赤龍帝な兄に全てを奪われた弟は不死鳥のもとで覚醒する   作:旭姫

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束の間の休息

会談も無事(?)終わったことで暫く暇になってしまった一誠一行は迎えた夏休みにとあるところに向かっていた。

 

そう、友奈や若葉の仲間である勇者達のいる高天原である。

 

もともと、そこに住んでいる若葉に泊まる場所を用意してもらった一誠達は終業式を終えた次の日には出発していた。

 

なお、夏休みは高天原以外に、冥界にも行かなくてはならない

 

理由は、若手悪魔の会合―もとい、口だけ上層部が新人を嘲笑うだけの時間―に参加しなくてはならないからだ。

 

もちろん、上層部は一誠の実力を自分達が半殺しにあって知っているので一誠が来れば少しはましになるだろうという魔王様の指示によって強制参加を余儀無くされたのだ。

 

だが、それも、夏休みの終盤辺り。

 

問題はない。……筈なのだが、実は一誠の耳にとある情報が入ってきた。

 

聖書がアースガルズ、つまり北欧神話と同盟を組もうと考えているらしい。

 

まぁ、直接関係あるわけではないし、おそらく、鎖国体制を貫いている日本神話と唯一交流のある俺達と仲良くするために同盟を組んだんだろう。

 

もちろん、断るが。

 

そんなこんなで高天原に付いた一誠達はそのまま若葉の用意した宿に荷物をおいて、天照大御神のもとに向かった。

 

一誠「お久し振りです、天照様。…それと、あのときの救援感謝いたします。」

 

天照「いいのよ、別に。私の好意だと思いなさい。……貴方が彼女達、別世界の勇者について教えてくれたからこうしてうちの戦力もあがったし、神達の友情やら団結力があがったんだから。……これじゃあ、まだ返しきれないくらいだわ。」

 

一誠「それと、実は新しい眷族を紹介したくて、…レオ。」

 

レオ「西条レオンハルトです。……そこの千葉エリカと同じ世界から来ました。…よろしくお願いします。」

 

天照「随分礼儀正しいのね。私が日本神話の主神にして一誠君のスポンサーである、天照大御神よ。よろしくね、西城くん。天照様って呼んでね?」

 

レオ「はい、天照様。」

 

千景「いつからうちは一誠のスポンサーになったのよ…。」

 

ひなた「千景ちゃん、ちょっと黙ってようか?」

 

千景「……はい。」

 

天照「さて、一誠。アースガルズの件聞いた?」

 

一誠「はい、何でも聖書と同盟を組もうと考えているようで。」

 

天照「あれって、一誠と仲良くなってうちと同盟組むための足掛かりにしようといているんじゃないかしら?」

 

一誠「俺も同じ考えです。」

 

天照「そう。……もし、アースガルズがなんか言ってきても、私が良いって言うまでは何にもしないでね。」

 

一誠「了解です。」

 

天照「それと、一誠達なら今すぐにでも日本神話に鞍替えしても良いのよ?」

 

一誠「さすがに俺を保護して育ててくれたフェニックス家に申し訳がたたないので遠慮しておきます。……ただ、聖書よりかはこっちでの事を優先するつもりではあります。」

 

天照「休みを存分に活用しなさい。」

 

一誠「ありがとうございます。」

 

その後は、歌野の農業にみんなで手伝ったり、千景とゲームしたり、本気のバトルロワイヤルをしたり、色々楽しんだ。

 

そんなある日、一誠は1人、天照にお呼び出しを受けた。

 

一誠「お呼びでしょうか、天照様。」

 

天照「一誠、貴方にお願いがあります。」

 

一誠「なんでしょうか。」

 

天照「実は、〈禍の団(カオス・ブリゲード)〉対策でうちも部隊を編成することになったのだけど、その部隊の訓練を手伝ってもらいたいのよ。」

 

一誠「訓練…ですか?」

 

天照「そう、神以外のうちの所属メンバーで編成してみたんだけど、その訓練が…実は、緩すぎて。」

 

一誠「なるほど、では、それの訓練をきつくしろと言うことですね。…かしこまりました。…やってみるだけやってみます。」

 

天照「ありがとう、さすが私の認めた相手ね。…頑張ってね~。」

 

一誠「では、行ってこようと思うのですが、何処ですか。」

 

天照「ああ、それは使いを出すからそのときに行ってちょうだい。」

 

一誠「わかりました。」

 

そして、一誠は皆のところへ戻っていった。





天照大御神のキャラが掴めない…。

次回はこの訓練です。

では、また次回。
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