来栖暁の鬼滅奇譚 作:ケルン
物置小屋前
ラヴェンツァ
「皆さん準備は出来ましたか?」
暁
「俺は問題無い。」
カナエ達
「私達も大丈夫です。」
ラヴェンツァ
「私からカナエさん達に餞別として渡しておく物があります。」
カナエ
「私達にですか、私達の名前が書かれた小説くらいの大きさの本のようですが?」
ラヴェンツァ
「その本にはそれぞれのアルカナと修得できるスキルを記してあります。訓練場での経験をそのまま反映されます。」
暁
「スキルが反映されると言うことは利点しかない。」
カナエ
「スキルが反映って分かりにくいのですが、アルカナって何ですか?」
暁
「アルカナのことはひとまず置いといて、スキルの反映については、俺がカナエさんを助けた時に部下達が使ったアレがカナエさん達にも使えるようになる。」
カナエ
「・・・・・本当ですか!?」
しのぶ
「それって日輪刀を使わなくても、陽光を待たなくても鬼を消滅できるってことですか!?」
暁
「スキルは4つに別れている。まずは攻撃系、次に回復系、補助系、自動に発動するパッシブと呼ばれるスキルだ。攻撃は各種属性、回復は体力の回復から状態異常の治療、補助は一時的な戦闘能力の増減、パッシブには戦闘後に完全回復する物がある。」
アオイ
「便利すぎて逆に怖い。使いこなせるかな?」
カナヲ
「(コイントス表)まずは鍛練。」
カナエ
「そろそろ行きましょう。」
ラヴェンツァ
「私の側にある緑の扉を潜って下さい。」
暁
「行き先はどんな所何だ?」
ラヴェンツァ
「この緑の扉は準備運動用ですから大丈夫ですよ。暁を基準にしてますけど。」
暁
「・・・それは準備運動って言わないだろう!?まさかあいつが出没するのか!?」
ラヴェンツァ
「普通にいますよ。折角用意したので五階層ごとに必ず戦うことになりますが?」
しのぶ
「ソイツの名前って何て言うんですか?」
暁
「刈り取るもの、徘徊する敵のなかで最強のヤツだ。倒せばすぐに強くなれる。それでも最低二桁くらいやる必要がある。」
カナエ
「そんなに強いんですか!?」
暁
「今のうちに3体呼んで、俺と組めば問題無いな。来いサタナエル、アリス、ヨシツネ。」
複数の魔方陣が輝きだす。カッ!
サタナエル
「我は汝、汝は我、契約者に従い顕現なり。」
アリス
「マスターの命に従いお側にまいりました。」
ヨシツネ
「主殿の要請に従いまいりました。」
カナエ
「初めて見る人?もいるわ。」
しのぶ
「そういう問題じゃない気がするわよ姉さん。」
アオイ
「・・・・ハッ!?」
カナヲ
「・・・(コイントス裏)」
ラヴェンツァ
「張り切って行ってらっしゃい。・・・少しサービスしてこの世界での刈り取るものがどの程度か教えておきましょう。」
暁達は扉を潜って行った。
暁
「どうやら此処は森のようだな。」
カナエ
「でも静かすぎませんか?」
しのぶ
「動物処か昆虫もいない。」
アオイ
「自生している植物も見たことがありません。」
暁
「先に言っておくが、もし刈り取るものに遭遇したら、皆は下がっていてくれ。俺とサタナエル達で相手をする。」
チャリ・・・チャリ・・・チャリ・・・チャリ・・・
アオイ
「何の音ですか?」
暁
「ラヴェンツァのヤツ余計なことしやがった。サタナエル、アリス、ヨシツネ戦闘体制だ。皆はすぐに下がってくれ。」
カナエ達
「!?」
刈り取るもの
「・・・・・・・・・・」
暁
「チッ、いくぞ『ランダマイザ』」
サタナエル
「『漆黒の蛇』」
バクッ
アリス
「『コンセントレイト』」
ヨシツネ
「『チャージ』」
刈り取るもの
「『メギドラオン』」
ズドォォォン
暁
「『メディアラハン』」
サタナエル
「『ブレイブザッパー』」
ザンッ
アリス
「『インフェルノ』」
ゴォォォ
ヨシツネ
「『八艘跳び』」
キンッザクッザンッグサッキンッドスッスカッキンッ
刈り取るもの
「『メギドラオン』」
ズドォォォン
暁
「『ランダマイザ』」
サタナエル
「『刹那五月雨擊』」
ドドドドドッ
アリス
「『ダイヤモンドダスト』」
ピキィィィン
ヨシツネ
「『チャージ』」
刈り取るもの
「『メギドラオン』」
ズドォォォン
三十分経過
暁
「『メディアラハン』」
サタナエル
「『ワンショットキル』」
ドパァァン
アリス
「『万物流転』」
ブォォォッ
ヨシツネ
「『ブレイブザッパー』」
ザンッ
刈り取るもの
「『超吸血』」
暁
「『ヒートライザ』」
サタナエル
「『チャージ』」
アリス
「『チャージ』」
ヨシツネ
「『チャージ』」
暁
「『コンセントレイト』」
サタナエル
「『ブレイブザッパー』」
ザンッ
アリス
「『ゴッドハンド』」
バキッ
ヨシツネ
「『ブレイブザッパー』」
ザンッ
暁
「『漆黒の蛇』」
バクッ
刈り取るもの
「『メギドラオン』」
ズドォォォン
サタナエル
「『漆黒の蛇』」
バクッ
アリス
「『メギドラオン』」
ズドォォォン
ヨシツネ
「『メディアラハン』」
四十五分経過
暁
「相変わらずしぶといな。」
サタナエル
「そろそろだと思うが。」
アリス
「いい加減疲れたわよ。」
ヨシツネ
「とどめをさせる頃合いか。」
刈り取るもの
「『氷結ガードキル』」
暁
「『マカラカーン』」
サタナエル
「『マカラカーン』」
アリス
「『マカラカーン』」
ヨシツネ
「『マカラカーン』」
刈り取るもの
「『マハブフダイン』」
ピキィィィン
マハブフダインを反射した。
暁
「『漆黒の蛇』」
バクッ
サタナエル
「『漆黒の蛇』」
バクッ
アリス
「『漆黒の蛇』」
バクッ
ヨシツネ
「『ブレイブザッパー』」
ザンッ
刈り取るもの
「・・・・・」
刈り取るものが消えて行った。
勝利の雄たけびが発動
暁
「やっと倒せた。久しぶりだとさすがに疲れた。」
サタナエル
「汝よ警戒を怠るな。」
アリス
「一度撤退を進言するわ。」
ヨシツネ
「カナエ殿達はご無事ですか!?」
カナエ
「私達は無事です。それより怪我は無いんですか!?」
しのぶ
「アレが刈り取るもの、扉を潜った先にはあんな化け物が当たり前のようにいるの!?」
アオイ
「先程までのダメージが完全に治っているの!?もしかしてパッシブとかいうスキルですか?」
カナヲ
「・・・(コイントス表)ラヴェンツァさんにもらった本が熱い?」
暁
「ひとまず脱出するぞ」
急いで入り口に戻って行った。
物置小屋前
ラヴェンツァ
「お帰りなさいませ。」
暁
「ただいま、何でいきなり刈り取るものと戦うことになるんだ!?」
ラヴェンツァ
「アレに比べたらこの世界の鬼なんて雑魚ですよ。」
暁
「遅いか早いの違いくらいか?そういう問題でも無い気がするが。アリス以外は戻ってくれ。」
サタナエル&ヨシツネ
「承知した。」
サタナエルとヨシツネを送還した。
カナエ
「ラヴェンツァさんにもらった本が熱を持っているんです。どうしたらいいですか?」
ラヴェンツァ
「まずは本を開いて見て下さい。修得したスキルが反映されているはずです。」
カナエ
「私が修得したのは、『万物流転』、『チャージ』、『コンセントレイト』、『ブレイブザッパー』、『氷結耐性』、『メディア』、『タルカジャ』、『ブフ』、『テトラブレイク』です。」
しのぶ
「私が修得したのは、『大氷河期』、『剣の舞』、『チャージ』、『マハムドオン』、『マガツマンダラ』、『メディアラハン』、『メパトラ』、『アムリタシャワー』、『サマリカーム』です。」
アオイ
「私が修得したのは、『ランダマイザ』、『ヒートライザ』、『メシアライザー』、『メギドラオン』、『窮鼠の牙』、『マカラカーン』、『テトラカーン』、『神々の加護』、『勝利の雄たけび』です。」
カナヲ
「(コイントス表)私が修得したのは、『ブレイブザッパー』、『チャージ』、『八艘跳び』、『サイコフォース』、『死んでくれる?』、『食いしばり』、『不動心』、『武道の心得』、『勝利の雄たけび』です。」
暁
「スキルの修得基準はどうなってるんだ?何でカナヲがアリスとヨシツネの専用スキルが使えるんだ!?」
ラヴェンツァ
「知りませんよそんなこと、強くなったんですから割りきって下さい。」
カナエ
「後でスキルの説明の項目を確認しないといけないわね。」
しのぶ
「慢心しないように気を引き締めましょう。」
アオイ
「戦いから逃げていた私が、こんなに強いスキルを修得出来るなんて思ってなかった。」
カナヲ
「・・・・・」
一度休息をとることにした。