[短編連載SS]魔物娘たちとの日常 作:Vermillion
――大将家リビング―――
毒蛇「・・・・・・。」ズーン
大将「ん~? どうしたの~ ☆ あぽちゃん?」
毒蛇「・・・。」ズーン
大将「人生設計に積んじゃったの☆?」
毒蛇「・・・。」ズーン
大将「そんな落ち込んだ顔は、あぽちゃんには似合わないぞ☆」グリグリ・・・
毒蛇「・・・。・・・アタシが似合う顔ってどんな顔よ・・・。」
大将「あ、やっと返事してくれた☆」パァ☆
毒蛇「そりゃ、流石に2時間半もシカトしてやったのにしつこく絡んで来たし。」ジトー
大将「はいはい☆ あぽちゃん目つきが悪くなっているよー☆
もっともっと、おめめをパッチリさせてー☆」ニパー☆
毒蛇「誰のせいで、アタシがこの目つきになっていると――」ジトー
大将「んーと・・・タイトルコールであぽちゃん人生を 破☆壊 した人物?」
毒蛇「・・・・・・。」
大将「違った☆?」キラッ☆
毒蛇「それもそうだけれども、・・・・・・大将。」ジトー
大将「んー☆」ニコニコ☆
毒蛇「どうして真っ先に自分だと思わないのよ・・・。」ジトー
大将「んー☆ んっふっふっふー☆ なんでだろうね☆?」
毒蛇「・・・からかっているの? からかっているのね?」キッ
大将「もー☆ 怒らないの☆ ジト目のあぽちゃんより、怒った顔のあぽちゃんの方が
防空壕の住民からしてみれば似合っているって言うんだろうけど・・・・・・
わたしは怒ったあぽちゃんより微笑むあぽちゃんの方が好きだなー☆」ニコニコ
毒蛇「・・・誰が、アタシを怒らせていると思っているのよ・・・。」ムムム・・・
大将「わたし☆」ニパー☆
毒蛇「・・・・・・っ・・・はぁぁぁぁ・・・。」
大将「言いたいことがあるなら言っても いいんだよー☆」ニコニコ☆
毒蛇「もう、言いたいことが呆れを通ってなくなったわよ・・・。」ムスー
大将「落ち込むあぽちゃんも可愛いよねー☆」
毒蛇「はいはい。かわいい。かわいい。」ムスー
大将「あれー? 反応しないんだねー☆ どうしたのかな? かな☆」ノゾキコミ
毒蛇「反応すれば喜ぶでしょ。アタシは学習するの。
そうそう・・・何度も、反応したりしないわよ。」ムスー・・・
大将「むふふー☆ でも、ちゃんと学習アピールをするあぽちゃんも可愛いかもー☆」
毒蛇「・・・・・・。」ムスー
大将「それで、何か悩み事なら乗るけど・・・どうかしたの?」
毒蛇「・・・別に知らなくても良い事よ。大将に愚痴った所で、運命が変わる訳でも
無いんだし。話すだけ無駄よ。」ムスー・・・
大将「でも話す事によって、次は同じ境遇にあった時、迷いが残るような決断結果は
なくなるんじゃないかな?」
毒蛇「・・・・・・もうあんな奇跡のような境遇は2度も無いから良いの。」
大将「でも、確実に無いなんて言いきれないでしょ?」
毒蛇「・・・ほっといてよ。」
大将「・・・・・。」
毒蛇「・・・。」
大将「・・・・・・もし・・・。」
毒蛇「話したくなる時なんて、一生訪れないわよ。」
大将「・・・・・・そうじゃなくて・・・。」
毒蛇「・・・・・・?」チラッ
大将「・・・。」ウツムキ・・・
毒蛇「・・・・・・何よ。」
大将「・・・。」
毒蛇「・・・・・・。」
大将「・・・その、私も・・・。」
毒蛇「・・・・・・。・・・はぁ・・・・・・まぁ、そう言う事なら・・・。」ヨッコラセッ・・・
大将「・・・・・・。」ニィ・・・★
毒蛇「・・・まぁ、アタシの失敗談を聞いたからって大将が同様に回避しきれるとは
到底思えないけど。」
大将「・・・・・・。」コクン
毒蛇「・・・2時間半前のあの呟きは、もしも防空壕のバカ犬に誤って召喚されて居なければ
アタシはもしかしたら、一国の女王になれたんじゃないかと思ってね・・・。」
大将「・・・。」
毒蛇「時々、夢に出てくるのよ。お母様が悪きファラオを撃ち破って、立派な理想の
帝国を築きあげた夢を・・・なのに・・・アタシは日々こうやって・・・。」
大将「・・・うんうん。」
毒蛇「・・・自分でも、堕落しきっているのは分かっている・・・けれども・・・・・・
・・・・・・。」
大将「・・・。」
毒蛇「・・・どう? 参考にはならない愚痴でしょ?」
大将「・・・・・・。」
毒蛇「・・・ま・・・。いいわよ。・・・・・・それだけ。満足して貰えたかしら?」
大将「・・・うん、とっても★」キラッ★
毒蛇「・・・!?」ゾクッ?!
大将(さぁてと・・・あぽちゃんの悪夢解消に今日の夕食後の茶は・・・むふふふ★・・・)クルッ
毒蛇「・・・・・・。」ブルブルッ・・・?