来栖暁の鬼滅奇譚 作:ケルン
某日蝶屋敷
春&カナエ&しのぶ&アオイ&カナヲ
「ただいま。」
ラヴェンツァ
「お帰りなさい。戦ってみた感想はどうですか?」
カナエ
「まずあの人形ですが、物量で来られるとかなり厳しいと思います。鬼の方はそれほど強く無いように感じました。」
ラヴェンツァ
「鬼の戦闘力は貴女が殺されかけた時のままですよ。雑魚だと感じたなら貴女がそのぶん強くなっただけです。」
しのぶ
「私はあの人形を改良して訓練に使いたいです。」
ラヴェンツァ
「改良案の内容はどんな物ですか?」
しのぶ
「増殖する機能を無くすかわりに、弱点を攻撃しないと何度でも再生する、その都度弱点も変化させるのはどうでしょうか?」
ラヴェンツァ
「可能か否かなら可能です。準備に時間がかかりますが?」
しのぶ
「構いません。是非お願いします。」
春
「私は少し休憩するね。ちょっと疲れたから。」
アオイ
「春さんの部屋まで案内しますね。カナヲ、貴女はどうするの?」
カナヲ
「私も部屋に戻ります。」
カナヲは部屋に戻って行った。
アオイ
「春さん、行きましょう。」
アオイは春を連れて行った。
暁
「お帰り。再現した世界はどんな所なんだ?」
カナエ
「水晶で出来た世界です。」
暁
「水晶?何かに加工出来無いかな?」
しのぶ
「例えば?」
暁
「髪留めとか首飾りに出来ないかな?」
しのぶ
「贅沢ですね。」
暁
「自分達で加工する分なら問題無いんじゃないか?材料費は無料だよ。たぶん道具類はラヴェンツァが持っていると思う。」
カナエ
「訓練のついでに回収すればいいのかな?」
暁
「とりあえず聴いてみるか。」
3人はラヴェンツァのところに向かった。
ラヴェンツァ
「どうしました?」
暁
「ちょっと確認したいんだが鬼を再現した世界で採れる水晶の使い道についてだ。」
ラヴェンツァ
「加工する方法ですか?」
暁
「加工には特殊な道具が必要なのか?」
ラヴェンツァ
「道具類は必要ありません。魔力が使える人ならわりと簡単ですから。サンプルはありますか?」
カナヲが拾った水晶石を渡した。
ラヴェンツァ
「この大きさだとブローチが創作出来ます。創り方はイメージしながら魔力を浸透させます。」
5分後
ラヴェンツァ
「こんな感じです。」
蝶を象ったブローチが出来上がった。
暁
「これなら俺達でも出来そうだな。」
カナエ
「石ころくらいでコレならそれなりの大きさがあれば色々な物に加工出来そうね。」
しのぶ
「スキルの付与は可能かしら?」
ラヴェンツァ
「可能ですよ。」
暁
「何を創るかにもよるが量はどのくらい必要なんだ?」
しのぶ
「まずはどのくらいの強度がありますか?」
ラヴェンツァ
「隊服よりは確実に上だと思いますよ。」
暁
「厚さよる強度の変化は?色はどうするんだ?」
ラヴェンツァ
「変わりませんよ。色はある程度なら可能です。」
暁
「まずは何から創ればいい?」
ラヴェンツァ
「付与するスキルにもよりますよ?」
しのぶ
「まず、守りから調えるべきだと思います。」
暁
「鎖帷子みたいに隊服の下に仕込む物と動きを阻害しない籠手がいいかもしれない。」
しのぶ
「纏まった量が必要ですね。」
ラヴェンツァ
「材料が無いと創れませんから、何人かで採取して来てください。」
暁
「何人いればいい?」
ラヴェンツァ
「2、3人いればいいと思います。」
暁
「俺が採取して来よう。」
カナエ
「私も行きます、しのぶはどうするの?」
しのぶ
「私も行くわ。ついでに人形を確保したいから。」
ラヴェンツァ
「それでは行ってらっしゃいませ。」
3人は再現した世界に向かった。