一応前話の答え的な話ににもなるから前の話を読んでおくといいのかも?
てか、適当に書いたから前より情報が雑かも、
今回でてきたワードはのちのち回収したりしなかったりする。
「こちら366。繰り返すこちら366。目的地付近に到着した。状況を開始する。」
「366。こちらNN。了解した。無茶はしないでね。」
あたりは蒸気の吹き出す異質な街並み。英国式の街並みを縦横無尽に伸びる鉄管のツタ。そして、スチームパンクにはにつかわないホログラフィックの標識の数々。
少し前までは「蒸気街」と呼ばれこの国の首都としてツタの中を高圧の蒸気が流れていた。
このサイバースチームパンクの都市は今も首都としての機能と蒸気は健在だが、昔の頃に比べれば、随分と汚れた、と誰もがそう思うだろう。
何処の何者か、集団であることは分かるがここ数年で殺傷、器物損壊、強盗、強姦、様々な犯罪が増えた。
確実的な敵がいることはわかるがしっぽは掴めていない。
他国でも似たようなケースが見受けられるがこの国は昔の事情も相まって最も事態が深刻化している。
Sievieru MDON No.366
今回わざわざ北国から呼び寄せた白い狩人はこの深刻加減をどう対処してくれるのだろうか。
「ふふっ、見物ね。」
「私語は慎むんじゃないのか?NN」
「I don't know?」
1台の車は駆ける。366を乗せた真っ黒なセダン。
オレンジの街灯が反射してボディが光る。
電子音楽を響かせて。
エンジンをふかし。
そして、ひたすらにスピードをあげる。
『目的地範囲内』
車のナビに表れた文字を確認しゆっくりと回転数を落とし速度も落とす。
久しぶりの車だ。せっかくなら遊びたい。
ただ車庫から目的地まで大した距離もない。
366は少し残念そうに、だがこれから始まる狩りに心を躍らせてタイヤを駆ける。
「366?聞こえてる?」
通信の先からそんなNNの声を聞いた366はスピーカーの音量を下げ彼女の声に集中する
「こちらNN。ターゲットはこの先にいるようね。顔がどんなだったとか、しっかり覚えてる?」
「問題ないが?」
若干呆れた態度で返す366。「別に難しいことなんてあったのか?」と鼻につくような返し方は寝不足気味の時の特徴。
先日MDONから送られた資料の通りだった。
「、、、じゃああとはよろしく頼むわ。」
「了解。」
ブリーフィングによればこの先200mのナントカって店にいるとか何とか。要はその白いスーツを弾いちまえばいい。
「別に難しくはないだろ、、、」
標的に近づく。
366はアクセルを踏み込み1度落とした速度を上げ始め標的に対し躊躇なく加速する。
「ちょっと!何するつもり!?」
最後にNNから聞いた通信はこれだったか。
残り80m、366は助手席に転がせていた長い消音器の着いた銃を取り出し左手を助手席の窓に向けひたすらに加速する。
やけに道が空いていてくれたお陰で車は更に加速する。
残り10mの所では計器が110km毎時を指しそのまま目的の店の横を掠める
刹那、366は引き金を引き銃弾を放つ
弾丸は真っ直ぐ、ターゲットの白スーツに当たる。
おとぎ話のようだが確かにその事実はそこにあった。
そして、366はさらに車を加速させその場を去った。
「こちら366-A1 ベルイ。標的の沈黙を確認した。じゃ、帰るね。」
「こちら366。お疲れ様。MDONの方には“ありのまま”で伝えといて、天下のスナイペル様。」
「了解。」
相変わらず憎たらしい。通信の裏で彼女はそうつぶやき1発の39mm薬莢を回収しその場を去った。