ダンジョンに異世界のアイテムを持ち込むのは間違っているだろうか(本編完結)   作:にゃはっふー

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新魔法習得させます。


第15話・小話が三つ目、欲望

 表向き【鍛治】のアビリティを取ったスピカ。色々試す事にして、すでにある【ほのおのつるぎ】などの強化などチャレンジしてみた。

 

「と言う訳で【魔導書(グリモア)】ができました」

 

「できました、じゃないですよっ!?」

 

 リリからハリセンを食らうスピカ。最近リリに怒られる事が癖になってきたと思うスピカ。そのまま赤と青の【魔導書(グリモア)】をヘスティアが持ち上げる。

 

「【魔導書(グリモア)】、魔法の強制発現書。アビリティ【魔導】と【神秘】が無いとできないって聞く物を作って………」

 

「高く売れるでしょうが表向きに【神秘】は持っていないでしょあなたはもう」

 

「ん~リリの愛を感じる……」

 

「変な感想を言わないでください!!」

 

 リリにハリセンで叩かれ続けられるスピカは少し嬉しそうにしている。ナーサリーライムは難しそうな本に興味は無いようだ。

 

「それでどうするんだい? このまま管理するのかな?」

 

「せっかくですから読みたいと思います。リリはどうしますか?」

 

「リリは【ブルーメタル】の管理と言う責任のある仕事があるだけで満足です。ナーサリー様は?」

 

「難しそうでいや」

 

「だそうです。んじゃ読みます」

 

 読み始めた瞬間、文字がページから浮き出て、無数の文字、言葉の海が広がる。これは恩恵を刻まれた時と同じ現象だ。

 

 そう思いながらそれを眺めていたら………

 

『会いに来てくれてうれしい』

 

 そんな呟きが聞こえ、背後から白い腕が優しく自分を抱きしめる。

 

 呼吸が荒く、自分の身体を撫でまわしながら全力で抱きしめていた。

 

(あれ、これってやばない?)

 

 そう思いながら、無数の文字が光り輝きだし、光に飲まれるスピカ。背後から愛している、あなたの世界の魔法が良いわよね? と言う言葉を聞きながら、延々と続く独り言を聞きつつ悲鳴のようなものを上げたスピカ。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 スピカ・シロガネ Lv3

 

 力・F393>E401

 

 耐久・F342

 

 器用・F321>F329

 

 敏捷・F311

 

 魔力・E405>E430

 

 ・鍛冶F ・神秘E ・魔導F ・調合G ・狩人H ・耐異常I

 

≪魔法≫

 

精霊物作り(スピリット・クリエイト)

 

 ・創造補助魔法 ・詠唱双極

 

妖精の種火(トーチ)】詠唱式 ・灯れ、祝福の熱

 

 ・発火魔法 ・神秘の炎、奇跡の火 ・精霊の祝福 ・道具作り強化

 

慈愛の聖水(ヒール)】詠唱式 ・癒える、清浄の水

 

 ・生水魔法 ・癒しの力、祝福の水 ・精霊の祝福 ・生物成長強化

 

生命の光(ソウル・ライト)】詠唱式 ・光輝をここに、荒野に息吹を与え、不浄を否定し、絶望を塗り替え、魂に救済を 終わりを覆す始まりの代行者 我が名は命、生命ノ王

 

 ・極煌魔法 ・断罪の光にして鳴動の煌めき ・攻撃、付加可能 脈動する力

 

勇竜物語魔法(ドラゴンクエスト)

 

 ・火炎魔法、氷結魔法、雷撃魔法の習得 ・速攻魔法

 

 ・応用可能 ・付加可能 ・連結可能

 

【メラ】【メラミ】【メラゾーマ】【メラガイアー】

 

 ・火炎魔法 ・速攻魔法

 

【ヒャド】【ヒャダルコ】【マヒャド】【マヒャデドス】

 

 ・氷結魔法 ・速攻魔法

 

【デイン】【ライデイン】【ギガデイン】【ジゴデイン】

 

 ・雷撃魔法 ・速攻魔法

 

【】

 

≪スキル≫

 

竜物語創造者(ドラクエビルダー)

 

 ・あらゆる道具、武具の想像、創造が可能 ・成功率の把握

 

 ・神秘、鍛治、調合アビリティ獲得

 

 ・道具製作に経験値(エクセリア)獲得

 

精霊加護(リュミエール・スピリット)

 

 ・魔力アビリティ強化 ・魔導アビリティ強化 ・魔導アビリティ獲得

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

「ボクはもう驚かないぞ。ロキんとこでリヴェリア君が九つの魔法使えるけど、スピカ君は14個なんて驚かないぞ。もう一人の子なんか【千の妖精(サウザンド・エルフ)】なんだし普通だね♪」

 

「普通じゃないですよヘスティア様」

 

 ヘスティアは現実逃避していたが、スピカに【魔導書(グリモア)】を作らせない方が良いと言う話でまとまった。

 

 ともかく生えた魔法は、スピカが良く知るゲームで出て来る魔法である。

 

 付加可能と言う謎の言葉に首を傾げ、前世の知識と照らし合わせて使用するのだが、上層で使用したら全魔法が無双そのものであり、最大魔法になると危険レベルであった。いままでスピカが貯め込んだ魔力の高さが原因だ。

 

 そして隠れていたエルフがさすがですと現れ、リヴェリア、レフィーヤと並ぶレアマジック持ちとバレてしまうスピカ。

 

「もうハイエルフ権限でハーレム作って良い?」

 

「良い訳無いでしょうが」

 

 付与と言う物も確かめた。ただの【てつのつるぎ】にメラを付加できるか放つが、メラが当たるだけである。

 

 だがその様子を見たらいつものように思いつき、【メラの矢】なるものを作ることに成功した。

 

 だからだろうか、弓矢使いがいないのにたくさん作り、それを売りだすことにした。武器屋だけでなく、ミアハのところまでなぜか売るスピカ。またデレデレしてとリリはハリセンで叩く。

 

 メラ、メラミ、メラゾーマの矢など用意した。最終魔法は危険すぎてさすがに手を出せない。

 

「ついでですからロキ・ファミリアに日ごろの感謝を込めて、レフィーヤにメラ系を教えておこうと思います」

 

「決してセクハラしてはいけませんよ」

 

「さすがに進んでやるのはちょっと………フィルヴィスさんかリューさんみたいな人ならしますけど」

 

「正直すぎるよスピカ君」

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

「す、スピカ様っ、本日は私如きの為にありがとうございます」

 

「やめてください、中身はただの鍛冶師ですよ。王族と同列はおかしいです」

 

 それでもあわわあわわするレフィーヤ。リヴェリアはため息をつき、レフィーヤのレアマジック【エルフ・リング】の条件を聞き、メラ系を教える。レフィーヤは二つ分の詠唱と精神力(マインド)の消費で行使可能。メラの説明は紙を通して説明するスピカ。

 

「速攻魔法、スピカが魔法名を呟けば発動する類か。私もうかうかしていられないな」

 

「まだ俺は【平行詠唱】は使えないですし、気にする事は無いのでは」

 

「早いうちにマスターしても問題ないぞ。お前の場合はレフィーヤと同じ、魔力量の多さが強みだろうからな」

 

 鍛錬をサボるなと言われながら、メラが発動するのを確認する。レフィーヤの場合、メラは完全にけん制くらいだろうか。

 

「これでメラミなどの魔法と変えればいいですね」

 

「レフィーヤさんの場合、それとガイアーとその前が使えれば良さそうですね」

 

「メラガイアーはルームを覆うくらい、炎の玉を出すんだったな」

 

 しっかりと威力確認する様子であり、そうなるとスピカも杖を新調した方がいいだろう。まあいまでは色々作れる、杖の一つ二つ問題ない。

 

(ゲームならクソチート過ぎるだろうな)

 

 そう思いながら、リヴェリアから色々話を聞き、スピカは実験にダンジョンに潜る。

 

 そして片腕に大やけどを負うことになる。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ急いでポーションを始めとした液体に沈めないとッ!!」

 

「ヘスティア様落ち着いて、火傷が酷いだけで動きます」

 

「それでも女の子は肌が命なんだよ!?」

 

「一体なにしたんですかあーたはっ!?」

 

 リリもナーサリーも心配して治療に入る。ナァーザが駆けつけて、急いで治療に入り、スピカは今回まずいなと思いながら反省する。

 

「【フィンガー・フレア・ボムズ】、撃てたけど制御が甘かった。これは練習あるのみだな」

 

「余り無理しないで……スピカになにかあったら、私、私………」

 

「大丈夫ですよナァーザさん、抱きしめなくても良いですよ」

 

 いつの間にか治療のために現れたナァーザに抱きしめられながら、腕の治療をするスピカ。少し恥ずかしい。

 

「とりあえずスピカ様はお一人で潜るの禁止です。良いですね」

 

「ならしばらくはナーサリーライムと潜ろうか」

 

「わーいです♪」

 

 こうして仕事の調整をしつつ、身体を休ませる事にしたスピカであった。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 そんなスピカの工房に、とある神が眷属を連れてやってきた。眷属は団長『アスフィ・アル・アンドロメダ』と神ヘルメス。

 

「スピカちゃーん、エッチなアイテムとかないかな~?」

 

 開幕からこの神はこの調子であり、スピカもスピカで。

 

「ありますよ」

 

「いや~そうだよねってあるのッ!?」

 

 スピカは日ごろ、リューとフィルヴィスをどう騙して【えっちなライト】がある部屋に連れ込めるか考えながら製作している。いまでは煩悩の数を超えて隠されているが、これを世に出すのはまずい。普通に【あぶないみずぎ】を素で出す。

 

「なんか普通の水着だね~」

 

「他にもありますよ」

 

 そう言い【しんぴのビスチェ】などを買わせてみた。アスフィは着ないからなと言う目線をしていたが、ヘルメスは気にせずありがとうと礼を言う。

 

「しっかし、スピカ君はエルフだけど、男心が分かるねえ」

 

「はあ、まあ褒め言葉と受け取っておきます。ところで例の物は?」

 

「アスフィ」

 

 えっ、これってスピカからの依頼なの!?と主神を二度見するアスフィ。間違いであってほしいと言う顔で例の物を渡す。

 

 それはスピカがヘスティアを始めとした神々に内緒で作った【カメラ】だ。色が付き、音も静かで何枚も取れる品物。それを受け取り、後は現像するだけになる。

 

「中身を見るまで例の物は渡しません。明日の昼頃に」

 

「ああ分かっている。俺もその【カメラ】の性能が知りたいから、後で中身見ていいかな?」

 

「別に隠し撮りなだけで、裸とかじゃないですから良いですよ」

 

 こうしてヘルメスと謎の契約をするスピカ。アスフィが困惑しながら両方の顔を見て、内心自分を騙していると願いながら帰って行く。アスフィのオチを求める顔を見て満足するスピカ。そのまま現像へと入るのであった。

 

 その日からしばらくして、アマゾネスが【あぶないみずぎ】や【しんぴのビスチェ】を買いに来たりするようになり、結果男どもの目の保養になるようになったオラリオ。そして【カメラ】の成果は成功、しっかりとフィルヴィスとリューの写真をゲットしたスピカである。

 

 ちなみにマジでやばいから、ライトと【カメラ】の件はヘスティアは無論、誰にもバレないようにしっかりと宝箱に封印している。宝箱は隠された場所に安置されているが、その数は増えていく。

 

「一度フィルヴィスさんたちにお願いしてみるのも悪くないかもしれない。あの人たちなにげに騙されてライトの下に来てくれそう」

 

 そう【カメラ】を抱きしめながら考えながら、計画を練るスピカであった。




【ほのおのつるぎ】出典ドラゴンクエスト

道具として使えば火ダメージ与える。【はがねのつるぎ】から作られ、最も安く、多く売れている。


魔導書(グリモア)】出典ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

強制魔法発現書、神秘、魔導のアビリティを究めた者しか作れない。スピカが魔法を覚えようすると、どこかにいる精霊の愛を深く感じながら覚える必要性がある模様。


【○○の矢】出典オリジナル

スピカがメラ、ヒャド、デイン系魔法を掛けて作った魔法の矢。応用しやすく、色々やばい物もある。


【フィンガー・フレア・ボムズ】出典ドラゴンクエスト、ダイの大冒険

敵側の魔法生物しか使えない禁断の秘術、メラゾーマを五発同時に放つ。命を持つ者にとって生命に関わるが、スピカの場合は恩恵で使える魔法なので、制御できれば使用可能。メラガイアーでこれをやれそうだが、三発が限界だと感じている。


【えっちなライト】出典ドラゴンクエスト、ビルダーズ

ライトの下に来た住人を水着に変えるライト。スピカの物は男性はブーメランパンツかふんどし、女性はきわどい水着に変える。老若男女関係なく変える、スピカの煩悩が込められている。


【あぶないみずぎ】出典ドラゴンクエスト

ドラゴンクエストの定番、スピカの煩悩によりかなりエロい、いったい誰をイメージして作られたか謎。


【しんぴのビスチェ】出典ドラゴンクエスト

これもドラクエ定番の装備、数多くの種類がある。スピカの場合、魔力による防御などの恩恵が多くある。いったい誰に着て欲しくて作ったのか謎。


今回スピカの欲望の暴走回でした。それでは、お読みいただきありがとうございます。
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