とある監視所のお話   作:屋根裏散歩

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第47話 紫苑の新メニュー(改2)

「二人分の材料はと…合挽肉300g……玉ねぎ1/2個…卵3個うち2個は茹で卵…ミックスベジタブル50g…パン粉と牛乳は大匙1と、なる程ハンバーグと途中まで同じなのか…それで大きく広げたラップの上に具材を四角く広げて、真ん中に茹で卵を乗せると、後は巻きずしの要領で包むんでレンジで10分加熱か…」

 

俺はとある料理マンガに出できたスコッチエッグみたいなミートローフを試しに作っていた。

 

ーーーー約10分後

 

「出来たか、どれどれ」

 

俺は出来上がったミートローフもどきを持って保養所の厨房へと向った。

 

「鳳翔さんいる?」

「あら紫苑さん、どうかいたしました?」

 

厨房の奥から鳳翔が割烹着姿で顔を出した。

 

「うちの新メニューなんだが、感想を聞きたくて」

 

そう言うと俺はミートローフもどきを鳳翔に手渡した。

 

「ミートローフですか」

 

鳳翔は受け取ると少し切り分けて試食した。

 

「なる程、スコッチエッグみたいなミートローフですね……味は丁度良いですね、ソースもケチャップとウスターソースを混ぜたものですか、隼鷹さんや千歳さんあたりはお酒って言うんじゃないですか」

 

鳳翔が微笑みながら感想を言ってくれた。

 

「少ないですけど残りは皆で分けて」

 

そう言うと俺はあと1つを鳳翔に手渡した。

 

「あらあら、すみませんそれじゃあ御馳走になりますね」

 

俺は自宅のキッチンに戻ると、14人分のミートローフもどきを作ることにした。

 

ーーーー1時間後

 

「ふー、何とか夕飯には間に合ったか」

 

俺は出来上がったミートローフもどきを切り分けると間宮が作ったキャロットグラッセと一緒にお皿に盛り付けていった。

 

「今日は兎に角疲れたなぁ、風呂が気持ちよかったよ、こりゃビール欲しくなるねぇ」

 

隼鷹が肩を鳴らしながらやって来た。

 

「あらいい匂い」

 

千歳が髪を拭きながらキッチンにやって来た。

 

「へー、新メニューだ」

 

吹雪達も湯上がりでやって来た。

 

「厚切りミートローフ…」

 

夕張と間宮が眼を輝かせていた。

 

「紫苑もビールでいい?」

 

隼鷹が冷蔵庫からビールを出してきた。

 

「中身茹で卵なんだ…スコッチエッグみたい」

 

深雪は既に食べ始めていた。

 

「紫苑…お姉ちゃんも食べたいなぁ…」

 

来ることは予測はしていた姉貴夫婦が何時の間にか食卓を囲んでいた。

 

「義兄さんは運転があるから飲めないとして姉貴はどうする?」

「私もビールで」

 

俺は隼鷹にもう一本ビールを冷蔵庫から出してもらった。

 

そんな時だった、俺のスマホに一件のメールが届いた。

 

「メール…母さんからだ」

 

内容は、ただ一言『ミートローフ私も食べたい』だった。

 

「なんで母さんが知ってるんだ?」

 

俺の疑問の答えは簡単な事だった、青葉が写メを送っていたのだった。

 

「間宮の作った、キャロットグラッセも美味いな、おかわりあるか?」

 

俺は間宮の作ったキャロットグラッセをおかわりしていた。

 

「紫苑のミートローフも美味しい」

 

青葉がミートローフを盛り付けた皿を写真に撮っていた。

 

「今週の特集記事はこれでしょ、そうそうさっき鳳翔さんからメールが来てミートローフ大人気だったってさ」

「へー鳳翔にもあげたんだ…それならレシピ教えといてよ、保養所のメニューに載せるから」

 

姉貴は保養所のメニューとして載せたいらしい。

俺はこんな簡単なものならと頷いた。

 

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