とある監視所のお話   作:屋根裏散歩

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第39話 うちも見ていくのな……(改2)

「この監視所も、念の為に査察致します」

 

保護した扶桑達への事実確認を終えた、櫻井が切り出してきた。

 

「勤務実績や艦娘の生活施設等を査察します、吹雪さんこちらへ」

 

櫻井は吹雪を呼び出すと、吹雪の案内で母屋へと向かった。  

 

 

 

 

『ニ時間後』

 

「生活施設には問題無いようですね、と云うか……何なんですか全員が家族って!」

 

やはり其処を聞いてきた。

 

「まぁ初めて見たらそうなるよな……元陸奥、千歳、青葉が姉で間宮、夕張、吹雪、白雪、初雪、深雪が妹なのんだけど……」

 

俺は櫻井に最初から説明した。

 

「成る程、そういう事ですか……事情はよく解りました」

 

櫻井は納得した様子だった。

 

「最後にこの監視所は町からかなり離れていますが、その点は?」

 

俺はガレージに櫻井を連れて行くと、中に止めてある四台のワゴンRを指して、

 

「俺達は各自の車が有るが、吹雪達は私有地内についてはこの軽四輪で移動している、其処から先は自転車を使ってる」

 

そう言うと俺は吹雪達と撮った写真を見せた。 

 

「モンタギューパラトルーパープロじゃないですか!それも四台も!」

「マウンテンバイクタイプで折り畳みできたからこれにしたが……何か問題でも?」

「十万以上する自転車なんだけど…お金の出処を教えて貰えますか?」

「それについては、うちに元々あった保冷車と冷凍車を姉貴の会社に売却してその代金で購入した」

 

櫻井が何かメモしていた。  

 

「それにしても四台で約ご五十万ですか…」

「別に値段とか気にしてねぇし」

 

確かにこれ買う時に姉貴にも同じ事言われたが、毎日乗るものだから其処はケチらずに良い物を買うと言って買ったのだった(四台のワゴンRよりも自転車四台の方が高かったのはお約束)。

 

「これってひょっとするとこのワゴンRよりも高くないですか?」

 

櫻井も気が付きやがった。

 

「そりゃあなぁ、なんたって初代のワゴンRだし…公道走らないから車検も必要ないから…」

 

そう、モンタギューパラトルーパープロ一台と中古ワゴンR一台がほぼ同値段だった。

 

「まぁ、吹雪達が免許取ったら車検つけるけどな」

 

四台のワゴンRは夕張の手により完全にオーバーホールされて、何時でも車検を受けらるれ状態に維持管理されていた。

 

「ここの娘達は問題無いですね、正直羨ましい環境です」

 

そう言うと櫻井は保養施設へと戻っていった。

 

「今度は利用客視点での設備チェック……」

 

そう櫻井達に保養施設を利用客視点での設備チェックを依頼していたのだ。

 

二日後……

 

何点かの問題点が指摘されていたが、それは些細な内容で直ぐに修正された。

 

 

 

 

 

 

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