【仮題】雪柱の男   作:窮鼠猫を噛み噛み

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どうも窮鼠猫を噛む噛むです。
早速お気に入り登録してくださった方々、ありがとうございます┏○ペコ
感想などお待ちしておりますのでよろしくお願いします。

恐らく、よく分からない日本語が出てくるかもしれませんがどうぞ


鬼と鬼狩り

心王砕氷流剣道場の宿舎では門下生らが起きてなにやら騒ぎ立てていた。

時刻は丑の刻を過ぎた頃、突如外から悲鳴のような雄叫び聞こえ目を覚ました門下生がいた。その門下生が外から悲鳴が聞こえたと言えば他の門下生らが口々に憶測を話し始める。中にはその声を聞いておらず信じていない者もいたが、大半がその声を聞いていたため本当のことなんだろうと思っている。

 

「とりあえず落ち着いてくれ!今ここにいないやつはいるか!」

「白夜兄さん。白蘭兄さんとあと4人がいない」

「そうか、分かった。お前は父さん達を呼んできてくれ」

「うん」

 

いつも門下生らを仕切っている白蘭の代わりに白夜が仕切っていた。白叡に父親を呼んでくるよう言えば、とりあえず彼等を落ち着かせるために声を張る。

 

「とりあえず落ち着こう!山をおりてきた動物の声かもしれないし。ウチの兄貴と他4人がどこに行ったか検討がついてるやつはいないか?」

 

白夜が呼びかけると一同は静かになる。ここにいる皆があの真面目な白蘭がこの場にいないことに疑問を抱いていた。

 

「あ、そう言えば俺が夜中に厠へ行った時、誰かが道場裏の川に出てって気がする」

「川?」

「俺らが様子を見てこようか?」

「……そうだな。一応頼むわ」

 

1人の門下生が夜中に宿舎を出ていくところを見たらしい。3人の男が見に行くと進言し、白夜は勝手に決めて良いのか悩むが、もしもの事があれば行動は早い方が良いと判断し了承する。3人の門下生らが外に出ていくと、他の門下生らは白蘭達のことについて話し始める。

 

(兄貴が何でこんな時間に外に出るんだ?この時間は外出どころか寝なきゃいけない時間のはずなのに……)

 

普段の白蘭ならしないような行動に疑問を持つが、まだその川に向かったのが兄達と決めつけるには早いと思い一度思考を振り払う。

一方、外に出た3人の門下生は宿舎を出ようと廊下に出る。ふと何かの気配を感じてそちらを向けば獣のようにギラついた目、口からはヨダレを垂らし「グルルル」と狼のように唸っている。

 

「ば、化け物!!」

「う、うわぁあ!!」

「ヴァアアアアッ!!」

「グワッ!!」

 

人型の異形に驚き3人は踵を返し逃げようとするが、異形は人間を超えた脚力で追いつき1人にかぶりつく。グシャグシャと肉食獣の様に人肉を貪る異形。

 

「ひ、人喰いの化け物だ!!」

「う、うわあああ…………!!」

 

腰を抜かした2人は悲鳴を上げ、それに気づいた異形はその2人に飛びつき鋭い爪で切り裂く。2人は血を流しながら力なく倒れる。

 

「グルアアア……」

 

異形はスっと立ち上がり顔に着いた血を舐めると、満足そうに笑みを浮かべる。

さらに奥からは先程の悲鳴を聞いた他の門下生らが何事かと顔を出した。

 

「ガァアアアアアッ!!!」

「ひっ!?」

「何だあれ!?」

「逃げろ!!」

 

一瞬にしてパニックなった門下生らは窓から、又は部屋のどこかに隠れようと逃げ惑う。異形はそれを気にもとめず門下生らを追い掛け噛みつき、引っ掻き、または攻撃して来るものを返り討ちにしていた。

 

「逃げろ白夜!化け物が入ってき――ガハッ!?」

 

白夜らがいる部屋に1人の門下生が顔面蒼白で入ってくるが血を吐いて息絶える。部屋にいる数人の門下生らは小さく悲鳴を上げる。しかし白夜は目の前の異形から目を離せずにいた。

 

「あ……兄貴……!?」

「グルルル」

 

見間違うはずもなかった。異形の正体は兄の白蘭だった。服には返り血と思われる血で汚れ、健康そうな肌は異様に白く血管が浮きでている。瞳も赤く染まり獣のように鋭い。だがそれでも紛うことなき兄であった。

今にも襲いかかってきそうな勢いの兄に白夜は必死に呼びかける。

 

「兄貴!どうしたんだよ!?なんでこんなこと……ッ!?」

 

だが呼び掛けは虚しく、その鋭利な爪で胸を切り裂かれ鮮血を噴き出しながら倒れる。白夜の肉を食おうと手を伸ばしかけた時片腕が切り落とされた。

 

「……白蘭、お前……。一体なぜこんなことに……」

「師範!!」

 

師範と呼ばれた男、心王砕氷流剣道場の当主にして師範代、そして白蘭たち兄弟の父親鉢特摩白兵(はどまはくへい)が刀を持って異形となった白蘭の前に立っていた。

無傷の門下生らは安堵し、白兵は白夜を連れて逃げろと告げる。白蘭は苛立ったように切られた腕を再生させ吼えた。

 

「兄さん……」

「白蘭……そんな……」

「……」

 

白兵と共に来た迷彩、白蓮と3人を呼んできた白叡達は、同門の友人を喰い、殺し、弟にすら爪を立てた白蘭の変わり果てた姿に息を呑む。

 

「言葉すら忘れたか……。噂に聞く人喰いの悪鬼となったのか……。ならば父としてお前を殺そう」

「ガウァアッ!」

「甘い!その程度で俺を捕らえられないことすら忘れたか!」

 

白蘭の直線的な突進を軽々よけ、頸に向けて刀を振るう。寸分の狂いもなく頸を切り離し、白蘭の頸が宙を舞う。

 

「お前の業は俺が背負う。安らかに逝け」

 

普段からあまり表情を変えない白兵だが、この時ばかりはただ辛そうな表情を浮かべていた。迷彩もそばにいる白蓮と白叡を抱きしめ涙を浮かべる。白蓮も嗚咽が零れるほど泣いていた。しかし白叡は静かにな異形となった兄の身体をじっと見つめていた。

 

「父さん後ろ!まだ死んでない!!」

 

頭部が不完全ながら再生した白蘭はゆらりと立ち上がり、背中を向けていた白兵の左胸に貫手を放った。白蘭の手刀は白兵の身体をまるで豆腐のように貫いた。

 

「ごぶっ……」

 

一瞬だった。白兵は驚愕の表情を張りつけたまま動かなくなり、無機質に倒れる音が部屋に響いた。泣いていた迷彩も白蓮も、ただ何が起きたか理解出来ず固まっていた。

軈て白蘭は白兵の死体を貪り始めた。

 

「…………」

 

そんな状況かでも白叡はひたすら冷静だった。いつの間にか母親の腕の中から抜け出し、じっと肉を食っている兄を見つめている。

そして―――

 

「シィ!」

 

最早11歳とは思えぬ脚力で出された速度で、咀嚼に気を取られている白蘭に肉薄する。白兵の死体の傍に落ちている刀を取ってその勢いのまま切り裂く。

 

「アガアッ!!」

「はあっ!!」

 

切られて怯む白蘭にそのまま蹴飛ばす。すごい勢いで飛ばされた白蘭は、宿舎の壁を突き破り外に出される。

白蘭は自身を蹴り飛ばした人間がいる方向へ目を向けた途端、刃を突き立てようと眼前に迫る白叡の姿が映った。自我が失っているはずだがまるで吃驚したように目を見開く。

 

「ビャク……」

「フッ!!」

「ガッ!ああああああああぁぁぁ!!」

 

白叡は頸をはね、両手足を切り落とす。しかしそれでも死ぬ事はなく再生し始める。だが白叡は只管に白蘭を殺し続けた。

後ろにいる大切な家族を守るために白叡は兄を殺し続ける。返り血で身体が汚れようとも、切り刻まれ痛みに上げる悲鳴を聞こえども、白叡は淡々と容赦がなく切り刻み続けた。

 

 

―――――

 

 

一体何時間たったのだろう。綺麗だった庭は血と肉片で赤く染まっていた。白蘭の身体も徐々に再生力が低下し始めており、今はもう微動だにしていない。白叡も永遠に刀を振り続けていたため息が上がっており、刀を振り上げたまま動かない。

 

「…………朝だ」

 

ふと東の方から太陽が顔を覗かせる。血の匂いの中に突如何かが焦げるような匂いがする。ふと馬乗りになっている白蘭の身体を見れば、朝日に照らされて身体が徐々に崩壊し始めていた。

 

「…………」

 

白叡はそっと立ち上がれば軈て白蘭の身体は全て灰となり消滅した。終わったのだと白叡は思った。守れたのだと。そして喪ったのだと。白叡は2人の無事を確認するべく、刀を捨てて近寄り手を差し出す。

 

「お母さん……お姉ちゃん……だいじょう――」

 

 

「化け物!!」

 

 

「……………………え?」

 

だが差し出された手は、迷彩に抱きかかえられた白蓮の声と共に弾かれた。腕の中にいる娘の行動に迷彩も吃驚する。だがそれでも白蓮は白叡を涙目で睨めつけ、その表情はとても怯えている。

白叡はそれだけで全てを悟った。自分は人を殺した()()()なんだと。

 

「師範!!」

 

道場の外の通りから若い子い叫び声が聞こえる。生き残った門下生の声だ。しかし足音はとても多く、軈て門下生と見慣れないもう複数の人達が門をくぐってきた。

 

「無事でしたか!!化け物は!?」

「……白叡が倒してくれました」

「白叡がですか!?奥様、師範はどこに!?」

 

白夜を運び出した門下生は大きな声で質問を重ねる。白叡があの化け物を倒した事に驚くが、先程から姿が見えない白兵がどうなったのかを尋ねる。しかし返答はなく、迷彩はただ下を向いて苦痛に顔を歪ませるだけだった。だがそれだけで十分だった。門下生らはそれで理解し力なく膝を着く。

すると今まで黙っていた見慣れない男が口を開く。

 

「他に生存者はいませんか?」

「…………」

「いません……。異形になった兄に殺されました」

 

男の問いかけに口を噤んで誰も答えない。しかし白叡は淡々とそう答えた。

 

「兄…………そうか。全ては後の祭りって訳か」

「それで、あんた……は誰ですか?」

「その話はとりあえずあとだ。遺体を埋葬しないと……。ボウズは母ちゃんと姉ちゃんの所に行ってな」

 

男は平坦な声で言えばなにやら合図を送ると、そこらじゅうから黒い衣に身を包んだもの達が多数現れる。白叡は警戒するが男が「大丈夫だ」の一言で警戒を緩める。

 

「スマンが遺体の埋葬と汚れた部分を片付けてくれ」

「はっ!」

 

背中に「隠」と書かれた服を着た1人の男が返事をすると、他の同じ服を着た者たちを仕切り始め行動を開始する。白叡も迷彩と白叡も、門下生らも何が何だかと言うように眺めている。すると、男は迷彩に近づき話しかけた。白蓮は酷く警戒したように迷彩の着物の袖をギュッと掴む。

 

「事態の詳細を伺いたいのでどこか落ち着いた場所へよろしいでしょうか?」

「……あ、はい。こちらへ……」

「すみません。ではお邪魔します」

 

迷彩は意識を再起動させ男を本宅へ案内する。白蓮は相変わらず母にひっついており、白叡はその数歩後を歩いて着いてくる。

彼等の間には重苦しい空気が纏われ、部屋に着くまで皆が終始無言であった。

 

 

―――――

 

 

客間に通された男は迷彩と対面して座った。白蓮は母に頼まれお茶を淹れに、末っ子の白叡と門下生らは部屋の隅っこ辺りにちょこんと座っている。そして暫くの沈黙。

 

「…………とりあえず自己紹介から。俺は鬼殺隊と言う組織に所属する左右田泡沫(そうだうたかた)と言います。この度はご愁傷さまです。心よりお悔やみ申し上げます」

 

左右田と名乗る男は頭を深深と下げる。迷彩らも会釈を返すと白蓮が人数分のお茶を運んでくる。白叡に渡す際に、一瞬躊躇いを感じたように左右田からは見えた。

 

「それでは、鬼殺隊と異形のことについてお話します」

 

そう言うと左右田は話し始める。白蘭がなったあのような人喰いの異形を「鬼」と呼称されていおり、鬼殺隊は鬼を滅する政府非公認の組織である。そして鬼は元々人間で、傷口に鬼の血を浴びたから白蘭は鬼になったと言う。

迷彩と白蓮、門下生らは何とも言えない表情を浮かべる。何故白蘭だったのか、そう思ってしまう。

 

「あの、もう1人の息子は、白夜は無事でしょうか」

「ああ、彼は鬼殺隊に支援してくれている医院にて入院しています。部下からは一命を取り留めたと報告を受けたので無事です」

 

重症を負った白夜について尋ねると左右田は、安心させるようゆっくりした口調で話す。門下生らが必死に白夜を運んでいた所をたまたま通りかかり、運んでいた門下生と隠に白夜を任せて、他の門下生に案内してもらい左右田はここに来たという。

 

「本来は俺達のやるべき事をその子に肩代わりさせてしまった。何よりこのような不幸が起こったのも、俺達の到着が遅かったのが責任。深くお詫び申し上げます」

 

左右田は土下座をした。身長は170後半だろうか。鍛えられており体格もがっちりしている。だが土下座をする彼の姿はとても小さく見えた。

迷彩から見ても彼は若い。歳は白蘭と同じくらいだろうか。息子ほど年の離れた子供に何時までも頭を下げさせるわけにはいかない。

 

「左右田さん。頭をお上げ――「そうよ」――白蓮?」

「あんたが遅れてきたから父さんも兄さんも死んだんだ!鬼を斬る組織なんでしょ!じゃあちゃんと鬼を殺しなさいよ!!」

「…………」

 

白蓮は頭を下げ続けたままの左右田にがなりたてる。迷彩が慌てて止めようとするが白蓮は止まらない。家族を失った悲しみやら怒りやら、様々な感情が混ざってぐちゃぐちゃになって、今左右田という男へ向けてただ爆発させているのだ。

もし早くこの男が来ていれば、もしこの男が兄を鬼にした元凶を殺していたら、父も兄も、弟も怪我を負わずに済んだはずなのに――――。

 

「2人が死んだのはその人のせいじゃないよ」

 

凛と響くその声は、今までずっと沈黙を守っていた白叡のものだった。正座した膝の上に手を置いて、紺碧の双眸でじっと白蓮を凝視しつつ、いつものように落ち着いた声で言葉を重ねた。

 

「確かにその人が間に合ってたらお父さんは死ななかったかもしれない。白蘭兄さんも鬼にならなかったかもしれない。けど、そんな事を言ったって2人は戻ってこない」

「そもそもこんなことが起きたのは遅れてきたその人じゃない。兄さんを鬼にした奴だ。その人に罵倒したって意味無いことくらい分かってるでしょ?」

 

白叡の淡々と放たれる言葉に白蓮はバツが悪そうに顔を顰める。しかし感情的になった相手に対して、論理的正論を叩きつければより大きな反感を覚えるのが人間である。

 

「うるさい……。うるさいうるさい!どうしてあんたはそんな平気でいられるの!?お父さんもお兄ちゃんも死んだんだよ!?家族が……がぞくが死んだのに……どうしてあんたは涙の1つも流さないの!?」

 

涙を流しながら白蓮は白叡にがなりたてる。彼女も白叡の言っていることが正しいことくらい理解している。それでも感情が納得してくれない。感情だけが先行して理性が追いついていないのだ。また白叡も、姉の感情が間違っていないことくらい分かっている。だからこそ、白叡は白蓮の罵倒を受けるしかない。

 

「それに分かってる?兄さんを鬼にしたのは別のヤツだよ……。でも兄さんを殺したのは白叡じゃない……!」

「っ!!」

「白蓮!!」

「……ねぇ、あんたが殺したんだよ」

 

怒りやら悲しみやら色んな感情が混ざって自分を制御できていない白蓮は、普段からは想像できない言葉で白叡を傷付ける。迷彩の生死の声すら届いていないほど彼女の心は荒れている。後ろで見ていた門下生らはアタフタして、頭を下げていた左右田ですら戸惑いを隠せない表情を浮かべていた。それほどまでに今の彼女の爆発した感情は凄まじかった。しかし、白叡はそんな姉が小さく見えた。普段からしっかり者で凛とした自分の姉が、ただ感情に身を任せ泣きわめく小さな女の子にしか見えなかった。だから白叡は手を差し伸べ

 

「お姉ちゃん……俺は……!!」

 

守りたかった。救いたかった。そう言葉を続ける前に、「パシンッ!」と乾いた音が鳴り響いた。白叡の手を白蓮が拒絶し叩いたのだ。

 

「触るな!この()()()!!」

 

そう言って白蓮はもう一度手を振るった。今度は白叡の左頬目掛けて振るわれたその手からは、再度乾いた音が響いた。

 

「ッ!?」

「っ!?」

「…………」

「!?」

 

その音は左右田の頬が叩かれた音だった。まるで時が止まったかのように皆が吃驚した表情を張りつけ固まっている。暫くの沈黙、左右田のみが叩かれた頬を擦りながら「痛…………」と呟くだけ。そして今度は左右田が口開いた。

 

「ボウズの姉ちゃん。俺に怒りや悲しみをぶつけんのは構わねえ。実際に俺らのせいでお前らの兄貴殺しちまったようなもんだしよ。でもよ、そこだけは踏み越えちゃいけねぇところだぜ」

 

左右田は静かに穏やかに白蓮に語りかける。あまりの勢いで放たれたビンタは左右田の口元を切って血を流させた。迷彩が左右田の口元を手当しようと立ち上がるのを目だけで制する。

 

「あんたの言うことは何も間違っちゃいねぇ。けど、それはあんた自身を守ってくれたこのボウズに、弟にだけは言っちゃいけねぇよ。結果はどうであれ、あんたらを守ったんだ。こんな小さな体で大事なモン守ったコイツにんな事言って、それであんたは清々すんのかよ」

 

左右田の言葉に白蓮は崩れ落ちるようにしてその場に蹲って咽び泣く。彼女の流す大粒の涙が客間の床を濡らしてゆく。

 

「うぐ……ひぐ……そんなことわがっでるのぉ……!わたじが……いちばんわかってる……!!でもどうすればいいのがわがんないよ!」

「白蓮……」

「お母さぁん!!」

 

泣きじゃくる娘を迷彩は静かに涙を流しながら抱きしめる。叩かれると思って身構えていた白叡も、2人を何かしらの決意と覚悟を秘めた目で見つめている。

それから半時後に白蓮が泣き疲れて眠ってしまうまで彼女の咽び泣く声が響いていた。

 

 

 




読んで下さりありがとうございます。

意味がわからないところとかございましたら、コメントしてくれると嬉しいです。


〜〜大正コソコソ噂話〜〜

白叡は家族を、お父さん、お母さん、お姉ちゃん、(白蘭or白夜)兄さんと呼んでいるぞ。白蓮だけお姉ちゃん呼び名のは彼女がそう呼ぶように強制したとか……。
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