とある監視所のお話   作:屋根裏散歩

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第6話 暇な一日(改2)

「くぁー暇だー」

 

俺は土蔵2階の執務室で欠伸を噛み殺した。

 

「電探での監視しか出来ないからねぇ」

 

隣の部屋から隼鷹が顔を出した。

まぁそれも、あと10分で終わる。

基本うちの業務時間は九時十七時だからだ、残りの時間帯は別の監視所が引き継ぐ事になっている。

 

「隼鷹、終わったら街のコンビニ行かね?」

 

俺は隼鷹をコンビニに誘った。

 

「あたしも買いたいもの有ったからいいよ」

 

俺は業務終了時間になると、私服に着換え千歳に隼鷹とコンビニに行くと声を掛けた。

 

「気を付けてね」

 

何故か姉貴が台所から顔を出した。

 

「コンビニに行くそうですね、私もご一緒致します」

 

いつの間にか着替えた千歳が俺の車の脇で夕張と立っていた。

 

「もう少し待ってくれ隼鷹がまだ来てねぇ」

 

俺は隼鷹を待った。

 

「お待たせ」

 

大きめのエコバッグを持った隼鷹がやってきた。

 

「お兄ちゃん何買うの?」

 

夕張が後部座席から聞いてきた。

 

「酒、つまみ」

 

俺は身も蓋もない答えをした。

 

「私、プリン食べたい!」

 

夕張が必殺のおねだりモードに突入していた。

俺は妹にはからっきし弱い、おねだりされたら余程出ない限り買ってあげてしまう。

 

「あとプリンとコーヒーゼリー」

 

うん、コーヒーゼリーも買わないと姉貴が私の分はと言って大魔神に変貌する!

 

「紫苑、ファミマ行くだろ?」

 

隼鷹が聞いてきた。

 

「ファミマの焼き鳥は譲れません」

 

俺はどこぞの正規空母のセリフを真似た。

 

「あはは、加賀ならいいそうだね」

 

隼鷹が助手席で笑い転げていた。

 

「焼き鳥はねぎまのタレと塩で、後は……そうだなセブンの春巻きとローソンのメンチだな」

 

それは見事なコンビニのハシゴだった。

で……結局、スーパードライ(500ミリリットル缶)をフタパックと焼き鳥各二本づつ合計十本、春巻きも十本、そしてメンチコロッケを五個買っていた、そして更にデザートと称してプリンやらコーヒーゼリーやらも買い込んでいた(エコバッグナイス!)。

 

「さて帰るぞ」

 

俺達は家へと車を走らせた。

 

「ただいま、姉貴」

 

俺達は其々の部屋へと一旦散っていった。

俺はその間にビールを冷凍庫で急速冷蔵していた(良い子はしちゃ駄目だぞ!)

 

「ちゃっちゃと夕飯の準備しますか」

 

あら方、千歳が作ってくれていたので楽だった。

俺はそれを皿に移すとテーブルに並べていった(うちは全員でテーブルを囲んで食べる)。

 

「おーい、出来だぞー」

 

俺が台所から声を掛けると、ゾロゾロと集まってきた。

 

「うーん、いい匂い煮魚の匂い堪んないねぇ」

 

隼鷹が冷凍庫からビールを取り出して俺や姉貴、千歳の前に置いた。

 

「お兄ちゃん、獺祭もらうね」

 

夕張が日本酒の栓を開けていた。

 

 

 

 

 

そして風呂上がり……誰からとなく俺の部屋に集まりだした。

 

「飲も」

 

隼鷹が浴衣姿でビールと夕方買ったつまみを手にやってきた。

 

「お風呂上がりのビール美味しいですよね」

 

千歳がチーズやサラミ等のつまみを持ってきた。

 

「あらあら」

 

姉貴までも加わって来た。

(因みに今の格好だが、隼鷹と千歳は浴衣姿、姉貴はアニマル柄のパジャマ、俺は上下スウェットだ)

夕張だけは……私室でアニメを見てるらしい。

 

風呂上がりの軽く一杯は結局日付が替わる迄続いた。

そして繰り返されるベッド侵略!

 

「俺のベッドなんだが……隼鷹と千歳……二人共俺のベッドで寝るのが当たり前になってんな…仕方ねぇな、また畳にごろ寝か」

 

そして迎えた朝……繰り返しであったが!

今朝は違った。

 

「!」

 

目の前には千歳のやすらかな寝顔があった、それも触れるか触れないかのギリの位置に(何が触れるかは勝手に想像してくれ)、俺はいたたまれず視線をずらすと其処には浴衣から零れ落ちる二つのたわわなおやまがチラチラと自己主張していた。

 

俺は理性を保てるか不安になった、何故ならこれだけの美人が二人俺の目の前で無防備な姿で寝顔を晒しているのだ!

 

「やべっ、理性保つ自信ねぇわ」

 

等と言いながら俺は二度寝を決め込んだ。

 




紫苑の部屋とは、艦娘達の憩いの場。
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