来栖暁の鬼滅奇譚 作:ケルン
某日某所
刀を構えた女性
「コホッ、ゲホッ、このままだと確実に殺される。何とか情報を伝えないと。」
扇を構えた男性
「そろそろ諦めて俺の救済を受ける気は無いかな?」
刀を構えた女性
「救済ですって?」
扇を構えた男性
「救済だよ。俺と一つなって俺の血肉になって生き続けるんだから。」
刀を構えた女性
「そうやってどれ程の命を奪って来たのよ!?」
扇を構えた男性
「そんなのいちいち覚えて無いよ。」
刀を構えた女性
「(少しでも時間を稼がないと、でも策が無い)・・・・・・」
扇を構えた男性
「辞世の句でも考えてるのかい。」
刀を構えた女性
「生憎まだ死ぬわけにはいかないのよ。」
扇を構えた男性
「往生際よくしたらどうだい?」
二人の丁度中間に扉が出現した
扇を構えた男性
「何でいきなり空間に扉が出現した?」
ギィィーバタン・・・扉が消えた
刀を構えた女性
「誰かが出てきた!?」
暁
「どの辺りだ此処は?どうやら戦闘中のようだが?」
扇を構えた男性
「君、何処から来たのか知らないけど此処に何かようかい?」
刀を構えた女性
「其処の貴方此処は危険です。早く逃げてください。」
暁
「逃げるも何も俺には貴女の方が重体に見えるが?」
刀を構えた女性
「それは否定出来ませんが、私が時間を稼ぎますから逃げてください。」
扇を構えた男性
「君、用が無いなら何処かに行ってくれないか?俺はその女性を救済しなければならないんだ。」
暁
「救済だと?」
刀を構えた女性
「その男は、人を喰うことを救済だと言ってるんです。」
扇を構えた男性
「俺は男を喰う趣味は無いんだ、見逃してあげるから何処かに行ってくれないか?」
暁
「なるほど、お前があいつが言っていた人食い鬼か?その割りには弱そうだな。」
扇を構えた男性
「・・・何処の世間知らずか知らないけど、初対面で失礼過ぎないか?」
刀を構えた女性
「何で挑発するんですか!?」
暁
「とりあえず貴女の治療が、最優先にした方が良さそうだな。・・・来い、パールヴァティ。」
魔方陣が輝いた。カッ!
パールヴァティ
「マスターの召喚に従いお側にまいりました。」
暁
「早速で悪いが其方の女性の治療を頼む特に内臓のダメージが酷いようだ。」
パールヴァティ
「承りましたわ。念のためメシアライザーを使っておきます。」
刀を構えた女性
「あの、彼女はどなたですか?」
暁
「俺の部下です、治療が済んだら一度下がってくれ。鬼擬きの相手はこちらでする。」
扇を構えた男性
「君は変わった能力を持っているようだけど、本気で俺に勝てると思っているのかい?」
暁
「出来るから言っているんだが?先程も言ったがお前弱そうだし、火炎・氷結・疾風・電撃・念動・核熱・祝福・呪怨・万能どれがいい?なるべく其方の希望の遣り方で相手をしてやるよ?」
扇を構えた男性
「・・・・全部だ。」
暁
「は?」
扇を構えた男性
「だから全部って言ってるんだよ。それとも出来無いのかい?」
暁
「・・・弱いだけでなく、頭が相当残念らしい。其方の希望に従い来い、スルト・サタン・バアル・オーディン・ファフニール・コウリュウ・マリア・アリス・サタナエル。」
複数の魔方陣が輝き出すカッ!
サタナエル&コウリュウ&ファフニール&オーディン&バアル&サタン&スルト
「召喚に従い推参した。」
アリス&マリア
「マスターの召喚に従いお側にまいりました。」
扇を構えた男性
「えっ⁉️」
暁
「瞬殺しろ。」
サタナエル達
「了解しました。」
パールヴァティ
「あの敵憐れですわね。私は貴女の治療を始めましょう。」
女性に向かってメシアライザーを唱えた。
刀を構えた女性
「あれほどの大怪我が治っている!?呼吸も楽になってます。」
サタナエル達
『インフェルノ・ダイヤモンドダスト・万物流転・真理の雷・アトミックフレア・サイコキネシス・コウガオン・エイガオン・漆黒の蛇』
カッ!ズドォォォン
扇を構えた男性
「ギャァァァ」
扇を構えた男性が消滅していく。
暁
「この程度なら大したこと無いようだ。サタナエル達は一度もどってくれ。」
サタナエル達
「了解しました。」
サタナエル達を送還した。
暁
「そう言えば名前を聞いていなかったな。俺は来栖暁だ貴女の名前は?」
刀を構えた女性
「私は鬼殺隊花柱の胡蝶カナエです。危ない所を助けて頂きありがとうございます。」
此方に向かって走って来る女性
「姉さん無事なの!?」
暁
「誰なんだ?」
カナエ
「私の妹のしのぶです。」
しのぶと呼ばれた女性
「姉さん無事みたいだけど其方の男性は誰なの?」
カナエ
「私が鬼に殺されそうになった所を助けて下さった方よ。とりあえず貴女も自己紹介をして頂戴」
しのぶ
「わかったわ。胡蝶カナエの妹の胡蝶しのぶと申します。姉を助けて頂きありがとうございました。」
暁
「俺は来栖暁と申します。俺は拠点を確保したいんだが、よかったら手頃な場所を紹介してくれないか?」
カナエ
「宜しければ私達の所に来ますか?」
しのぶ
「ちょっと待って姉さん、私達の所は女性と子供しかいないわよ。殿方を招くのは無理じゃないかしら?」
カナエ
「私達の所は治療所としての役割があるから大丈夫だと思うわよ。それに男手があると助かることもあるから。」
しのぶ
「確かにそうなんだけど、所で姉さん達はどんな鬼と戦っていたの?」
カナエ
「上弦の弐」
しのぶ
「ふーん・・・・えっ!?鬼はいないみたいだけど逃げたのそれとも鬼殺したの!?」
カナエ
「暁さんが召喚した人達?が消滅させたのよ。」
しのぶ
「消滅って日輪刀で頚を斬るとか、陽光とかじゃないの!?」
カナエ
「うん。」
パールヴァティ
「マスター私はどうしますか?」
しのぶ
「どちら様ですか?」
パールヴァティ
「今気づいたんですか?私そんなに影薄いのかしら、地味にショックですわね。」
カナエ
「此方の女性はパールヴァティさんという名前の女性で、重症になった私の治療をして下さった暁さんの部下の方よ。」
しのぶ
「失礼しました。姉の命を救って頂きありがとうございます。」
パールヴァティ
「どういたしまして。間に合って良かったですわ。」
暁
「俺達が君達の世話になる条件についてだが、此方が提示出来るのは人手と戦闘訓練が出来る特殊な場所ぐらいだが構わないだろうか?」
カナエ
「人手不足の解消だけでなく、訓練場所を紹介してもらえるのは此方としても助かります。」
暁
「取引成立でいいのかな?これからよろしく頼む。」
カナエ
「此方こそよろしくお願いいたします。私達の拠点は蝶屋敷と呼ばれています。さっそく向かいましょう。」
二人に案内されついていくことにした。