

 

 

曹長「・・・。」バチバチバチッ

元帥「・・・。」バチバチバチッ

 

 

隊長「・・・仕方ない。おい、お前等。」

 

 

曹長「・・・?」

元帥「?」

 

 

隊長「お前等はお前等で左半分を回ってくれ。

   俺は1人で右半分を回るから。」ノシ

 

 

元帥「・・・!」

曹長「・・・ダメっ!」ガシッ

 

 

隊長「だって、お前等 そうやって喧嘩するんだろ? 護衛は結構。

   喧嘩して変に注目を浴びて、厄介なことに巻き込まれるぐらいなら俺一人で回る。」

 

 

元帥「い、いやっ・・・。」

 

 

曹長「・・・喧嘩しない・・・・・・喧嘩しないから・・・!」ガシッ

 

 

隊長「・・・。本当に喧嘩しないんだな?」ジトー

 

 

曹長「・・・しない・・・! ・・・ね?」チラッ

 

 

元帥「・・・!」コクコクコク!!

 

 

隊長「そうか、なら2人で回れるな。俺は右半分、曹長と元帥は左半分

   よ・ろ・し・く。」パシッ ノシ

 

 

元帥(゜Д゜)

曹長(゜A゜)

 

 

隊長「向こう側で合流なー。」ノシ

 

 

元帥(′・ω・`)

曹長orz

 

 

元帥(′; ω; `)ウッ

曹長囧rz

 

 

 

 

 

 

 

隊長(えーっと・・・このルートだと、サラダオイルとかコロッケの類――)

 

 

「あらぁ? もしかして・・・――」

 

 

隊長「・・・。・・・破ァッ!!」クルッ ズドン!

 

 

「」ゴフッ

 

 

隊長「やはり出たか、ストーカーサキュバスが・・・。

   軍曹から学んだ掌手と不意打ちが成功しなければ即死だった・・・。」

 

 

「」ピクピクピク

 

 

隊長「リベレーターさえあれば、ここで病院送りに出来たものを・・・

   悪運の強い奴め・・・。」チッ

 

 

「」ピクピク

 

 

 

隊長(さて、買い物買い物っと・・・。)ガラガラガラ

 

 

 

 

 

「」ピク

 

 

「」ムクッ

 

 

「ふ、ふふふ・・・。」

 

 

「さすが、私のダーリン♥ シゲキ的な♥愛のカ・タ・チ♪

 もう♥ 恥ずかしがり屋さんなんだから♪」クネクネ

 

 

「でも、今回はそんな突っぱねダーリンも 素直になっちゃうお薬でぇ・・・♪」スタタタ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

曹長「・・・元帥。」ピクッピクッ

 

 

元帥(′;ω;)?

 

 

曹長「・・・泣いている場合じゃ・・・・・・ないよ。・・・今・・・触覚レーダーが・・・

   隊長の危機を・・・感じ取った・・・・・・。」

 

 

元帥「えっ?!」

 

 

曹長「・・・すぐにでも・・・救援に行きたいけど・・・・・・

   今・・・何も買い物カゴに・・・・・・入ってないのに・・・隊長に・・・会えば・・・・

   好感度・・・・・・ガタ落ち・・・確実・・・だから・・・・・・手を借りたい・・・。」

 

 

元帥「・・・・・・。」

 

 

曹長「・・・・・・時は・・・一刻を争う・・・。」

 

 

元帥「・・・わかった。俺はどう動けばいい・・・?」

 

 

曹長「元帥、カート係・・・私、投擲係・・・アンダースタン?」[手差し伸べ]スッ

 

 

元帥「あ、あんだーすたん・・・!」ガシッ

 

 

曹長「・・・・・・よし・・・。Go! Go! Go!!」ダッ

 

 

元帥「・・・・・・!」ガラガラガラガラガラガラ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大将(んー☆ この価格だと、あの店の方が安いよねー☆)

 

 

 

大将(やっぱり明日の特売日を狙って、軍曹達と来た方が良かったかな?

   でも折角の隊長とお出かけ日和だったし・・・明日は明日でまた来れば良っか☆)

 

 

 

曹長「・・・・・・元帥!」ブンッ

 

 

元帥「おうよ!!」パシッ ガラガラガラガラガラ!!

 

 

 

大将「・・・・・・。」

 

 

大将(何やっているのかな・・・? あの2人・・・。)

 

 

大将(・・・。考えても仕方ないよね☆ 私は私でお買い物っと☆)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長(やけに賑やかだな・・・店内の左半分・・・。それにドリフト音まで聞こえるし・・・

   初めてスーパーに来た子供連れの魔物娘か何かだな?

   まったくカートは手押しの凶器だぞ。親はしつけがなってないなぁ。)

 

 

「・・・・・・。」フフフ♪

 

 

隊長(巻き込まれないように対角場の方から回ろう。)

 

 

「・・・・・・♪」ソォー・・・

 

 

隊長(・・・。・・・後ろの淫魔を叩き潰して。)クルッ

 

 

「・・・!」ビクッ

 

 

隊長「・・・。」ニッコリ ダキッ ギュー♪

 

 

「へ? ダ、ダーリ―――」

 

 

 

 

 

ズドムッ!!

 

 

 

 

 

隊長「あーやっぱ、いくら魔物娘でも金的ダメージは一撃必殺だわー。

   変に柔らかかったわー。」スタスタスタスタ・・・

 

 

「」ピクピクピクピクピク

 

 

 

 

 

 

 

 

元帥「次の角を右だ!!」キキキキキッーーーッ!!

 

 

曹長「買うもの・・・・・・!」ダッ

 

 

元帥「カレールー、シチュールー、ショウユーだ!!」ガラガラガラガラガラガラ!!

 

 

曹長「・・・・・・・そそそそいっ・・・!!」ポポポーン

 

 

元帥「よっしゃ!」キャッチ キャッチ キャッチ

 

 

曹長「!!」

 

 

元帥「どうした?!」ガラガラガラ!

 

 

曹長「・・・・・・!」ダッ

 

 

元帥「!?」キキーッ

 

 

曹長「・・・すぐ戻る・・・!!」パシッ パチッ

 

 

元帥「・・・。」ソワソワ

 

 

曹長「・・・帰ってきた・・・。」スタッ・・・

 

 

元帥「・・・!」

 

 

曹長「・・・試食・・・・・・魔界獣の腿肉・・・。」スッ

 

 

元帥「魔界獣の!?」

 

 

曹長「・・・栄養補給したら・・・再開・・・・・・。」パクッ モグモグモグ・・・

 

 

元帥「おう!」パクッ モグモグモグ

 

 

曹長「・・・。」モグモグモグ

元帥「・・・。」モグモグモグ

 

 

2人『美味ぁ!!』ゴックン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ご試食如何ですか~。」

 

 

大将「あ☆ じゃあ、1つだけ☆」

 

 

「どうぞ~。」スッ

 

 

大将「・・・☆」パクッ モグモグモグモグ

 

 

「どうですか~? 中々入荷することが出来ない魔界獣のお味は~?」

 

 

大将「・・・うん☆ 美味しいね☆」ゴックン

 

 

「でしょう? 見た所、お客様エキドナのようだけれども・・旦那様はいらっしゃるんですか?」

 

 

大将「うーん・・・まだ・・・・・・かな~? 一応、目星は付けているんだけどね~☆

   中々、振り向いてくれないっていうか・・・もっと幼馴染で、魅力的な恋敵が

   居るっていうか・・・☆」モジモジ

 

 

「そうなんですか・・・大変そうですね。私もなんですが―――」

 

 

 

 

 

 

 

 

隊長(粗方、おっけー。後は左半分の元帥と曹長と合流するだけだな。

   ・・・カートレースをして遊んでいるガキ共もいるようだし・・・巻き込まれてなきゃ

   良いんだが・・・。)

 

 

隊長(ま、2人に限ってそれは無いか。

   むしろあの2人の事で気にしなきゃいけないのは・・・喧嘩と試食にハマる事だな。)

 

 

隊長(リアル言いくるめされてないと良いが・・・。)

 

 

 

 

 




――茶の間―――

伍長「あれ? 非日常・・・。」


軍曹「・・・色々あるのよ。」


伍長「いろいろあるの・・・。」


軍曹「そう。色々。」ズズズ・・・



ガラガラガラ・・・!



伍長「・・・?」


博士「軍曹くん! 隊長君はいるかね?!」バッ


軍曹「隊長なら買い出しに行かせたからいないわよ。何か用?」


博士「実はファラオ様が、クトゥルフTRPGとやらのシナリオを買ってきたのだが・・・
   もし時間があれば共に遊ぼうかと・・・。」キラキラキラ

軍曹「そう? なら、あと1時間もしないうちに帰ってくるんじゃないかしら。」


博士「では、ここで待たせてもらうが・・・よろしいかね?」キラキラキラ


軍曹「お好きにどうぞ。」ズズズ・・・ゴクッ


博士「うむ!」キラキラキラ


伍長「・・・・・・。」


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