[短編連載SS]魔物娘たちとの日常   作:Vermillion

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非日常94話-軍曹「はいはい。病人は粥。粥ね。」

――脱衣所―――

 

元帥「これで、よしっ・・・。」フキフキ・・・

 

 

隊長「・・・・。」

 

 

元帥「さてと、とりあえず布団まで向かうか。」ヨッコイセ・・・

 

 

隊長「・・・。」

 

 

キラー2「曹長、しっかりしてー。」ユサユサユサ

 

 

曹長「」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――軍曹の部屋―――

 

元帥「さて、隊長を何処で寝かすかだが・・・。」

 

 

曹長「・・・!」キランッ☆

 

 

軍曹「私の部屋ね。」

 

 

キラー2「部屋からして必然的にそうなるよねぇ・・・。」

 

 

曹長「軍曹・・・隊長に・・・・・・変な事したら・・・――」ギロッ

 

 

軍曹「しないわよ。」

 

 

キラー2「軍曹、私はどこで寝れば・・・。」

 

 

曹長「・・・・・・1揃あるから・・・私の部屋・・・・・・。」

 

 

 

 

 

TELLLLLLLLL・・・

 

 

 

 

 

軍曹「・・・。」ピクッ

 

 

伍長「ぐんそー。電話だよー?」スッ ヒョコッ

 

 

キラー2「こんな時間に電話してくるのって・・・。」ビクビク・・・ ギュー

 

 

元帥「ぐ、軍曹。」ダキッ ギュー

 

 

曹長「・・・・・・隊長は・・・死んでも守るから・・・・・・電話・・・よろ。」シャキン

 

 

軍曹「・・・仕方ないわね。」スッ ノッシノッシ

 

 

 

 

 

TELLLLLLLLL――

 

 

 

 

 

軍曹「はい?」ガチャッ

 

 

キラー「キラー2に――」

 

 

軍曹「・・・。」ガシャン!!

 

 

 

軍曹「・・・はぁ・・・・・。」

 

 

 

 

 

TELLLLLLLL―――

 

 

 

 

 

軍曹「・・・。」ガチャッ

 

 

キラー3「副班長を――」

 

 

軍曹「・・・。」ガシャン!!!

 

 

 

 

 

TELLLLLLLL―――

 

 

 

 

 

軍曹「しつこいわね!! いい加減にしないと密閉して殺虫剤を撒くわよ!?」ガチャッ

 

 

博士『なぬ!?』

 

 

軍曹「・・・博士?」

 

 

博士『そ、そうだが・・・。』

 

 

軍曹「ごめんなさい・・・驚いたでしょ?」

 

 

博士『・・・何かあったのか?』

 

 

軍曹「まぁ、ちょっと色々とね。」

 

 

博士『そうか・・・。夜分遅くにすまないが、隊長君に少し話があるのだ。

   代わって貰えないか?』

 

 

軍曹「・・・・・・。」

 

 

博士『軍曹君?』

 

 

軍曹「ちょっと今、出られないのよ。何か話しが有るなら伝えておくけど?」

 

 

博士『では伝えておいてほしい。』

 

 

軍曹「何かしら?」

 

 

博士『・・・・これは私から隊長君への忠告だが・・・。

   彼は今後の身の振り方を少し考えた方が良いかもしれない。』

 

 

軍曹「・・・えぇ。」

 

 

博士『隊長君に対して何名かの魔物娘♂から欲情の眼差しが向けられていた。

   あの眼差しは・・・獲物を見定めた瞳そのものであった。』

 

 

軍曹「・・・。」

 

 

博士『軍曹君も気付いているとは思うが、隊長君は男だった時と比べ弱体化している。

   昔の様に力を力で往なす事は難しい。また、魔物娘♂となった彼等も同様だ。

   彼等がその気になれば、隊長君を捕え本能のままに犯すことは容易いだろう。』

 

 

軍曹「・・・。」

 

 

博士『それに1週間も彼女たちが何処まで理性を抑えられるか・・・。

   素が好色かつ欲望に忠実な魔物娘が、男の身体となった今

   その欲望を抑えきることが出来るかどうか。』

 

 

軍曹「・・・無理ね。絶対に無理な話ね。

   現に兵長が隊長の事を襲って犯そうとしていたわ。

   ほぼ100%正気で居られる魔物娘なんて片手で数えられる程度でしょうね。」

 

 

博士『うむ。私も原因を追究し、解毒薬の開発に勤しむ。

   その間 隊長君は、犯人捜しをするだろう。しかしこれだけは守ってほしい。』

 

 

軍曹「・・・。」

 

 

博士『【隊長君が信頼できる魔物娘♂の傍から片時も離れるな。】』

 

 

軍曹「・・・えぇ。御忠告、ありがと。」

 

 

博士『うむ。では、また。おやすみだ。』

 

 

軍曹「ではまた。・・・・・・・おやすみなさい。」カチャッ・・・

 

 

 

 

 

 

 

軍曹「・・・・・・。」ノッシノッシノッシ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――2日目―――

 

 

 

――軍曹の部屋―――

 

軍曹「はぁ・・・。」

 

 

隊長「ゴホッゴホッ!」

 

 

元帥「おは・・・・・・た、隊長!? 大丈夫か?!」バッ

 

 

隊長「だ、だい・・・ゴホッゴホッ ・・・じょ・・・ケホッケホッ!!」

 

 

元帥「軍曹!!」バッ

 

 

軍曹「ちょっと黙ってなさい。」

 

 

 

 

 

pipipi…pipipi…pipipi…

 

 

 

 

軍曹「・・・・・・。」モゾッ

 

 

隊長「ゴホッ!!」

 

 

軍曹「38.6度・・・。多分、風邪でしょうね。」

 

 

元帥「風邪!?」

 

 

軍曹「えぇ。・・・先に言っておくけど、私のせいじゃないわよ?

   昨日、十分に暖かくしてから寝かせたもの。」

 

 

元帥「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

曹長『それとも・・・あれなの・・・? ・・・チェリーボーイ?』

 

 

キラー2『チェリボーイ! チェリーボーイ!!』

 

 

元帥『と、とにかく! だめな物はダメだ!! 本人の許可もなしに揉むなんて!!』

 

 

曹長『うわ・・・こいつ・・・DTだわ・・・チェリーDTだわー・・・。』

 

 

キラー2『ばれなきゃ犯罪じゃないんですよぉ・・・。』

 

 

 

 

 

 

 

 

元帥「・・・・・・おう・・・分かってるぜ。」

 

 

軍曹「これじゃ今回の犯人捜しできなさそうね。

   ・・・隊長の平熱から考えて指示も仰げなさそうだし・・・どうしようかしら。」

 

 

元帥「・・・? 隊長の平熱っていくつなんだ?」

 

 

軍曹「35.3。」

 

 

元帥「・・・。・・・!? 3度も格差があるじゃないか!!」

 

 

軍曹「だから昨日同様、真面な思考は望めないの。」

 

 

元帥「びょ、病院に・・・!」

 

 

軍曹「それが出来ていれば、私が歩いてでも運んでいるわよ。

   でも隊長が昨日、何を言ったか覚えている?」

 

 

元帥「・・・昨日・・・あっ。」

 

 

軍曹「・・・。」

 

 

元帥「・・・・・・でもよ・・・。」ボソッ

 

 

軍曹「幸い。この家には、薬剤の備蓄もあるから。

   ただの風邪なら病院に連れて行かなくても大丈夫でしょ?」

 

 

元帥「・・・・・・。」

 

 

隊長「・・・すぃ・・・・・・ゴホッゴホッ!」

 

 

元帥「・・・! 隊長!」

 

 

隊長「心配か・・・・・・て、ごめん・・・おれハッゲッホッゲッホッ・・・だいじょぶ・・・ゴホッ。」

 

 

元帥「・・・・・・辛かったら、いつでも言ってくれ。」

 

 

隊長「ありが・・・ゴホッゴホッ!!!」

 

 

軍曹「まったく・・・この一大事って時に風邪なんか引いて・・・。」

 

 

隊長「すま・・・・・・ガハッ!」

 

 

軍曹「元帥、この家に居る全員を台所へ呼んで。話があるの。」

 

 

元帥「お、おう!」ダッ

 

 

隊長「・・・ゴホッゴホッ! ・・・そぅ・・・・・・。」

 

 

軍曹「・・・何?」

 

 

隊長「・・・・・・・・・・ぇ。」

 

 

軍曹「・・・?」

 

 

隊長「・・・ご飯は・・・常食・・・・・・でぇ・・・。」ゴホッゴホッ

 

 

軍曹「・・・。」ジトー

 

 

隊長「粥は・・・やだぁ・・・ゴホッ!!」

 

 

軍曹「はいはい。病人は粥。粥ね。」

 

 

隊長「か・・・粥・・・・・・やだよぉ・・・。ウゥ・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――台所―――

 

軍曹「・・・!」ノッシノッシ

 

 

元帥「・・・・・・。」ジー

 

 

キラー2「・・・・・・。」ジー

 

 

曹長「・・・・・・。」ジー

 

 

伍長「・・・・・・。」ジー

 

 

4人「「「「・・・・・・」」」」ジィーーー

 

 

軍曹「・・・隊長の件。元帥から聞いた?」

 

 

伍長「隊長、大丈夫なの? 死んじゃったりしないよね?」

 

 

キラー2「ごめんなさい・・・私達のせいで・・・。」

 

 

曹長「・・・・・・。」

 

 

元帥「軍曹。今日の事だけど・・・。」

 

 

軍曹「えぇ。今日は2班に分けて行動するわよ。

   1つがこんな事態を引き起こした犯人捜索班。

   もう1つが風邪で寝込んでいる隊長を外敵から守る看病・護衛班。」

 

 

曹長「・・・隊長、護衛班・・・!」ノ

 

 

伍長「えー!? そんなのずるい!! 私が護衛する!!」

 

 

軍曹「最後まで聞きなさい。この護衛班だけどなるべく理性の保つことが出来る2人で

   受け持つことにしたの。」

 

 

元帥「・・・・・・理性の・・・保てる奴が・・・か?」

 

 

軍曹「そう――」

 

 

曹長「・・・!!」ピョンピョン! ノシ

 

 

伍長「だいじょぶだよ! 私、ちゃんと『待て』出来るよ!!」ピョンピョン! ノシ

 

 

軍曹「だから――」スッ

 

 

元帥(あっ・・・)

 

 

キラー2((察し))

 

 

 

 

 

ゴンッ! ゴンッ!!

 

 

 

 

 

曹長・伍長「「」」シュー・・・

 

 

軍曹「人の話は最後まで聞きなさいっての・・・!」

 

 

キラー2「・・・そ、それで軍曹。班分けはもう決めたの?」

 

 

軍曹「いいえ、まだよ。これから決めるの。1人は私で、あともう一人なのだけど・・・。

   元帥かキラー2どちらか護衛班に来て貰えないかしら?」

 

 

キラー2「私!?」

 

元帥「俺か?!」

 

 

軍曹「そう。貴方たち2人のどちらかね。伍長や曹長はご覧の通りだから

   護衛班に回すわけに行かないし・・・。」

 

 

キラー2「・・・・・・。」チラッ

 

 

元帥「・・・・・。」チラッ

 

 

軍曹「出来ることなら、さっさと決めて欲しいのだけど。」

 

 

キラー2(・・・昨日、曹長と悪ノリして隊長に風邪引かせちゃった原因は私だし・・・

    私がそばに居るぐらいなら、馴染み深い元帥と一緒に居た方が隊長も

    心安らぐよね。外は班長とか居るから怖いけど・・・よしっ! 私が――)スッ

 

 

元帥「じゃ、俺が犯人捜索班に回るよ。」ノ

 

 

キラー2「・・・!?」ビクッ?

 

 

軍曹「そう? それじゃ、よろしく頼むわね。」

 

 

元帥「おう! 絶対に犯人を見つけ出してコテンパンにしてやるぜ!!」

 

 

軍曹「さてと、私は朝食作るわね。」

 

 

元帥「腹が減っては戦は出来ぬってな! ハハハハハハッ!!」

 

 

キラー2「・・・げ、げんすぃ・・・?」チラッ

 

 

元帥「ん? キラー2は隊長を頼む。こういった防衛・護衛は得意分野だろ?

   俺は外で情報を集めてくるからさ。事件が早期解決すれば隊長も喜ぶと思うんだ。」

 

 

キラー2「で、でも・・・。私は昨日、こっちに移って来たばかりだし・・・。

   キラー家が隊長を襲ったこともあるし・・・私を護衛に回すのは・・・。」

 

 

元帥「・・・別によ。あの件はキラー2が企てた犯行じゃないだろ?」

 

 

キラー2「・・・・・。」

 

 

元帥「俺は隊長みたいにうまく言えないけどよ。それは頂上が命令したことで

   その下のキラー2達には罪は無いと思うんだ。それにキラー2の場合は上司を裏切って

   まで俺達に隊長の危険を知らせてくれただろ?」

 

 

キラー2「ま、まぁね。」

 

 

元帥「なら十分信用できると俺は思うぞ! そこで寝転がってる2人は知らないけど・・・

   少なくとも俺はキラー2のこと信じてるからな!」

 

 

キラー2「・・・ありがと。」

 

 

元帥「おう♪ あとよ。現状、キラーと鉢合わせするのは個人的に嫌だろ?」

 

 

キラー2「確かに班長と遭遇するのは嫌かも・・・。」テヘヘ・・・

 

 

元帥「なら当分は、家の中で護衛に付いていた方が良いって。

   それに・・・。」ポリポリ・・・

 

 

キラー2「それに?」

 

 

元帥「キラー2、曹長、伍長のメンバーだと犯人捜査より遊びに傾きそうで

   俺が個人的に怖い。」[目逸らし]

 

 

キラー2「・・・!!」

 

 

元帥「ま、そういうことだからよ! 頼むぜ!」グッド

 

 

キラー2「任せろー!」バリバリー

 

 

元帥「さーてと! 俺はショットガンの整備でもしてくるか!!」クルッ

 

 

キラー2(私、忠を尽くした相手に対しては、真面目に任務を熟すんだけどな・・・

    ま、いっか。私もMP5Kの整備でも・・・。)クルッ

 

 

軍曹「ご飯よー。」

 

 

元帥「はーい!!」クルッ

 

 

キラー2「は、はーい!!」クルッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――玄関―――

 

軍曹「それじゃ、情報収集は犯人捜索班よろしく頼むわね。」

 

 

元帥「おう! 絶対に犯人の尻尾を掴んでくるぜ!!」グッ

 

 

曹長「・・・・・・ご飯食べて・・・気付いたら・・・・・・班割りが・・・終了していた・・・

   ・・・件に・・・ついて・・・。」ズーン・・・

 

 

伍長「う~・・・隊長の防衛係じゃないのかぁ・・・。」ズーン

 

 

 

 

 

ガラガラガラ

 

 

 

 

 

元帥「いってきまーす!!」ダッ

 

 

伍長「行ってくる・・・。」トボトボ・・・

 

 

曹長「・・・・・・。」

 

 

キラー2「いってらっしゃーい!」ノシ

 

 

軍曹「それじゃ、キラー2.やることを早速指示するからついて来て。」クルッ ノッシノッシ・・・

 

 

キラー2「は、はい!!」

 

 

曹長「・・・・・・キラー2・・・。」ボソッ

 

 

キラー2「ん?」

 

 

曹長「・・・・・・隊長の事・・・よろしく・・・・・・。」

 

 

キラー2「・・・! うん! 隊長は任せろー!」

 

 

曹長「・・・・・・それと・・・。」ボソッ

 

 

キラー2「・・・?」

 

 

曹長「・・・隊長に・・・・・・ナニか・・・シたの・・・・・分かったら・・・・・・

   言い訳なし・・・・・・問答無用で・・・ブッコロスから・・・夜露死苦・・・・・。」ジトーーー

 

 

キラー2「」ヒェッ

 

 

曹長「・・・・・・。・・・返事。」ゴゴゴゴゴゴ・・・

 

 

キラー2「はいっ!!」ビシッ[敬礼]

 

 

曹長「・・・よろしい・・・。」スタスタスタ・・・

 

 

 

 

 

ピッシャーン!

 

 

 

 

 

キラー2「・・・やば・・・。今の班長より、殺気が滲み出ていたかも・・・。」

 

 

軍曹「キラー2?」

 

 

キラー2「あ、あぁ~! 今行きま~す!」ブーン

 

 

 




――茶の間―――

曹長「・・・・・新年・・・明けまして・・・・・。・・・おめでとう・・・・・・ございます・・・。」ペコリ


隊長「今年も、『魔物娘たちとの日常』をよろしくお願いします。」ペコリ


元帥「・・・・・・えっ。えぇっ!?」


キラー2「・・・隊長、曹長。年が明けた最寄りの日は先週だよ。」


軍曹「・・・・・・はぁぁぁぁぁ。」[頭抱え]


伍長「・・・! えっとね、次回『午前は散歩の時間!!』来週もよろしくねー!!」ノシ



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