[短編連載SS]魔物娘たちとの日常 作:Vermillion
――母屋・玄関―――
曹長「・・・・・・ただいまんもす・・・。」ノシ キリッ
キラー2「おかえりさいくる。」ブーン
伍長「ただいまりもっこりー!!」ノ ワーイ
キラー2「おかえりくびー。」シュタッ ノシ
元帥「おま・・・えら・・・・・・速・・・ざけんな・・・。」ゼェゼェゼェ・・・
曹長「・・・。」ジトー
伍長「・・・。」ジー
元帥「・・・ふざけるなすび。」ゼェ・・・ゼェ・・・ゼェ・・・
キラー2「お疲れもん。」ウンウン・・・
――台所―――
曹長「・・・ただいまじねーしょん・・・・・・。」ノシ
伍長「ただいまじん!!」ノ
元帥「・・・・・ゼェ・・・ゼェ・・・。」
軍曹「帰って来たわね。物を摘まむ前に、手を洗ってきなさい。」
伍長「はーい!!」ダダダッ
元帥「あ゙ー・・・・・・。」ノロノロ
曹長「・・・・・・。」ジー
軍曹「・・・ほら、曹長も突っ立ってないで手を洗って――。」
曹長「・・・軍曹。」ジー
軍曹「・・・何よ。」
曹長「・・・・・・ここの・・・敷地内で・・・・・・コンピューター・・・・・・・できるの・・・・・・
・・・誰・・・?」
軍曹「悪いけど、そういうのは曹長の方が詳しいんじゃないの?
私、機械物はサッパリよ。」
曹長「・・・私が・・・・・・知ってるのは・・・PCの・・・操作・・・方法・・・。
・・・・・誰が・・・どのくらい・・・出来るのかは・・・・・兵長・・・しか・・・知らない・・・。」
軍曹「なら兵長に聞きなさいよ・・・。」ジトー
曹長「・・・・・言い方が・・・悪かった。・・・・・兵長は信y―――」
伍長「いっちばん乗り~!!」
曹長「・・・!」ピクッ
伍長「そうちょー。手を洗わないと軍曹は食べさせてくれないよー?」
曹長「・・・・・洗って・・・くる・・・。」
軍曹「行ってらっしゃい。」
元帥「軍曹・・・。」グデー・・・
軍曹「今度はなに?」
――洗面所―――
曹長(・・・・・・。)ジャー
曹長(・・・間違いない・・・。犯人は敷地内に居る・・・。)ジャー
曹長(でも“あの芸当”が出来る人物だとすれば、相当頭の回る人物・・・。)ジャー
曹長(下手にこちらが動きを見せれば、警戒するに決まってる・・・。)ジャー
曹長(隊長がダウンしている今・・・どうやって行動すべきか・・・。
あの赤トカゲ野郎に話せば動揺して確実にバレるし、駄犬に話したら
何も考えずに行動するに決まってる・・・。)ジャーーー
曹長(・・・キラー2を頼るか? でもキラー2は隊長を手籠めにしようとしたキラー家の
元副班長。裏で何を企んでいるか分かった物じゃない・・・。
午前中は隊長の護衛なんか任せて・・・一体、何を考えているんだ。)ジャーーー
キラー2「・・・曹長?」
曹長(・・・・・・となると・・・信用できるのは自分と隊長、軍曹だけか・・・。)ジャーー
キラー2「・・・あれ? シカト?」
曹長(午後の情報収集は、私が看病に回って――でもトカゲ野郎なんかをリーダーとして
努めさせるのは――いや、下手に犯人を刺激してこちらの状況に察されると不味い
断腸の思いでここは元帥を看病役に回して・・・。これで良いか。
・・・元帥も伍長の様に単純なら、多少は扱いやすいんだけど・・・。ま、午後は護衛
ってことで特にだだ捏ねることなく看病に回ってくれるか。)ジャーーー
キラー2「おーい、そーちょー?」
曹長「・・・ッ!!」ビクッ クルッ ジャーーー
キラー2「・・・大丈夫?」
曹長「・・・。」ジャーーー
キラー2「軍曹に、あまりにも曹長が遅いから呼んでって言われて・・・来ちゃった☆」
曹長「・・・。」ジャーーー
キラー2「じゃ、台所で待ってるから。水を止めたら、来てね・・・。」ブーン
曹長「・・・。」ジャーー・・・トンッ
曹長「・・・・・・。」フキフキ・・・
――台所―――
キラー2「呼んで来たよー。」ブーン・・・シュタッ
曹長「・・・・・・。」スタスタスタ・・・
伍長「もー!! 曹長、遅いよー! お腹ペコペコだよー!!」ブー
元帥「遅かったな。なんかあったのか?」
曹長「・・・・・少し・・・考え事・・・。」スッ・・・
軍曹「それじゃ、食べましょ。」
元帥「ふぅ・・・食った食った! じゃ歯磨きしてくる!」ノシ
伍長「私も~。」ノシ
キラー2「歯ブラシ・・・歯ブラシ・・・っと。」ゴソゴソゴソ・・・ ヒョイ
曹長「・・・キラー2・・・ちょっと。」コイコイ
軍曹「・・・。」チラッ
キラー2「あ・・・はい。」
曹長「・・・そこ・・・・・・座って・・・。」ユビサシ
キラー2「・・・。」スッ
軍曹「食後のお茶。」ゴトッ
キラー2「・・・あ、ありがとうございます・・・。」
軍曹「・・・。」スッ ジー
曹長「・・・。」[ゲンドウ指組]
キラー2「ゴクッ・・・。」
曹長「・・・午前中・・・隊長の様子は?」ジー
キラー2「軍曹の白粥に文句を言いながらも完食。
そのあと薬を飲み、安静にして寝込んでいます。」
曹長「・・・そう・・・。・・・午後の・・・見守りだけど・・・。」
キラー2「はい!」
曹長「元帥と・・・交替・・・・・・私と伍長と・・・情報収集・・・イイネ?」
キラー2「はい・・・。」
曹長「・・・・・。じゃ・・・そう言う・・・ことだから。」チラッ
軍曹「はいはい。分かってるわよ。」
曹長「・・・歯磨き・・・行ってくる。」ノシ
キラー2「・・・。」
――玄関―――
伍長「じゃーねー♪」ノシ
キラー2「いってきます。」
曹長「じゃ・・・そう言うことで・・・。」ノシ
元帥「・・・・・・。」ジトー
ガラガラガラ・・・
元帥「なぁ、軍曹。」
軍曹「何?」
元帥「本当に軍曹が、看病役を交替させたのか?」
軍曹「・・・。」ジトー
元帥「俺には、明らかに邪魔者を別枠に排除しただけのような気が――」
軍曹「キラー2と公平に看病させようかと思ったのだけど・・・余計なお世話だったかしら?」
元帥「・・・!」
軍曹「余計なお世話だったようね。今からでも――」
元帥「隊長!! 風邪の調子はどんな感じだ!!?」ダダダダダッ
軍曹「・・・はぁ・・・。」
――外・自転車置き場前―――
曹長「・・・・・と・・・まぁ・・・そんな訳で・・・。」ガシャコン
伍長「・・・♪」イッチ・ニー・サン・シー♪
キラー2「あ、あれー? 犯人捜し・・・。」
曹長「・・・キラー2・・・自転車・・・扱げる・・・・・・?」チキチキチキ・・・
キラー2「乗るより、飛んだ方が・・・速い・・・か、な?」
曹長「・・・じゃ・・・飛ぶ・・・方針で・・・。」カチッカチッ[マンティス用ヘルメット装着]
伍長「そうちょー?」ゴー・ロック・シッチ・ハッチ♪
曹長「・・・何?」
伍長「新しい自転車買ったのー?」
曹長「・・・バイト代で・・・買った・・・ロードバイク・・・・・・。」
伍長「おおっ~! なんか、カッコいいね!!」
曹長「・・30万・・・・。」ドヤァ
キラー2「そう言えば、曹長・・・なんで軽装備推奨したの?」
曹長「・・・それは――」
ブーーーン・・・ ブブブブブ・・・
ブーン
曹長「・・・おっと・・・噂をすれば・・・。」チラッ
伍長「・・・?」クルッ
キラー2「・・・?」クルッ
キラー「キィラァァァァ2ゥゥウウゥゥウウウウ!!」ブブブブブブ
キラー3「前方! 元副班長、全体前進! 包囲して捕獲せよ!!」ブブブブブ
伍長「」ヒュン・・・
キラー2「」ヒヤッ
曹長「・・・おお・・・こわい、こわい・・・。・・・逃げるよ・・・・・・。」ガッ シャカシャカ・・・
伍長「」―ダッ!!
キラー2「」―ブーーン!!
キラー「マテェエエエエエエェエエエ!!」ブゥゥウゥウウウン!!
曹長「wwwwwwwwww」シャカシャカシャカシャカ!
――軍曹の部屋―――
元帥「・・・。」ヒョコッ
隊長「ん・・・元帥か。」ムク・・・
元帥「無理して起き上がらなくても大丈夫だぞ!?」
隊長「・・・そうか?」
元帥「おう!」
隊長「・・・キラー2は・・・?」スッ
元帥「キラー2は、俺と入れ替わって外へ情報収集しに。」
隊長「外に行ったのか!?」ガバッ
元帥「っ。」ビクッ
隊長「それはいつの話だ!?」スッ!
元帥「さっき・・・。」オロオロ
隊長「あのバ――あ・・・。」クラッ・・・ ヨロッ・・・
元帥「あ、危ない!」ガシッ
ボフン・・・
隊長「・・・。」
元帥「・・・っ!」ギュー!
隊長「・・・。」チラッ
元帥「・・・っ!」ギューー!!
隊長「・・・元帥?」ポンポン
元帥「・・・っ!!」ギューーー!!!
隊長「元帥。」ユサユサ
元帥「ふに? ・・・わわわわわっ!? 悪気があったわけじゃなくて!!
俺は倒れた隊長を支えようと!」アタフタ アタフタ
隊長「・・・あぁ。ありがとな。」ポン ナデナデ・・・
元帥「・・・///」トゥンク・・・
隊長「とにかく、アイツを呼び戻さないと・・・。」ブルブルブル フラフラ
元帥「そんな身体でか!? 無茶だ!」
隊長「やってみなきゃ、分からんだろ・・・!!」ヨロヨロ・・・
元帥「誰がどう見たって無茶だって! 隊長はこの部屋で・・・。」ヨッコイショ
隊長「おっ?! 元帥!!? ストップ元帥! お姫様抱っこは・・・っ!」
元帥「こうもしないと隊長は布団に戻らないだろ?
キラー2は俺が呼び戻すから、隊長はここで風邪の治療に専念してくれ。」スッ バサッ
隊長「・・・・・・わかった・・・。」ムムム・・・
元帥「そんな心配そうな顔しなくたって大丈夫だって。
俺が隊長の代わりに絶対、キラー2を連れ戻すからよ。」ドンッ ドヤッ
隊長「・・・・・・。」ムムム・・・
元帥「それじゃ、ちょっくら行ってくるぜ!!」スクッ・・・ スタスタスタ
隊長「・・・元帥。」ムムムムム・・・
元帥「・・・ん?」クルッ
隊長「・・・気を付けてね。」ボソッ
元帥「・・・ふふふ。大丈夫だって! 俺に任せろ! もっと頼ってくれ!!」ノシ クルッ
ピシャッ
元帥(とは言ったものの・・・軍曹に頼まれている隊長の看病の任務を放り投げて
キラー2を探し出すのはなぁ・・・。もしも隊長に何かあったら元もこうも無いし・・・
・・・・・・一回、当主の軍曹に相談してみよう。)
――台所―――
曹長「・・・・・・曹長は・・・できる子。どこかの・・・トカゲや・・犬とは違う・・・。」ドヤッ
キラー2「ワァァァァ! 流石曹長! 元帥や伍長に出来ないことを平然とやってのける!!」
隊長「そこに痺れルゥ!! 憧れ・・・・・た・・が。ドヤ顔で台無し。」
元帥「真面目に考察している曹長に、驚きと戸惑いを隠せない元帥がここに。」
軍曹「・・・2週連続では、次回予告はしないわよ?」
キラー「キラー3。何事も経験よ。やりなさい。」
キラー3「・・・はい。・・・ゴホン。次回『風邪を舐めてかかると痛い目を見る』。」
伍長「また、らいしゅー。」