来栖暁の鬼滅奇譚 作:ケルン
某日蝶屋敷
ラヴェンツァ
「お帰りなさい。」
真
「ただいま。」
すみれ
「しのぶさんとアオイさんは居ますか?」
アオイ
「どうかしましたか?」
しのぶ
「お帰りなさい。」
真
「二人に確認したいことがあるの。」
アオイ
「何ですか?」
すみれ
「二人が試練を受けた後受け取ったものは何ですか?」
アオイ
「私が受け取ったのは、エレシュキガルさんの分け御霊です。」
しのぶ
「私は、フェニックスですが、それがどうかしましたか?」
すみれ
「今のうちにちゃんと使いこなせるようになった方がいいですよ。」
真
「エレシュキガルはともかく、フェニックスを召喚したら、まわりがまきぞえになったなんてことがないようにね。」
しのぶ
「私が会ったときのフェニックスは島くらいの大きさだったので、アレが普通だと思ってました。」
カナヲ
「私が会ったミドガルズオルムも島くらいだった。」
真
「二人は大きさの調整と維持ができるようになってちょうだい。」
カナエ
「調整って出来るんですか!?」
すみれ
「普通に出来ますよ。先輩がやってますから。後カナエさんとアオイさんは安定できるようになってください。」
しのぶ
「安定っていうと?」
すみれ
「スキルを使う度にブレたりしないようにしましょう。」
六人はラヴェンツァの所に行った。
ラヴェンツァ
「どうしました?」
真
「力のコントロールの鍛練を出来る場所を用意してほしいの。」
ラヴェンツァ
「六人で行くんですね。休憩も出来る場所がいいですね。コテージを用意しておきます。」
すみれ
「キャンプが出来るのは助かります。」
カナエ
「待ってください、屋敷を数日も空ける分けにはいきません。」
ラヴェンツァ
「問題ありません。何日、何週間、何ヵ月、何年過ごしても、戻って来る時は数分後ですので。」
しのぶ
「どんどん常識がズレていく気がする。」
カナエ
「しのぶ、気にしたら負けよ。」
カナヲ
「(コイントス裏)・・・・・・」
アオイ
「どのくらい時間がかかるんだろう?」
ラヴェンツァ
「この銀色の扉を使ってください。」
真
「まずは訓練に行きましょう。」
銀色の扉の世界
すみれ
「此処って海辺ですよね?」
真
「まずはコテージの設備を調べましょう。」
すみれ
「電気、ガス、水道、問題無し。お風呂が無駄に広いです。冷蔵庫の食材もかなり揃ってます。」
アオイ
「至れり尽くせりなのはありがたいですけど、此処まで来ると怖いです。」
カナヲ
「(コイントス表)どの辺りで訓練するの?」
真
「まずは海の方でしのぶさんとカナヲさん召喚してみて。」
しのぶ
「わかりました、来なさい、『フェニックス』。」
小さめの無人島くらいの魔方陣が輝いた。
カッ!
フェニックス
「此処は何処だ?・・・なんだ、いつぞやの娘ではないか。汝の手に負えない敵でもいるのか?」
しのぶ
「私の鍛練の為に喚んだのです。文句言わずに手伝いなさい。」
フェニックス
「何をすればいいのだ?」
しのぶ
「少し待って、今カナヲが召喚するから。」
カナヲ
「力を貸して、『ミドガルズオルム』。」
少し大きい山くらいの大きさの魔方陣が輝いた!
カッ!
ミドガルズオルム
「(-.-)Zzz・・・・」
カナヲ
「・・・・?」
ミドガルズオルム
「(-.-)Zzz・・・・」
カナヲ
「・・・起きて。」
ミドガルズオルム
「(-.-)Zzz・・ん?何か肌寒いような、カナヲではないか。息災であるか?」
カナヲ
「うん。貴方も元気そうで良かった。相談に乗って欲しくて貴方を喚んだけどいいかな?」
ミドガルズオルム
「無論である、それで何をすれば良いのだ?」
すみれ
「二人共まだ大き過ぎます。調整してみてください。でもしのぶさんより、カナヲさんの方が仲が良いように見えます。」
フェニックス
「馴れ合いは必要最低限で足りると思うが違うのか?」
ミドガルズオルム
「我が友人を気遣うのは当然である。」
二人は調整を開始した。
すみれ
「しのぶさんもカナヲさんも普段の大きさ的には鴉くらいでお願いします。その後は大きさを維持してください。」
二時間後
しのぶ
「はぁはぁ、難しい上に疲労がたまるわね。」
カナヲ
「・・・出来た。」
真
「カナエさんとアオイさんはまず、召喚してください。」
アオイ
「力を貸してください。エレシュキガルさん。」
カナエ
「来て、玉藻の前。」
魔方陣が輝いた
カッ!
エレシュキガル
「約定に従い、召喚に応じたのだわ。」
魔方陣が輝いた
カッ!
玉藻の前
「みこーん、去勢拳と去勢脚の改良はどうすればいいのかしら?」
カナエ&しのぶ&アオイ&カナヲ&真&すみれ
「・・・・・・・・・・・・」
フェニックス&ミドガルズオルム&エレシュキガル
「・・・・・・・・・・・・」
玉藻の前
「おや?カナエさんじゃないですか。もしかして弟子候補を紹介してくれるんですか?」
しのぶ
「姉さん、弟子って何のことかしら?」
カナエ
「・・・・((ーー;)すっかり忘れてた。)しのぶ、ちょっとお願いがあるの。」
玉藻の前
「貴女がしのぶさんですか?去勢拳と去勢脚どっちがいいですか?」
しのぶ
「・・・何の話ですか?私は何も聴いていませんが?」
玉藻の前
「試練を合格にする条件にどちらか修得してほしいと言ったら、嫌だと言ったので妹を弟子候補に紹介することを条件に合格にしたんですよ。」
しのぶ
「姉さん、後でOHANASHIがあります。いいですね?((⌒‐⌒))」
カナエ
「((( ;゚Д゚)))ハイ。」
玉藻の前
「どっちにしますか?」
しのぶ
「修得しても使わなければいいだけ、去勢拳でお願いします。」
玉藻の前
「では、こちらに来てください。」
三十分後
玉藻の前
「かなり筋がいいですよ。」
しのぶ
「余り嬉しく無いけど、ありがとうございました。」
カナヲ
「私も修得した方がいいのかな?」
ミドガルズオルム
「汝には不要である。」
カナヲ
「そうなの?」
ミドガルズオルム
「己に自信が無いものは修得すれば良い、無垢な汝には不要。」
玉藻の前
「其処の蛇、何が言いたいのです?」
ミドガルズオルム
「汝は去勢拳等とほざいているが要は暴力で従えるだけであろう?」
玉藻の前
「浮気者への躾ですが何か?」
ミドガルズオルム
「戯け、浮気等というものは己を磨くことを怠る愚者の戯言なり、ちょっと外見がいいだけの娘と内面から輝いている娘とでは雲泥の差があるものだ。」
玉藻の前
「貴方のような蛇に女の価値が理解出来るとでもいうのですか?」
ミドガルズオルム
「汝の暴力に惑わされその娘が、己を磨くことを怠る愚者に成らねばよいがな。我と汝、どちらの言葉が心に響くかその娘達に聴いてみたらどうだ?」
玉藻の前
「いいでしょう。どちらが正しいのか、白黒つけましょう。」
ミドガルズオルム
「では我が正しいと思う者は挙手をしてくれ。」
真&すみれ&カナヲ&アオイ&しのぶ
「はい。」
玉藻の前
「なら私が正しいと思う人は挙手をしてください。」
カナエ
「はい。」
ミドガルズオルム
「結論は多数決で我と出た。」
玉藻の前
「私が・・・・負けた。(●| ̄|_)」
三十分後
すみれ
「カナエさんとアオイさんの次の課題は召喚を維持することです。頑張ってください。」
三時間後
アオイ
「維持するだけなのにかなり精神的な負担がある。」
すみれ
「慣れた分だけ楽になります。基本は終わりましたから食事をして、お風呂でサッパリしたら帰りましょう。」
真
「一度エレシュキガル達には還ってもらってから食事にしましょう。」
三十分後
真&すみれ&カナエ&しのぶ&アオイ&カナヲ
「御馳走様でした。」
真
「何でルブランのレトルトがあったのかしら?」
すみれ
「レトルトなんて出して無いはずですが、先輩からも聴いたこと無いです。」
カナエ
「そんなに気にすること何ですか?」
真
「ルブランは暁がお世話になった店の名前でかなり思い入れがあるのよ。」
しのぶ
「そろそろお風呂に行きましょう。」
六人はお風呂に行った。
すみれ
「すごく広いです。」
アオイ
「何か色々ありますね。」
カナヲ
「どれを使えばいいの?」
すみれ
「私が普段使っているのもあります。」
カナエ
「私達が普段使っているものは少ないみたいね。」
しのぶ
「二人のオススメを使ってみましょう。」
三時間後
真
「サッパリしたし、そろそろ帰りましょう。」
六人は帰って行った。