日常を大切にして見れば良い事があるかもしれない。






初投稿です。息抜きにどうぞ


1 / 1
そしてまた日常が始まる。

これは本当に些細な日常だった。

 

 

 

 

俺には年下の幼馴染がいる。それはラノベの様にかわいい幼馴染では無い。

だがそれもまたいいと思っていた。

「今日のバスケ大変そうだったね。」

彼女はそう言う。

「まぁね」

素っ気なく返してみた。

「そっか。」

また彼女もそうだった

会話が止まってしまった。

「明日何時に出る?」

話のネタが出来た。

「七時くらい」

「オッケー」

話が切れた。

「ねっ、○○先輩」

こいつ、いつも言ってるのに

「先輩ってつけんなって言ってるのに。」

「えへへ。ごめんね。」

ま、謝ってるしいいかな。

「なんで先輩ってつけんなって言ってるの?」

色々あるんだがー。

「先輩って言われるようなことはしてないからな。」

「へぇ」

「それに○○に頼ってばかりだからな。」

すると○○はさっきの話が飽きたのか、

テストのことを聞いてきた。

「ねぇテスト何点だった?」

「俺とお前じゃ学年が違うだろ。」

「そうだけど…それでも聞きたいの!」

何をそんな必死に。まっいいか

少し考えてから言った。

「国語が満点取れそうだったが。」

「へぇー何で間違ったの?」

「この文章の説明していることわざを答えろってやつ」

「答えはなんだったの?」

「死人に口なし。」

「わぁー不吉ー。」

不吉ではないだろ。

「それってどういう意味?」

知らなかったのかよ。

「死んだものに罪を着せても、何も釈明できないといった例えだよ。」

「死んだ人は喋らないって意味じゃないんだ。」

「それは誤用だな。」

「誤用の方が意味が深いような気がする。」

「そうだな。」

『死人に口なし』そんな言葉が、頭を回っている。

死んだら聞けなくなるくらいだったら、聞いてみよう。

「好きな物って何」

「どうしたの、そんな藪から棒に。」

藪から棒になんて知ってたのか。

「いつ死ぬか分からないから」

本当にそれだけの理由だった。

「本当に藪から棒だね。うーん、そうだなー」

どうやら質問に答えてくれるらしい。

やがてその重い口を開けて言った。

「うーん…分かんないや。」

「なるほどね」

意味のない会話だった。

「死ぬ、かー」

そんな何気ない言葉が俺の心にストンと入ってきた。

「〇〇は俺が死んだら泣いてくれる?」

正直碌な答えを出さないと思った。

「泣くと思うよ。」

意外な答えだった。

「そっか。ありがとうね。」

家の前についた。

「じゃあね、また明日。」

「ああ、また明日。」

 

 

 

 

 

これは『本当』に『本当』に些細な日常。

でも、この日常からは大切なことばかりだった。

 

 

 

そしてまた日常が始まる。

 

 




短い日常の一ページ。そこから大事なことを抜き出してください。

感想評価してくれるととても励みになります
よろしくお願いします

この小説は…

  • 面白かった
  • 普通
  • つまんなかった

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(必須:5文字~500文字)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。