とある監視所のお話   作:屋根裏散歩

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一旦は完結致しましたが…まだ書きたい事があり、私の中で納得の出来ない終わらせ方でしたので当分の間はチラシの裏でひっそりと更新していきます。
タイトルを変更しました。


第40話 妹達と……(改2)

『夕張ちゃん、間宮ちゃんとUSJ行ってきます、帰りは月曜日になります…千歳』

 

ダイニングの入口にぶら下げてあるコルクボードにこんなメモがあった。

 

「隼鷹と青葉はTDL行くって言ったしな…吹雪達は午前中は買い物でいないし、姉貴は新婚旅行行くって言ってたしな、さてどうするか……」

 

そんな訳で現在、俺だけがこの家に残っていた。

俺は取り敢えず洗濯と掃除を始めた。

うちでは俺を含めて当番制なので女物も気にせず洗濯している(家族の下着見ても何とも思わないだろ)。

洗濯機を回している間に、俺は布団カバーを替えていった。

 

『ガチャガチャ』

 

玄関の鍵を開ける音がすると誰かが家の中に入ってきた。

 

『吹雪達が帰ってきたのか?』

 

俺は風呂場から顔を覗かせた。

 

「あら紫苑、貴方しかいないの?」

 

母さんが久し振りに遊びに来たのだ。

 

「一人か?」

「お父さんはタクシーにお金払ってるわよ」

 

暫くすると、

 

「久し振りだな紫苑」

 

親父もやってきた。

 

「なんだ、お前しかおらんのか…」

 

親父も同じ事を言った。

 

「ああ、隼鷹と青葉はTDLに、夕張と間宮、千歳はUSJに四連休だから泊りがけで遊びに出掛けたよ、吹雪達は町に買い物に行ってるから昼までには帰るって」

「なんかタイミング悪かったみたいね……」

 

母さんがすこぶる残念そうな顔をしていた。

 

「月曜の夜までいれば全員揃うけど……」

「儂は遅めの夏休みだから木曜迄こっちにいるが、母さんは火曜には東京に帰るからな……」

 

親父も少し寂しそうな顔をしていた。

 

「いきなり来たんだから仕方ないだろ、昼からなら吹雪達には会えるけど」

 

母さんもそこは素直に喜んでいた。

 

「しかし、紫苑よ…お前が洗濯を……」

 

親父が俺の持っていた洗濯籠を覗き込んで呟いた。

 

「溜めたままって云う訳にもいかないだろ…それに姉や妹達の下着だからな別に何とも」

 

等とやり取りをしていると、吹雪達がお昼前に帰ってきた。

 

「お兄ちゃんただいま!」

 

元気にダイニングへとやってきた。

 

「お父さん達来てたんだ」

 

深雪が嬉しそうに母さんに抱きついた。

 

「初雪達は昼は?」

「まだ……」

「なら皆で外食にするか」

 

俺は、吹雪達と両親とで町へ食事の為に出かけた。

 

「何食べたい?」

「お寿司!」

 

深雪が一つの選択肢を言った…結局はそうなるのだが。

 

「回転寿司行くか…」

 

俺は町中の回転寿司チェーン店へと向かった。

 

吹雪達が母さんと親父にまとわりついていた。

俺はその光景を微笑みながら見ていた。

 

「こんな光景が何時までも続くといいな……」

 

そんな事を考えながら、回転寿店の店内へと入った。

 

「皆、好きなの食べなさい」

 

親父が何時になくにやけながら妹達の世話を焼いていた。

 

吹雪達はアレコレと皿を選んでは食べていた。

 

「紫苑、皆いい子達ね」

 

母さんが俺に話しかけてきた。

 

「そうだね」

 

俺は吹雪達と兄妹になったことを嬉しく思った。

 

「吹雪、白雪、初雪、深雪にプレゼントがある、帰りに電気屋によるよ」

 

俺は四人にとあるプレゼントを準備していた。

 

「お兄ちゃん……ありがとう、プレゼントってなんだろう」

 

吹雪達が口々にお礼を言ってきた。

そして食事を終えて、俺達は家電量販店へと向かった。

 

「紅東様ですね、お品物を準備致しますので此方でお待ちください」

 

俺は受け取りカウンターで店員を待つことにした。

暫くすると店員が同じ大きさの段ボールを4つ持ってきた。

 

「お待たせ致しました、此方になります」

 

その箱には『hp』と真ん中に書かれていた。

 

「パソコン?」

 

吹雪達は段ボールを一つづつ持った。

 

「中身は帰ってからのお楽しみという事で」

 

俺はその場で開けようとする深雪をなだめると家路についた。

 

 

 

 

 




吹雪達に買った物とは!
タブレットにもなるノートパソコンです(液晶とキーボードが分離するタイプ)
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