来栖暁の鬼滅奇譚 作:ケルン
某日蝶屋敷
ラヴェンツァ
「何かありましたか?」
暁
「選別の事で確認したいんだがいいか?」
ラヴェンツァ
「内容は何ですか?」
暁
「見込みのありそうな人を勧誘することになっているんだが、見極めはどうすればいい?」
ラヴェンツァ
「誰が行くんです?」
春
「此方からは、カナヲさんと私が行くわ。」
ラヴェンツァ
「無口なカナヲさんに勧誘できるんですか?」
真
「だから春が一緒に行くことになったの。」
ラヴェンツァ
「見極めに関しては生き残れた人だけでいいと思います。」
暁
「訓練の方はどうする?」
ラヴェンツァ
「候補者が此処に来た時からでいいと思います。」
暁
「現地で気をつける事はあるか?」
ラヴェンツァ
「とりあえず寝袋と非常食を持ち込めばいいと思いますよ。」
暁
「現地で鬼を殲滅すべきだと思うか?それとも他の参加者に合わせるべきか?」
ラヴェンツァ
「生き残る事が合格基準らしいので殲滅する必要は無いと思いますが?」
暁
「現地の鬼が必ずしも雑魚とは限らないだろう?」
春
「その時は私が片付けるから問題無いよ。」
すみれ
「現地にいる鬼の情報って無いんですか?」
ラヴェンツァ
「鬼を放り込んだ後は放置しているようなのでありません。」
暁
「ずいぶんと無責任だな。人手不足になる訳だ。」
真
「誰も何も言わないの?」
ラヴェンツァ
「そのようです。」
春
「自分達で人手不足になる原因を作っておきながら、隊士の質が悪いとか言ってるの?」
すみれ
「本当に協力関係を続けるんですか?」
暁
「ある程度は協力して、その後は別行動になるか交渉次第で判断しよう。」
真
「内容はどの程度?」
暁
「まずは候補者を鍛えてからの方がいいだろう?」
すみれ
「交渉役は誰がしますか?」
暁
「誰がやりたい?」
真
「私がやるわ。」
春
「他に決めておく事はあるかな?」
暁
「とりあえず、此処までの話をカナエさん達としてくる。」
暁はカナエ達の所に向かった。
暁
「少し今後の事で二人と話をしたいんだが時間あるか?」
しのぶ
「ええ、では私の部屋でしますか?」
カナエ
「?」
しのぶの部屋に向かった。
暁
「確認したい事があるんだが、選別をする場所にいる鬼の情報はあるのか?」
カナエ
「無いわよ?」
しのぶ
「・・・姉さん悪いんだけど、部屋を出てくれない?」
カナエ
「何で?」
しのぶ
「今後について詳細を詰める必要があるからよ。」
カナエ
「私がいると出来ないの?」
しのぶ
「姉さんが交渉役を委任されてから、どのくらい暁さんと話をしたの?」
カナエ
「特にはしてないわ。」
しのぶ
「一度もしてないの?」
暁
「無いな。」
しのぶ
「今後は私が交渉役をするわ。姉さんは向いてない。」
カナエ
「そんな事無いもん。」
暁
「カナエさんは部屋を出てくれないか?」
カナエ
「・・・しのぶの方がいいの?」
暁
「ああ。(二者択一で選ぶならしのぶだろうな。)」
カナエ
「わかった、部屋を出るね。」
しのぶ
「・・・(姉さんの事だから勘違いしていそうだけどまぁいいか。)」
カナエは部屋を出ていった。
暁
「まずは俺達側で話し合った内容は、見込みのある候補者を鍛える迄は此処を拠点にさせてもらって、その時の交渉次第で此処を出る事にした。」
しのぶ
「その時の交渉役は誰ですか?」
暁
「真が担当する事になった。」
しのぶ
「引き続き取引をする為の前提条件は何ですか?」
暁
「カナヲ達が選別に行っている間、誰か1人でも柱が訓練に来るかどうかだな。」
しのぶ
「分かりました。鴉を使って上司と同僚に伝えておきます。」
暁
「其方から何か要望はあるか?」
しのぶ
「もし、交渉が決裂した場合私達とのみ取引する事は可能ですか?」
暁
「まだ確約は出来ないが、それでもよければ可能な限り応じるという事でいいか?」
しのぶ
「ありがとうございます。」
暁
「ひとまず話は此処までにして俺は戻るよ。」
暁は部屋を出ていった。
しのぶ
「・・・これ以上印象が悪くなるのは不味いわね。その為にもまずは報告して、お館様経由で誰か派遣して貰わないと。」
産屋敷邸
鎹鴉
「胡蝶しのぶより緊急報告」
当主
「しのぶから、内容はどんな事何だい?」
鎹鴉
「協力者との交渉をカナエからしのぶに変更、理由はカナエでは交渉に向いてない事と協力者が鬼殺隊に不信感を持ち始めている事と、誰でもいいので柱を1人蝶屋敷に訓練の為派遣してほしいとの事です。」
当主
「不信感の理由は何だい?」
鎹鴉
「情報不足です。詳しくは会議の時で良いかと。」
当主
「とりあえず、派遣する柱の選定をしておくよ。」
当主は誰を派遣すべきか悩む事になった。