[短編連載SS]魔物娘たちとの日常   作:Vermillion

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非日常95話-曹長「・・・午前の・・・・・・散歩?」

――外・玄関―――

 

元帥「曹長、何してんだ。危く置いて行くところだったぞ!」

 

 

曹長「・・・ちょっと・・・・・・釘・・・刺してきた・・・。」タッタッタッタ・・・

 

 

元帥「キラー2にか?」スタスタスタ・・・

 

 

曹長「・・・・・・そう。」スタスタスタ・・・

 

 

元帥「別に釘刺さなくたって分かると思うぞ?」スタスタスタ

 

 

曹長「・・・何か・・・・・・あってから・・・じゃ・・・遅いから・・・。

   念のため・・・。」スタスタスタ

 

 

元帥「・・・・・少なくとも、俺はキラー2のこと信用できると思うんだけどなぁ・・・。」スタスタスタ

 

 

曹長「・・・昨日・・・・・キラー家が・・・したこと・・・もう忘れた?」ジトー スタスタスタ

 

 

元帥「だってあれって、上層部が指示したことだろ?

   上層部が悪いことを企てたからって、下もそうとは限らないと思うが・・・。

   実際、裏切ってまで教えてくれたしよ。」スタスタスタ

 

 

曹長「・・・・・・。」フッ ヤレヤレ・・・

 

 

元帥「・・・なんだよ。」スタスタ・・・

 

 

曹長「・・・まだまだ・・・・・・元帥も・・・青いなぁって・・・思って。」フフフフ・・・

 

 

元帥「わっ、悪かったな!! 青臭くてよ!!」

 

 

曹長「・・・でも・・・・・これだけは・・・覚えていた方が良い・・・。」ズイッ

 

 

元帥「な、なんだよ。」

 

 

曹長「・・・全てが・・・そうとは・・・・・・限らない・・・。」

 

 

元帥「・・・。わ、わかってるよ。」

 

 

曹長「・・・・・それで・・・・・・この後は・・・何する予定・・・?」スタスタスタ

 

 

元帥「何って・・・犯人捜索するんだろ?

   ・・・曹長こそ、今さっき軍曹に言われたこともう忘れたのか?」ヘッ

 

 

曹長「・・・・・・。」ドゲシッ!!

 

 

元帥「痛ぁっ?!」

 

 

曹長「・・・そう言うことじゃない・・・!! ・・・それを・・・為す・・・為に・・・!

   ・・・何を・・・するの・・・・・って・・・話・・・!!!」クワッ

 

 

元帥「そ、そんな・・・目を見開いて怒るなよ・・・。

   そ、そうだなぁ。不審な人物が事件の前日居なかったか各家に聞いて回るとか?」

 

 

曹長「・・・。・・・他には?」

 

 

元帥「正門隣の倉庫屋根裏にある防犯カメラをチェックするとか・・・。」

 

 

曹長「・・・。・・・他。」

 

 

元帥「ほ、他は・・・っていうかよ! 俺ばっかりに案を出させないで、少しは曹長も

   情報収集に役立つ案をあげてくれよ!!」

 

 

曹長「・・・じゃ・・・言うけど・・・・・・元帥の案・・・全部・・・ボツね。」

 

 

元帥「」

 

 

曹長「・・・確かに・・・聞き込みは・・・・・・情報を得る・・・重要な・・・・・・手段だとは・・・

   思うけど・・・もし・・・・・聞き込みをした・・・家の中に・・・・・・犯人が・・・居たら・・・

   どうする気・・・? ・・・私だったら・・・隠蔽するけど・・・。」

 

 

元帥「隠蔽したところで・・・矛盾を見つけ出せばいいだろ。」

 

 

曹長「これだけ・・・広い敷地内を・・・・・・探索して・・・。・・・全員の証言から・・・

   矛盾を・・・見つけられると・・・・思う?」

 

 

元帥「な、なんとかなるんじゃないか? 時間はかかるけどよ・・・。」

 

 

曹長「・・・。・・・じゃ、なんとか・・・・・・なったとして・・・その後は・・・・・・どうする?」

 

 

元帥「発覚次第、隊長が俺達用に調節してくれた火器を持って突撃に決まってんだろ!」

 

 

曹長「・・・・・・・。」ハァァァァァァ・・・

 

 

元帥「何か文句あるのかよ。」ムッ

 

 

曹長「・・・もし、私が・・・そんな・・・・・・犯人捜査の手が・・・進んでいると・・・・・知ったら、

   対策・・・練るけど・・・。それに・・・隊長の・・・・・作戦も・・・台無し。」

 

 

元帥「隊長の・・・作戦?」

 

 

曹長「・・・・・・隊長・・・こういった・・・事件は・・・・・大体3日で・・・解決するでしょ・・・。

   でも・・・今回は・・・・・・あえて1週間って・・・言った・・・。」

 

 

元帥「・・・あっ。」

 

 

曹長「・・・・・・今回の相手は・・・余程・・・厄介な人物と見た・・・・・・。」

 

 

元帥「でも今この敷地内に、厄介な奴なんて居たか?」

 

 

曹長「・・・・・・私が思う分には・・・准尉・・・王・・・・鬼・・・中尉・・・あたりだと思うけど・・。」

 

 

元帥「准尉は旅行中だし、鬼はそこまで賢くないし、中尉は元から失踪中。

   ・・・となると、残るは王か?」

 

 

曹長「・・・でも・・・仮に王だとして・・・犯行・・・動機が・・・・・・ない・・・。

   基本的に・・・敷地内の・・・・・方針は・・・母屋に任せているし・・・。」

 

 

元帥「日中は敷地外で、国創りのための布教+土地探し活動で居ないしな。」

 

 

曹長「・・・・気変わり? ・・・考えても・・・仕方ない・・・か・・・・・・。

   ・・・それよりも・・・元帥の案・・・以外で・・・情報を集めないと・・・。」

 

 

元帥「だな・・・って、他の曹長案は無いのかよ・・・。」

 

 

曹長「・・・。・・・ところで・・・・・・伍長は・・・?」

 

 

元帥「・・・伍長なら後ろに・・・。あれぇ?!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――外・玄関前―――

 

伍長「私。元番犬なのに、防衛係じゃなかった。」ズーン

 

 

 

伍長「・・・?」クンクン

 

 

 

伍長「アロマの匂いがする・・・。良い香り・・・。」ウットリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――台所―――

 

軍曹「キラー2、貴方にして欲しいことだけれど。」

 

 

キラー2「はい!」

 

 

軍曹「・・・・・。」ジー

 

 

キラー2「何か・・・?」

 

 

軍曹「別に敬語で、返事しなくても良いのよ? 私達、上司と部下って

   関係でもないでしょ?」

 

 

キラー2「うん・・・まぁ。」ポリポリ・・・[目逸らし]

 

 

軍曹「それでこれ。隊長に渡して来て貰えるかしら。」コトッ

 

 

キラー2「粥・・・?」

 

 

軍曹「そう。塩分控えめの白粥。」マゼマゼ・・・

 

 

キラー2「・・・へー。」マジマジ

 

 

軍曹「なによ。」ジトー

 

 

キラー2「大したことじゃないよ?」

 

 

軍曹「だから何よ。」

 

 

キラー2「母屋では粥は手作りなんだね・・・。」

 

 

軍曹「・・・・・・は?」

 

 

キラー2「い、いやさ! キラー家は病人にはレトルトパックでしか粥を出さないから・・・。

   珍しいなーって・・・。思ってさ・・・。」

 

 

軍曹「そう。それで、持って行ってくれる?

   あとそこの風邪薬も。」

 

 

キラー2「はーい!」ブーン

 

 

軍曹「・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――軍曹の部屋―――

 

隊長「ア゙ア゙ア゙ァ゙ァ゙ァ゙・・・。」

 

 

キラー2「た、隊長・・・? 大丈夫?」ブーン

 

 

隊長「その・・・ン゙ッ・・・爆撃機のような・・・ゴホッ・・・重い羽音は・・・キラー2・・・か?」

 

 

キラー2「爆撃機のようなって・・・そうだけど。酷いなぁ・・・。」スタッ

 

 

隊長「ゴッホッゴホッ」

 

 

キラー2(・・・・・・凄い苦しそう・・・。)

 

 

隊長「元帥や・・・伍長は・・・・・・・?」

 

 

キラー2「曹長も連れて外へ。犯人捜索に出かけたよ。」

 

 

隊長「そ・・・うか・・・。」

 

 

キラー2「そんなことより、隊長! 軍曹のおかゆを持ってきたよ!」

 

 

隊長「粥・・・? 味は・・・?」

 

 

キラー2「えー、えっと・・・白粥・・・・・・。」チラッ

 

 

隊長「常食・・・が良かった・・・。しかもよりにもよって・・・味皆無な・・・白粥・・・。」

 

 

キラー2「塩分控えめだって・・・。あとお手製だよ!!」

 

 

隊長「・・・作ったのか・・・? 軍曹・・・。」ゴホッ

 

 

キラー2「うん。作ったみたい・・・。」

 

 

隊長「・・・そうか。・・・・・ゴホッ・・・悪い・・・キラー2・・・・・・起こしてくれ。」

 

 

キラー2「よい・・・しょっ・・・!?」

 

 

隊長「ゔぅ゙っ・・・。」ムクッ

 

 

キラー2「た、隊長?」

 

 

隊長「ぅん・・・?」

 

 

キラー2「・・・!」(おぉっ! 汗まみれで、蕩けた瞳の隊長も色っぽいじゃなくて・・・)

 

 

隊長「・・・とりあえず・・・白粥・・・・・・。」

 

 

キラー2「う、うん!!」スッ

 

 

隊長「・・・・・・いただき・・・ます。」ズズッ

 

 

キラー2(汗凄いのにいい香り・・・。)ゴクッ///

 

 

隊長「・・・・・キラー2・・・。」モグモグ・・・

 

 

キラー2「ん!?」ビクッ

 

 

隊長「風邪薬・・・混ぜて飲むから・・・・・・入れてくれ。」スッ

 

 

キラー2「わかった!」ピリピリピリッ サラサラサラ・・・

 

 

隊長「・・・ありが・・・ゴホッ。」マゼマゼ・・・ズズズッ・・・

 

 

キラー2「・・・・・・。」

 

 

隊長「・・・・・・苦ぇ・・・。」モグモグモグ

 

 

キラー2「あのさ。隊長?」

 

 

隊長「・・・ん?」ズズ・・・モグモグ

 

 

キラー2「その・・・昨日は・・・ごめんなさい。

   謝って済むようなことじゃないけど・・・。」

 

 

隊長「キラー2・・・何かしたっけ?」モグモグモグ

 

 

キラー2「・・・。」ズーン

 

 

隊長「・・・もしかして・・・キラー家の事?」

 

 

キラー2(・・・それもあるけど・・・お風呂の件とか・・。)ズーン

 

 

隊長「・・・・・大丈夫。その件に関しては・・・キラー2が謝る事じゃないと思うしさ、

   あの件はゴホッ・・・ゴホッゴホッ!!」

 

 

キラー2「・・・!」サスリサスリ・・・

 

 

隊長「謝るのは俺の方だ・・・すまないな・・・。忠告してくれたのにも関わらず・・・

   飲んじまって・・・。」ゴホッ

 

 

キラー2「あれは・・・どうしようも無かったと思う。」

 

 

隊長「・・・いつもなら飲まないで・・・許否できたんだが・・・な。

   ・・・・・駄目だった・・・。」モグモグモグ

 

 

キラー2「私でも、あれは拒否できないね。」

 

 

隊長「・・・ごちそうさま・・・・・・。」

 

 

キラー2「あ、うん。なら、隊長・・・下げるね。」

 

 

隊長「あぁ・・・頼んだ。」

 

 

キラー2「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――裏庭―――

 

元帥「・・・曹長?」

 

 

曹長「・・・・・・?」クルッ

 

 

元帥「俺達、さっきから敷地内を散歩しているだけな気がするんだが・・・。

   気のせいか?」

 

 

曹長「・・・・・・。」ジー

 

 

元帥「・・・。」ジー

 

 

曹長「今更・・・?」ジー

 

 

元帥「」ズゴー!

 

 

曹長「・・・・・元帥・・・。」ジトー

 

 

元帥「だったら・・・俺達、午前中は何のために歩き周ってたんだんだよ・・・。」プルプルプル・・・

 

 

曹長「・・・・・・。」ンーー

 

 

元帥「・・・。」

 

 

曹長「・・・午前の・・・・・・散歩?」

 

 

元帥「」ボーゼン

 

 

曹長「・・・・・・。」

 

 

元帥「・・・曹長・・・お前なぁ・・・!!」プルプルプル!

 

 

曹長「・・・おっーと・・・もうこんな時間・・・・・・。・・・昼飯の・・・時間だ・・・・・。」スタタッ

 

 

伍長「お昼ごはんだー!!!」ダダダダダダッ

 

 

元帥「曹長、伍長!! 待てぇえぇええええ!!!」ダダダダダダダッ!!

 

 

 




――茶の間―――

元帥「曹長って、真面目に行動しているのか。ふざけているのか分からないよな。」


曹長「・・・真面目に・・・・・・・不真面目・・・。」


キラー2「解決そうちょー!」


隊長「曹長は表情が変わらないしな。変わっても落ち込むかニヤけるくらいだし。」


伍長「基本無表情! 時々、豊かな表情!!」


軍曹「・・・・・はいはい、次回は・・・『曹長は出来る子』・・・・・・。・・・は?」
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