ISだと思われるこの世界   作:ekusyd

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追記
誤字報告ありがとうございます

しかし、“げいいん(何故か変換できない)”はネタなので、よろしくお願いします


10話

 「なぁ海飛兄(かいとに)ぃ」

 

 「何だよ一夏」

 

 「俺、やっていける自信ないよ」

 

 俺の隣で弱音を吐いているのは義理の弟である織斑一夏……ではなくこの世界線では大空一夏である。

 まぁ、別に人間が変わっているわけではなく、ただただ苗字と家族構成が変わっているだけだ。

 

 その家族構成が結構大きかったりしそうだが。

 

 その一夏が俺に対して弱音を吐いているげいいん(なぜか変換できない)は解りきっているし実際俺もそれで悩んでいる。

 

 え?一夏のために悩めるなんていいお兄さんだねって?HAHAワロスワロス。自分の事で悩んでますが何か?

 

 などと考えている間に一夏が悩みの種を話してくる。

 

 「いくら俺がISを動かせちまったって言っても、女子高の中に行かなきゃならないんだぜ?同い年の男なんて居るわけもないし……」

 

 IS……インフィニット・ストラトス。それはあの馬鹿たれうさぎが開発した宇宙空間でも活動可能にするための物として作らた。

 

 だが、それの見せ方がだめだった。何を思ったかあいつは各国のサーバーをハッキングしたのち、ミサイルと言うミサイルを千冬が搭乗したISに向かって発射させた。

 当然各国は緊急体制に入り、大慌てだった。しかしそれをあざ笑うかのようにISは傷一つなくそのすべてを破壊しきってしまった。

 

 そう、破壊しきってしまったのだ。無傷で。

 

 そんなモノ、人間が兵器として見ないはずがない。各国は束の思いとは裏腹に軍事利用の方向へと進んでしまった。

 

 束の消息がたったのもそのころだ。

 

 破壊し終わった瞬間は千冬と二人でどや顔で報告しに来たが、もちろんお説教した。褒めなどしない。当たり前だろう?大事な家族だ。失っていたかもしれない。

 

 現に束は消息を絶っている。

 

 まぁ、生きているは確定なんだけどね。おじさん知ってる。

 

 だがそんなISだが一つだけ条件があった。起動させることができるのは女性だけだった。

 

 束が仕組んだのかそれとも偶発的なものなのか。知らないが知ろうとも思わない。

 

 知ろうとするならば、何故女性にしか起動できないと思われたISを男が起動できたのかの方を聞きたいし小一時間問いただしたい。

 

 今はそんなことはどうでもいい。

 

 何故か物語の重要な場所に近づくと、知っているはずの事がすべて綺麗さっぱり忘れていて、思い出すのは終わった後か始まってしまった瞬間か。

 

 ええ、もちろん一夏は誘拐されたし千冬はドイツに行きましたよ?

 

 これが世界の強制力か。

 

 話がそれまくったな。

 

 なんだ?……ああ曹操。一夏が自信ないとかほざいてるって話だ。

 

 まったく。女子高で?同い年の男がいなくて?IS動かしちゃった?

 

 ふっ。

 

 「いいか一夏。よーく聞け」

 

 「?おう」

 

 「俺はな千冬の2個上だ。一夏、お前は今年16で千冬は8個上の24。さらに俺はそれの2つ上で26だ。四捨五入すれば30だアラサーだ」

 

 俺は一夏に言い聞かせるよにゆっくりと1つづつ話していく。

 

 「IS動かしてしまって女子高に入学?同い年の男がいない?はっ」

 

 一夏の悩みを今一度確認の意味を込めて復唱し

 

 「ISを動かしてしまったのはお前が入学試験場を間違えた挙句にむやみにISに手を触れたのが原因だろう。同じ年の男はいないだろうが女子はいるだろう。教師は年上だろう?」

 

 勘のいい皆さんはきっとこれから俺の言いたいことが既に分かっているだろうな。

 

 何が言いたいのか?簡単だ。俺の境遇よりましって話さ。

 

 「ISを動かしてしまって高校に、しかも女子高だぞ?そこに強制入学して?同い年の男どころか同い年の同級がいないんだが?教師にも年下だって普通にいるんだぜ?知ってるか?大学じゃないんだぜ?高校なんだぜ?一般的には女子高に分類されてることろにだよ?おっさんはいるんだぜ?解ってんのかこらああ?」

 

 「ご、ごめん」

 

 言ってて悲しくなったので若干一夏に八つ当たりしましたとさ。

 

 「確かに海飛兄の境遇に比べれば俺の境遇なんて屁でもないな!」

 

 お、そうだな

 

 でもね一夏君?あんまりこう。納得しないでもらえる?いや自分で言ったことなんだけどね?お兄ちゃんちょっと悲しいよ?

 

 「総入れ歯」

 

 「え?」

 

 「そういえば」

 

 海飛です。一夏が成長してから変なことを口走るようになったとです。きっと俺のせいですごめんなさい許して。

 

 「千冬姉が教師なのはもちろんだけど。噂によれば火野さん達もいるらしいよ?」

 

 なん……だと?

 

 「それは本当かい?一夏君や?」

 

 「うん、エドさんや変態仮面、じゃなかった。地葉さん達が言ってたから」

 

 地葉ぁ言われてんぞ。

 

 いやしかしマジ?火野いんの?

 

 あれ?達って言ったか?火野さん達って。

 

 「のう一夏君火野以外にも居るみたいな言い草だったな?」

 

 「んー俺も聞いた話だからあれだけど、海飛兄の同級の人たちが結構いるみたいだよ?」

 

 その言葉を聞いた瞬間俺は全力で入学を拒否するのであった。

 

 




地葉衛……セーラームーン。うさぎの恋人にて変態


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