来栖暁の鬼滅奇譚 作:ケルン
某日産屋敷邸
しのぶ
「・・・・・・」
カナエ
「どうしたの?」
しのぶ
「なんか場違い感で胃がキリキリ痛い。」
カナエ
「今さら何言ってるのよ、推薦受けるって言ったじゃない。」
炎柱
「よもや姉妹で来ているとは珍しいな?何かあったのか?」
カナエ&しのぶ
「・・・(相変わらず暑苦しい。)」
音柱
「今日のお前ら派手に無口だが変な物でも食ったのか?」
霞柱
「・・・・・・・・・」
蛇柱
「今回柱合会議は胡蝶の報告がきっかけらしい。」
恋柱
「カナエさんとしのぶちゃん、柱合会議が終わったら一緒に甘味処に行きませんか?」
水柱
「・・・・俺は遠慮する。」
風柱
「多分お前には言ってないと思うぞ?」
水柱
「なん・・・だと!?」
岩柱
「皆そろそろお館様がいらっしゃるぞ。」
ひなき・にちか
「お館様が御出です。」
当主
「皆、1人も欠けること無く柱合会議に参加してくれてありがとう。」
風柱
「お館様におかれましては益々のご多幸をお祈りしております。」
当主
「ありがとう。早速だが柱合会議を始めよう。」
カナエ
「その前に私の妹であるしのぶを柱に推薦をしたく許可を頂きたく存じます。」
当主
「柱になる為の基準を満たしている分には構わないよ。皆はどう思う?」
岩&風&炎&蛇&霞&恋&音&水
「お館様の仰せのままに。」
当主
「それでは胡蝶しのぶは本日から十人目の柱として認めることとする。役職名はどうする?」
しのぶ
「私は蟲の呼吸を使いますので、今後蟲柱と名乗らせて頂きます。続きまして姉カナエより重要な報告をさせて頂きます。」
カナエ
「まずは私が上弦の弐と遭遇、戦いましたが、力及ばず殺されかけました。」
当主
「それに関する報告は鴉から皆も聴いたと思う。その時に誰かに助けてもらったらしい。」
カナエ
「時間稼ぎをするにも策も無く、覚悟を決めた時に私と上弦の弐の丁度中間に扉が現れて扉から出て来た男性に助けられました。」
風柱
「何も無い空間に扉が出てくるもんなのか?」
音柱
「出てくる訳無いだろ常識的考えて。」
カナエ
「出て来た男性は何故か鬼を挑発しました。」
蛇柱
「そいつは世間知らずの馬鹿なのか?」
カナエ
「その男性は部下の方々を召喚して戦い、結果鬼を消滅させました。」
当主
「部下を召喚って式神の類いかい?」
カナエ
「召喚した部下の1人の女性に瀕死だった怪我を完璧に治療して頂きました。」
しのぶ
「姉が丁度治療を終えた時に私が駆けつけました。」
カナエ
「その男性は依頼を受けて私達の世界に来たと言ってました。私達の組織に協力して鬼退治を頼まれたそうです。」
蛇柱
「違う世界から来た等と世迷言を信じたのか?」
カナエ
「男性から取引を持ち掛けられました。内容は拠点になる場所の提供です。」
岩柱
「取引に応じたということか?お館様に報告もせず独断で。」
カナエ
「独断で取引に応じたのは事実ですが、私は英断だったと思っています。」
しのぶ
「この時姉は私達の拠点である蝶屋敷に招きました。屋敷の前で1人の少女に会いました。」
カナエ
「この少女が男性の依頼人であり、取引を持ち掛けられました。内容はある程度の場所の提供です。家の屋敷で用意出来ました。少女からは特殊な訓練場所を使わせてもらえることになりました。」
しのぶ
「この訓練場所を使う際に特殊な本を渡されました。ちなみに男性の名前は来栖暁というそうです。」
カナエ
「この少女、名前はラヴェンツァさんというそうです。訓練場所に暁さんの他に私としのぶの他に私の所で一緒に暮らしている、神崎アオイと義妹の栗花落カナヲが使わせてもらいました。」
しのぶ
「私達は訓練場所の森の中で刈り取るものと呼ばれる化け物と遭遇しました。」
カナエ
「男性が召喚した部下の方々が戦い倒した後直ぐに訓練場所から帰還した時に私達に訓練場所での経験が反映されました。」
しのぶ
「今迄の私達には無い力が身に付きました。暁さんがいうにはスキルという戦闘技術だそうです。」
カナエ
「上弦の鬼でさえ霞む程刈り取るものと呼ばれる化け物は強い相手でした。」
風柱
「その協力者と俺達お前らから見てどちらが実力は上だと思う?」
カナエ
「贔屓目に見て私達が下です。私達の実力は彼の部下より劣ります。」
風柱
「今のお前らと俺達だとどちらがが上だと思う?」
しのぶ
「私達が確実に上です。」
岩柱
「その施設を使えば我々も強くなれるのか?」
カナエ
「はい。私達は彼等との協力関係を強化すべきです。」
当主
「協力関係を強化する為の交渉はカナエ達に任せることにする。済まないが二人は帰る前に誰かと模擬戦をしていってほしい。皆知りたがっていると思うから。それでは解散。」
カナエ
「分かりました。模擬戦を終えたら帰ります。」
私達は道場へ移動した。