くっくっくっ、どうも皆さんお久しぶりです。メメントスにシャドウが生み出せそうなくらい現実に嫌気がさしてる私です。労働はクソ(ビックバンバーガー店員並感)
ヒロアカ完結!おめでとう、そしてありがとう!でも私単行本派なので最終回まだ見れてない!ジャンプは買ったけどね!12月頃までおあずけだ!!なのでネタバレしないでほんとマジでやめてよして触らないでビビデバビデブーチョコになっちゃえー!
ネタバレした人には痔になる呪いをかけます、私、本気です(殺意の波動)
という訳で今回もフロート、ドリル、トルネード、スピニングダンス(ケッチャコ…)
『才能が枯渇した虚飾の大罪人 斑目一流斎殿。権威を笠に門下生から着想を盗み、盗作すら厭わぬ、芸術家。我々は全ての罪を、お前の口から告白させることにした。その歪んだ欲望を、頂戴する。
「これでいいんだな?」
個展開催中に周辺の至る所にビッシリと貼られた予告状はしっかりと斑目本人まで届き、防犯カメラにも下手人が映っていない事に憤慨するのを目視で確認した祐介は遠目で様子を伺っていた蓮達の下へ合流し、そう聞いた。それに蓮達はグッと親指を立て笑う。
「うん、バッチリ!竜司のより文章もかっこよくなってたし!」
「俺のでもイカしてたっつーの!な!蓮!」
「イェア」*1
「また赤べこになってる・・・」
「あの感じ、鴨志田の時も感じたやつだな。これでオタカラは実体化してる筈だ。」
鴨志田に予告状を見せた時と同じ様に、警戒心が極限まで高まったパレスの王の顔が一瞬現実に顔を出し、焦りながらも王として気丈に振る舞おうとするのを見ていた彼らはオタカラの出現を確信していた。
「うし、後はそれをぶん盗ってやればいいだけだな!待ってやがれ、今までの悪行全部吐かせてやる!」
「SNSでもう話題になってるよ、怪チャンの方も凄い盛り上がり。」
「ついでに三島もな」
そう言って志帆と蓮がそれぞれのスマホの画面を見せると片や大盛り上がりの怪チャン、片や興奮からオタク君早口になってる三島からの爆速連続メッセージ。
今も高速で送られてくる「頑張れよ!」やら「正義の怪盗団の力を見せてやれ!」やらの応援のメッセージを見て引き気味に苦笑いしつつも、その声は確かに彼らにとって喜ばしいものであり気合いを入れさせるのに十分なものだった。
「よーしそれじゃあ!」
「あぁ、怪盗団としての初の大物退治だ。気合入れて行くぞ!」
異世界ナビでパレスに入り、志帆の用意してくれた弁当を食ってエネルギーを補給すれば準備万端勇気100倍。
怪盗服を翻し、赤く警戒色を灯すパレスを見上げお決まりの一言。
「ショータイムだ!」
オタカラ奪取暗黒クレーン作戦(竜司命名)、開始である!
事前に確保していた潜入ルートで忍び込み、監視の目を掻い潜ってメインホールまで来たジョーカー達。早速各々の配置に付き、第一関門の制御室の制圧へ来たスカルとパンサーは物陰から中にいる監視シャドウを覗き込む。
「んじゃ、手筈通り行くぞパンサー」
「分かった・・・けどホントに大丈夫なの?スカル1人でシャドウを引きつけるなんて・・・やっぱり2人で倒した方が」
「ばーか、それじゃ時間が足りねぇって結論出ただろ。任せろって、余裕でぶっちぎってやるからよ!」
直前になりたった1人で警備員シャドウの相手をしなければならないスカルを心配になってしまうパンサーだったが、スカルはそれを笑い飛ばし自分の足を叩いて自信満々のサムズアップを見せる。彼の足は万全では無い、怪我やブランクの影響もあり全盛期には程遠いがそれでも追っ手を振り切るには十分という自信があった。
事前にジョーカーからスクカジャを掛けてもらった事といざと言う時に使う煙幕とカエレールも持っているのもその一因だが、やはり自身の足に対する信頼が一番大きい。シャドウ程度に追い付かれる筈がないと彼は言い切って見せた。ならばそれを信じないのは嘘だろう。
「ん・・・分かった。なら信じるよ、囮役任せた!」
「おっしゃ任された!」
パンサー自身も覚悟を決め、警備員シャドウに見つからないように物陰に隠れてから制御室内にいるヤツらへ侵入者がいると声をかけて誘き出す。
「お〜い!警備員さんよぉ〜!ここに賊がいるぜぇ〜!捕まえられるもんなら捕まえてみな〜!」
「なんだとっ!?貴様どこから!」
「はいよーいどんッ!!」
「なっ!待て!!」
「元陸上部エースの走り、とくと見やがれ!」
「クソっ!逃がすかっ!応援要請!大至急人員を送れ!賊に逃げられるぞ・・・!・・・!」
「ちゃんと逃げ切ってよ、スカル・・・よし、私は私の仕事をしなくちゃ!」
バフの力もあってギュンッと凄まじい速さで走り抜けていくスカルを応援を呼びながら追いかける警備員シャドウ。その背が完全に見えなくなったのを確認するとパンサーは制御室に侵入し、制御パネルの前に行き、オタカラの真上に待機しているフォックスに合図を送った。
「よし、パンサーは無事持ち場についたようだ。準備はいいな?モナ」
「おう!バッチリだ!」
「ジョーカーも大丈夫か?」
「ああ、何時でも」
「では合わせるぞ、予定通りカウントダウン終了と同時に作戦開始だ」
それを確認したフォックスはフックに括り付けられ楽しげなモナとワイヤーフック担当のジョーカーに降下準備の合図を伝え、パンサーに手でカウントダウンを見せ、角度的に見えないジョーカーには声で伝えてタイミングを合わせる。
「5、4、3、2、1・・・開始っ!」
「えいっ!」
「全速前進DA☆!」
ガコンッ!
カラカラカラッ
パンサーはフォックスの0になった手を見て、ジョーカーは開始の声で同時に装置を動かした。切られた電源により束の間の闇に包まれる宝物殿。困惑する斑目達が騒ぎ始めるのを見ながらモナは静かに降下し、気付かれる事無くオタカラへと接近していく。
「む!?なんだ停電か!?」
「原因不明!ですが直ぐに非常電源に切り替わります!」
「ちぃ!明かりが戻り次第制御室に人員を向かわせろ!賊が侵入しているかもしれんからな!」
「しょ、承知しました!」
(ふふん、馬鹿め!既にオタカラは吾輩達の手の中だ!)
慌ただしく闇の中を動き回る音を聞きながらモナはオタカラを掴み取ると、即座にワイヤーフックが巻取られていきシャドウ達に一切気付かれる事無くこの世界の核である布のかけられたオタカラを華麗(?)に盗み取った。
「非常電源、作動します!」
「っ・・・ま、斑目館長!さ、作品が!」
「くっ・・・やってくれたな賊共・・・ッ!!」
そしてようやく宝物殿の光が戻る頃には赤外線により守られていたオタカラは忽然と姿を消し、何も乗せていないイーゼルだけが虚しく設置されているだけであった。
「だがこれこそ袋の鼠というもの!直ちに全ての扉を閉めろ!追い詰めてくれるわ!」
だがこれを好機と捉えた斑目。警備員達へそう通達し、怪盗団を閉じ込め逃げられなくする事でじわじわとなぶり殺しにするつもりだったが、残念ながらジョーカー達は既に外へ出る為の脱出経路を確保している。
警備員から逃げ切ったスカルと暗闇の中設置しておいた糸を頼りにして来たパンサーが合流するとフックからオタカラを持ったモナを回収し、まだ宝物殿の中にいると思っている奴らを出し抜き窓から外へ出ていたジョーカー達。
「ニャッハッハッハッ!作戦大成功だぜ!奴ら今頃吾輩達を閉じ込めたと思ってんだろうな!」
「こっちはとっくに脱出済みだっつーの!ざまぁみろ!してやったりだぜ!」
走りながら顔を合わせてうぇ〜い☆と拳を合わせて喜び合うスカルとモナ。普段はあまり見せない距離感の2人にこういう時は仲がいいんだよねと横目で見ているパンサーだが、彼女も彼女で嬉しそうに微笑んでいる。
「それにしてもこれがオタカラか。あのモヤがこんなハッキリと形を持つとはな。そしてこれを外へ盗み出せば・・・。」
「斑目は歪んだ心の核を失って真人間になるってわけ。」
「そしてなだれ込んでくる罪悪感に耐え切れなくなり、自ら罪を告白する筈だ。」
「そうか・・・奴をこの手で切れないのは残念だが、奴の大罪が世間に晒されるのであればそれでいいだろう。今までの門下生達も報われる筈だ・・・。」
そう呟くフォックス。夢を奪われ斑目の下を去った門下生達、盗作に耐え切れず自殺してしまった名も知らぬ先輩達。そんな彼らに巨悪に天罰が下る瞬間を届けられれば、彼らの心に纏わりついた真っ黒な悪意も少しは落とせるだろうと。
しんみりしながら庭園まで戻ってきた彼らは取り敢えず危機は脱したと少しだけ肩の力を抜いたがまだまだここは敵地。直ぐに逃走に戻ろうとするがここでモナの発作が抑えきれなくなり、その場でオタカラを確認しようとかけられていた布を取り外した。
「う、うぅ、にゃにゃにゃ・・・!」
「げ、このタイミングでモナが妙なテンションに・・・」
「ニャッホ〜!もう我慢できん!オタカラ拝ませてもらうぞ!」
「ちょ、モナ!そんなことしてる時間は・・・って、あれ!?」
「ん?どした・・・あぁ!?んだこりゃ!?」
「なんと・・・!?」
「にゃ?どうしたお前・・・ら・・・にゃんとぉッ!?」
しかしそこにあったのは額縁に入れられた『へのへのもへじ』。とてもでは無いがこんなものがオタカラとは思えない。前回言っていた通り、すり替えられた偽物を掴ませれたのだ。このことを知っていたジョーカーは絵の正体を見た瞬間に全員をアルセーヌで掴み、その場から退避する。
その瞬間に偽物の周りに二重三重の電撃トラップが貼られ、あのまま離れなければ捕らわれていたのに気がつくと同時に自分達が嵌められた事を把握した彼らは直ぐに体勢を立て直し、各々の武器を持って戦闘態勢に移る。
「小賢しいネズミ共め・・・儂の宝を盗み出そうなど100年早いわ!」
謎の後光と共にジョーカー達の背後から現れたバカ殿(パチモン)。無駄に光ってるのが腹が立つ。偉大なものとはなんとやらだが、コイツの場合光の質すら低く見えるほど低俗に感じるのは気の所為だろうか。
「出やがったな白顔爺!」
「小賢しいのはどっちだ!わざわざ贋作まで用意しやがって!いや、そもそも贋作作りが趣味だったな!悪い悪い!」
「モナ、ナイス皮肉!」
「こりゃ一本取られた」
「お、のれ・・・ッ!コソ泥風情が舐めおって・・・!ふん、まぁ良い。儂は天下の斑目一流斎、矮小な小童の戯言などで荒ぶるなど馬鹿らしいからな。」
折角のオタカラ拝見をおじゃんにされたモナによるキレッキレの口撃により額に青筋をピクピクと痙攣させるほどぶちギレ状態になる斑目だったが、意外にも一息つくと落ち着きを取り戻し逆に下等な一庶民の戯言と受け流し始める。
怒りで我を失ってポカをやらかす程抜けてはいないようだ、仮にも上流業界を渡り歩いて来た男という訳か。
「そも、日本画の世界では贋作は肯定されているのだよ。情弱な貴様らでは理解出来ないであろうがな。」
「ッ・・・!なぜ変わってしまった!有名になったからか!?育ての親に罪を問わねばならない俺の痛みが分かるか!!」
昔の柔らかな笑みを浮かべる師の思い出が金に目が眩んだ欲望の権化と化してしまった事に悲痛な表情で問い詰めるフォックスに奴は鼻を鳴らしながら答える。
「祐介・・・思い返せば、お前を預かったのはお前の母を世話した縁だったな。あの女は夫が死んだ後も絵画への情熱は失わなかった・・・その技術と才覚には目を見張るものがあった。だから世話をしてやることにした。」
遠い昔を思い返すようにやけに優しげな声で語る斑目。しかし次の瞬間には豹変し愉悦に表情を歪めてフォックスに向けて叫んだ。
「故に!!お前の母も、生み出した作品も、全てこの私の『作品』だ!この偉大なる巨匠、斑目一流斎のな!!」
「・・・・・・のヤロォ・・・ッ!!」
「クズすぎる・・・!」
「貴様は、どこまで・・・!!」
その余りにもあんまりなゲスっぷりに鴨志田以来の怒りを沸き上がらせるスカル達に、最早怒りが天元突破しそうなフォックスが目尻を限界まで釣り上げて目の前の邪悪を睨みつける。
今にも刀を抜いて斬り掛かろうとしているが、それをしないのは彼が奴の後ろにいる警備の持っている物に何か強い親近感のようなものを感じているから。
そんな彼らを見下しながら斑目は鼻を鳴らして警備へと指示を出す。
「万事休すの袋の鼠。このまま八つ裂きにしてやっていいが、冥土の土産に見せてやろう。
「
強調されたその言葉にフォックス達が硬直している間に警備が前に出て、その手に持つ絵画を掲げて彼らに見せつける。斑目曰く、本物のサユリと言うものを。
そしてその絵を見た瞬間、フォックスは本能的に作者を理解した。まるで欠けていたピースがピッタリとハマったかのような、この絵に感じていた魅力の正体がようやっと解明したとフォックスは感じ取った。
「
「ハッ!?」
「えっ!?ま、まさか・・・!?」
「おいおいおい、コイツ・・・!!」
フォックスの呟いた一言にすべてを察したスカル達はブワッと冷や汗と鳥肌を立たせ、人の所業とは思えない鬼畜外道の方へ振り返る。その視線を受けた張本人はようやくネタばらしが出来たと言うように満足気な顔で髭を弄っていた。
「その通り、それはお前の母親が描いた自画像だ。死期を悟った女が、遺していく我が子への想いを描いたもの・・・それこそが『サユリ』のたたえる表情の神秘の正体なのだ!」
「そんな・・・そんな大事なモン盗みやがったのかッ!!」
「一目見て思ったよ、手を加えて私の名で出せばこいつは大いに
「・・・絵の中の赤ん坊を、なぜ塗り潰した」
「『演出』だよ。赤子を塗り潰せば女の表情の理由が謎になる、そこに俗人は惹き付けられるのだ!寄生虫じみた評論家共も揃って物知り顔で書きおったわい!!」
凡そ人の心が欠落している所業を儲け話として得意げに話し大口開けて下品に笑う斑目に心底軽蔑と怒りを覚えるジョーカー達。各々が持つ武器を握る手に力が籠っているのが分かる。特にジョーカーは何度聞いても怒りが抑えられないようで内心ブチ切れ状態でトリガーに指がかかり直ぐに撃てるように眉間に標準を合わせていた、怖い。
「終わってるわね・・・芸術家としても、人としても。」
「本物のオタカラはそっちでも本人の実力はさっきの落書きレベルって訳だ。そう考えりゃ金ピカ金塗れ金メッキのこのパレスも贋作者にゃお似合いの滑稽な装いだぜ。」
「羅生門のババア以下」
「飽くまで楯突くか・・・本当に腹の立つガキ共だ。ならば作品となった祐介は私の未来のために刈り取らせて貰うぞ。今までと同じようにな。」
怒髪天を突くジョーカー達に向けてそう言い、自身の力を解放しようとする斑目だったがフォックスが震える声で疑問を口にした事で一時中断される。
「作品は一つの例外も無く潰したというわけか・・・それは、
確信の中で、それでも微かな、信じたいという思いが彼の声に震えを持たせた。
しかし答えは、残酷なものだった。
「
「お前は、もう、いい、喋るな。」
「地獄の閻魔にも任せられん、そのドス汚れた舌ごと切り刻んでやる。」
狐面の奥から斑目を鬼神のように鋭い視線で睨むフォックス。
彼から溢れ出る憤怒が阿修羅の如し威圧感を撒き散らし、周囲の空間を歪ませる。最早語ることも無い、赦しも、説得も、何一つ。
ただ一刀、斬らねばならぬと。怒りは胸に沈めず、足へと込めて彼奴を討つ為の礎とする。母の為にも、必ず。
そうして刀の切っ先と怪盗団全員からの敵意を向けられた斑目は怒りに満ちた彼らを少しの間呆然と見るとガクンと項垂れてフルフルと震え始める。
「・・・・・・どこまでも、どこまでも救えん奴らだ。儂を誰だと思っておる?斑目だぞ?世紀の巨匠、日本画家の頂点に立つ男だぞ・・・何者にも見下されぬ男だぞ・・・ッ!!」
震える斑目に異変が起こり始めた。ドロリと肉体が墨を垂らした水面のように大きく揺らめき、歪み始め人の形から大きく乖離していく。
やがて足元に真っ黒な水溜りが出来るほどに溶け落ちるとその中から、元の姿とは全く異なる姿をした怪異と化した斑目が現れた。
肉体は完全に消失し、その姿を額縁へと収めそれぞれ右目、左目、鼻、口の4パーツへと別れその場で浮遊し始める。皮肉にも己自身が絵画と成り果て、人の姿すら捨てた怪物。それが・・・・・・
「言ったはずだ!!芸術など所詮は思い込み!!騙した者が優秀で!騙された者が馬鹿なのだ!!儂はその中で誰よりも優秀で!誇り高く!!天下に轟く画聖!!そうだ・・・儂が、ワシこそが・・・』
『ワシこそが至高!美術界の神なのだァァァァァッッ!!』
「それが貴様の本性か、斑目・・・!」
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虚飾の怪異が全てを塗り潰し、ドス黒い悪意を持って顕現した。
ペルソナ5のボス全員人の心無さすぎ問題。改めてプレイしながら見てるとマジで胸糞過ぎてあれ?思ったよりやばいなコイツら!?となります。殺されても文句言えないレベル。よく祐介は斬り殺さなかったよ、この作品だと殺りかけてたけど。
次回は早めに出せたら、いいなぁ・・・