とある監視所のお話   作:屋根裏散歩

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第59話 何だこいつら!?

「担当海域に異常認めず、申し送りいたしました」

 

「担当海域に異常認めず、申し受けいたしました」

 

俺は当直担当の監視所へ何時もの業務引き継ぎを行った。

 

「これにて本日の業務は終了とする」

 

俺の終業の言葉を聞くと青葉達が動き出した、

 

「今日も無事に終わったね」

「そうだねぇ〜これからコンビニ行かない?」

 

隼鷹が青葉をコンビニに買い物に行くのを誘っていた。

 

「あっ、私も!」

 

吹雪と初雪、深雪が手を上げた。

 

「あいよ紫苑、車借りるよ」

「なら帰りにガソリン入れてきてくれ」

 

俺はスタンドの会員カードとクレカを隼鷹に渡した。

 

「了〜解、先にシャワーだけ浴びてくね」

 

隼鷹達が先にシャワーを浴びに行った。

 

「さてと………隼鷹達が帰ってくる迄に」

 

俺は間宮と夕食の準備を始めた。

 

『ピーンポーン』

 

インターホンが鳴らされた、

 

「は~い、どちら様ですか?」

 

間宮が応答した。

 

 

「我々は駆逐艦娘地位向上委員会の者です、抜き打ちの査察に来ました」

 

俺は千歳の顔を見ると、

 

「そんな査察の話聞いてるか?」

 

と確認した、

 

「いえ、聞いてないですね………そもそも駆逐艦娘地位向上委員会って聞いたことのない組織ですけど」

 

千歳も知らないらしい、

 

「なんでしょうか?」

 

白雪が首を傾げた。

 

「見た感じでは軍の関係者ではないようですね」

 

間宮がインターホンのカメラ越しに見える集団を観察した。

 

「正面ゲート、駆逐艦娘地位向上委員会とかいう集団が敷地内に侵入しているが、確認はしたのか?」

 

俺は内線を取ると、正面ゲートの警備に確認をした、

 

「いえ、お昼に来た宅配業者以降は敷地内への立ち入りは有りませんが……不法侵入の可能性があります、此れよりそちらに向かいます」

「頼む」

 

俺は内線を切ると、玄関へと向かった。

 

「さて、駆逐艦娘地位向上委員会といったな…貴様ら何処から入ってきた、此処は軍の敷地内だぞ!」

 

俺は代表の女に詰め寄った。

 

「何処からでも良いでしょ、それよ…」

 

そこで会話が途切れた、何故なら警備兵が増援部隊と共に到着したからだ。

 

「貴様ら!」

 

警備兵が警棒を構えて迫った。

 

「我々は、搾取され続けている駆逐艦娘の地位向上と人権………」

 

代表の女が何やら喚いていたが、買い物から戻った吹雪と初雪、深雪を見て黙り込んだ、そして

 

「我々は無駄足だったのか………此処は」

 

そう吹雪達は着た切り雀の制服ではなく、お洒落な私服姿だったのだ、それを見て理解したようで素直に警備兵連れ出されていった。

 

後日談

 

「所長、あの駆逐艦娘地位向上委員会の件ですが、どうやら海沿いを歩いて侵入したそうです、何かしらの対策が必要かと意見具申致します」

 

警備責任者からそう報告があった、

 

「とはいってもなぁ………」

 

俺は青葉と頭を悩ませた。

 

 

 

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