周回プレイヤージョーカー君   作:文明監視官1966

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こちらがビックバンバーガーさんのコスモタワー・バーガー ピクルス抜きです!

うっひょ〜〜〜〜〜!

着席時テーブルにポテトの残骸があるのを見て大きな声を出したら店主さんの誠意でナゲットをサービスして貰いました!俺の能力次第ではこの店潰すことだって出来るんだぞって事で、いただきま〜〜〜す!まずはポテトから

コラ〜〜〜〜〜〜〜!

これでもかってくらいギトギトのポテトの中には虫が入っており怒りの余り卓上の広告用紙を全部倒してしまいました!すっかり店側も立場を弁え誠意のグラビティバーガーを貰ったところでお次に圧倒的存在感のクソデカバーガーを食べる〜!

殺すぞ〜〜〜〜〜〜!

パサパサとしたバンズの中にはキャプテンバッジが入っており流石のRENも厨房に入っていってしまいました!ちなみに社長が土下座している様子はサブチャンネルをご覧下さい!



という訳で五等分の花嫁では五月推しの私です。やってきました月刊更新の時間です(自虐)

誠に申し訳なく思っておりますで候。それもこれも労働の悪魔が悪いのです。ワシは無実じゃ!(POWER並感)

まだ鴨志田パレス攻略すらしてないってマジ?もうまぢ黒棺…秋のGIラッシュで何とか乗り越えて行きましょう

そしていつもこんな作品に感想、誤字修正、評価ありがとうございます。皆様には感謝しかないです。これからはサボっ・・・怠っていた感想返信もしていきたいと思いますのでよろしくお願いします!

ということで納豆巻き!


Steal it, if you can/Part 2

前回、回復アイテムを手に入れようと武見内科医院へと訪れた蓮。カマをかけつつ脅すという主人公らしからぬ方法で武見を説得。液体Xを命懸けで飲む事で取引を成立させた。後ついでに口が臭くなった。

 

異世界で飲むと不思議なことに体力を回復させる事のできる錠剤『ナオール錠50mg』を何個か買った蓮は完璧に口臭ケアを済ませてからエレベーターに乗って下に降りる。ゴゥンと音を立てて開いた扉の先には丁度プルプルしながらボタンを押そうとしていた竜司と鉢合わせた。

 

「うぉおうっ!?れ、蓮!?」

 

「やっと出てきたか!」

 

「竜司、モルガナ」

 

驚く竜司の頭から生えてきたモルガナに「おまた」と手を挙げた。いやおまたじゃないが。

 

「心配したぜ!?1時間経っても全然降りてこねーからよ!俺ァなんか変な薬でも飲まされて実験されてんじゃねーかと・・・。」

 

流石は竜司。変なところで鋭い。バッチリ大正解、変な薬自主的に飲んでました。しかも遅れた大部分はこの薬のせいという。しかしそれを説明するのも面倒なので蓮は話を合わせる事にしていた。

 

「ばーか、んなわけねぇだろ。単に交渉に時間がかかったってだけで大袈裟なんだよ。」

 

「んだとォ!?」

 

「まぁ落ち着け。ほら、例の薬は手に入れた。」

 

油断すると直ぐに喧嘩を始める2人を仲裁しながら薬の入った袋を取り出す。それを見ると2人は揃って喜び始めた。本当は息ぴったりだな。

 

「おぉ!良くやったぞ蓮!」

 

「うし、これで準備は整ったって訳だな!」

 

「そうだな」

 

「後は明日に備えるだけだ、しっかり休んでおけ。吾輩もこっちに残って備える事にしたしな。というわけで蓮、吾輩のお世話を頼むぞ。」

 

チラリと竜司の方を見る。眉間に皺を寄せてめちゃくちゃ渋い顔をされた。明らかに嫌がっている。

 

「・・・頼むぜ、俺ん家ぜってー無理だから」

 

「居候先、飲食店なんだが」

 

「じゃ無理だな。モルガナ、諦めろ」

 

どちらも理由がある為即決してズバッと切り倒した竜司はポンとモルガナの肩を叩いていい笑顔でそう言った。慈愛すら感じる。慈も愛も切り捨てられたが。

 

「おぉーい!そこを頼むよ!吾輩も室内でぬくぬくして寝てーんだよ!お前らにわかるか!他の動物達に見つからないよう身を縮こませながら物陰で寝てた吾輩の気持ちがー!」

 

にゃーにゃーと喧しく鳴きながら爪を立てて竜司の裾に引っ掛けグイグイと引っ張り回すモルガナ。超必死である。

 

「わーったわーったよ!一旦落ち着け!」

 

「仕方無い、俺も佐倉さんに掛け合ってみよう」

 

まぁ仕方無いもクソも最初から住まわせるつもりだったが。ただ反応を楽しみたいが為にモルガナを弄るゲスがここにいた。まぁタダで住まわせるのもあれだし、多少はね?

 

「本当か!本当だな!男に二言は無しだぜ!!」

 

にゃっほーい!と喜ぶモルガナを尻目に別れの挨拶をしながら明日の確認をする2人。

 

「ヨカッタナー」

 

「後は明日、集まってからって感じだな。」

 

「うーし決定。んじゃまた明日な蓮。モルガナ、おめー住ませてもらうんだから大人しくしとけよ」

 

「はんッ!言われるまでもない!どんな手を使っても住ませてもらうからな!」

 

「いやそういう事じゃなくて・・・まぁいいや」

 

モルガナに呆れながらも駅に向かって歩いていく竜司の背中を小さく手を振りながら見送ると蓮もルブランに帰る準備をする。薬をカバンに入れながら無意識にモルガナの首の後ろを無造作に掴んでカバンの中に詰め込むとにぎゃー!?と悲鳴があがる。

 

「あ、ごめん」

 

「何すんだコノヤロー!あ、でもなんか落ち着く」

 

いきなりの失礼にお怒りのモルガナだったが思ってたよりカバンの中がしっくり来たのか直ぐに落ち着き始め、端っこから顔だけ出してゆったりしている。やはり猫の本能には勝てないのだろう。それを見た蓮は結果オーライとあまりカバンを揺らさないように意識しながらルブランに帰宅した。

 

その後はやはりというか「うち飲食店なのは百も承知だろ」とごもっともな事を言われたがめちゃくちゃ綺麗な土下座をしながら「モルガナは俺なんだ!俺だ!モルガナの腕のキズは俺のキズだ!」的なことを言って惣治郎の同情を煽りしっかり躾をして営業時間には1階に降りないようにする事、拾ったからには責任を持ってちゃんと世話をする事を条件に何とか許可を貰うことが出来た。

 

やったぜ(投稿者:変態糞怪盗)

 

そんな訳でモルガナの動物病院行きが決定した夜、惣治郎から貰ったご飯に貪り付きながら部屋の中をキョロキョロと見回して満足気に頷くモルガナ。

 

「最初は物置かなんかかと思ったが、よく見ると掃除は行き届いてるしこの薄暗さが逆に落ち着くな。何より飯が美味くて屋根がある!吾輩気に入ったぜ!」

 

「それは良かった」

 

どこか上から目線が外れないモルガナを微笑ましげに見ているとあっという間にご飯を平らげペロリと顔の周りを舐めていたモルガナが急に真面目な顔になって蓮に向き合った。

 

「さて・・・ここまで来たからには吾輩も色々話しとかなきゃならんな。」

 

「色々?」

 

蓮が首を傾げると「ああ」と呟いて顔に影を落としながら今まで隠してきた事情を話し始めた。

 

「あぁ、まず第一に吾輩には記憶が無い。異世界の歪みにやられて記憶と本来の体・・・前にも言ったが人間の体を失っちまったんだ。だから歪みの『元』を晴らして自分を取り戻す。それが吾輩の目的だ。」

 

力強く宣言するように言うとピョンとベットを飛び降りて今度は机に飛び乗って前足を舐めながら話を続ける。

 

「方法もだいたい分かってる。城にいたのもその調査の為、方法が合っているのかってな。だからお前達に協力してるんだ。」

 

「利害の一致という訳だな」

 

「まぁ、拷問された恨みを返したいってのもあるけどな。何回でも言うがお前達は実に頼りにしてるぜ?」

 

鴨志田の顔を思い出しながらシャドーボクシングという名の猫パンチを虚空にシュッシュッと繰り出しながらニヒルと笑ってそう告げるモルガナ。

 

「ああ、そうだ。吾輩タダで世話になる気は無いぜ、ギブアンドテイクだ。吾輩の世話をしてくれるのと引き換えに『潜入道具』の作り方を教えてやる。」

 

机の上に置いてある工具類を器用にそのお手手で掴みながらそう言ってくるモルガナの姿を脳内フォルダに保存しながら「ふむ」と腕を組んで一拍考えるふりをしてから取引に乗った。

 

「潜入道具・・・便利そうな響きだ。分かった、取引しよう。」

 

「お前はホントに物分りが良くて助かるぜ。これにて取引成立だな!よーし!改めてよろしく頼むぜ蓮!」

 

「こちらこそよろしく、モルガナ」

 

食住を手に入れた喜びからか目に分るほど嬉しそうにするモルガナに萌えながらもそのお手手とぐっと握手をする。ぷにっとした肉球の感触がもうたまらんと思っていると彼と自分の間に繋がり(コープ)が発生するのを感じた。

 

 

 

 

我は汝・・・汝は・・・

汝、ここにたなる契りを得たり

 

契りは

囚われをらんとする反逆の翼なり

 

我、「魔術師」のペルソナの誕に

祝福の風を得たり

 

へと至る、

更なる力とならん・・・

 

 

 

 

COOPEARTION:『モルガナ』

 

 

ARCANA:『魔術師』 RANK.1☆

 

 

 

 

 

「よし、んじゃあ早速潜入道具についてレクチャーしてやる。お前は手先が器用そうだからな、直ぐに覚えるだろう。」

 

「お手柔らかに」

 

 

その後、キーピック5本とカエレール1つ、煙幕を3つ作ってモルガナを「いや器用すぎだろぉ!?吾輩の立場!」と驚愕させてドヤ顔をかました蓮はご機嫌に床についた。

 

 

そして後日、朝食に納豆ご飯と味噌汁、山盛りのキャベツを食べ朝コーヒーをキメた蓮は今日も元気に魔境という名の学校へと向かった。モルガナも朝からミルクと惣治郎特製猫まんまを食べた事でかなりご機嫌である。「吾輩、あんなに穏やかな朝は初めてだ・・・」とうっとりしながら言うモルガナに分かりみと蓮は深く同意していた。

 

しかし残念ながら学校生活に特に変わったことは起こらなかったので全カットである。一つ上げるとしたら三島からの好感度がやや上がってた位だろうか。とりあえず無理はするなと伝えると嬉しそうに微笑んでいた。チョロいヤツめ(和み)

 

という訳で待ちに待った放課後。杏と共に竜司と合流してさっさと立ち去ろうと思っていたのだが途中で川上に止められてしまった。立場上無視することは出来ないので杏には先に行ってもらって話を聞くことにする。

 

どうやら他の人には余り聞かれたくないらしく指導室へと向かうと丁度そのタイミングで指導室のドアが開いた。中から出てきたのは見覚えがあるんだが無いんだか、どっちかと言われたらあるよりの顔をした名前も知らない教師と変態()、そして何時ぞやに出会った赤髪が印象的な少女、芳澤かすみであった。

 

あの時ぶりに見る彼女に軽く手を上げるがどうにも表情が曇っており顔色も良くない。はて?どうしたのかと思ったがこの野郎と一緒にいたということはあることないこと吹き込まれたのだろう。まぁある事の方が多いだろうけど。

 

チラリとココリコ田中に目を向けると露骨に顔を顰めて今にも舌打ちをしそうな(というか今した)奴は川上を見るとコロッと表情を変えて話しかけてきた。改心後役者でもやれば大成するんじゃないかコイツ。

 

「おや川上先生、早速今朝の件を進めてくれているようで。助かりますよ。」

 

「いえ・・・」

 

どうやったらここまで顔面から胡散臭さを滲み出せるんだろう。普段の食生活に秘訣とかあるのか?あれか?臭いとかけてニンニク直に食ってるのか?気持ちわりぃなオメェ!(ド偏見&罵倒)

 

「おっと、芳澤。こいつと関わるのはやめた方が良いぞ、君の輝かしい未来に傷がつく。さっき話しただろう?この学校には関わらない方がいい生徒が何人かいる。その筆頭がコイツさ。」

 

火の玉ストレートで草。

 

「・・・・・・。」

 

それを聞いて更に表情を曇らせる芳澤。そんな法螺話信じない方がいいぞと言いたかったが鴨志田の相手をするのも面倒くさかったので無言を貫く蓮。代わりにおどける外国人のように唇を尖らせて眉を動かす。

 

恐喝(シャドウにはしてる)も暴力(シャドウにはしてる)も犯罪(だいたい破ってる)もナイフを所持してる(事実)のも全部噂だから!

 

「あの、そろそろいいですか?指導室入らせて貰って・・・」

 

「おっとすみません、それでは我々はもう行きましょう。指導の邪魔をする訳にも行きませんから。」

 

そう言って今にも剥がれ落ちそうな薄っぺらい薄っぺらい笑顔を浮かべながら去っていく鴨志田。画鋲でも刺しとけ。

 

沈痛な表情の芳澤も少し迷ったように身体を揺らしたが「・・・失礼します」とだけ言って去ってしまった。ちょっと傷ついたが、まぁこればっかりはしょうがない。レッテルを貼られるのは慣れている、願わくばこれからの関係でそれが解消されるのを期待しよう。

 

そんなことを思いながら指導室へと蓮は入っていった。

 

 

・・・・・・結局あの名前も知らない教師は一言も喋らなかったな。

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

話というのは鴨志田についてだった。お小言を貰ったので何かあったのかと。心当たりは無いけどまぁ強いて言うなら行動を邪魔しまくってますね、とは言わず何食わぬ顔で「知らないです」とだけ言って帰ってきた。どうやら鈴井の事も感づかれていたらしい、どうでもいいけど。

 

面倒事も終わったので待っててもらった杏と合流していた竜司と共に学校を後にして渋谷に到着。駅で待ってた鈴井とも合流して4人、いや5人はビックバンバーガー・・・に行こうとしたが杏のダイエットの都合でファミレスとなった。

 

1番目立たない角の席に座った彼らは着席してとりあえずドリンクバーだけ頼み、飲み物をとってきてから話をし始めた。

 

 

「さて、前回は異世界やらペルソナやらの説明をしたが今日は吾輩達の目的について説明するぜ」

 

「その2つについてもまだ整理が追いついてないけど、うん、大丈夫。お願いモルガナ。」

 

「おう!任せてくれ杏殿!」

 

カバンの中から頭だけ出しながら胸を張るモルガナ、可愛い。

 

「まず吾輩達は鴨志田を『改心』させる為に動いている。この改心ってのは言葉の通りで奴を心の底からひっくり返してマトモにしちまうのさ。」

 

「そんなこと出来るの?」

 

蓮の通訳を聞いて驚いた様子の鈴井にモルガナは頷く。器用に猫の手でペンを握って分かりやすい絵を描いて説明を続ける。

 

「あぁ、異世界、即ちパレスには『オタカラ』と呼ばれる精神の核が存在する。言わば歪みの大元だな、これを盗み取る事で歪みを正し精神を安定させるんだ。するとどうなると思う?」

 

「えっと・・・?つまり悪人が普通の人になるって事だよね?」

 

「そう、そして普通の人間が自分のしでかしてきた罪を自覚するとどうなる?」

 

強欲が無くなり、まっさらになった人間に重りを乗せるような絵を描くモルガナ。それを見て蓮の通訳を聞いた鈴井はおずおずとしながら答えた。

 

「えと、つまり良心の呵責に耐えきれなくなって罪を自白する・・・ってこと?」

 

「その通り!杏殿も鈴井殿も勘がいいぜ!」

 

「でも、その『オタカラ』ってどこにあるの?そんだけ重要な物なら簡単に見つけられないんじゃない?」

 

「それについても抜かりはない」

 

モルガナが「頼む」と声をかけると蓮が頷き、カバンの中から数枚の紙を取り出した。やや古ぼけたそれは何かの建物の図に見える。

 

「これがカモシダパレスの城内図だ、吾輩達が攻略済みなのは古城の3階まで。吾輩の見立てでは『お宝』があるのはココ、塔の頂上だ。」

 

「頂上?んな目立つとこにあんのか?」

 

「ああいう人の上に立ちたがる傲慢ちきな奴は大事な物を最も分かりやすく最も()()()()()()所に置くもんなのさ。よく言うだろ?馬鹿は高いところが好きだってよ。」

 

「なるほど・・・」

 

「おい高巻、なんでこっちみてんだよ」

 

馬鹿という単語に反応してるジッと竜司を見る杏。それに気がついた竜司は半目で睨むが彼女は無視して話を続ける。

 

「別にー?それより、わざわざ塔の上に隠すなんて。モルガナの言うことも分かるけど幾ら自慢したいからって大事な物を分かりやすいとこにおく?そういうのって普通誰にも知られないような場所に隠さない?地下とか。」

 

確かに、それほどに大切なものならばもっと厳重に隠すのではないか。その疑問は最もだ。しかしここでパレスの特性、歪んだ心が実態化した物だと言うことを思い出して欲しい。つまりこれには主の心の『有り様』が浮き彫りになるのだ。

 

いつの間にか頼んでいたポテトをつまみながら蓮は上記の事を混じえてその疑問に対して自分なりの限りなく正解に近い答えを出した。

 

「奴は実力主義の世界を勝ち上がってきた。より上へ、より高みへと。奴にとってその()()こそが偉さであり強さの形なんだろう。他者に見せつける時にそれ以上自分を証明する物は無い、ってね。」

 

実力主義とは終わりのない崖を他者を蹴落としながら延々と登り続けるような過酷な世界。時に卑怯な手を使おうとも上に登ればその全てがお咎め無し。ある程度のことは許容されてしまう。そんな汚い弱肉強食。それが鴨志田の生きて来た世界だった。

 

上へ上へと登った向上心が人を見下す慢心に変わった時どうなるか。そんなもの実物を見れば分かり切っている。

 

凡そ常人の発想では無い考えに竜司は苛立ちながらメロンソーダを一気に飲み干す。

 

「それで城をこさえて王様気取りって訳か。へっ!巫山戯てやがるぜ!要は自分は凄いって心酔してるだけじゃねぇか。」

 

「そうだよ、そんな奴が誰かを傷つけてるのに皆見て見ぬふりをして・・・ううん、私もしてた。だからこそ、アイツを止めたい。」

 

杏は隣に座っている鈴井の手にそっと自分の手を重ねて、今までとは違う決意の炎が灯った目を蓮達に向ける。逆境など溶かしてしまうほどの熱に蓮も思わず笑みがこぼれた。

 

「だから、私も戦う。雨宮君達と一緒にあの悪魔を倒す。今までの借りを返したいってのもあるけど、それ以上にもうアイツから被害者が出ないように。だから、私達も仲間に入れて。」

 

 

「あぁ、勿論。断る理由なんて無いさ。こちらからもよろしく頼む、高巻さん・・・いや、()

 

「うん!よろしくね!()!それにモルガナとついでに竜司も!」

 

「おう!歓迎するぜ杏殿!」

 

「俺はついでかよ・・・」

 

蓮と杏が握手をする中、目を輝かせるモルガナと呆れながらズゴーッと空になったメロンソーダを吸う竜司。

 

ちぇっと若干不貞腐れた様に口を尖らせながら空になったコップを持ってドリンクバーに向かおうとした竜司だったが、立ち上がる寸前に目の前にいる人物が目に入った。鈴井だ。

 

その表情は何処かぎこち無く、寂しげな笑みと見栄を浮かべていた。まるで居場所を無くした兎のように。それを見た竜司はニッと笑う。

 

「まっ、これで晴れて高巻も仲間になったわけだ!勿論!鈴井もな!」

 

「・・・・・・え?」

 

まさか名指しをされるとは思ってなかったのかキョトンとして目を丸くしている鈴井。まさか自分も仲間に数えられるとは思わなかったのかしどろもどろになっている。

 

「で、でも、私にはその、ペルソナ?ってものは無いし・・・杏と違って戦う力も心も持ってないし・・・そんな私が、仲間なんて・・・」

 

「なーに言ってんだ、そんなもん使えなくたって仲間は仲間だろ?あーいや、言い換えるなら・・・()()だな!」

 

「ダ・・・チ・・・?」

 

「おう!!」

 

困惑気味な鈴井にいい笑顔でサムズアップする竜司。まるで細かいことなんざ気にすんな、と言うようなそんな直球な眩しい優しさに鈴井は滲んできた涙を拭ってくしゃりと笑った。

 

今まで、こんなにも真っ直ぐと自分に向き合ってくれる人達なんか、それこそ杏を覗いたら他にいなかった。だからこそ分かる、今の自分にとっての居場所は『ここ』なんだってことに。

 

「そっか・・・友達・・・うん・・・!うん・・・!!ダチ、だね!」

 

グッと杏の手を握った鈴井は今までとは打って変わって、本来の明るい笑顔を浮かべながら蓮と向き合う。あんなにも暗かった瞳には、綺麗な光が灯っていた。

 

「雨宮君、私はその異世界に行ける力は無いけど、出来る限りの事はするよ!なんて言ったって、()()だからね!」

 

ふんす、と意気込むと竜司を見る鈴井。するとよく言ったぜ!と言うようにこれまたいい笑顔で返す竜司。何やらいつの間にか仲良くなったようだ。その様子を見てモルガナがポツリと漏らした。

 

「・・・あれ、なんか竜司と鈴井殿いい感じになってないか?」

 

「はぁッ!?ダメダメダメ!竜司なんかに志帆は渡さないから!志帆は私の親友なの!ぜぇ〜ったいにダメ!特に竜司!主に竜司!」

 

「あぁ!?なんだそりゃ!意味わかんねぇぞ!?」

 

 

「ふふ・・・よろしくな、皆」

 

 

途端にギャーギャーと喧しくなったのを見て蓮も嬉しそうに笑って改めて言葉にした。

 

 

 

 

 

ここに、新たなる仲間が2人加わった。

 

 

そしてついに、反逆の狼煙は上げられたのであった。

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━




うおぉお〜!!くそ駄文だぜ〜!!

杏が陽射しなら、鈴井は月光のイメージ。

ちなみになんですけどこのジョーカー君、具体的にどのくらい周回してるとは決めてません。気が狂う位してる程度の考えなので多分その時によって変動してます。多分世界中の人がプレイした数だけ周回してんじゃね(鼻ほじ)

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