ダンジョンに異世界のアイテムを持ち込むのは間違っているだろうか(本編完結) 作:にゃはっふー
防具はやいばのよろいやみずのはごろもです。スピカは装備をころころ変えて、ダンジョンに潜りますね。
ヘファイストス様の協力が必要ですが、ガイアの剣が収入を助けてます。
やはり眠るとオッサンが出るのか、ジャージのような姿でソファで眠り、腹を出してよだれを流しながら眠っていたが、すぐに覚醒した。
「さてと、朝ごはんはなににしようか」
束ねた髪を解き、着替えて台所を見に行くスピカ。材料を見て、スキルが発動。魚と穀物とバターでムニエルと、野菜炒めとシチューを作れると出ているので作る事に。
「なにげにレシピリストと現在作成可能かどうか分かるのが便利ですよね。見ていないといけないけど」
レシピは全て頭の中、それはある意味物凄い事なんだろうと思いながらも、ゲーム感覚で扱っているためにどう凄いか分からない。
しばらくするとヘスティアはあくびをしながら起きて来て、朝食を食べ始める。
「今日はどうするんだい?」
「【はがねのつるぎ】などのお金を受け取りながら、いくつかコインの製作ですね。まさかコインがここまで売れるなんて」
「ボクには分からないけど、神まで魔法が使えるからね。高いけど魔剣よりは安いし、懐に仕舞いやすいからじゃない?」
そんな会話をしながら食べ終え、スピカは畑へと向かう。
このボロボロの教会の土地はすでにカスタムし出している。ヘファイストスには許可をもらい、教会を直しながら別部屋を作ったり、畑を作ったりしているスピカ。スキルさまさまだと思う。
スキルのおかげで作れた畑は野菜を育てたり、休ませるために小さな花を作ったりして交互に使っている。養蜂にも慣れ、ヘスティアはうへーと口を開いて驚いていた。ちなみに養蜂はできるからしているだけで、最初はできるのかと驚いた。
ただ彼女は物作りのスキル持ちである。それで作った物全て普通じゃない。養蜂も人の言葉を理解しているように動いていて、ヘスティアは「養蜂ってこんなんなんだー」と間違えてミツバチを操っている。断じて普段着ている服装で、蓋開けてミツバチを働かせて、終わったら呼んで巣箱に仕舞い、蓋をするようなやり方では無い。
花の蜜を集めて【まんまるドロップ】と【ばっくんチョコ】の準備をする。なぜか売られていたからカカオの若木を買って植えた。カカオをなぜチョイスしたのかは、アイテムを作るために必要だったから植えただけである。けして半月で収穫できるものではないはずだ。
スピカは「異世界すげー」と思い、ヘスティアは「こんなものなのか」と納得して育てている。ツッコミはいないのだ。
お金を受け取りにスピカはフード付きの衣類を着こみ、姿を隠してホームを出る。
「いたか?」
「ロリ巨乳のホームどこだよ」
「くんくん、ロリの香りがするのだが?」
「スピカさまー、どこですかー」
ホームを少し出ると、スピカを探すエルフと神々が現れ出す。彼らに見つかると面倒な事にしかならない。ロキ、ヘファイストスと言うビッグネームが背後にいるのに
姿を消すマントなど作れるか作れないか考え込む。いまはまだ作れない。
◇◆◇◆◇
「はあ、ここまで来るのに時間がかかる」
バベルのヘファイストス・ファミリアからお金を受け取り、自宅になりつつある工房へと帰るスピカ。仕事量によってはここで寝泊まりする。お金は八割ここに預けている。
ここまで来たのになぜか外れない視線を感じながら、何事も無くここに来たスピカは、上半身はサラシを巻いただけの姿になり、竈に火を入れた。
「この姿が問題ないエルフの人がいればいいんだけど、いなさそうなんだよな」
最近ハイエルフではないかと言うことが浮上して、エルフたちからかしこまられるようになって困っている。エルフは気難しい種族であり、いまのスピカを見れば倒れそうだなと本人も思う。
だが火の熱気で汗を流しだし、無理な話だと思いながらアイテムを作り出す。
それは魔法を使用する事ができる。聖剣伝説3に出て来るコインたちだ。スピカが聖剣3の魔法をよく理解していないが、しっかり魔法が発動するので気にしていない。
いまのところコインだけだが、爪や石像も作ろうと考えている。石像はチェスの駒くらいなら………
「うん作れるな。今度作ってみようっと」
スピカは弱い。ハイエルフと言われているが特別強くない。なら武器を装備して強くならなければいけないと考える。
護身用にいま作っているコインも隠し持っているし、道具も杖をいくつか作っている。まだまだ作りたい物がたくさんある。
こうして大量にコインを作り終え、それをリュックサックに入れてまたこそこそ移動を始める。バベルの塔から視線を感じる気がする………
◇◆◇◆◇
やってきたのは『青の薬舗』。ミアハ・ファミリアが経営する店である。
「いらっ、スピカっ♪ 来てくれたのね♪」
満面の笑みを見せるのは
正直どうかと思うが、コイン系の
「こんにちは、コインの補充に来ましたよ。いくつないんですか?」
「全部」
うへっ?! マジかよ。と言う顔をするスピカ。本人も自覚しているが、こういうところがエルフたちに受け入れられないと思っている。
「本当ですか?」
「うん。中堅派閥からロキ・ファミリアみたいな派閥まで買うから、はいこれお金」
そう言って分け前のお金を受け取りながら、場所代も支払い、コインの補充をしておく。
「スピカは私たちの恩人。スピカのおかげでおいしいご飯が食べられるの。なんでも言ってね、協力するから」
「いつものように薬作りを手伝わせてくれればいいですよ~」
嬉しそうに尻尾を振り、頬を緩ませてスピカを見るナァーザ。時々ミアハの次に好きと冗談を言う。
元々ミアハ様のところは借金を背負っているが、いまは順調に返しているらしいのでよかった。
「新しい物も用意しようと考えてるんですけど」
「ウェルカム」
目を輝かせてスピカの物作りを応援する。その後は薬の調合しながら、スピカはお金を持って帰る。ちなみに時々ディアンケヒト・ファミリアが来ると全力で奪われ無いように抱きしめて威嚇する(向こうもスピカの独占に文句を言うなどしている)
◇◆◇◆◇
ホームである教会へと戻ってきたスピカがまずすることは、隠し部屋の金庫にお金を隠す事。ヘスティアは帳簿を取りながら、難しい顔をしている。
お茶と菓子を出した後は、スピカ自身が庭に水を撒く。その為に壺を取り出し、水場に水を入れる。この壺も道具作りで作った特別品。その名を『かわきのつぼ』だ。
他のアイテムも作り、念のために備えている中、ガンガン壁を補強したり、改造したりするスピカ。使うブロックはなにげに『お城ブロック』を駆使してしっかりと作る。
少しずつ強化しながらはちみつを回収して、アイテム製作するスピカ。ついでに昼食も作り、ヘスティアと食事を共にした。
「お昼からは何するんだい?」
「作れる物の幅を確認しようと思います」
そんな感じでおにぎりをパクパク食べる二人。
◇◆◇◆◇
「ふう、なかなかうまくいかないな」
配線を確認して、エネルギーの稼働率を確かめる。
ヘスティアたちに内緒で借りた倉庫の中、少しずつエネルギーを通して稼働する姿を確認して、全体のバランスを確認していたスピカ。すでに5割は完成しているが、そこから先はうまくいかなかった。
一部は起動するが、残りのパーツがうまく反応しない事に、頭を悩ます。
「ん~、やっぱりオイルで動かすのはおかしいな」
そう言いながら【プロトキラー】の様子を確認する。なかなか先に進めない。やはり無謀なのだろうかと思いながら、また一から作り上げるかと、48回目失敗とレポートに書きこむ。
「本当なら【キラーマシン】に手を出したいですけど、プロトタイプであるこちらを先に作った方が良いですもんね」
そう言いながら調整しつつ、今度は別エネルギーに手を伸ばすことを考える。なにをエネルギーにするか、考えながらいくつか案を出して試す事にした。
スキルの効果なのか、動かす為の工程などは理解できるが、完成へとたどり着かない。まあ鍛治のように失敗したらがらくたのつるぎにならないだけマシだ。あれは鉄が死んでしまい、駆け出しの武器や防具にしか再利用できないが、こちらは再利用し放題で助かる。
後は暇潰しに、石を積み上げて【ゴーレム】を作るが、うまく動かず、これも何回目かの失敗を刻み、少しずつ前進していた。
その後はかねてより決めていた魔法を使える石像シリーズに手を出して、こうしてまたオラリオに魔法の代理品である
今度は畑にも手を出して、自給自足し出すスピカ。なぜかいる日本の魚を育てながら食べ、舌鼓を打ちながらスピカは満面の笑みを浮かべ、こんな魚が世界にはいるのかとヘスティアは思って食べる。決してこの世界に日本がある訳ではなく、前世で生きていた地球の世界の魚は存在しないものもいる。誰もそのことを言う者はいないためこのままである。出所を聞いてはいけない。本人は知らず知らず釣り上げ、知らず知らず養殖している。
こうして主神と団員一名でありながら、ヘスティア・ファミリアは強化され、狂化されていくまであった………
スピカ「お魚も秘密の(自身で改造した)場所で養殖してます」
ヘスティア「この世界の海に、こんな魚が生きてるなんて、生命は強いな」
ニョルズ「気の所為か、見たことのない魚が釣れるようになったな……」
やるか分からないですけど、このノリで映画版である人を助けたいと言う衝動が出てます。活動報告でそこんところ呟いてますので、興味のある方はそこでご意見お願いします。
お読みいただきありがとうございます。