来栖暁の鬼滅奇譚   作:ケルン

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第23話量産型特殊訓練場(氷)

氷のモチーフの扉の世界

 

春

「ここがそうなの?」

 

カナエ

「氷をモチーフにしたって言ってたけど。」

 

しのぶ

「気温問題無し、吹雪いてもいない、地形も凍ってもいない、どうなってるの!?」

 

アオイ

「この世界全体が透明みたいです。」

 

カナヲ

「・・・・・・」

 

カナヲは石ころを拾ってみた。

 

春

「これ、石じゃなくて水晶だよ!?」

 

カナエ

「世界全体が水晶!?」

 

しのぶ

「何で鬼を再現しただけの世界が水晶で出来てんの?」

 

アオイ

「気にしたら負けと割り切りましょう。精神的に疲れますから。」

 

カナヲ

「・・・・・?」

 

カナエ

「カナヲ、どうしたの?」

 

カナヲ

「何か変な反応がある。」

 

アオイ

「変な反応ってどんな?」

 

カナヲ

「多分鉱物だと思うんだけど、人みたいに動いてる。」

 

しのぶ

「再現した鬼以外は人形って話しだけど、もしかして水晶で出来た人形なの?」

 

カナエ

「あの変態の人形、見たくないなぁ。」

 

春

「とりあえず、行ってみる?」

 

しのぶ

「そうですね。カナヲ案内お願いね。」

 

カナヲ

「分かりました、此方です。」

 

三十分後

 

カナヲ

「彼処です。」

 

春

「あれがその量産人形?」

 

カナエ

「全身が水晶で分かりにくいですが、似ている気がします。」

 

アオイ

「攻撃して見ますか?」

 

しのぶ

「一体だけ、罠の可能性は?」

 

カナヲ

「周辺にはいないみたい。」

 

春

「私がやってみるね、その前にコレを身に付けて。」

 

しのぶ

「ベルト?どんな物何ですか?」

 

春

「コレ?『ブレイブザッパー』を追加してくれるアクセサリーだよ。私は斬擊系のスキルを持って無いから。それじゃ早速行って来るね。」

    『ブレイブザッパー』

       ザンッ

水晶人形

「!?」

    『ガラガラッ』

 

アオイ

「砕けた?いえ、これは...」

 

水晶人形

「・・・・」

 

カナエ

「再生した!?そのうえ増殖してる!?」

 

しのぶ

「一度の増殖で三十体に増えた!?」

 

アオイ

「もしかしてラヴェンツァさんが言ってた一体見つけたら三十体ってこのことでは。」

 

カナヲ

「・・・・・・」

 

春

「欠片も残さず仕留める必要があるね。何人が『メギドラオン』を使える?」

 

カナエ

「私達全員が使えます。」

 

春

「私が合図をしたら、お願い。」

 

しのぶ

「分かりました。」

 

アオイ

「了解です。」

 

カナエ

「いつでもいいわ。」

 

カナヲ

「・・・・・・(何かが此方に接近してる?)」

 

春

「・・・今よ。」

 

カナエ&しのぶ&アオイ&カナヲ

   「『メギドラオン』」

     ズドォォォン

水晶人形

「・・・・・・」

シュゥゥゥン

春

「なんとか終わったみたい。」

 

しのぶ

「あの人形侮れませんね。物量で囲まれたら厄介です。」

 

カナエ

「ある意味鬼より強いかもしれないわ。」

 

アオイ

「・・・カナヲ、周辺の敵性反応はある?」

 

カナヲ

「・・・何かが此方に向かって来る?」

 

春

「何か?数はどのくらいなの?」

 

カナヲ

「数は一体だけみたい。」

 

男性

「騒がしいと思って来てみたら女の子ばっかりだ。」

 

カナエ

「貴方はあの時の鬼!?」

 

上弦の弐

「君、誰だっけ?どっかで会ったかな?」

 

カナエ

「人を殺しかけておいて忘れたと言うの!?」

 

上弦の弐

「何の事だい?俺は気がついたらこの世界にいたんだ。此処はどうなっているんだい?出口が見つからないんだよ。」

 

春

「復元した時に記憶が欠落してるのかな?敵に変わり無いけど。」

 

上弦の弐

「とりあえず名乗ろうか、俺は上弦の弐童麿。君達は何処から来た?出口はどこにある?」

 

しのぶ

「教える訳が無いでしょう、バカなの?」

 

童麿

「初対面の相手に失礼すぎ無いか?嫁の貰い手どころか恋人も出来なさそうだね君。」

 

しのぶ

「は?((`Δ´))」

 

カナエ

「落ち着いて、冷静になりなさい。(((((;゜Д゜))))」

 

カナヲ

「・・・・・」

 

アオイ

「・・・・・」

 

春

「とりあえず、童麿さん?を倒して帰ろう。」

 

童麿

「人を雑魚扱いするのやめてくれる?何処の馬の骨か知らないが失礼だろう?」

 

春

「・・・・実際雑魚でしょう?それと人じゃなくて鬼でしょう。バカなの?」

 

童麿

「・・・・纏めて救済すればいいか。どうせ女の子の寄せ集めみたいだし。」

 

春

「殺れるものならやってみれば?見かけ倒しの雑魚の癖に。」

 

しのぶ

「とりあえず、私達で追い詰めるから姉さんがとどめをさして。」

 

カナエ

「わかったわ、お願いね。」

 

アオイ

「いつでも戦えます。」

 

カナヲ

「・・・・・」

 

春

「まずは両足を切って機動力を奪いましょう。」

 

童麿

「黙って聴いてれば、調子に乗るのも大概にしなよ。」

 

カナヲ

「・・・・行きます。」

    『ブレイブザッパー』

       ザンッ

    カナヲは左足を斬り捨てた。

アオイ

「次は私が行きます。」

    『ブレイブザッパー』

       ザンッ

    アオイは右足を斬り捨てた。

しのぶ

「私達は両腕を切って戦闘力を奪うわよ。」

     『ブレイブザッパー』

        ザンッ

    しのぶは左腕を斬り捨てた。

春

「後は私が切るだけね。」

     『ブレイブザッパー』

        ザンッ

    春は右腕を斬り捨てた。

童麿

「何・・・だと!?」

 

カナエ

「隙あり、とどめよ。」

     『ブレイブザッパー』

        ザンッ

    カナエに頚を斬り捨てた。

 

童麿

「寄せ集めごときに頚を斬られるなんて・・・」

童麿は消滅していった。

 

しのぶ

「カナヲ念のため周辺の索敵をしてくれる?」

 

カナヲ

「・・・・・反応はありません。」

 

カナエ

「撤退して休息をとりましょう。」

 

五人は蝶屋敷に戻って行った。

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