幻想郷一般男子の日常   作:Jr.

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9月1日

 両手を大きく上げて、思い切り伸びをする。見上げる空は、今日も抜けるように青い。今日から9月だが、真夏の太陽は昨日までと何も変わりがなく、今日も蒸し暑くなりそうだ。

 スマホで時間を確認する。7時55分。いよいよだな、と、気合を入れる。正直なところ、不安も結構大きいのだけれど。

 もう一度、永遠亭の入り口に掲げられた看板を確認する。大きな一枚板でできているそれには、輝夜姫様の直筆で、次のように記されている。

 

   八意診療所

   診療日 月・水・金

   診療時間 8時~12時

 

 八意診療所、本日より診療開始だ。

 

 事の始まりは、半月ほど前に俺に掛かってきた、射命丸さんからの電話だ。

 永遠亭の取材をさせてほしい、という、予想通りの電話で、八意師匠に話をつないだのだが、二つ返事でOKしてしまったのは驚いた。てっきり、断るものだとばかり思っていたのだけれど。

 その翌々日が取材日だった。射命丸さんのインタビューに、師匠が答える形で、俺と鈴仙さん、てゐさんも同席していた。無駄のない質問や、テキパキと写真を撮影する姿を見て、さすがプロの新聞記者だ、と、心中ひそかに感心していたのだが、取材もそろそろ終わりという頃になって、

 「それから、来月の初めから、人里の人たち向けに、永遠亭で診療を始めようと思うから、そのことも、しっかり記事に書いておいてね」

 ほんのついでのような口ぶりで師匠が言ったのにはびっくりした。射命丸さんと鈴仙さんも驚いたようで、てゐさんだけが、面白そうな顔をしている。

 

 「私たちも、幻想郷で普通に暮らしていこう、そう思ったのよ」

 射命丸さんが帰った後で、師匠がそう説明してくれた。

 長きにわたって、永遠亭は、幻想郷にありながら、誰にも知られることのない存在だった。人目を忍ぶだけの理由があったのだが、3年前の永夜異変の際に、もはやその理由がないことが明らかになった。以来ずっと、幻想郷と永遠亭の関わりについて、師匠と輝夜姫様は考え続けていたのだという。

 今までと変わらずに、外との交わりを閉じて暮らしていくことも、一つの選択肢ではあった。しかし、少しずつ、幻想郷との交流を広げていく中で、幻想郷の住民として普通に生きていこう、という結論に至ったらしい。俺と鈴仙さんが行っている、人里での薬の販売、さらには、俺が永遠亭に内弟子として入ったことも、永遠亭と幻想郷の今後の関わりを考える上でのテストケース、ということだったようだ。

 つまり、俺が何かとんでもないヘマをやらかしていたら、現在の幻想郷と関わるのは時期尚早と判断されて、再び永遠亭が歴史の闇へと消え去っていた、というようなこともあり得た、ということだ。

 知らずに背負っていた責任の重大性に気づいて、本気で背筋が寒くなる。どうにか師匠の期待を裏切らずに済んだらしいのは、本当にとんでもない僥倖だったんじゃないだろうか。

 

 診療開始日は9月1日、診療時間は当面午前中のみ、ということが決定事項として伝えられたので、俺達はそれに向けて準備をしていくことになった。診療所としての体裁を整えたり、薬販売の訪問の際に診療開始のお知らせを配ったりといったことだが、

 「ああそれと、涼平君、優曇華、週3日の診療日のうち1日は、あなたたち2人に担当してもらうから」

 師匠がまたサラッととんでもないことを言い出した。事前に相談するのを忘れるのは、天才肌の人間にありがちな欠点、などとのんきに構えてる場合じゃない。今なんて言った?

 「…俺と鈴仙さんの2人で、患者を診るんですか?」

 「ええ、その通りよ」

 「鈴仙さんはともかく、俺は薬が専門で、治療なんてしたことがないんですが」

 「でも、永遠亭に来てから今まで、いろいろ勉強したわよね?

 大丈夫、私が保証してあげる。あなたはもう十分、医療行為を行うだけの知識と技術を備えているわ。足りないのは経験だけよ。

 迷ったり、わからないことがあったら、いつでも相談しなさい。いいわね?」

 はい、と返事はしたものの、「本当に俺なんかで大丈夫なんだろうか」という思いは消えない。鈴仙さんは、と見ると、こちらは意外と平然としていた。

 

 そして今日、9月1日、八意診療所の開所日であり、俺と鈴仙さんの医者としての初仕事の日でもある。どうにも落ち着かず、診療所の前をウロウロしていたら、入口から鈴仙さんが顔を見せた。

 「中に入って待ってなさいよ」

 「いや、何かやってないと、不安で不安で…」

 「医者が動揺しててどうするのよ。落ち着きなさい。患者さんが見たら、不安になっちゃうでしょ。とにかく中に入って」

 頭ではわかっているんだけどなあ。促されて、診療所に戻る。

 診療所は、永遠亭の離れを模様替えしたものだ。建物を仕切りで二つに分けて、入口を入ってすぐ待合室、隣が診療室になっている。待合室は、長椅子を2つ置いただけだし、診療室も、椅子や机・薬品棚など、最低限のものを用意しただけだが、まあ、おいおい充実していくのだと思う。医院の規模としてはごく小さなもので、患者が7~8人も来ればいっぱいになってしまうだろう。入院設備などもないので、重篤な患者などは、人里の医院に処置をお願いすることになる。「八意医院」ではなくて「診療所」という名称を選んだのは、理由がないことではない。

 あくまで、現在の医療体制の補助を務めよう、というのが、師匠たちの考えだ。なにしろ、薬を飲んで不老不死になる、なんていうのを千年も前に成し遂げてしまうような人たちだ。普通の病気であれば、ほぼ治療できてしまうのだろうし、人間の寿命を月人並みに延ばす、というようなことすら、可能かもしれない。しかし、そうしたことは、師匠たちはするつもりがないようだ。「幻想郷で普通に暮らしていこう」と師匠は言った。つまり、医療においても、特別なものではなく、現在行われているのと同じレベルを提供しよう、ということだ。正しい選択だと思う。

 

 「鈴仙さんは、どうしてそんなに落ち着いていられるんですか」

 思い切って聞いてみることにした。8時を過ぎたが、まだ患者さんの姿はない。

 「どうして、って言われても、ねえ。慌てる理由が無いし」

 「今まで、患者を診察した経験ってあるんですか?」

 「涼平君はないの?」

 本当に不思議そうな顔で言われると、言葉に詰まるな。たぶんない、と思いますが…

 「たとえば、薬の販売の仕事で、お客さんの家に行くわよね。そこで、『最近、なんだか体がだるい』と言われたとしたら、涼平君ならどうするの?顔色を見たり、触診したり、他に自覚症状がないか尋ねたりして、自分の知識に照らし合わせて、病名や症状名を類推したりするんじゃないの?そうして、効果のありそうな薬を選んであげたり、場合によってはお医者さんにかかるようにアドバイスしたり。私はそうしてるんだけど」

 「それは…まあ、そうですね。俺も一緒です」

 「だったら、何も緊張することないじゃない。今までもこれからも、することなんて、ほとんど同じよ、きっと。

 私たちが今までやっていたのは、薬の訪問販売だけど、考えてみたら、半分はお医者さんの往診みたいなものね。今までは特定のお客さんばかり診ていたけれど、これからは、いろんな患者さんが診療所にやってくるかもしれない。それぐらいじゃないのかな、違うところって。

 手術が必要な患者さんなんかは、まあ、大変だろうけど、そういうのは、たぶん師匠がやってくれるわ。私たちは、できることだけをやればいいと思う。涼平君も、ちょっとした怪我や、骨折の治療ぐらいは、できるわよね?」

 「…鈴仙さん」

 「なに?」

 「ありがとうございます。すごく落ち着きました」

 「よろしい」

 いたずらっぽい笑顔を見ていると、なんだか涙が出そうだ。鈴仙さんが姉弟子にいてくれた幸運を、心の底から感謝したい。

 考えてみれば、というか、考えるまでもなく。ここ永遠亭には、幻想郷随一の医学の権威と言って良い八意師匠がいて、その師匠に付いて何十年も一緒にやってきた鈴仙さんがいるのだ。俺なんてオマケみたいなものだ。理論だけではなく実践の機会を与えようという、師匠の心遣いに感謝して、できる限りのことはやらないといけない。不安におびえてる場合じゃない。よし、頑張ろう。

 

 いちおう断っておくが、薬剤師が医療行為をしてはならない、というような決まりは、幻想郷にはない。というか、そもそも、医者や薬剤師を名乗るための資格制度というものが存在しない。極端なことを言うなら、昨日まで和菓子屋をやっていた人間が、今日から医者を名乗って商売替えする、というようなことだって、できなくはない。とはいえ、そう広くもない幻想郷のこと、知識もないのに医者や薬師を名乗ったところで、間違いなくすぐバレる。現在人里で開業している医院や薬屋は、外の世界でそうした職業についていた人が幻想郷に流れてきたか、先祖代々幻想郷で医者や薬師を続けているか、あるいは俺のように、師匠に弟子入りして、一人前になってから独立したか、のどれかのはずだ。

 

 さて、頑張ろう、と気合を入れたのはいいのだが、

 「…来ませんね、患者さん」

 「そうねえ」

 もうすぐ9時になろうというのに、診療所のドアが開く気配はまるでない。

 まあ、人里からは少し離れているし、今までは永遠亭の存在はまるで知られていなかったのだし、たいていの人はかかりつけの医者がすでにいるだろうし。新しく診療所ができたからといって、大賑わいになる、といったものでもないだろうが、それにしても暇だ。

 姫様たちが永遠亭の周囲に施していた目くらましの術は、すでに解除されている。竹林の入り口に案内板も設置した。薬の販売で訪問したお客さんには、略地図付きの案内を配って説明したし、文々。新聞でも、大きく取り上げてもらったんだけどなあ。

 永遠亭の特集記事が載った文々。新聞を、もう一度眺めていると、ようやく誰かが歩いてくる音が聞こえた。さて、記念すべき患者さん第一号はどんな人だろう、と、期待と不安交じりで待っていると、

 「こんにちはー!開院おめでとうございます!!」

 入ってきたのは、早苗さんと射命丸さんだった。

 「ああ、こんにちは…確認だけど、患者として来たんじゃ、ないよね?」

 「はい、私はいたって元気です!

 永遠亭の皆さんが、新しく診療所を始めるって新聞記事を見たので、お祝いに来ました!」

 「…ああ、そう、ありがとう…射命丸さんは、今日も取材ですか」

 「はい、おっしゃるとおり。

 新しく病院ができた、という程度なら、普通は記事にしたりはしないのですけれどね。長きにわたって神秘のヴェールに包まれてきた永遠亭が、新たに幻想郷との交流を始めようとしている、となれば、また話は違いますので。

 八意先生には、電話で取材許可をいただいています。本日は、どうぞよろしくお願いします…患者さんの姿は、まだ見えないようですね」

 「ええ、まあ…とりあえず、こちらへどうぞ」

 診察室へ2人を案内する。久しぶり、と、鈴仙さんと早苗さんは嬉しそうに挨拶していた。そういえば、この2人は知り合いだったな。一緒に異変を解決した、と、鈴仙さんが以前話していた。

 「おや、新聞、ちゃんと読んでいただけたようですね」

 射命丸さんは、机の上の文々。新聞に気が付いたらしい。

 「ええ。いい記事にしていただいて、ありがとうございます。師匠と姫様も、褒めてましたよ」

 「おやおや、過分なお言葉、ありがとうございます。賞賛されるのには慣れていないのですがね」

 「実は、もっと何か仰々しい記事になるんじゃないかと思っていました」

 「正直な方ですねえ」

 射命丸さんは苦笑しながら、

 「確かに、誇張したような記事を書くことも多いですけどね。それは、読者の興味を引こう、との意図があってのことですよ。どれだけ正しいことを書いたとしても、それが相手に届かなければ意味がない。読者の心に訴えることを第一に、というのが、文々。新聞のモットーです。

 今回の永遠亭の特集記事は、特に飾り立てる必要のない、素材だけで十分に魅力的なものでした。今まで全く知られていなかった謎の存在の、特ダネスクープですからね。むしろ、変に誇張したりせずに、取材したそのままを記事にした方が、良いものになる。そう判断したまでです。

 喜んでいただけたのなら、なによりですね」

 頷ける部分もあり、そうでない部分もあるが、射命丸さんなりにポリシーのようなものはあるらしい。今回の記事も、取材したそのままを書いてくれると良いのだけれども。

 「涼平さんも、患者さんを診察するんですよね?!」

 好奇心に満ちた目で、早苗さんが聞いてきた。

 「うん、そういうことになるみたい」

 「私、涼平さんがお医者さんもできるなんて、知りませんでした!」

 「大丈夫、俺も知らなかったから。一人前の医者として、十分やっていけるって、師匠から太鼓判をもらったよ」

 「どうしようどうしようって、さっきまで震えてたけどね」

 鈴仙さん、そういうことは、どうか黙っていてください…

 「私、涼平さんが診察してるところを見てみたいです!」

 「といっても、患者さんが来ないことにはなあ…

 なんだったら、早苗さんの健康診断でもやってみる?」

 「身長とか体重を測ったり?」

 「そう」

 「……」

 早苗さん鈴仙さん射命丸さんの視線が俺に集中している。何か変なことを言っただろうか、と思った次の瞬間、

 「涼平さんのエッチ!」

 「すけべえ」

 「あやややや、涼平さんも、男の子ですねえ」

 息の合った三段攻撃が飛んできた。医者が患者を診察するのに、どうしてこんな言われ方をしなくちゃいけないんだろう。理不尽だ。

 それでも、いい機会だからというので、鈴仙さんが担当で、早苗さんの健康診断をしてみることになった。俺は待合室に追い出されて、女性3人の楽しそうな声を、仕切り越しに聞くことになる。

 「あら、早苗って、思ったよりも立派な体してるのねえ」

 「本当ですね。羨ましいぐらいです」

 「私、けっこう着やせするタイプなんですよ!」

 …刺激的な内容を大きな声で話すのは、もう少し遠慮していただけないものだろうか…

 「涼平君、覗いたりしたら、承知しないわよ」

 わかってます、鈴仙さん…

 

 八意診療所の最初の患者は、俺にとっては意外な人物だった。

 「うーん、やっぱりもう少しダイエットしないと…」

 「贅沢言いすぎよ、早苗。今のままぐらいがちょうどいいと思う…あら、患者さん?」

 ちょうどいいタイミングで、鈴仙さんたちが診療室から出てきた。

 「ああ、たぶん初めて会うと思うんで、紹介しておきます。

 この人は、河野純一。俺の父親です」

 「初めまして。息子がお世話になっています」

 深々とお辞儀をする。久しぶりに見たけど、やっぱり丁寧だなこの人。鈴仙さんたちも、慌てて頭を下げていた。

 「で、父さん、今日は何?師匠のところに、挨拶にでも来たの?」

 「うん、そのつもりだったんだけどな。今までは、来たくても来られなかったし。

 しかし、なんだ、お前が医者なのか?」

 「師匠の指示で、そういうことになったんだよ」

 「そうか、ふむ…だったら、一度、診療をお願いしようか」

 まさか、最初の患者が自分の父親になるとは、思いもしなかった。とりあえず、問診票に記入してもらう。

 「涼平さん涼平さん、あの人が涼平さんのお父さんなんですか?」

 声を潜めて、早苗さんが聞いてきた。頷いてみせると、

 「カッコいい人ですね」

 「…そう?」

 「涼平さんとそっくり。涼平さんが年を取ったら、きっとあんな風になるんですね」

 鈴仙さんも頷いている。そんなに似てるかな。自分じゃよくわからないけれど。

 記入された問診票を見てみる。肩こり、動悸、たまに頭が重い時がある。なるほど。

 診察室に移って、血圧測定、血液検査、聴診等。うん、たぶんこれは、

 「高血圧だね。最低値、最高値、どちらもかなり高い。

 薬売りで日頃出歩いてるから、運動はしてるんだろうけど、酒と煙草は、今でもやってるんでしょう?少し控えた方がいいと思う」

 父さんは、ニコニコ笑っている。まったく、のんきなもんだ。

 「他の病院で、診てもらったりはしてるの?」

 「いやあ、まだ、そこまで深刻な病状でもないだろう」

 「……薬は、どうする?降圧剤、持っていく?」

 「いや、いい。自分で作るさ」

 これからも息子をよろしくお願いします、と、鈴仙さんたちに頭を下げて、父さんは診療所を出て行った。この後、師匠のところに挨拶に行くらしい。

 「涼平さん涼平さん!

 すごいです!カッコいいです!本当のお医者さんみたいでした!」

 なにやら早苗さんが興奮状態になっている。いや、一応、本当のお医者さんなんだけどな、俺。

 「…あれでよかったの、涼平君?」

 「うん?鈴仙さん、どういうことです?」

 「いや、もうちょっと、詳しく検査したり、他のお医者さんへ紹介状を書いたりしても良かったのかな、と思って」

 「たぶん大丈夫ですよ」

 「…そうなの?」

 「自分の体のことは、ちゃんとわかってると思います。あれでも、けっこう優秀な薬師なんですよ、俺の父さん。

 血圧が高いのは本当ですけど、まあ、許容範囲ですよ。あの年代の男性にしたら、まあまあ健康な方なんじゃないですか」

 「それにしては、少し深刻そうな感じで話してたじゃない」

 「試されてるのに腹が立ったんで、ちょっと仕返ししてみたんですよ。

 今日のは、診察を受けに来たというよりは、息子の医者としての技量がどの程度のものなのか、ちょっと確かめてみよう、ぐらいの気持ちだったんだと思います。おおむね満足してくれたみたいなんで、まあ、良かったんじゃないですかね」

 「…いい親子関係ね」

 鈴仙さん早苗さん射命丸さん、それぞれの顔に微笑みが浮かんでいた。

 

 その後もぽつぽつと来院者があり、結局初日に診療したのは、俺の父を含めて4人だった。だいぶ少ない気がするが、地域的なつながりが今までほとんどなかったことを考えれば、まあ、こんなものかもしれない。今後の口コミに期待だ。

 楽しかったです、これからも頑張ってください、と言い残して、早苗さんは帰っていった。射命丸さんは、師匠に話を聞いてみるらしい。

 診療所を施錠して、居間で昼食をとると、とたんに眠くなってきた。そういえば、昨晩は、緊張して、あまりよく眠れなかった。少しだけ昼寝することにしよう、と横になって、目が覚めた時には、夕方の4時を回っていた。

 

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