アリアンロッド2E×エミル・クロニクル・オンライン リプレイ 作:とあるGM
本リプレイのミドルフェイズから『クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki』に投稿されている『泥紳士様』作のシナリオ『毒入りスープ』のシナリオ内容をセッション用に改変し使用しております。内容にシナリオのネタバレを含む為、読む際はそのことをご理解の程よろしくお願いいたします。
シナリオ引用元
https://seesaawiki.jp/trpgyarouzu/
また、シーン2までは小説風で今回もお送りした後、シーン3からはリプレイとしての編集に変わります。変則的だけど許してオナシャス!!
◆オープニングフェイズ
●シーン1:富豪の下へ
アクロニアを訪れてから数週間、CHUN商会はアップタウンに住むという富豪の元に取引を持ち掛けることを決意する。
その為のアポイントを取り、贔屓にしているファーイーストの名産品を売り込むつもりだ。
「あっ! CHUN商会の皆さん丁度良いところに! これ、採れたての野菜なのですが、食べきれないのでどうぞ!」
「おっ、シャルちゃん。こんにちは。丁度良い。五つほど試供品として使いたいから一〇〇ゴールドで頂こうかな?」
「あわわわ! ありがとうございます!」
「いえいえこちらこそ。また暇があったらローレライさんのところにも顔を出すと言っておいてくれ」
「はい!」
先日、そんなやり取りの後に手に入れたファーイースト産の野菜。
ファーイーストから新設したCHUN商会は既に地域住民との話し合いを終え、この取引が成功すればファーイーストから定期的に野菜を卸すことで利益が出る。
ダウンタウンに借りている宿の中で出る時間まで今日の取引の流れを考える。
「映画館にチケットを買いに行ってくるブーン♪」
「いってらっしゃブーン」
CHUNはにしこくんにそう答えてから、言葉の内容を理解して玄関を見る。
にしこくんが宿を出ようとしていた。
「って、映画みるのか? それだと流石に時間ないぞ、急げるか?」
にしこくんがいなくても取引はできるが、アルンがファーイースト方面にいる現状、一人というのも心もとない。
かなり余裕を持って起きてはいるが、映画一本となると二時間くらいはかかるだろう。
ぎりぎり取引の時間に間に合うとは思うが、それでも遅れる可能性が高い。
「チケット買ってすぐに戻るブーン」
「ほいよ。ダウンタウンの中央広場で待つ」
合流の待ち合わせをし、CHUNも一度宿を出た。
●シーン2:豪邸
合流をした二人はアップタウンにある豪邸の前へやって来た。
玄関口がある正門前には二人の門番が立っている。
「こんにちはブーン」
「おおう、思ったよりもお金持ちが相手か」
CHUNはその豪邸に息を飲みつつ、にしこくんに続いて丁寧な言葉で挨拶。門番に取引で来た旨を伝える。
片方の門番はエミル族、もう片方はにしこくんと同じ種族の妖精だ。
そのにしこくんの方の門番が挨拶を返してくる。
「こんにちはブーン(^ω^)! CHUN商会の皆様ですね、お待ちしておりましたブーン( `ω´)!」
CHUNはにしこくんの方の門番、ではなくエミル族の方に声を掛ける。
「エリーゼさんとの取引で参りました。アポイントは取ってありますので通していただけますか?」
「少々お待ちください。お嬢様を呼んでまいります」
そう言ってにしこくんを残して門番が一度屋敷に入る。
「ぶーんぶーん」
「ブーンブーン」
同じにしこくん同士共鳴している。
CHUNはそんな二人を見守りながら門番を待つ。
暫くして、家屋の方から綺麗な女性がやって来た。
「お待ちしておりましたわ。直接顔を合わせるのは初めましてですわね。私はエリーゼ、この屋敷の主ですわ」
「こんにちは。改めて、ファーイーストで商会をしているCHUNと申します」
「初めましてブーン」
エリーゼはにしこくんを門番に雇っているだけあって、にしこくんに対し偏見がなかった。
「ささ、どうぞこちらに」
エリーゼが案内人となり豪邸の中に二人を招き入れた。
シーン3からリプレイに編集が変わるため、ここで一旦区切ります。