とある科学の超電磁砲外伝 とある科学の流星電子   作:Ucchi9

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第三章前編 [真実]

 

崩れる様に座る一人の

女性がいた。

水無である。

その前には

テレスティーナ=木原=ライフライン

そして

水無の目には涙が流れ

絶望した顔になっていた。

 

第三章前編 [真実]

 

最初に飛び出したのは水無と白井。

 

白井が能力者、水無がロボットの相手をする。

 

相手も能力や銃弾で対抗してくる。

 

その後ろで御坂とミサカが支援をする。

 

----------------------------

数日前

 

4人集まって作戦が立てられていた。

 

まず水無とミサカでロボットを削る。

その間、能力者は白井と御坂で足止め。

ここまで終わったら。

その後合流して能力者を叩く。

 

その通りに水無は

一体ずつ破壊していく。

前と同じタイプで余裕で破壊できる。

 

ミサカも電磁投射砲で奥のロボットを砲撃していく。

弾は76mmプラズマ弾

奥の集団はもれなく行動不能になる。

 

それに気付いてか、相手はロボットを分散させた。

しかしそれは連射ができない

荷電粒子砲を使う水無には好都合だ。

 

そして60体ほど破壊した頃、

 

粒子のチャージのため刺して

攻撃していた水無を無視して

3体が奥のミサカに突っ込んでいく。

 

ミサカがとっさに2体破壊するが、

 

残り1体が射撃する

 

それは当たりはしなかったが

45mmの威力は伊達ではない。

 

ミサカは衝撃で吹き飛ばされる。

 

そのまま10mほど飛び地面に激突する。

 

「ミサカ!!」

水無は叫ぶ。

 

「大丈夫です。」

と返事があるが装備が重くて

すぐに立てないらしい。

 

水無は全力で助けようと飛ぶが

その時には、もう銃口が向いていた。

 

そして、

 

ドンッ

 

と弾が当たる音がする。

 

しかし相手のロボットは撃ってない。

それどころか胴体に大穴が空いていた。

 

ミサカが振り返ると、同じロボットが

大型砲を構えていた。

そこから声が聞こえる。

「いや〜間一髪でした。」

 

「佐天さん。」

水無が嬉しそうな声で返す。

 

これは前の襲撃で残った残骸から直した

物だ。

 

それに弄ってありいろんな武装が使えるようになっている。

 

水無はミサカを抱き上げる。

そして

「あとはお願いします。」

と言い御坂達の方に加勢しにいく。

 

「さあ、今日は暴れるぞー」

と言い佐天さんは集団に突っ込んで行く。

 

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御坂達はだいぶ苦戦していた。

 

相手は全員

水無の演算装置に操られ

能力を上げられていた。

そこら辺から集めた様でどれもレベルは3から4だが、

20人はいる。

 

おまけに

テレスティーナ=木原=ライフライン

までいる。

 

いくら、能力のレベルに差があろうが

連携が取れようが、

武器のアドバンテージがあろうが

物量には勝てない。

 

白井も御坂も数人気絶させるが、

依然不利で時間稼ぎは限界であった。

 

 

ついに白井が転倒してしまう。

 

御坂がカバーに入るが

いかにもそれを見越してか

御坂を重力操作で捉える。

 

動けなくなったとこをテレスティーナ

が殺そうとした。

 

その瞬間に重力操作の能力者に

ミサカが撃ったゴム弾が

直撃。

 

能力が切れ動ける様になった御坂は素早く回避して避けた。

 

「お前らよくもーー!!」

怒鳴るテレスティーナ

 

そんなことお構いなしに

4人は攻撃する。

 

白井が大量の鉄矢で相手を追い込み

そこを御坂が仕留めることで確実に

数を減らす。

 

ミサカと水無は他の能力者を

引き付けることで白井と御坂が

より動きやすくした。

 

 

そしてついに

相手を4人まで減らすことができた。

 

でもそんな時、水無の荷電粒子砲の

一つに被弾し爆発。

そのまま吹き飛ばされてしまった。

 

ミサカが助けに行こうとするが

初春に邪魔されてしまう。

 

「いったーー」

 

なんとか立ち上がろうとする

水無の首をテレスティーナは

掴み持ち上げる。

 

「うぐ  げほっ」

 

苦しむ水無の顔を楽しそうに見ながら

話し出す。

 

「あんた、本当にバカだよな。

人の策略に見事に引っかかるとは。」

 

「どう いう 意味 だ よ。」

 

「あんた、何も違和感感じなかったのか

なんでお前が親だと思った死体に

きれいにUSBが残ってんだ。

 

なんで、あのパソコンにあんなに

詳しく情報が入ってたんだ。」

 

「私の作り話だったからだよ!!」

 

その瞬間水無の目には驚きが走った。

 

「お前が御坂を襲うように作った

茶番だよ。」

 

 

「じゃあ あ の した い は

わた しが お そった そしき

は」

 

「全部茶番のために作った物さ」

 

「お前に親はいないし

あの組織が襲ったりしてません。」

 

「勿論、御坂は何も関わってません。」

 

「わたし は 意味 な く

ひと を おそ ていた

ふく しゅう は

むい み だった」

水無の目が絶望で染まっていく。

涙も流れていく。

 

「いやいや、お前ははわたしのために

行動してくれた。

感謝してるよ。」

 

 復讐者さん

 

 

「あっ あっ 

ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーー」

水無は狂った様に叫ぶ。

 

そして、すぐに動かなくなる。

 

テレスティーナは手を離し落とす。

 

ドサッ

 

水無は動かない。

 

その目は絶望しか映ってなかった。

 

(ああっ 私は何をしてきたのだろう。

はは もうどうでも良いや)

そう呟くと

 

-そんなのどうでも良いわけないじゃないですか!!!-

 

無線から佐天さんの叫び声が聞こえてきた。

 




後書き

この作品は とある科学の超電磁砲
の二次創作です

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