例の如く本編とは関係ない話なので気楽にお楽しみくだちぃ。地の文も少ないよ!
ウマ娘のガチャは闇深いのでみんな気をつけよう()
これは、とある日のお話。
蓮がいつもの治験で武見のもとへ訪れた際、ある謎のお薬を貰った。何やら試験段階の薬らしくどういう効果が現れるか分からないのだそう。普通ならそんなもん渡すなと言うところだがこの男は頭のネジか5本くらいぶっ飛んでるイカレポンチなのでそれを了承。帰宅すると直ぐに薬飲んでいた。
しかしいつもなら飲んで数分すると何かしら起こるのだが今回はこれと言った効果は現れず蓮は不思議そうにしながらもそのまま眠りについた。
そして翌朝・・・
「おはよう、モルガナ」
「ふにゃぁ〜・・・おう、おはよ・・・う・・・」
蓮が挨拶すると眠い目をこすりながら返事をするモルガナ。だが最後の方に行くにつれ段々と途切れていき最終的に蓮を見て固まってしまった。
どうしたんだろうと思いながら下に降りて朝食を食べていると総治郎がやってきた。
「おはようございます」
「おう、おはようさ・・・ん・・・」
しかしどういう訳か総治郎も挨拶をした途端急に動かなくなってしまった。指を指してカタカタと震わせてはいるが口をあんぐりと開けフリーズしてしまい蓮が目の前で手を振ってもまるで反応が無い。
どうしたものかと考えているうちに登校時間となってしまい朝コーヒーを飲めなかった事に多少の不満を持ちながらもフリーズした総治郎をカウンターに置いてモルガナをカバンに突っ込んで店を出た。
「?」
それにしても今朝はよく視線がこちらに集まる。何故か分からないが道行く人々が有り得ないものを見る目でジッと凝視してくるのだ。まぁ別に構わないのだがこうも視線が集中すると少しむず痒い。それに何だか強い違和感を覚える。何なんだこの感じは。
ササッと移動して電車に乗り込むと本を読んで視線を遮り自分の世界に集中した。それでもそれ越しに感じる視線は強くなるばかりで、しかしその原因がわからずただただ困惑しながら電車に揺られる事となった。
気疲れしながらも何とか蒼山一丁目に着いた蓮はそこで杏と竜司と会った。見つけた瞬間に疲れが消えパッと明るくなった蓮は2人に近づきいつも通り挨拶をした。
「2人共、おはよう」
「あ!蓮!おは・・・よ・・・う・・・」
「おう、お・・・は・・・よう」
「?どうした2人共?」
だがやはり、今朝のモルガナや総治郎と同じように固まってしまう2人。やはりか、と思いながら自分の格好を確認する。制服は汚れ一つないし髪もセットしてある。だのに何故こんなにも奇っ怪な目を向けられるんだ?と首を傾げる。
すると一足先に再起動した竜司が指した指を震わしながら蓮に質問をした。
「・・・・・・なぁ、聞いてもいいか?」
「?なんだ?」
「いやなんだじゃねぇだろ、なんで・・・なんで・・・!!
なんで蓮が5人もいるんだよぉぉぉぉッッッ!?!?!?」
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短編:五等分の怪盗
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「「「「「え?あ、ホントだ」」」」」
「遅っ!?気づくの遅っ!?そしてリアクション軽っ!?」
竜司の絶叫でようやく蓮は違和感の正体に気がついた。何と驚くことに自分が5人いるのだ。何故か分からないが全然気が付かなかった。どうりで歯を洗う時もトイレに行く時も順番待ちして、朝洗う食器も数が多いと思った。
「なるほど」
「だから」
「朝から」
「視線が」
「集まってたのか」
「ちょちょちょ、バラバラに喋らないで意味わかんなくなるから」
「脳がバグるぜこれ・・・おいモルガナ!どうなってんだよこれ!?」
そう言って竜司が蓮のカバンからモルガナを引っ張り出すが当の本人は未だフリーズしたままでありマナーモードのように静まっている。どうやら朝のキャパオーバーがまだ残っているらしい。
「クソ、モルガナはダメか!」
「朝からこんな調子なんだ」
「だろうな!分かるよ流石に!」
「5人で同じ動きするのやめて気持ち悪くなる・・・」
先程から全く同時に動く蓮’sを見て軽く吐き気がしてきた杏。無理もない、朝から意味不明な物を見せつけられ寸分の狂いもなく揃って動く同一人物を見続けるとかそら吐きたくもなる。
「なぜ増えたんだろう」
「いやもう増えたって単語がおかしいけど・・・なんか心当たりねぇのかよ」
流石怪盗団の中で抜群の対応力のある男、早くも順応して来た竜司が蓮にそう聞いた。
「ふむ、心当たりといえば昨日武見さんの薬を飲んだ事くらいかな」
「いやどう考えても原因それだろ」
「あとは薬飲んだ後に勉強して筋トレして読書して観葉植物に栄養剤あげてコーヒー作って全員分の潜入道具作って風呂に入っただけだぞ?」
「細けーな!てか割とハードだなお前!」
「「「「「リーダーなので」」」」」
「だから揃えんのやめて!」
\キーンコーンカーンコーン/
蓮達の耳に入ってくる鐘の音。どうやら時間を使いすぎたらしい。周りを見ると他の生徒の姿は無い。まずい、このままでは遅刻してしまう。そう考えた蓮(×5)は学校へ向き直って校門を通ろうとした。
「おっとまずい、予鈴が鳴っている。2人共!急ごう!」
「え!?は!?行くの!?これで!?」
「やめろやめろやめろ!やべぇってこれは!阿鼻叫喚祭りだって!」
「考え直して蓮!」
学校に入ろうとする蓮×5を必死に止める2人。
「こんなところで皆勤賞を逃す訳にはいかない!」
「それより重大な事が現在進行形で起こってんだろ!?」
「そうだよ!ここは一旦帰って・・・ってなんで脱いでんのぉぉ!?」
蓮ズの制服を引っ張っていた杏が説得しながら顔を上げると何故か1人だけ上の制服を脱いで上裸になっていた。
「すまない、俺の内なる魔性が疼いてしまった」
「やかましいわ!いいから着て!早く!」
「友が俺を呼んでいる!」
「ヤ、ヤメロォォォッーー!」
行った
そんなこんなで教室。自分の席に座る蓮、その右隣に立つ蓮、その左隣に立つ蓮、何故か黒板近くに立っている蓮、窓を開けて胸元のボタンを外し始める魔性の蓮。控えめに言ってカオスだった。
とても正気ではない光景に皆現実逃避を始め、中には遺書を書き始める者もいた。
「ええと・・・とりあえず私の目の前に悪夢としか考えられない光景が広がっているんだけど・・・夢?夢よね?夢に決まってるわ。疲れてるのよ私」
「夢ならば」
「どれほど」
「良かった」
「でしょう」
「ウェッ」
「ヒユッ」
わざわざ5人に分けて歌った蓮'sにストレスが限界突破グレンラガンした川上は白目を向いて倒れた。
「あぁ!川上先生が気絶した!?」
「衛生兵!衛生兵ーッ!!」
「川上先生!生きるのを諦めないで!」
「もうダメだ・・・お終いだァ・・・勝てるわけが無いよ☆」
「ハルトォォォォォォォ!!!!」
「イケメンが増えるのならば私は一向に構わんッッ!!」
「オイオイオイ、やるわアイツ」
「けどよぉ、相手は雨宮だぜ?」
「問題ないッッ!!15mまでなら!!(意味不明)」
「ふーん、エッチじゃん(精神崩壊)」
「地獄かな?」
「はっ!待て!加藤の奴は・・・!?」
クラスの誰かがそう言って蓮'sの後ろの席にいるこの事件において恐らくは最もダメージが大きい男子生徒、加藤(仮称)の方に向くと・・・・・・
何故かサンドバッグに詰められ死んだ目をした見るも無惨な加藤(仮称)の姿があった・・・!!
「か、加藤ォォォオオォオォォッッ!!」
「サンドバックどっから持ってきたんだよ」
「生えてたんでしょ(適当)」
杏達が思っていた通り阿鼻叫喚に包まれる教室内。ひたすらにカオスな空間が広がっていた。
「みんな元気だなぁ」
そんな光景を見て呑気にそう口にする蓮を後ろに杏は白目を向いて自分の世界へと飛び立っていた。
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キング・クリムゾンッッ!!
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「はぁ・・・それで、武見先生の薬を飲んだら何故か分裂して挙句の果てにそのまま登校して来たと・・・」
真が頭に手をやりながら後ろを向くと部屋の中でそれぞれ別の筋トレに励む蓮達の姿が。あまりにもあんまりな光景に真はそっと目を逸らした。
「だから杏が燃え尽きてるのか」
「モナもフリーズしてるぞー、面白いな」
「大丈夫?杏ちゃん、飲み物持ってこようか?」
ぐったりとしている杏を観察している変態とまだフリーズしているモナをつつく双葉、そして杏の前であせあせとしている春。いつもより少し騒がしい怪盗団メンバーを見ながら竜司は大きくため息を吐いた。
「センセーによると副作用は2日も経てば治まるらしいけど・・・問題はそこじゃねぇんだよなぁ」
視線の先でお互いの筋肉を確認し合っている同一人物どもを見てそう呟く。
「私、明日もあの状況とか嫌・・・」
「心底同情するぜ・・・」
「ウケる」
「ウケねぇよ!!」
心底辟易している2人に余計な事を口走る蓮。投げられたモンタを蓮が蓮でガードして蓮同士の喧嘩が始まった。将棋で。
突っ込むのも馬鹿らしくなったメンバー達は「地獄の業火!ヘルファイアと金!」や「集いし願いが新たに輝く星となる、光さす道となれ!スターダスト・香車!」などと喧しく変な単語を叫びながら将棋をする蓮達を無視して各々自由な時間を過ごしていたがふと一人の蓮が重要なことを言い出した。
「実はあることに気がついたんだが、どうやら今の俺は人間パラメータごとに分かれている様なんだ。」
「なんて?」
困惑する竜司を無視して説明を続ける蓮。
「知識の俺」(メガネスチャッ)
「度胸の俺」(キンニクムキッ)
「優しさの俺」(ジアイノヒトミ)
「器用さの俺」(キーピッククルー)
「そして、魅力の俺に分かれているということだ・・・あぁ・・・」(ヌギッ)
「なるほどね・・・(思考放棄)それはそれとして今すぐ服を着なさい」
一人一人謎のポージングをしながら名乗り、最後の蓮が半裸になりながら名乗ったところで真に服を叩きつけられた。
「いや待て、スケッチしておきたい。ポージングを頼む。」
服がかかっていい感じに絵画っぽい格好になった魅力の蓮をスケッチし始める祐介。変態と変態が出会ってしまった。
まぁそれはさておき、5人の蓮を見て双葉があることを思い付いた。
「変態は変態と組ましておいてだ。ホントに面白い事に巻き込まれるなー蓮は。1人で戦隊出来るじゃんか、ちょっとフェザーマンの名乗りやってみてくれ。」
「いいぞ、ちょっと待ってくれ」
双葉の無茶ぶりあっさりと応えた蓮は荷物の詰まったダンボールから確実に物理法則を無視して5人分のスーツを引っ張り出してきた。
「いや待てなんでスーツ持ってんだよ!」
「おぉーすげぇ!本格的な衣装だな!クオリティバカ高ぇ!」
「DLCで買った」
「DL、な、何?」
またもや困惑する竜司と最早意識を手放した杏を無視してスーツを着た蓮4人(1人はモデルのため声だけ参戦)はキレッキレのポージングを取りながら戦隊特有の名乗りを上げた。
「空に輝く熱き翼!フェザーレッド!」
「空に煌めく清らかなる翼!フェザーブルー!」
「空に轟く眩き翼!フェザーイエロー!」
「空に開く漆黒の翼!フェザーブラック!」
「空に華めく美しき翼!フェザーピンク!」
「「「「「不死鳥戦隊!フェザーマン!!」」」」」(スマホから爆発のSE)
「うっひょぉぉぉ!!いいぞー!蓮!!最高だー!」
「もう好きにしてくれ・・・」
めちゃくちゃ盛り上がってる双葉と全てを諦めた顔になる竜司。哀れ。
「なんて事だ!俺の魅力が溢れて止まらない!」
「いいぞ蓮!もっとリビドーを曝け出すんだ!」
「あっちはあっちで何か盛り上がってるぞ」
「とりあえずヒランヤでもぶち込んどくか」
変態共にヒランヤを投げつけると多少は落ち着いたのか祐介は1度鉛筆を置いて一息ついた。そして、彼の目にとある飲料が目に付く。
「ふむ、それにしても喉が渇いたな。すまない蓮、これを1口貰うぞ。」
返事を聞くことも無くそれをグイッと飲む祐介。遠慮って言葉知ってる?
だがここで祐介に衝撃が走る。別に飲み物が不味かった訳では無い、不味くても大抵の飲み物は飲めるしなんなら泥水ですら啜りかねない彼にとって問題は味ではなく、飲んだ途端に凄まじい熱が身体を包み込んだのだ。
「ヌゥッッッ!!!」
「どうした祐介!?」
「あ、それ先生の新薬」
「おぉおおぉい!!なんでそんな危ねぇもんそこら辺に置いてんだァァァッ!!祐介も見た目でちょっとは怪しめ!!」
竜司のツッコミを他所に苦しそうに息を荒らげる祐介。
「か、体熱い!!ぐ・・・うおおおぉぉおぉぉ!!??」
「まずいぞ!祐介まで分身しちまう!」
「これ以上変態が増えるのは勘弁して!!」
「真、サラッと俺の事disった?」
そうこうしてるうちに祐介の熱は限界を迎え、何故か出てきた煙が辺りを包み隠す。
そしてそれが晴れた時、そこにいたのは──────
「どうも、緋村剣心です」
「wawawa忘れ物〜」
「ハッピーうれピーよろぴくねー!」
「可哀想に・・・生まれてきたことが可哀想だ・・・」
「いいゾ〜コレ」
煙が晴れた先にいたのは、『坂田〇時』『キ〇ン』『ジョ〇フ・ジョースター』『悲〇嶼行冥』そして『杉田〇智和』であった。
「いや増えたの
その後、ストレスが限界を迎えた真と春の渾身のダブルラリアットによって変態2人は無理矢理1つに纏められ事なきを得たという。
みんなも五等分の花嫁を読もう!(最後の最後に宣伝)
雨宮蓮:主人公。薬で5人に増えた。花嫁ではない。
知識の蓮:雑学王
度胸の蓮:競馬に万単位で賭ける
優しさの蓮:敵は苦しませずに殺す
器用さの蓮:針に糸を一発で通せる
魅力の蓮:裸族
竜司:ツッコミ役
杏:苦労人
真:世紀末覇者先輩
祐介:変態
双葉:可愛い
春:脳筋系お嬢様
モルガナ:出番薄