とある監視所のお話   作:屋根裏散歩

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第67話 青葉の影響②…買い換えようか!

「紫苑、街のリサイクルショップ付き合って」

 

とある土曜日の昼下がり、俺は青葉からリサイクルショップ巡りに誘われた。

 

「構わないが」

 

俺は青葉のストラーダRの助手席に座った。

 

「で何を買いに行くんだ?」

 

俺は青葉に聞いた。

 

「リサイクルショップにでてきているレンズとか」

 

青葉の技術力なら多少のカビや塵の混入は除去出来るからな。

 

「紫苑着いたよ」

 

俺はハード○フと書かれた青い看板のリサイクルショップに入っていった。

 

「買い物終わったらメールな」

「了解」

 

俺は青葉と別れると、買い物籠を持つと店内をぶらついた。

 

「で…決局ジャンクコーナーに行き着くのか…」

 

俺はジャンクコーナーと書かれたコーナーに足を踏み入れた。

 

「ウィーがこの値段か…」

 

俺はウィー本体やリモコン、電源等のプレイに必要な物を物色すると買い物籠に放り込んだ。

 

「ん?あの後ろ姿は…」

 

俺の見ていた棚の一つ前に青葉がいた。

 

「何かめぼしいものあったか?」

 

俺は青葉に声を掛けた。

 

「あっ紫苑…これ位ね」

 

青葉が手にしていたのはニコンのかなり古そうなレンズだった。

 

「これ位のカビだったら取れそう」

 

俺は青葉の話を聞きながら、カメラ本体が無造作に入れられた青い箱を覗き込んだ。

 

「なぁ、これ」

 

俺は2台のニコン製デジカメを手に取った。

 

「D3000とD5300!でもこれが何でジャンク??」

 

流石の青葉も首を傾げていた。

 

「何々…液晶四隅が暗い」

 

D3000の商品説明にはそう書かれていた。

 

「電源入るか?」

 

俺は試しに電源スイッチを入れてみた。

 

「どうだ…これ位は」

 

俺は背面の液晶画面を青葉に見せた。

 

「これくらいなら問題なし!」

 

俺はそのままD3000を籠に入れた、

 

「次はD5300か…」

 

こっちは電源入らないな…流石に電池がないか、俺は隣のバッテリーが入れられている青箱を漁った。

 

「紫苑、EN-EL14ってバッテリーを探して」

 

青葉がバッテリー型番を調べてれた。

 

「あったぞ」

 

俺はそのバッテリーをカメラには装着し再度電源を入れた。

 

「こいつ…動くぞ」

 

無論その辺に転がっていたジャンクの純正レンズを取り付けて動作テストを行ってみた。

 

「なぁ…これ何が悪いんだ?」

 

俺は青葉にD5300を渡した。

 

「何だろう??これと言って問題なさそうだし…ストロボもきちんと上がるし…まさか!曰く付きとか?」

 

青葉締めるぞ!

 

「あっそういう事…紫苑、これですファインダーの曇り」

 

俺は青葉に言われるとファインダーを覗いた。

 

「確かに少し曇ってるか…でもこれってライブビュー付いてるから殆ど使わないよな?だとしたら買いじゃねぇ?」

「だね」

 

これまた買い物籠に入れた、

 

「紫苑、この二本のレンズ」

 

俺は青葉から純正レンズAF−S 55−200mmと同じく純正レンズAF−S18−70mmの2本のレンズを受け取った。

 

「ジャンクの箱の中にあったけど…ジャンク理由が多分勘違い」

 

2本共値札にはレンズ汚れとカビと記載されていたが、青葉がメガネ拭きで少しこすると汚れは綺麗に落ちた…カビの方は保護フィルターの方に発生しているだけだ。

 

「後は充電器…」

 

俺は更に青箱を漁ると専用充電器を探した。

 

「あった…これか」

「紫苑宜しく」

 

青葉が手に持っていたニコンの古そうなレンズ3本を俺の持つ籠に入れてきた。

 

「おいおい…」

 

値段をみると…破格値だったので、そのままレジに向かうことにした。

 

「紫苑ありがとね」

 

眩しいまでの笑顔でお願いされたら…断れねぇ!

 

「でもさ、紫苑istDLはどうするの?」

「アレは吹雪にやったよ…夕張のヤツは深雪に…だからD3000は夕張用だ」

「成る」

 

帰りは俺が運転し、青葉が助手席で買ったカメラのチェックをしていた。

 

「本体は2台とも問題なし、綺麗に撮れる…これはラッキージャンクね…レンズも専門店じゃ無いのが得したかな」

 

青葉の古そうなレンズもそんな感じらしく、いつの間に買ったのかD70に装着してテスト撮影をしていた。

 

 

 

 

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