来栖暁の鬼滅奇譚   作:ケルン

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第28話緊急会議

某日産屋敷邸

 

当主

「皆、忙しい時に集まってもらってすまない。」

 

岩柱

「いえ、構いません。それでどのような御用命でしょうか?」

 

当主

「しのぶから誰でもいいから、柱を1人鍛練の為に派遣してほしいと言われて、誰を派遣するかを話し合いたい。」

 

しのぶ

「何時までたっても誰1人来ない事に不信感を持たれているんです。」

 

蛇柱

「俺達もそれぞれ忙しいから仕方ないと思うが?」

 

しのぶ

「1日も時間が取れないと言うんですか!?」

 

水柱

「胡蝶、落ち着け。」

 

しのぶ

「・・・暁さん達も慈善事業をしている訳ではありません。私達も合間を縫って鍛練しているんです。何故誰1人来ないんです?」

 

風柱

「それぞれの担当地区の巡回を疎かにする訳にもいかねぇだろう?」

 

カナエ

「確実に強くなれるんだから、1人くらい時間をつくれないの?」

 

霞柱

「・・・・・」

 

炎柱

「ならば俺が行こう。」

 

当主

「では、最初に派遣する柱は杏寿郎に決定する。ほかの柱は交代で派遣する。次に協力者が鬼殺隊に不信感を持ち始めている事について話し合いたい。」

 

しのぶ

「私から詳細を報告します。まず情報不足についてです。」

 

音柱

「情報不足?」

 

しのぶ

「皆さんは最近の隊士の質についてどう思っていますか?」

 

蛇柱

「お世辞にも良いとは言えないが、それは育手が隊士候補の見極めが悪いんじゃないのか?」

 

しのぶ

「藤襲山の鬼の現在の力量についてはどう思っていますか?」

 

風柱

「ただの雑魚だろう?」

 

しのぶ

「・・・選別で合格しなかった隊士候補は死んでいる訳ですがそれについてはどう思っていますか?」

 

音柱

「派手に実力不足だっただけじゃねえのか?」

 

しのぶ

「・・・富岡さんに質問してもいいですか?」

 

富岡

「・・・内容によるが?」

 

しのぶ

「富岡さんが選別に参加した時の鬼についてです。例えば極端に強い鬼が居たりしませんでしたか?」

 

富岡

「・・・一体だけ異形型の鬼が居た。」

 

当主

「私はそんな報告は受けていないよ。」

 

しのぶ

「あの山に幽閉されている鬼が雑魚だと言うなら何故異形型の鬼が居るんです?」

 

カナエ

「あの山の管理は誰がしているんですか?」

 

当主

「一応産屋敷家が管理している。」

 

しのぶ

「内部の鬼の状況把握さえしていないのに管理していると言えるんですか!?」

 

当主

「返す言葉も無い。今後は管理を徹底する。」

 

カナエ

「管理している場所の情報すら真面に無いから、鬼殺隊そのものが不信感を持たれているんです。」

 

恋柱

「無責任と言われても疑われても仕方ないわね。」

 

杏寿郎

「俺以外にも誰か派遣した方が良くないか?少しでも信用して貰う為にもだ。」

 

岩柱

「誰が適任かだな。」

 

杏寿郎

「候補は?」

 

音柱

「俺は情報収集がまだ終わっていないから無理だ。」

 

風柱

「俺も当分無理だ。」

 

蛇柱

「誰か煉獄と予定が合う奴はいないのか?」

 

恋柱

「・・・私が行くわ。」

 

当主

「大丈夫なのかい?」

 

恋柱

「はい。なんとか時間を作ります。」

 

当主

「では、蜜璃も派遣する。」

 

カナエ

「富岡君が見た異形型の鬼はどのような鬼なの?」

 

富岡

「手に覆われた巨体で理由は分からないが、何故か鱗滝一門を集中的に狙っているようだった。」

 

しのぶ

「もう少し情報はありませんか?」

 

富岡

「無い。」

 

カナエ

「同期の人はいないの?」

 

富岡

「村田という同期がいるが、情報は俺とたいして変わらないと思う。」

 

しのぶ

「・・・今度の選別にカナヲが協力者の人と参加するんですが、少し予定を変更する必要があります。」

 

音柱

「確かお前等の継子だったか?あまり印象が無いな。」

 

蛇柱

「実力の方はどうなんだ?」

 

カナエ

「問題無いわよ。実力は現時点の柱と遜色無いわよ。」

 

当主

「!?」

 

岩柱&音柱&風柱&水柱&霞柱&蛇柱

「!?」

 

杏寿郎

「胡蝶の継子は凄いんだな。」

 

蜜璃

「私達も頑張りましょう。」

 

カナエ

「情報を整理します。一つ目は藤襲山には異形型の鬼がいる、二つ目は選別している間蝶屋敷に鍛練に来るのは二人に決まった事これでいいですか?」

 

当主

「それで構わないよ。」

 

しのぶ

「暁さんに柱二人の派遣が決まった事を伝えておきます。来なさい、フェニックス」

 

庭の方で紫色の魔方陣が輝く。

カッ!

 

フェニックス

「・・・汝は我を従者と勘違いして無いか?」

 

しのぶ

「貴方は私と契約しているんですから文句を言わずに仕事してください。内容は把握していますか?」

 

フェニックス

「柱とやらが二人派遣される事を伝えればよいのであろう?」

 

しのぶ

「そうです。それと藤襲山の鬼を殲滅する必要があると暁さんに伝えてください。」

 

フェニックス

「では伝えて来る。」

 

フェニックスは蝶屋敷に向かって飛び立って行った

 

風柱

「今のは何だ!?」

 

カナエ

「以前報告した式神のような存在です。気にしないでください。」

 

音柱

「あれで気にすんなって無理だろ?」

 

杏寿郎

「以前はそんな事出来なかった筈だが?」

 

しのぶ

「模擬戦の後に試練を終える事で出来るようになりました。」

 

蜜璃

「私達も出来るようになるんですか?」

 

カナエ

「なると思いますよ。」

 

 

同日蝶屋敷

 

フェニックス

「・・・ヤタガラス、汝の主を呼んでくれ。」

 

ヤタガラス

「承知した、暫し待たれよ。」

 

暁

「どうしたんだ?何かあったのか?」

 

フェニックス

「しのぶから伝言を伝える。藤襲山の鬼を殲滅に変更する、それと柱とやらが二人派遣される事が決まった。」

 

暁

「分かった、伝言ありがとう。」

 

同日産屋敷

 

フェニックス

「伝えて来た。」

 

しのぶ

「ご苦労様です。一度還します。」

 

フェニックスは還っていった。

 

カナエ

「この後は解散でいいですか?」

 

当主

「私は解散で構わないよ。」

 

柱達は解散して行った。

 

杏寿郎

「俺はこれから蝶屋敷に向かうが、甘露寺はどうする?」

 

蜜璃

「私も行きます。」

 

しのぶ

「では私達と行きましょう。」

 

4人は蝶屋敷に向かった。

 

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