マダラメパレスを攻略する時は美術館で会った人だろを聞きながらプレイするのがマナーです。モナリザに音楽性を捧げ、小指を西へ向け青白い野菜を無知な蝋燭で彩りましょう。
今更ながらブルアカに触れ始めました。トキという子とネルという子が好きです。なぜならえっちだからです。思ってたよりダークな感じがして心がアマゾンで星が降りそうです。何だよ美少女版GTAって。なんかライダーとシナジー高いな?555ギア辺りぶち込むと面白そう、誰か書いて。
そしていつも感想、誤字報告ありがとうございます!毎度助けられてます!感想もじゃかじゃん下さい!今回もマキマキ!
前回、絵画の中へ入り込むという摩訶不思議なギミックを体験したジョーカー達。そこで聞いた身勝手極まりない斑目の心の声を聞いた事で奴に対する怒りが更新され、絶対泣かすと決意を更に強固なものとした後。
その先にある扉を開けて次の部屋へと入ってみるとそこには広大な空間が広がっており、巨大な壁には幾つもの絵画が飾られていた。見ただけで同じような入り込むギミックだと分かった彼らはその面倒な障害に嫌そうな反応を露わにする。
「なんだこりゃ・・・まさかこれ全部さっきの絵みたいに繋がってんのか!?」
廊下の手摺から身を乗り出しながら絵画を見渡すスカル。これだけの絵画の中からルートを見つけるのは中々に骨が折れる。しかも次の部屋へ向かうための扉もまた絵画から出る高所にしか無いため絶対にここを通らなければならない。それがまた厄介さに拍車をかけていた。
アルセーヌで飛んで行ってもいいのだが、そうなると確実に邪魔が入るのがこの世界。大人しくギミックに従うしかない。
「だろうな、引き続きジョーカーとフォックスの目を頼って進むとして、どこへ出るかは・・・実際に確かめるしか無いか」
「じゃあ早速」
そう言って先陣を切るジョーカー。ドポンと絵の中に入り込むとそこには砂漠という全く別の世界が広がっている。そして特にトラップなどが無いことを確認した後、スカル達も絵の中に入って来た。
そして先程の絵と同じように斑目の心の声が響いてくる。
『嗚呼、この世は美を解さぬ俗人ばかりの・・・ 「こっちだな」
「いやぶった切るなよ」
「まぁ聞く必要無いしいいんじゃない?こんなのいちいち聞いてたらストレス溜まるだけじゃん。」
「それもそうだな」
というわけで響いてくる斑目の声をフル無視して絵の世界を走り回る。サードアイにかかればここのギミックなど音声案内付きの迷路並に容易く攻略出来る。
「む!!待て、あれは・・・蛸か?」
「ん、おー、蛸だな」
「変に刺激するなよ。変なトラップが仕掛けられてるかもしれないからな。」
「ぬおおおおお!?」
「言ったそばからァッ!!」
のだが、海の絵に着いた途端、ものの数秒でフォックスが蛸に食いついてしまい、あろう事か不用意に近づいて絵から弾き出されてしまった。何やってんだアイツ。やはり芸術家と蛸は切っても切れない関係にあるのだろうか。
「くっ・・・!奴の絵とはいえ動く浮世絵の如し蛸の魅力に好奇心が勝ってしまった・・・!」
「好奇心は犬も落とすって言葉知らねぇのか!」
「好奇心は猫をも殺す、ね。混ざりすぎだから。」
「誰が猫だコラァ!」
「お前じゃないぞモナ」
『貴様ら!例の侵入者だな!』
『生かしては返さん!』
絵から広場へ落とされたフォックスの後を追って彼の下へ降りるジョーカー達。当然下には見張りの警備員がいるので全員が一斉に集まり、シャドウとなって彼らを取り囲む。オンモラキやマカミ、アメノウズメなどが現れそれぞれ別の属性で攻撃してきた。
一体一体に苦戦することは無くとも数が揃えば驚異になる。決して烏合の衆と侮ってばならない。それ一つで全滅することが容易くあるのだ。
「アルセーヌ!」
『任せよ!』
呼び声に合わせて顕現したアルセーヌはその漆黒の翼でジョーカー達を包み、各属性の雨を遮り守護する。勿論、耐性がない属性によるダメージが無い訳では無いがレベル差と高い防御力も相まって大したものでは無い。様々な属性がぶつかって生じた爆発によりシャドウ達の攻撃が止んだ瞬間、翼をはためかせて周囲の土煙を吹き飛ばし一気に攻撃に転じる。
「反撃だッ!」
「「「「おぉっ!!」」」」
リーダーの一声で彼の背後から飛び出し、それぞれ己のペルソナが持つ属性を弱点とするシャドウへ攻撃を仕掛けた。その際にジョーカーがアルセーヌからネコマタへとペルソナチェンジし、『マハスクンダ』と『テンタラフー』で速度を下げつつ混乱を齎す。
『うわっなんだ!?』
『急に速さが遅くっぎゃあ!?』
『あれ?急に目の前にお星様が・・・違う、違うな。お星様はもっと、バーってなるもんな・・・おごふっ!?』
途端に敵の布陣が瓦解していき、どんどんダウンさせられていくシャドウ達。しかし敵の中で攻撃マハ系を持つ一番厄介なシャドウ、ジョーカーも所持していたアメノウズメだけは彼らの属性で弱点が取れず、パンサーの火炎を吸収して味方を守りつつ体力を回復するという賢しい立ち回りを見せていた。
『うふふ、情熱的な炎です事』
「げっ、アイツ私の炎で回復してる!」
「アイツ持ってたよな!弱点突けるかジョーカー!」
「任せろ、『リージェント』!」
アメノウズメの弱点は念動。ペルソナチェンジで呼び出した本来戦闘には使えないリージェントで全体念動魔法の『マハサイ』を放ち、広範囲に放つことで逃げ場をなくし確実に直撃させる。ついでに他のシャドウ達にも追撃を加え、体力を削ったらスカルの『暴れまくり』とフォックスの『烈風波』で全体攻撃し、シャドウを一掃した。
取り囲んでいたシャドウ達が全て消滅し、静寂を取り戻したギャラリーで緊張を解いて大きく息を吐いた。
「だはぁ〜、何とか倒したな」
「まったく、あんまり勝手な行動をするじゃないぞフォックス。1つのミスが命取りになる事があるんだからな。」
「す、すまん」
「ヘァッ!?コロッケガァ~!?」
「なんでお前がダメージ受けるんだよ」
モナのフォックスに対する注意喚起にバッドエンドのトラウマを刺激されたジョーカーはウルト〇マンAみたいな呻き声を出しながらズダンッとその場に勢いよく背中から倒れ込む。慣れたスカルはジョーカーの背中をポンポンと優しく叩いて看病してやると数秒で復活していた。度重なる周回で鍛えられている為トラウマからのリカームには慣れたもんである。*1
「よし、さっさと絵を抜けて先に進もうぜ」
「あ、ちょっと待ってくれ」
「どしたジョーカー」
皆を引き止めてえいと床に何かを叩きつけるジョーカー。それをまた何か変なことしてると半目で見ていたスカル達だったがモナだけはニヤリと笑って彼を褒め始めた。
「ほう、忘れてなかったみてーだなジョーカー。」
「?どゆこと?」
「ありゃ吾輩が仕込んだ潜入道具の1つ、『鎮静アロマ』!あれを撒く事でパレスの警戒度を下げることが出来るのさ!」
「消〇力みんな大好き〜♪」*2
「消臭〇じゃねぇよ、あとファブ〇ーズでもねぇからな」
「ファブ・・・ッッ!?!?!?」
自分が伝授した事もあって足元師匠面でむふーん!と胸を張って説明するモナ。小さい体をふんぞり返している姿は大変可愛らしい。そしてボケるジョーカーに先手で釘を打ち、それに彼がめちゃくちゃ驚いている間にスカルは閃いたと指パッチンを鳴らす。
「へぇ、そりゃすげぇ。んじゃもっと撒こうぜ!そうすりゃ警戒度0で警備もちょー緩くなんじゃね!?よっしゃアロマ撒き大会だ!」
「バカ、そう都合いいわけねーだろ。そもそも何度も使うもんじゃねーんだよ。薬と一緒だ、使えば使うほどパレスが
そう、この鎮静アロマは使うほど下げる警戒度が少なくなっていくのだ。そりゃジョーカーの超魔術で超量産出来る代物で無限に警戒度下げられたら無法もいい所だし。なんてメタな理由ではなく*3パレスが明確に世界を蝕む異物に対して徐々に耐性を持ってしまうのだ。心の免疫機能と言った所か。
なので乱発すればそれだけ効果が無くなっていくし、ここぞという場面以外では使用は控えた方がいい代物なのだ。
そして今、警備の厚めなギャラリーでの戦闘で割と騒ぎになってしまったので使った方がいい踏み切ったのである。リーダー流石の判断だ。
「へー、でもアロマっていう割には煙とかなんも出てないよ?これホントに効果出てる?」
「もしや透明で目に見えない物なのか?」
鎮静アロマの説明を聞いて便利〜と感心していたパンサーとフォックスが投げた物を指さして首を傾げる。それに確かにと投げられた物をもう一回よく見てみるモナ。それは彼が知るものよりも少し大きく、色もどす黒かった。
「いや、目視は出来るはずなんだが・・・ん?なんか黒くないかこれ?」
「あやべ、これノロイボムだ」
ジョーカーがそう呟いた瞬間、ボムが爆発し、ジョーカーを除いたメンバーが呪怨属性50ダメージを負った*4
そしてメンバーから無言で囲まれ、ひたすら蹴られたジョーカーはHPを超過するダメージを負った*5。自業自得である。
そんなお巫山戯を終えた彼らは武見印のナオール錠50mgで回復し、ジョーカーだけは罰として後光の紅茶で体力を全回復させ、一人腹がタプタプになりながらもギャラリーを抜けて先へと進む。
「ふむ、これがイシか。これはまた面妖な・・・禍々しく醜いのに、何故か目を奪われる・・・。」
「スケッチとかいいから早く行くよ!ほら!」
「待ってくれ!もう少し!もう少しでラフが描けるんだ!せめてそれだけは!」
「リード引っ張られてる犬かよ」
「狐ってイヌ科らしいよ」
「マジで!?」
そして今までの斑目パレスには無かった倉庫にてシャドウをサイレントキルした後に2つ目のイシを発見した彼らはそれを回収。その造詣が芸術家としての琴線に触れた事で再び暴走を始めたフォックスを無理矢理引きずって次のステージへと向かった。
「うわっ、なんだここ」
「金ピカ過ぎでしょ!目が痛い・・・!」
「特別歪みが酷いな・・・もはや建物の形を成してない。しかも地図に載ってないと来たもんだ。」
「自力で進むしかない、という事か」
「ああ、そうなるな。焦らず慎重に行くぞ。」
モナの忠告に皆が頷き、進めそうな道を見極めながら進んで行くことにした一行。その際に軽く辺りを見渡したジョーカーはやはり今までとは道が少し変化している事を確認すると先陣を切って些細な要素も見逃さないようにサードアイを凝らしながら進んでいく。
道中、こんな所にもいた警備員(コッパテング)をフォックスとジョーカーのジャックフロストによる弱点特攻ブフで蹂躙し、このフロアを探し尽くしたが先に進めるようなところが無く行き止まりを余儀なくされてしまった。
「うーん、どこから先に進めるんだろ」
「歪みの影響からか風景からの特定も難しいな」
「むむむ、ここに来て思わぬ壁が立ちはだかってきたな。ジョーカー、お前の目ではどうだ?」
「ふむ」
もちろん、彼の目にかかれば隠された道を見つけるなど御茶の子さいさいサイ・サイシーである。赤子の手をひねりトリプルトーループさせ、リンクに椅子をぶん投げスポンサーボードを蹴り破り永久追放されるくらい容易い。
声をかけられたジョーカーが既に見つけていた隠し通路へ手を伸ばそうとしたのと同時に、スカルが何となく通路から顔を出してチラリと真下を見ていた。下をのぞき込むと底が見えないほど高さである事を確認してしまったスカルは若干自分の息子が縮こまるのを感じ、ヒュッと素早く後退すると足をもつれさせてしまい転びかける。
「うぉっとと」
「あ」
そしてたまたまジョーカーが手をかけようとした場所にもたれかかったスカルはあるはずの壁にめり込むように転び、偶然にも隠し通路の存在を明らかにした。なんという強運、流石は本能的な直感と瞬間的な幸運に秀でたスカルだ。自分が指摘する暇もなく道を開いて見せるなんて。彼のこういった所に何度救われたことか、怪盗団の切込隊長は伊達じゃない!
アムロ・〇イのような顔つきになりながら心中でスカルをべた褒めするジョーカーは感涙しパチパチと無言の拍手をして彼の行動を讃えていた。
そんな彼以外はスカルが開いた隠し通路を見て驚愕している。
「もしかしてこれ隠し通路!?うっそ!スカルやるじゃん!」
「芸術的な転びっぷりから活路を開くとは、天佑神助と言ったところか」
「たまたまとはいえ隠された道を見つけるとは・・・くっ!なんか負けた気分だ!!」
「は?え?お、おう・・・?任せとけ?」
まだ状況を把握しきれていないスカルは頭に?を付け困惑しながらも褒め言葉を受け取ってサムズアップをする。その後、彼に手を貸して立たせた後その通路へ入ってみるとまた別の場所へワープした。どうやら空間の歪みが通路にも影響を与えている様だ。これを繰り返して先に進んでいくギミックと言った所か。
ちゃっちゃと攻略してやろうぜ!と先程の偶然によるファインプレーで気分が高まっているスカルがそう意気込みながら先頭をズンズン進んで行くと何やら通路の両サイドにイーゼルに飾られたキャンバスを発見。
なんだなんだと見に行くとそこにはフォックスの原点となった絵画、『サユリ』が描かれていた。
「あ、これサユリじゃん。なんでこんなとこに?」
「しかも2つも・・・いや片方明らかに偽物だけど」
「んぁ?そうか?・・・あー、あれか、色か」
「ああ、サユリの服の色は赤が正しい。比べるまでも無く、左は忌々しい贋作だな。」
意外や意外、スカルがサユリの真贋を見極めどちらが本物か当ててしまった。芸術のげの字も興味のなかった彼がまさか本物を見抜くなんて、ジョーカーはまるで我が子の成長を喜ぶ親のようにジ〜ンと胸の中に暖かい感情が湧き上がってくるのを感じていた。モナリザをロン毛と呼び、ダビデ像を露出魔と呼んでいた彼がここまで・・・ジョーカー嬉しい。
感性が赤ん坊から幼子に成長したスカルに感動している間にフォックスが贋作を見て不機嫌に鼻を鳴らしながら答え合わせをしてくれる。すると本物のサユリが眩く光り始め、光球となって上にあるワープ通路にぶつかると青かった通路の色が黄色に変化した。どうやら今ので通路の移動先が正しいものへ修正された様だ。
「なんだ今の?サユリが光って通路に当たったぞ?」
「色も変わってるし・・・何が起こったんだろ?」
「恐らく本物のサユリを見抜く事で先に進めるシステムだろう。今ので正規ルートが開放されたと考えられるな。」
ジョーカーの言葉におー、なるほどー!と感心するスカルとパンサー。モナとフォックスも辻褄は合うなと納得したようで迷うこと無く通路を進んで行く。
その後も段々と増えていくサユリの数にも動じずにスラスラと真贋を見極めながら攻略していくジョーカー達。途中で余りにも酷い贋作をフォックスがぶん投げたり、スカルがほんの僅かな違いを見抜けずにシャドウと交戦したりとちょっとしたトラブルもあったがこの空間から抜け出すまであと一歩まで進んできた。
しかしそう簡単に攻略が出来ないのがこのパレスの嫌な所。サユリが贋作しかあらずまたしても次に進む為の通路が導き出せないという事態に陥ってしまった。しかし今度はパンサーが斑目の手口を思い出し、贋作の裏の壁に隠された本物のサユリを発見。素晴らしき慧眼にモナはもうメロメロメロウである。
光球となって飛んでいくサユリを追いかけると最初の贋作のあった空間へ戻ってきて下にあった通路が変化しているを確認した。
その先へ向かってみると何やら如何にも何かありそうな扉を発見し、少し開いて先を覗いてみると・・・
「っと!あぶねー!真正面に斑目いるじゃねーか!」
大きく開きかけた扉を戻してバレないように隙間から斑目の姿を確認する一行。一人殺気立ち刀を抜き今にも斬りかかりそうになってるがパンサーが柄の頭を抑えて落ち着かせる。
「おのれ・・・!」
「フォックス、ステイステイ。このまま入ったら流石にバレちゃうよね?」
「ふむ、手間だが他のルート探すか・・・?どうするリーダー」
「よし、素早さを上げて一気にサッと入ってしまおう。」
「リーダー?」
「この流れはまずいっ!」
「遅い!騙しの手品だ!」
へーきへーき、老眼だからバレないって。などと脳筋プレイでゴリ押ししようとするジョーカーを止めようとするモナだったがいつの間にか足元に仕込まれていたワイヤーで体をぐるぐる巻きにされており、逃げることも出来ないように拘束されていた。
「は!いつの間に!?」
「何時もの」
「やっぱこうなるか」
「おいスカル!諦めてねぇで抵抗しろ!」
「やだね」
「なにっ!?」
モナの怒号に内側に巻き込まれた右手の小指で鼻をほじり、これ以上なく反骨精神が削がれた無気力なスカルはどうでも良さげにそう返した。
「だってどうせ抵抗したってやられるもん」
「んなもんやってみなきゃ分からんだろうがー!!」
「分かるよ」
なおも諦めないモナが呼び出したゾロによって無気力顔のままジョーカーに向けて投げ飛ばされるスカル。しかし容易く捕まり全身ワイヤーでグルグル巻にされお米様抱っこで抱えられた。
「ほらね」
「く!役立たずめ!こうなったら吾輩だけでも・・・「このくだり長いからもう行くね」 グワー!」
それでもなお抵抗しようとしたモナだったが展開かグダリ始めているのを察したジョーカーはスクカジャを重ねがけして超スピードでドアを通り抜けた。ジョーカーの予想通り老眼の斑目シャドウは一瞬何かが通ったような気が、といいドアを凝視していたが気のせいかと直ぐに関心を無くしオタカラの前に陣取り直す。
無事、無事?ドアを通り宝物殿へとゴリ押しで忍び込んだジョーカー達はこっそりと影からオタカラの存在を確認する。
「あったぞ!オタカラだ!」
「オタカラ?あれがか?」
ジョーカー達の視線の先にはカモシダパレスでも見た形を得る前のモヤモヤ状態のオタカラが赤外線が張り巡らされた部屋の中心に鎮座していた。それにあんなものがこの世界の核なのかと疑問を抱くフォックス。
「ああ、あれは形を持つ前の状態なんだ。特に意識していないとあんなふうにモヤのような形の無い状態だが、そこに強い刺激を与えてやるとパレスの主にとって最も重要な物へ変化する。」
「その為に『予告状』を出すって訳よ!」
「予告状・・・そういえば例の教師の時もそんなものがあったと言われていた記憶が・・・。」
「盗まれるって強く意識させることでオタカラを実体化させて、それを盗む。するとパレスの核を失った主は歪んだ心がなくなって自責に耐えきれず罪を告白するの。」
「だが効果は1日限り、それ以降は効果が薄まりオタカラが出現しなくなってしまう。つまり一発勝負だ。確実な潜入ルートを決め、逃走経路を確保し無ければならない。」
皆の説明にどこから出したのかパソコンでパワポを表示しながら分かりやすく纏めた図なんかも出してフォックスに見せるジョーカー。今更どこから出したのかなどという疑問も湧かずに分かりやすい説明だけ聞いて理解したフォックス、早くも変人に慣れてきている。まぁこいつも変人だし、通ずるものがあるのだろう。
「ふむ、とくれば後はあのオタカラをどう奪うか、か」
「まず正面からは無理だな。あの数の警備員に赤外線センサー、そして斑目本人。兵量にすり潰されて終わりだ。」
「とりあえず周り見てみよ、なんか使えるのあるかも」
パンサーの提案に同意した彼らは辺りの部屋を散策。その結果、制御室を発見した彼らはそこで電気を落とせる事を知る。しかし非常電源が働いてしまうので落とせるのはものの数秒だ。まぁこの情報は後に重要なピースとなる。それ以上に得られるものは無さそうだったので斑目が寄越した偵察シャドウを張り倒し、次は上へと昇った。
そして辿り着いたのはオタカラの真上、唯一赤外線センサーが貼られていない場所。仕掛け部屋でワイヤーフックを見つけ、その動作レバーも確認したジョーカー達は制御室を含めこれらを利用してオタカラ奪取を計画する。暗闇に乗じてモナをクレーンゲームの様にワイヤーフックで降ろしオタカラを掴んだら即座に上げて窓から逃走という流れだ。
完璧な作戦ッスねぇ〜〜。
はい、というわけであそこにあるオタカラは偽物です。というかオタカラがし実体化した後に偽物に
まぁこの時点でそれに対する対策も無いし、別に偽物って事を伝える必要も無いのでスルー。本物は斑目シャドウの側近が隠し持ってるし、それを奪おうとして館内で戦おうものなら無限湧きクソゲーで物量に押し潰されるのでオススメしない。
という訳で盗み出す段取りは組めたので後はイシを頂くだけ・・・
『誰だ・・・魔石を狙い、我が眠りを妨げし愚か者は・・・』
「ファッ!?!?」
だったのだが、現れた門番がなんと
「野郎〜・・・どけよっ!!イシが取れねぇだ、ろ!」
『無意味』
「あ!?効かなッうお!?」
「スカル!このぉ!!」
まずは特攻隊長のスカルが突っ込み、重鋼管で殴り掛かるが甲高い金属音を響かせたのみでまるで効いていない。怯みもせずにスカルを吹き飛ばすと、今度はパンサーの炎が襲いかかる。
『無駄』
「は、弾かれちゃった・・・」
しかしそれすらも軽く打ち消し、念動波でパンサーを攻撃する。それをゴエモンがキセルで受け止め、ブフで反撃。
「凍てつかせる!」
『無謀』
「なんと!?」
一瞬表面上は凍ったが、直ぐに割って中から出てきた祖神は烈風波で2人纏めて吹っ飛ばした。
『そして無様なり』
「こんにゃろ、調子付きやがって!ゾロ!」
「スザク!フレイ!」
『ほぅ・・・多少はやるようだ』
2-3段階は上の敵に苦戦、というかジョーカー以外の攻撃が尽く弾かれマトモに通らない。モナのガルが弱点として多少はダメージを与えるくらいで他はほぼダメージ無しだ。しかもコイツは物理が無効という厄介な特性を持つ為、想像以上の苦戦を強いられる。
「吾輩の攻撃にも動じていない・・・!クソ、かなりの強敵だぜ!」
「モナ、3人を集めた。回復してやってくれ。その間、俺が奴を食い止める。」
「分かった!頼むぜリーダー!」
これは手を抜いてる場合では無いなと判断したジョーカーは先の攻撃でダウン1歩手前までいっていた3人を後ろに退け、モナに回復してもらう間に祖神を倒そうと試みるが・・・
『悪手だぞ、愚者よ』
「!まさか!避けろみんな!」
「え?」「は?」「む」「しまっ」
『
「状態異常か・・・!」
その瞬間、周囲を洗脳波が駆け巡った。咄嗟にメンバー達を守ろうとするも間に合わずサイケデリックな模様が流れ、妖しい光がジョーカー達を包み込む。当然、精神汚染への耐性を持つジョーカーは難なく耐えきったが、他のメンバーはそうもいかなかった。
『さぁ、我が下僕となりし傀儡よ。神の眠りを妨げる者に死の制裁を贈るがいい!』
『『『『仰せのままに・・・我が神よ・・・』』』』
「・・・やってくれたな」
頭の上にアンテナのようなマークを浮かせ、目が虚ろになっているスカル達。祖神の洗脳スキル『ブレインジャック』により操られてしまった彼らは祖神を守るように立ちはだかり、各々の武器をジョーカーに向ける。
それを見て過去の周回中に彼らと敵対することになってしまった出来事を思い出し、完全に地雷スイッチを踏み抜かれたジョーカーはゆっくりと髪をかきあげ、ひとつ深呼吸をしてから祖神を鋭い眼光で睨みつける。
「全く・・・神を名乗るのに碌な奴がいないな、この世界は」
『やれ』
「「「「イィーーッ!!」」」」
「ショッカーかよ」
割とシリアスな空気の中発せられた声に思わずツッコミながら彼らを迎え撃つ。と言っても怪我を負わせる訳にはいかないので出来る限り最低限のダメージで鎮圧する為にそれぞれの弱点属性のアイテムを取り出す。
「出来る限りダメージは少なく、最低限に。かつスムーズに。」
『あ"ぁ"!!』
そして接敵、やはり最初に攻撃してきたのはスカル。彼が単調に振り下ろしてきた重鋼管を左足を軸に体を横に向けてギリギリで躱すとそのままカウンターで空気砲を胸に当てダウン。
「ごめん」
続いて背後から忍んで斬りかかってきたフォックスの斬撃を右手のミセリコルデで受け流し、飛びかかってきていたモナのサーベルを左手にいつの間にか取り出していた怪盗紳士ステッキで受け止める。
「ほいさっ」
『にゃ!?』
巧みにステッキを回し、力の流れを乱して宙にいるモナの動きを操ると腕を絡め取ろうとしたパンサーの鞭の餌食にしてグルグル巻きにされた所にスタンガンを押し当て、ダウンさせた。
「次」
残り2人。当然、祖神も攻撃してくるので飛んでくるサイオや烈風波をアルセーヌに防がせながらパンサーに接近する。彼女の武器は鞭、中距離にて真価を発揮するそれは洗脳状態とも相まって近距離では使い物にならない。まずは彼女をダウンさせる。
「まぁ反応するよね」
とくれば、フォックスがそれを阻もうとするのも読める。ゴエモンが放ったブフを跳んで避け、ステッキを投擲。グルグルと回りながら迫るステッキをフォックスが何も考えずに刀で弾くと、そこに貼り付けられていた火炎ビンが爆発、逢えなくダウン。
「最後」
そして跳んだ事で無防備となったジョーカーにカルメンの火球が迫る。身動きが取れずに直撃するかと思われたが、自分にノロイボムを押し付け、爆発した衝撃で後ろへと下がる事で避けて見せた。
自爆回避というイカれた回避方法だったがアルセーヌの耐性でダメージを負わずに衝撃だけは利用するというテクニカルな技術を見せたジョーカーはいつの間にか伸びていたワイヤーを力強く大きく腕を回して横薙ぎに動かす。
蛇のように波打つワイヤーの先には先程フォックスに投げ、火炎ビンを爆破させたステッキが巻きついており重り代わりになって遠心力を増していた。
標的は勿論パンサー。これで殴打、もしくは拘束する気かと認識したパンサーは避けようと今度は自身が跳んだが・・・
「残念、ブラフだ」
『!?』
ぶん回そうとしていたワイヤーを突如として巻き取り、逆の手でR.I.ピストルを構え狙いを定める。狙いはパンサー・・・ではなく、ノロイボムで自爆した際にさりげなく上に投げていた物体。それが丁度、時間差でパンサーの前に落ちてくる。
それに気がついた時にはもう遅い。
パンサーがそれ、凍結スプレーを弾き飛ばそうとする前にR.I.ピストルの弾丸がスプレーを撃ち抜き、彼女に氷結ダメージを与え見事にダウンさせてしまった。
アイテムによる最低限のダメージでの鎮圧、無事成功。ダウンしているメンバーを素早く一箇所に集めると祖神からの攻撃を防いでくれていたアルセーヌと合流する。残るは目の前の死に損ないのみ。
『ふん、どうやら貴様は他の者よりやるようだ。仕方がない、我が直々に・・・』
極限まで手を抜いていたとはいえ仲間に手をかけさせられた事に切れているジョーカーは静かにアルセーヌに命じる。
「『コンセントレイト』」
精神統一により、魔術の威力が倍増する。青白い光を背に受け、真っ黒な影に包まれた顔には恐ろしい燃えるような眼が浮かんでいる。その圧倒的で神々しくも感じる威圧感に祖神は彼の姿が何倍にも大きく感じ、思わす怯んでしまった。
『なっ・・・』
このレベルの段階で彼らの前に現れた祖神は確かに強敵だった。しかし、余りにも相手が悪すぎた。今、目の前にいる男は何度も何度も神と戦い、そして何度も倒してきた文字通り・・・
「随分と偉そうに吠えているが・・・取り敢えずこう言っておいてやる」
「『貴様程度が神を名乗るなど笑わせるな』」
正真正銘の神殺しなのだから。
決着は、余りにも静かについた。
極力破壊音が出ないようにエイガオンを圧縮し高密度の球体を作り、その内部で祖神は悲鳴も挙げられずに金色の粒子と共に消し飛んだ。
祖神を倒したジョーカーはスカル達にメディアをかけ回復し、さっさとイシを取って騒ぎに気づいた警備員が駆けつける前にその場を後にする。4人がジョーカー1人に担がれた状態で戻ってきた事で驚愕し慌ただしく心配する志帆。
全員雛鳥のように志帆があーんしてくれるご飯やスポドリをモグモグ食べて元気満タン。すっかり回復した彼らは作戦を改めてみっちりと練り予告状を突きつける為にパレスを後にする。
「にしても最後の最後にあんなやべぇのに会うなんてな・・・」
「マジでそれ、オマケに洗脳までされちゃって。ほんとごめんねリーダー。」
「そ、そんな事があったの!?」
「ああ、情けない限りだ。しかしあの大立ち回りは見事だった。何かの題材に使えるかもしれない。」
「ジョーカーがいなきゃどうなってたか・・・想像もしたくねぇぜ」
「もっと褒めて」
「よっ!天才怪盗!」
「素行の温度差エジプトからシベリア並み!グッピーが死ぬ!」
「残念イケメン!黙れば牡丹喋るとあんぽんたん!」
「新築ボロアパート!防音エアコン完備!ただし事故物件!」
「え、えっと、ジョーカーかっこいいー!!」
「その立ち姿富士の如く!その動き荒々しい波の如く!その振る舞い心動かす絵画の如く!つまり富嶽三十六景神奈川沖浪裏!!」
「言いたいだけだろそれ」
「それほどでも」
「いいのかそれで!?」
褒め言葉とも言えないガヤに照れ照れと後頭部をかくジョーカー。モナのツッコミを聞きながら現実へと戻り、決行日に向けて準備を進めに行くのであった。
ついでに帰りに武見先生のお手伝いをしてコープを稼いできた。そろそろタイツが貰えるかもしれない。
周回ジョーカーがジョーカー以外が周回してる世界線に飛ぶお話とかおもろしそう。なお、ジョーカー以外が周回してる方ではジョーカーは絶対に死ぬ運命にあるとする。
生まれつきか事故の影響か下半身不随になってしまったウマ娘の少女がナンパかなんかに絡まれてる時にたまたま通りがかった転生者の主人公が謎の鉄球によりナンパを退け、その奇妙な回転に興味を示した少女が鉄球に触れると肉体が反射で動いて驚愕し僅かに見えた希望の光を逃すまいと主人公にしがみつき、必死の懇願に折れた主人公が名前を聞くと聞き覚えしかない名を名乗って鉄球による運命かと考えながら主人公は己の技術『回転』を伝授する二次創作は無いですか?
あるわけねぇだろ・・・!甘えるな・・・!愚考・・・圧倒的愚考・・・!後に、猛省・・・!!カイジ、怒りのフェスブチアゲ・・・!!伝説のライブ、ここに開催・・・!!
というかもうこの作品行き当たりばったり過ぎて展開がハチャメチャになってる気がする、助けてえーりん。