以上をもちまして、「幻想郷一般男子の日常」は終了となります。今までお付き合いくださいまして、本当にありがとうございました!
全部で文庫本一冊ぐらいの分量になりました。これだけの長さの物語を、半年間にわたって書き続けられたという事実に、自分自身で驚いています。今までは、二十枚ぐらいの短編を書くのにも音を上げていたのですが。
一話十枚程度の連作短編という形にしたのと、大好きな東方projectの物語というのが、書き続けられた理由かな、と思います。自分の好きなキャラクター達を、自分の思うように動かして良い、というのは、本当に楽しいものでした。
物語の結末は、「一番好感度の高いキャラクターが主人公を訪ねてくる」という、アレです。ギャルゲーとかでよくあるやつ。あれをやってみたかった。このエンディングを書きたいがために、この小説を書き始めたようなものです。霊夢・魔理沙・早苗・鈴仙、ヒロイン四人を、なるべく均等に描いてきたつもりなので、最後は、読者の皆さんが好きなキャラクターと結ばれてください。皆さんの所には、誰が訪ねてきたでしょうか。
書いていて本当に楽しかったし、新しいお話を投稿するごとに、お気に入り登録者数が増えていくのは、とても励みになるものでした。最初に投稿したときには、お気に入り登録は確か八人ぐらいだったと思いますが、最終的には二百人まで増えました。登録してくださった皆様、心からお礼申し上げます。ありがとうございました!
心残りとしては、最後まで感想が全然頂けなかったなー、と…。とりあえず完結したことですし、簡単な感想をいただけると、とても嬉しく思います。「好きなキャラクター」と「好きなお話・好きなシーン」等ありましたら、ぜひ書いていってください。お話に関しての疑問・質問等も、ありましたらお気軽にどうぞ。
ちなみに作者自身としては、もちろん全てのキャラクター・全てのエピソードが大好きなのですが、中でも7月29日の、鈴仙さんが赤面するお話がお気に入りです。あれを思いついたときは、ニヤニヤが止まりませんでした。
今後の予定ですが、涼平君のお話は、たぶんこれでおしまいだと思います。ただ、東方projectの二次創作小説は、書き続けていきたいと思っています。紅魔館とか、妹紅さんとか、霖之助さんとか、今回のお話で登場させ損ねた人たちもたくさんいますし。たぶん、今回と同じ世界観での、様々な東方キャラクターたちの日常の物語になるんじゃないでしょうか。何か月かに一作、程度の、ゆったりとした投稿ペースになるかと思いますが。気長にお待ちいただければと思います。
最後にもう一度、皆様、今まで本当にありがとうございました!