宇宙の因子を持った少年がダンジョンのある世界へ転移するのは間違っているだろうか? 作:クレナイハルハ
─────雨が降っている
────土砂降りで、凄く冷たい
『その子は俺の子じゃない!!』
『何を言ってるの!貴方と私の子じゃない!』
『なら何故こんな姿になる!!そいつは悪魔だ!悪魔が乗り移った忌み子だ!!』
『正気なの!?自分の子供をそんな風に言うなんて!!』
僕、殺されるの?
僕の命はちっぽけだ、でも
そんな僕の命は一体何処へ流れていくんだろ?
「うわぁ、こいつ髪が白いぜ?気持ちわる!」
なんで、そんなこと言うの?
「おい、聞いてんのか糞髪?」
なんで、僕は他の人と同じ人なのに
髪が白いだけで
なんでこんなことになるの?
「よぉ、白髪?金貸せよ、五万くらい」
なんで奪うの?
僕だってみんなと同じ人なのに
なんで、なんで……………
───雨はまるで、僕のココロみたい
─────真っ暗で、冷たくなる
あれ?
なんだか、眠いな………おやすみなさい
─────『■■■■』─────
え?
なんで僕、立ち上がってるの?
倒れたんじゃないの?
「よお!目が覚めたか!!」
キミはだれ?どこにいるの?
なんで、僕と同じ声なの?
あれ?なんで動かしてないのに体と口が動くの?
「俺は■■、もう一人のお前だ!!これからは俺がお前をアイツらから守ってやる。よろしくな、■■!!」
本当に?
本当に、守ってくれるの?
「おう!」
こうして僕は、
???side
少し都会から離れた町。
そこが、僕の住んでいる場所だ
僕は
どれくらい大好きかと言うと、各アニメの各話を全て覚えてるぐらいかな?
将来は小説家に成るために日々勉強を頑張っている。僕の容姿は、例えるならFateのジーク君だ
今までの感じなら、普通の高校生なんだけど
僕は少し違うんだ
『おいレン、今日も中古本と特撮のおもちゃ見に行くのか』
(その予定だよ
問いかけて来たのは、もう一人ボク
レイだ。
僕は二重人格で、僕は弱気で大人しいけど
レイは違って強きで少し喧嘩っ早い
普通、二重人格ならどちらが肉体の主導権を取るかの争いが起こるらしいんだけど、彼はボクを優先させてくれて、今後を支えていくと決めているらしい
例えば、ボクが暴力などを振るわれるような事があれば体の主導権を変わり、レイが追い払ってくれる
そんな僕らはどちらも特撮とアニメが大好きで、良く中古店に行って古本とおもちゃを見たり買ったりするのが僕らの日課となっている
中古店に入り、特撮のおもちゃのコーナーへと向って見て回る
『おいレン、あれはDX版エボルトラスターだ!』
レイに言われて、箱なしのおもちゃがおいてあるコーナーに視線を向ける
するとそこには、ウルトラマンネクサスの変身道具。エボルトラスターのDX版のおもちゃが置かれていた
「本当だ!!」
その場に小走りで向かい、エボルトラスターを持ち上げる
「うん、傷も少ないし鞘もある。値段も安い!買おうかな?、レイはどう思う?」
『いいと思うぜ?こんなチャンスなんてそうそう無いからな』
「なら決まり、次はラノベコーナーだ。面白いのあるかな~♪」
『ほどほどにしとけよ、バスの時間もあるんだからな?』
あのあと、時間を忘れてラノベを試し読みしてた僕は、レイに時間を知らされ
急いで読んでいたラノベと他のラノベを数冊買ってから急いでバス停に走った
そうして無事にバスに乗り、住んでいる村の近くのバス停で降りた
「バスに間に合って良かった、助かったよレイ」
『全くだ、お前はいつもラノベを選ぶ時に時間を忘れるんだから。ほどほどにしとけって言っただろ、俺が注意しなきゃどうなってたことか』
「あ、あははは………ごめんね?」
『ったく。ん?なんだか霧が濃くねぇか?』
ふと周囲を見舞わすと、霧が出ていて周りが見えなかった
「そう言えばそうだね、午前中に雨が降ってたからかな?」
『それにしちゃあ妙な感じがするが……まぁいいか。さっさと帰ろうぜ?』
「うん、そうだね」
そう帰して、村の方へ歩く
だが、いくら歩いても村の入り口も坂も何も見えない
歩き続けていると、少し人の声が聞こえた気がして、そのまま歩き続けていると突然として先程までの霧が嘘のように消えいく
そして、霧が消えたとき僕は全く知らない賑やかな市場?らしき場所に立っていた
「ここ………何処?」
『…………レン。お前、降りるバス停を間違えたか?』
「いや、何時も通りバス停で降りたんだけど……」
そんなことを考えていると、前のほうから数人が僕たちの横を通りすぎる
その人達は、頭に獣の耳が映えていたり剣や斧、槍を持ち鎧を着ていた
「うそ、でしょ……」
『おいおい、どうなってやがる!?』
それはまるで、アニメやライトノベルに出てくる冒険者のようだった
ふと空を見上げると、途轍もなく大きな棟のような建物が目に入った
「嘘、あの建物って」
『見たことがある、でもどうして』
『「バベルの棟があるんだ!?』」
そう、何故か目に【ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているのだろうか】に出てくる建物【バベル】が建っていた
「どうして!?まさか僕ら、ダンまちの世界に転移しちゃったの!?」
『そんな二次創作みたいなことありえるかよ!?でも、この光景は明らかダンまちだよな』
「そこ!うるさいにゃーーーーー!!!」
「あぁ!ご、ごめんなさい!!」
突如として聞こえてきた怒声に、おもわず聞こえてきた方向に頭を下げる
「ふん、分かったならいいにゃ」
その声を聞き、頭をあげるとウェイトレスのような格好の獣人、アーニャが立っていた
良くみると、彼女の後ろの店は主人公のベル・クラネルやロキファミリアが良く出入りしている【豊穣の女主人】が見える
「にゃ?お前、改めて見ると珍しい格好だにゃ」
「へ?そ、そうですか?」
ブレザーの制服なんだけど
『レン……言っとくが俺達はだんまちに転移したんだぞ?俺達の世界なら普通だが、こっちの世界だと珍しいに決まってんだろ』
「あぁそっか、ありがとうレイ」
『気にすんな。あと他人がいる場所で俺と話すなら声に出さず、頭のなかで言ってくれ』
(うん、わかったよ)
「誰とはなしてるにゃ?」
「い、いや何でもないです。それじゃあ僕はこれで」
「店に入らないのかにゃ?」
「ご、ごめんなさい!!」
そう言って走る。
だんまちの世界に転移してしまったのなら、僕の持ってたお金は全部使えない、そんな状態で飲み食いをしたらいけない
そんなことを考えながら、走るとダンジョンの前の噴水の広場に着いた
僕は噴水の縁に座り、背負っていたリュックを下ろして膝に乗せて中身を確認する
ペットボトルのジュースとお茶に、数冊のノート
さっき中古店で買った数冊のライトノベルにDX版エボルトラスター
折り畳み傘にウルトラマンゼットのストラップが付いた財布
ソーラー充電式のモバイルバッテリーにスマホ
「良かった。持ち物は全部無事だ」
『モバイルバッテリーとかは大事にしまっとけ、盗まれたらヤバイだろ』
「そうするよ」
そう言ってリュックのファスナーを閉じて、両手で抱える
「はぁ、一体この後どうすれば」
『だな。原作組のヘスティアファミリアにでも入るか?』
「でも、そしたら原作が壊れちゃいそうだし」
『自分の命の方が大事だろ、だがヘスティアファミリアの場所も分からねぇしな……どうするか』
「はぁ、最悪は野宿かなぁ?」
『そんなことしたら荷物を漁られんだろ、起きてるしかねぇよ』
「そんなぁ」
そんなことを考えながらレイと話していると、どんどんと日が暮れていく
「物々交換で宿とか、泊めてくれないかなぁ」
『さすがに無理だろ』
「だよねぇ」
そう諦めかけた、そのときだった
「あの、大丈夫ですか?」
「へ?」
突然話しかけられ、少し変な声が出てしまった
気にしないことにして、声のした方向を見るとライトアーマーを着て剣を腰に着けた青年
プリンセスコネクトRe:DIVEの主人公である、ユウキが此方を心配そうに見ていた
「え?あの、貴方は?」
「僕はユウキ、冒険者だよ。さっきから凄く不安そうな顔してたけど大丈夫?」
「ちょっと!何また面倒事に突っ込んでんのよ!!」
「困っている人に手を差し伸べるとは、さすがです主様」
すると、ユウキの後ろの方から猫耳で本の付いた杖を持った魔術師の少女【キャル】と槍を持った白髪の少女【コッコロ】が近付いてきていた
どちらもプリコネのキャラクターだ
『おい、この世界ダンまちだよな?』
(う、うん。そうだと思うけど)
『なら何で【プリンセスコネクトRe:DIVE】のキャラがいるんだ?』
(わ、分かんない)
「とにかく、君どうしたの?」
「ぼ、僕はレンと言います。実は、その田舎からオラリオに吟遊詩人になりたくて出てきたんですけど、ファミリアに入れて貰えなくて」
取り敢えず頭に浮かんだ言葉を並べて言ってみる
「なら、僕らのファミリアに来る?人手不足だし、神様も歓迎してくれるよ」
「い、良いんですか?」
「はぁ、仕方ないわね。レンだっけ?私はキャル、こっちはコッコロ。そして………あれ?ペコリーヌは?」
「先程までいたのですが………」
「オイッスー!みなさん、どうしたんですか?」
話していると、彼女らの後ろからジャガ丸君を片手に持ち、もう片方の手を挙げティアラを着けた少女が近付いてきた
プリンセスコネクトのペコリーヌだ
「ペコリーヌ、ユウキが彼を私達のファミリアに勧誘しちゃってたのよ」
「おお、それは素晴らしいですね!やっぱり美味しい物はたくさんの人と共有しないと!私、ペコリーヌです!よろしくね!」
「えっと、まだ神様から許可貰ってないですけど、取り敢えずお願いします」
あのあと、僕は彼らついていき一軒の家にたどり着いた
「ルーさん、入団希望者を連れてきました!」
「そう、ありがとユウキ。あとは私がやるから皆は部屋で休んで」
「わかりました」
そう言ってユウキ達が部屋から出ていく、そのあと、神様がいるらしい部屋の中に入る
すると金髪ミディアムショートの少女が立っていた
「あなたが入団希望者?私はルー、光明神だよ」
「は、初めましてレン・ヒメヤです」
「そんな緊張しなくていいよ?取り敢えず、あなたをファミリアに歓迎する。恩恵を与えるからそこには寝そべって、あ上半身は脱いでね?」
「は、はい!」
そう言ってリュックを地面に置いて、ブレザーとYシャツと肌シャツを脱いで寝そべる
するとルーさんが腰辺りに乗って、背中に血を足らす
少しくすぐったいけど、何かが刻まれる感覚がした
「終わったよ、今上に書き映すから待ってて」
そう言ってルーさんは僕から降りて、恐らくステータスが書かれているだろう紙を此方に向ける
【種族】:ヒューマン
Lv1
【力】:I 0
【耐久】:I 0
【器用】:I 0
【敏捷】:I 0
【魔力】:I 0
【スキル】
《異世界からの迷い子》
・異世界の言語を習得
・異世界にいる限り、ステータスが上がりやすくなる
その神には僕が別の世界から来たことが明らかとなった説明があった
「ねぇ、これってどういうこと?」
ご愛読ありがとうございます
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