とある監視所のお話   作:屋根裏散歩

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63話の翌日のお話し。


第64話 やっと決まったか………

「それじゃ行ってくる」

 

俺は留守を間宮に任せると桜島泊地へと向かった。

 

「流石に24時間勤務をあの人数では…」

 

俺は等と考えながら車を走らせた。

 

「鹿屋電探監視所の紅東だ」

 

俺はゲートに立った歩哨にIDカードを提示した。

 

「確認しました、お車はあちらの駐車場にお止めください」

 

歩哨が駐車場を案内してくれた、

 

「ありがとう」

 

俺は軽く敬礼すると指定された駐車スペースに車を停めた。

 

「ご案内いたします、紅東大佐」

 

陽炎が側に立っていた。

 

「よろしく頼む」

 

俺は陽炎のあとについて行った。

 

「こちらになります」

 

俺は会議室に通された。

 

「鹿屋電探監視所の紅東です」

 

俺は軽く挨拶をすると会議室に入って名前のある椅子へと腰をおろした。

 

「南大隅町電探監視所の小南です、遅くなりました」

 

最後の1人がやって来た。

 

 

「私は桜島泊地司令の泊です、皆さん達の監視所業務について説明を致します」

 

そう言うと、泊司令は鹿児島湾の地図をスクリーンに投影した。

 

「先ず電探監視業務については長崎鼻と立目崎にある電探にて24時間体制で監視します、鹿屋電探監視所につきましては、両監視所からの不審船舶報告に基づいた監視をお願いします…ただ鹿屋さんは退役者4名、うちに4名を異動させてしまっていますので土日祝の終日並びに平日夜間は桜島で監視業務を行います、勤務時間等は手元の資料をご確認ください」

 

泊司令はそこまで話すと、陽炎に合図を送り次の資料に画面を変えた。

 

「続きまして、鹿屋電探監視所の業務についてですが、不審船舶専用の監視となり、電探画面には不審船舶のみが表示される仕様になっています」

 

具体的な仕様をスクリーンに投影していた。

その後も具体的な話が夕方迄続けられ、俺は自分の監視へと戻っていった。

 

「所長お帰りなさい」

 

青葉が出迎えてくれた、

 

「どうでした?」

 

千歳が会議の内容を聞いてきた。

 

「業務内容が変更となった、説明するから全員を集めてくれ」

「了解」

 

千歳が全員の招集を掛けた。

 

「全員揃ったな…」

 

俺は全員の顔をみた。

 

「先ず天龍、龍田、球磨、多摩については変更なし、この監視所の勤務の時間等に変更が出た…基本平日の9時から18時の日勤のみとなる、土日祝日並びに18時以降9時までは桜島泊地で対応して貰える事となった…そして配置だが3名の2班編成で運用する…俺、隼鷹、青葉の組と間宮、千歳、夕張の2班だな」

 

俺が此処まで話すと、間宮が手を上げた。

 

「何か質問か?」

「はい、平日のみを6名で運用とおっしゃいましたが、私も頭数に?」

 

間宮の質問は尤もだ。

 

「そうだ、俺との交代要員で責任者補佐となる」

 

それを聞いて間宮が少しだけ嬉しそうな表情を浮かべた。

 

「他に質問がなければ、来週の月曜日より業務開始となる」

 

そして俺達は桜島泊地に業務を引き継ぎその日の業務を終了させた。

 

 

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