[短編連載SS]魔物娘たちとの日常 作:Vermillion
――デッキバン車内・車道路―――
隊長「なぁ、スーパーへ買い物に行くだけだろ? なんで、元帥は上機嫌なんだ。」
元帥「へへへっ・・・なんでだろう♪」ルンルン♪
曹長「・・・・・・。」ジー
隊長「曹長も。俺と元帥が買い出し班だと選ばれたのに、なぜ呼ばれてもない
お前が付いてくる?」
曹長「・・・こんな・・・・・・気の抜けた・・・・・・紅トカゲヤロウと・・・一緒じゃ・・・・隊長が危険。
・・・確実な・・・護衛が必要・・・・・・でしょ?」ジー
隊長「一応、自分の身は自分で守れるんだが・・・。」
曹長「・・・・・・もしも・・・って・・・ことが・・・あるかもしれない・・・。」ジー
隊長「ないな。」
曹長「・・・あるよ。」ジー
隊長「ない。」
曹長「・・・ある。」ジー
隊長「・・・。」
曹長「・・・。」ジー
隊長「・・・はぁ・・・・・・。最後に一つだけ・・・。」
曹長「・・・・?」
隊長「大将。何故、貴様も乗っている・・・?」ギロッ
曹長「・・・!?」クルッ
元帥「え、大将?!」クルッ
「・・・・・・。」
隊長「なーんか、やけに重いなー。なんて思ってみれば・・・。
荷物置き場に忍び込めば、俺が気づかないとでも思ったのか?」
「・・・・・・。」
隊長「・・・。・・・なぁ・・・――」スゥゥ・・・
曹長「・・・! 元帥、シートベルト!!」カチャッ!
元帥「お、おう!!」カチャッ!
隊長「大将!!!!」グッ!!
キキッーーーー!!! ゴンッ!!
大将「痛っ!」
元帥「おぉ・・・。スゲェ音。」ビックリ
曹長「・・・・・・シートベルトが無ければ・・・即死だった。」ドキドキ・・・
大将「痛タタタタタ・・・もう、隊長 急に急ブレーキは危ないでしょ☆!!
後続車が居ない道路で、ブレーキだったから良かったけど☆
居たら事故だったよ!!」プンスカ☆プンスカ☆
隊長「ちゃんと、バックミラーで後方確認してから急ブレーキしたよ。
まぁ、元帥と曹長がシートベルトしてないことに踏む瞬間に気付いた時は、
流石に焦ったけど・・・。ナイス、アシスト 曹長。」
曹長「・・・・・・感激の極み・・・。」フォッフォッフォッ
元帥「うわ・・・そのSE・・・FF6のアレか?」
隊長「で、大将。貴様が何故乗っている?
軍曹から買い出しに行くように言われた時、あの場に居なかっただろ?」
大将「う~ん☆ アポちゃんの洗濯物を干していた時なんだけどね☆
隊長と元帥が買い物袋持って縁側をウロウロしてたから・・・買い物かな~☆
って、思って☆ ついでに乗せて貰おう☆→乗込んじゃった☆」テヘペロ☆
元帥「あの大胆な黒の紐パン、毒蛇のだったのか。」
曹長「・・・くまさん柄の・・・・可愛らしい・・・・・・寝間着も・・・。」
隊長「・・・そうか・・・。まぁ、自動車の運転が出来るやつなんて
俺と兵長と王と准尉とキラー2ぐらいだもんな・・・。・・・仕方ないか。」
元帥「え? 准尉?」
曹長「・・・・兵長?」
大将「~♪☆ 准尉は変化の術で、人間の姿になれば運転できるんだよね~☆」
隊長「兵長は、この前免許取りに行って合格してたな。
なんか曹長にはゲーム的ネット的能力で敵わないから、少しでも優位に
なれるようにって取ったらしい。」
曹長「・・・・・・取らなきゃ・・・(焦り)」
隊長「うん・・・曹長は免許取っても身長的にアクセル ブレーキが届かないだろ。」
元帥「・・・グブフッ」
曹長「・・・。」イラッ
隊長「・・・大将? 1つ思い出したんだが・・・。」
大将「ん~☆ なにかな~?」
隊長「後ろに乗っけてあったと思われる工具箱・・・。
あれ、どうした?」
元帥「工具箱?」
曹長「・・・隊長の・・・武器が・・・入ってる・・・。」コソコソ
元帥「なるほど。」ポンッ
大将「うん☆ 隠れるのに邪魔だから、降ろしちゃった☆
めんご☆ めんご☆」テヘペロ☆
隊長「・・・・・・。」スゥゥ・・・
曹長「・・・。」ガッシリ
元帥「・・・。」ガッチリ
キキッーーーーー!!! ゴンッ!!
――スーパー駐車場―――
隊長「着いたぞー。」バタン
元帥「おう!」バタン
曹長「・・・・・・。」バタン
大将「イタタタタタ・・・酷いよ・・・あのあと・・・3回も急ブレーキするなんて・・・。」シュルシュルシュル・・・
隊長「いやー。ネコガーネコガー トビダシテキテー。なっ?」スタスタスタ・・・
曹長「・・・猫が・・・横切った・・・。」スタスタスタ・・・
元帥「猫が飛び出して来たなら仕方ないな!!」スタスタスタ・・・
大将「絶対、嘘だよぉ・・・。」シュルシュルシュル・・・
――スーパーマーケット内―――
隊長「そんじゃまー。元帥、カート2つ。」
元帥「おう! ・・・2つ?」ガラガラガラ・・・ ガラガラガラ・・・
隊長「買うものが色々あるからな。2手に分かれる。」パシッ ガラガラガラ・・・
元帥「じゃあ、俺は・・・♪」
曹長「・・・。」ズイッ
元帥「・・・・・・。」ムッ
曹長「・・・私は・・・・・・隊長の護衛で・・・ココに来た・・・。
必然的な組み合わせ。」ギュー
元帥「いや、買い物リストは俺が持ってるんだし、俺と隊長が一緒に買い物する。」グイッ
曹長「・・・。」バチバチバチッ
元帥「・・・。」バチバチバチッ
隊長「・・・仕方ない。おい、お前等。」
曹長「・・・?」
元帥「?」
隊長「お前等はお前等で左半分を回ってくれ。
俺は1人で右半分を回るから。」ノシ
元帥「・・・!」
曹長「・・・ダメっ!」ガシッ
隊長「だって、お前等 そうやって喧嘩するんだろ? 護衛は結構。
喧嘩して変に注目を浴びて、厄介なことに巻き込まれるぐらいなら俺一人で回る。」
元帥「い、いやっ・・・。」
曹長「・・・喧嘩しない・・・・・・喧嘩しないから・・・!」ガシッ
隊長「・・・。本当に喧嘩しないんだな?」ジトー
曹長「・・・しない・・・! ・・・ね?」チラッ
元帥「・・・!」コクコクコク!!
隊長「そうか、なら2人で回れるな。俺は右半分、曹長と元帥は左半分
よ・ろ・し・く。」パシッ ノシ
元帥(゜Д゜)
曹長(゜A゜)
隊長「向こう側で合流なー。」ノシ
元帥(′・ω・`)
曹長orz
元帥(′; ω; `)ウッ
曹長囧rz
隊長(えーっと・・・このルートだと、サラダオイルとかコロッケの類――)
「あらぁ? もしかして・・・――」
隊長「・・・。・・・破ァッ!!」クルッ ズドン!
「」ゴフッ
隊長「やはり出たか、ストーカーサキュバスが・・・。
軍曹から学んだ掌手と不意打ちが成功しなければ即死だった・・・。」
「」ピクピクピク
隊長「リベレーターさえあれば、ここで病院送りに出来たものを・・・
悪運の強い奴め・・・。」チッ
「」ピクピク
隊長(さて、買い物買い物っと・・・。)ガラガラガラ
「」ピク
「」ムクッ
「ふ、ふふふ・・・。」
「さすが、私のダーリン♥ シゲキ的な♥愛のカ・タ・チ♪
もう♥ 恥ずかしがり屋さんなんだから♪」クネクネ
「でも、今回はそんな突っぱねダーリンも 素直になっちゃうお薬でぇ・・・♪」スタタタ・・・
曹長「・・・元帥。」ピクッピクッ
元帥(′;ω;)?
曹長「・・・泣いている場合じゃ・・・・・・ないよ。・・・今・・・触覚レーダーが・・・
隊長の危機を・・・感じ取った・・・・・・。」
元帥「えっ?!」
曹長「・・・すぐにでも・・・救援に行きたいけど・・・・・・
今・・・何も買い物カゴに・・・・・・入ってないのに・・・隊長に・・・会えば・・・・
好感度・・・・・・ガタ落ち・・・確実・・・だから・・・・・・手を借りたい・・・。」
元帥「・・・・・・。」
曹長「・・・・・・時は・・・一刻を争う・・・。」
元帥「・・・わかった。俺はどう動けばいい・・・?」
曹長「元帥、カート係・・・私、投擲係・・・アンダースタン?」[手差し伸べ]スッ
元帥「あ、あんだーすたん・・・!」ガシッ
曹長「・・・・・・よし・・・。Go! Go! Go!!」ダッ
元帥「・・・・・・!」ガラガラガラガラガラガラ!!!
大将(んー☆ この価格だと、あの店の方が安いよねー☆)
大将(やっぱり明日の特売日を狙って、軍曹達と来た方が良かったかな?
でも折角の隊長とお出かけ日和だったし・・・明日は明日でまた来れば良っか☆)
曹長「・・・・・・元帥!」ブンッ
元帥「おうよ!!」パシッ ガラガラガラガラガラ!!
大将「・・・・・・。」
大将(何やっているのかな・・・? あの2人・・・。)
大将(・・・。考えても仕方ないよね☆ 私は私でお買い物っと☆)
隊長(やけに賑やかだな・・・店内の左半分・・・。それにドリフト音まで聞こえるし・・・
初めてスーパーに来た子供連れの魔物娘か何かだな?
まったくカートは手押しの凶器だぞ。親はしつけがなってないなぁ。)
「・・・・・・。」フフフ♪
隊長(巻き込まれないように対角場の方から回ろう。)
「・・・・・・♪」ソォー・・・
隊長(・・・。・・・後ろの淫魔を叩き潰して。)クルッ
「・・・!」ビクッ
隊長「・・・。」ニッコリ ダキッ ギュー♪
「へ? ダ、ダーリ―――」
ズドムッ!!
隊長「あーやっぱ、いくら魔物娘でも金的ダメージは一撃必殺だわー。
変に柔らかかったわー。」スタスタスタスタ・・・
「」ピクピクピクピクピク
元帥「次の角を右だ!!」キキキキキッーーーッ!!
曹長「買うもの・・・・・・!」ダッ
元帥「カレールー、シチュールー、ショウユーだ!!」ガラガラガラガラガラガラ!!
曹長「・・・・・・・そそそそいっ・・・!!」ポポポーン
元帥「よっしゃ!」キャッチ キャッチ キャッチ
曹長「!!」
元帥「どうした?!」ガラガラガラ!
曹長「・・・・・・!」ダッ
元帥「!?」キキーッ
曹長「・・・すぐ戻る・・・!!」パシッ パチッ
元帥「・・・。」ソワソワ
曹長「・・・帰ってきた・・・。」スタッ・・・
元帥「・・・!」
曹長「・・・試食・・・・・・魔界獣の腿肉・・・。」スッ
元帥「魔界獣の!?」
曹長「・・・栄養補給したら・・・再開・・・・・・。」パクッ モグモグモグ・・・
元帥「おう!」パクッ モグモグモグ
曹長「・・・。」モグモグモグ
元帥「・・・。」モグモグモグ
2人『美味ぁ!!』ゴックン
「ご試食如何ですか~。」
大将「あ☆ じゃあ、1つだけ☆」
「どうぞ~。」スッ
大将「・・・☆」パクッ モグモグモグモグ
「どうですか~? 中々入荷することが出来ない魔界獣のお味は~?」
大将「・・・うん☆ 美味しいね☆」ゴックン
「でしょう? 見た所、お客様エキドナのようだけれども・・旦那様はいらっしゃるんですか?」
大将「うーん・・・まだ・・・・・・かな~? 一応、目星は付けているんだけどね~☆
中々、振り向いてくれないっていうか・・・もっと幼馴染で、魅力的な恋敵が
居るっていうか・・・☆」モジモジ
「そうなんですか・・・大変そうですね。私もなんですが―――」
隊長(粗方、おっけー。後は左半分の元帥と曹長と合流するだけだな。
・・・カートレースをして遊んでいるガキ共もいるようだし・・・巻き込まれてなきゃ
良いんだが・・・。)
隊長(ま、2人に限ってそれは無いか。
むしろあの2人の事で気にしなきゃいけないのは・・・喧嘩と試食にハマる事だな。)
隊長(リアル言いくるめされてないと良いが・・・。)
――茶の間―――
伍長「あれ? 非日常・・・。」
軍曹「・・・色々あるのよ。」
伍長「いろいろあるの・・・。」
軍曹「そう。色々。」ズズズ・・・
ガラガラガラ・・・!
伍長「・・・?」
博士「軍曹くん! 隊長君はいるかね?!」バッ
軍曹「隊長なら買い出しに行かせたからいないわよ。何か用?」
博士「実はファラオ様が、クトゥルフTRPGとやらのシナリオを買ってきたのだが・・・
もし時間があれば共に遊ぼうかと・・・。」キラキラキラ
軍曹「そう? なら、あと1時間もしないうちに帰ってくるんじゃないかしら。」
博士「では、ここで待たせてもらうが・・・よろしいかね?」キラキラキラ
軍曹「お好きにどうぞ。」ズズズ・・・ゴクッ
博士「うむ!」キラキラキラ
伍長「・・・・・・。」