The Last of Us Part 2 -Finding something to fight for- 作:姉くじら
遠く爆発音が聞こえる。
「アビー…、絶対に、見つけてやる…」
足元がおぼつかない。よろよろと階段をくだる。
爆発音。それとともに離れた宮殿から火が上がり、あたりをわずかに照らした。
「捕虜が逃げたよ!! 応戦するんだ!!」
「武装してるぞ!? みんな退け! 逃げるんだ!」
「殺せ! みんな殺せ!」
ラトラーズと捕虜の罵声と命乞いの声が聞こえる。
先が見えない。目が霞む。
夕暮れだけが原因ではない。身をよじると脇腹がぐじゅぐじゅと音を立てている気がする。
脇腹に手をあて、歩く。
街で、くそったれな罠にかかりできた傷だ。
くそったれラトラーズ。
ションベンたれラトラーズ。
ざまあみろ。
『アビーって言ったよな!? そいつ探してんだろ!? 数ヶ月前にそいつ見つけたんだ!』
『見逃してくれたら、教えるぜ』
『野営地の折の中だ。捕虜は丸くて高い建物にいる』
息も絶え絶えに、矢継ぎ早にペラペラとそいつは喋ってくれた。
振り返って、ピクリとも動かない死体から血が吹き出し続けているのを確認した。
クリッカーに頸動脈を噛まれて血を吹き出してるションベンたれ。
ああ答え合わせはできないな、と思った。
『うそじゃねえ。…本当だ。信じてくれよ』
振り返ったあたしの目を見てあからさまに怯えていた。血だらけの足をおさえて命乞いをしていた。
アビーみたいにぶっとい腕をしたくそったれラトラーズ。
タタタッ。
サイレンサー付きの自動小銃は簡単にそいつをころした。
「アビー…」
ざりざりと足音が変わり、地面が石畳から砂地になったことに気づく。
『浜辺へいけ、アビーはそこにいるはずだ。…生きちゃいねえだろうがな』
奴隷の一人が言っていた。
最後の一言は言いにくそうだった。
生きちゃいねえ?
ふざけんな。
生きてないと。
なんのためにサンタバーバラまで来たのかわかんないだろ。
ディーナをおいて、サンタバーバラまで。
生きてないと。
殺せないじゃないか。
絶対に殺す。
「アビー…」
木々の間を潮風が抜けてきた。
ぼうっとしてたが、気づけば波の音もする。
自分の鼓動の音が嫌に大きく聞こえて、気づかなかった。
浜辺だ。
「何ここ…」
木々を抜けた。浜辺らしき場所になにか林立している。
柱だ。柱に人がくくりつけられている。
ラトラーズの捕虜だろう。
あたしがそばを通っても、身じろぎ一つしない。
ライトを顔に当てる。
よく見れば目が白濁している。
罰じゃなくて処刑なのだろうか。
ただの処刑にしては手が込んでる。見せしめ…?
遠く見えるくくりつけられた捕虜はどれも死体にしか見えない。
アビーも…?
「アビー!!」
波音とうみねこの鳴き声以外に返事はない。
捕虜たちはどれもやせこけて、傷だらけだった。
あたしの目の高さほどの足場に、つま先だけを載せて、手を上にくくられている。
生きているのか死んでいるのかわからないやつから、あからさまな死体もある。
もう死んでいるのか…?
下から顔を覗き込む。
違う、こいつじゃない…。
足を引きずるように一つずつ確認する。
どれもあたしが近づいたことにすら気づいていない。
のぞみを託して、まだ肉がついている捕虜から確認していく。ほぼ骨だけになった死体にアビーがいないことを願って。
違う。こいつでもない。
どれも動きもしない。
くそ、アビー。どこだ。
振り返る。
あたしのライトの光にわずかに反応した捕虜がいた。
柱の上で身動ぎしている。
傷だらけの体。目元はくまを通り越してくぼんでいるかのように暗い。
髪は短い。痩せているが、体つきから女だとわかる。
ここにいる捕虜の中ではまだ肉がついてる方だ。
「助けて…、お願い…」
女がつぶやく。
あたしに気づいているわけではないらしい。
とても弱々しい声だ。
目を開けた。
こちらを見た。
「…あんた」
アビーだ。
腰からナイフを取り出す。
あたしの手の飛び出しナイフを、アビーがぼんやりと見た。
アビーの柱のうらに周り、腕を吊り上げていたロープを切った。
どさりと、受け身も取れず、アビーは崩れ落ちた。
あたしの方を窺いつつ、アビーはゆっくりと立ち上がった。
アビーが、どこか見ている。
あたしを警戒しつつも、足早にある捕虜の柱に向かった。
「レブ…」
アビーが後ろに回って、ロープを解く。
子供だ。口元に傷がある。あのとき一緒にいたスカーか。
髪がのびているが、きっとそうだ。
トミーの足を射抜いたガキだ。
どさりと、砂地にそいつも落ちた。
アビーが駆け寄る。
「…アビー」
スカーのガキも意識はあるらしい。
「ほら、もうだいじょうぶ」
あたしを警戒しつつ手の縄を解く。
アビーは一度あたしを見て、あたしを背にそいつを丁寧に抱えて立ち上がった。
だらん、とガキの腕が力なく垂れ下がる。抱えているアビーにしがみつくこともできないらしい。
アビーが両手がふさがったままあたしを見る。
「こっち、ボートがある」
顎で海を指す。
よたよたと、あたしの前を歩き出した。ナイフを握るあたしの前を。
ナイフを握りしめ、あとを歩く。
「…っ」
膝ほどの段差で、足を滑らせる。
手を付き、這うようにして登る。
思わず、脇腹に手を当てる。痛い。
アビーが、その間にも歩いて離れていく。
ナイフを握りしめ、あとを歩く。
目線ほどの高さの砂丘を超えると、途端に海があらわれた。
ボートが2隻ある。
すでにアビーは海に膝ほどまで浸かっていた。
振り向いてこっちを見ている。
いや、窺っているようだ。
立ち止まっている自分に気づく。
歩き出すと、アビーも前を向いて、一隻のボートへ向かった。
ざぶざぶと、海を歩く。
とても足が重たい。
水の抵抗が、つらく、気持ち悪い。
アビーと別のボートに近づく。バックパックをゆっくりとおろした。
痛い。腕を上げるだけで、脇腹の傷が開く気がする。
脇腹をおさえていた手は、血だらけだった。
タンクトップも、血にまみれている。
もしかしたら、死んでしまうのかも。
死ぬかもしれないと、思って、それだけだった。
不思議と怖くない。
いや、なにも不思議じゃない。
もともと、生きる目的はなかった。目的はなくした。
いま、ここに生きているのは、ジョエルに押し付けられたから。
ジョエルが、あたしを生かしたから。
ジョエルが、あたしを守ったから。
ジョエルが…。
ジョエルも、血にまみれて死んでいた。
赤黒い血にまみれて、ジャクソンのロッジで冷たくなって死んだ。
アビーに殺されて、死んだ。
死ぬのは、怖くない。アビーを殺した、その後なら。
夢に見る、ジャクソンのロッジのあの扉の先で、ジョエルがいつも死んでいる。
あの時から、それが目的になった。それだけが目的。
「行かすわけにはいかない」
スカーのガキを丁寧にボートへ寝かせて、固定しているロープをほどこうとしていた手が一瞬止まった。
再びほどき出す。
「悪いけど、あきらめて」
髪を掴んで、引きずる。
海へ倒れたアビーの腹を蹴り上げる。
「ううっ!」
腹をおさえながら、立ち上がりもせずに、アビーがあたしを見る。
にらみつけるでもなく、ただあたしを見ていた。
「やめて、私はもう戦わない」
やめて?
戦わない?
何を言ってるんだ。
「いいや、戦うの」
飛び出しナイフを、ガキの首元に突きつける。
浅い呼吸をするガキは、もう意識もないらしい。
「その子を巻き込まないで」
泣きそうな顔をしている。よっぽど大事らしい。
「あんたが巻き込んだんでしょ」
「…そう」
アビーが立ち上がる。
ようやく、あたしを睨みつけた。
ガキに突きつけていたナイフを下げる。
アビーがほっとした顔をした、次の瞬間にはおたけびをあげて飛びかかってきていた。
「くそっ!」
「ああああ!!!」
避けられない! 突き倒され、ナイフをもつ腕と顔を掴まれる。
とっさに蹴り上げる。
アビーがまともに下腹を蹴られて、腕をはなす。
ナイフで顔を斬りつける。
互いにばしゃばしゃと水をはねのけて、距離を取る。
「くそっ」
くそはこっちだくそアビー。
顔を、頬をおさえてるけど、対して深くないらしい。
再びこちらを睨んで、殴りかかってきた。
大ぶりのパンチ。
なりふり構わない、そんな攻撃。
必死に避けて、ナイフで斬りつける。
牽制にはなるが、対してダメージにならない。
こうして振るだけじゃ、皮膚の切るだけで血もそんなに出ない。
ばしゃばしゃと、アビーが走ってくる。
でも、すこしヨタついてるのがわかる。ヨタついているのはお互い様か。
避けられるはずだったパンチを、とっさにガードする。
腕の骨に響く。
ボディ狙いも、なんとかガードする。
押し飛ばして、距離をあける。
力が弱い気がする。
劇場で掴み合いになったとき、全く勝てなかった。
ゴリラみたいな女だった。
今は、あたしの力でも振り解ける。
また、アビーが殴りかかってくる。
避ける。
避ける。
斬りつける。
だんだんと、アビーの腕は血だらけになっていく。
でもアビーはたえず、殴りかかってくる。
あたしは、それをよけて、距離を取りつつ斬りつける。
じわっ、と脇腹が熱をおびたのを感じた。
絶対に傷が開いている。
そうしてる間も、アビーは殴りかかってくる。
パンチは一度ももらってない、ガードするか避けている。
対してあっちはなんども斬りつけられている。
大量の血を流しているように見えるけど、対して影響がないらしい。
こいつは、アビーは死ぬのが怖くないんだろうか。
必死な顔をしてる。
やっぱり怖いんだ。じゃあ逃げればいいのに。逃さないけど。
あ、違う。こいつはガキを守るために戦ってるんだった。
あたしにガキを殺されないために。
馬鹿なやつ。
アビー、お前が死ねば、ガキだって死ぬんだ。
指一本動かせないガキが、守ってやるやつがいなきゃすぐ死ぬんだ。
戦わないとか言って無抵抗のまま、あたしに殺されたら、あのガキも死ぬしかないんだ。
あのままボートで餓死するか、くそったれラトラーズにまた柱に吊るされて乾き死ぬか、それか、感染者に食われて死ぬか。
だからお前は戦うしかないんだ。
「死ね!!」
とっさに殴ってきた腕を掴んで引き倒し、ナイフを突き刺そうとする。
腕を掴まれて抵抗される、けど弱い。
段々と、刃先がタンクトップにめり込み、破り、皮膚を裂いて、埋まる。血がじわりとにじみ出る。
「ああああっ!!」
アビーが痛みで身をよじり、ナイフを刺そうとする腕を押し返される。
くそ、このゴリラ。
ナイフを弾かれる。ナイフが手から離れて、どこかへ落ちた。
顔を平手で打たれ、ひるんでいると、脇腹を蹴られて、転げ回る。
「ああっ!! ゲホッ、くそ…、う、あ」
水を飲んでしまい、咳き込む。必死になって立ち上がるとすでにアビーが殴りかかってきていた。
顔を殴られ、髪を掴まれる。
引き込まれて、腹を殴られる。
クソっ。嫌なことばかりしやがる。
あたしが、脇腹おさえてたのみてたな、くそったれアビー。
とっさに頭突きをして、ひるんだアビーの顔面を殴りつけた。
あは、鼻を折ってやった?
手に残る感触が最悪だけど、顔をおさえて後ずさるアビーの姿は最高!
…ナイフは、見つからないな。
すこしあたりを見渡すけど、夕闇の海は、浅瀬でも底が見えなかった。
ひるんでいたアビーが、また殴りかかってくる。
くそ、鼻を折ったと思ったのに、あれは折れてないな。
余計なこと考えてる気がする。
そのせいか、何発かもらってしまった。
脇腹はだんだんと痛みがなくなってきた。
おかげで、痛みにひるまずに、力いっぱい殴り返せる。
予想以上にいいところに入ったらしい。アビーが後ずさりながら、咳き込んでいる。
「げほっ、ああ!!」
あれ、咳き込んでるのはあたし?
またアビーに殴られる。でも殴り返した。
アビーの顔が血と瘤で歪んでいる。ざまあみろ。
ジョエルも殴られて、死んだ。
顔も、腕も、胸も、腹も、足も、殴られていないところはなかった。
骨は至るところ折れていたらしい。
鈍器でも、刃物でも痛めつけられた跡があった。
そういえば、なんであたしは殴り合ってるんだ。
いや違う。ナイフはさっき弾かれたんだ。ナイフがあればこんな奴簡単に…。
簡単に?
それなら銃を使えばよかった。
なんで使わなかったんだ。
銃も散弾銃も、火炎瓶や爆弾だってあった。
簡単に殺せた。
そもそも、柱のところで撃っておけば、それで済む話だった。
苦しめるため?
だったら、あのガキを殺せばよかった。大事らしいあのスカーのガキを、眼の前で殺せばいい。
でもあのガキは誰も殺してなかった。
トミーの足は、あのガキがやった。
ジョエルなら、あのとき殺してただろうか。
ジョエルなら…。
でもあのガキは誰も殺してなかった。
「くそっ」
だからくそはこっちだくそったれアビー。
殴る。アビーが後ずさりよろけて倒れる。
立ち上がろうとしているけど、そうはさせない。
頭を踏みつけるようにして海に倒す。
馬乗りになって、顔を掴んで海へ沈める。
あたしの腕を殴り、掴み、ひっかき、もがくアビー。足をばたつかせているけど、もう蹴りは届かない。首を掴んで直接窒息させてやる。
首をつかもうとした手の指を噛まれる。
「ああっ!! ちくしょう、離れろ!!」
激痛で、顔を掴んでいた手を離して、殴る。何度も殴る。
まともに顔を何度も殴られて、アビーがまた海へ倒れた。
揺れる頭で、息をしようと体を起こそうとするアビー。でもあたしはずっと馬乗りになったままだ。
すかさず首を両手で掴んで締め上げる。
腕を掴まれる。でも解くほどの力はない。必死になってあたしを押し飛ばそうとしてる、けどろくに呼吸もできないアビーにそんな力はもうないらしい。
いや、あたしがそれだけ力いっぱい首を絞めているんだ。
アビーがもがいて身をよじる。
足をばたつかせる。
腕を掴む力が弱くなっていく。
水中からあたしを睨んでいた目が、目線が合わなくなっていく。
体が、痙攣しだしている。
もうこいつは死ぬ。
ざまあみろアビー!
お前はここで死ぬんだ。
守ろうとしたガキ一人守れず死ぬんだ。
くそったれアビー。
くそったれファイアフライ。
ジョエルの仇が、ここで死ぬ。
ジョエル…!
ジャクソンのロッジで死んだジョエル。
眼の前で、殺される夢はもう見なくていい。
忘れられる。
ジョエルなら、守れた。あたしをファイアフライから守ってくれた。
ファイアフライを皆殺しにして。
アビー、あたしを生かしたのがお前のミスだ。
甘いことをするから、お前の仲間だってあたしに殺された。あのガキもこれから死ぬ。
あたしは、容赦しない。
ノラは血反吐を吐いて死んだ。オーウェンは体に風穴開けられて、メルは首にナイフを打ち込まれて…。お腹の子供は、そのまま生まれずに死んだ。
今更だ。あたしは妊婦まで殺した。
今更、容赦なんてしない。
絶対に、殺す。お前も、あのスカーのガキも。
それで終わりだ。
ジョエルみたいな甘さは見せない。
…ジョエルも、お前なんて助けたから死んだ。
ジャクソンでのジョエルは幸せそうだった。
コーヒー片手にバツが悪そうに笑ってた。
ジョエル…!
これで終わり。
『もし、神様がいて、もう一度チャンスをくれたとしても…俺は同じことをする』
手から、力が抜けていた。
荒く呼吸をするアビーが信じられないといった表情であたしを見る。
ゆっくりと、首を掴んでいたはずの手の感覚が戻り、アビーに噛まれた指の痛みを感じる。
あたしだって、信じられない。
「うっ、ああぁ。…うう」
体が重い。
もう、チャンスはない。
疲労感がとたんに体を包んだように感じた。動けない。気だるいが、そのくせ痛みは鮮烈に感じる。指も、脇腹も、途方もなく痛い。
涙が止まらない。
あれだけ殺して、最後の最後に、あのアビーを殺しそこねた。
妊婦だって、赤子だって、殺したのに。
あの旅で、ジェシーだって死んだ。
その赤ん坊を置いてサンタバーバラまで来たのに。ディーナも置いて来たのに。
アビーは、うなだれるあたしに近付こうとしなかった。
「行って、あの子を連れて」
アビーは、少し逡巡して、ボートへ駆け出した。
すこししてボートのエンジン音があがる。
あたしはその場から動けずにいた。あぐらをかいて、霧の水平線を見ていた。
アビーがこちらを見ながら、霧の中へ進んでいき、見えなくなった。
エンジン音が小さくなっていく。そして、聞こえなくなった。
静かだ。
誰もいない。
なにも残らなかった。
ディーナを置いて、赤子を置いてやってきて、結局アビーは殺せずじまい。トミーも認めないだろう。あたしがトミーなら許さない。
ディーナ。
『おまえと付き合えるやつは、幸せモノだと思うよ』
ごめんディーナ。わがまま言って。我慢させて。
でももう遅いよね。きっとあの家にはもういない。
嘘つきジョエル。
何が幸せモノだ。わたしなんて生まれてこなきゃよかったんだ。
ライリーと一緒に死んでいれば。
ソルトレイクの病院で死んでいれば。
『忘れないで、人生には価値があるということ! あなたの生きる目的を見つけて戦いなさい。あなたは強い。なりたい自分になれる日が来るわ。あなたをずっと愛してる』
ママ。
なりたい自分なんて、ないよ。
人生の目的は、あの病院で死ぬことだった。それだけ。でもジョエルに邪魔された。
『もし、神様がいて、もう一度チャンスをくれたとしても…俺は同じことをする』
みんな勝手だ。
みんな勝手なことを言って、勝手にいなくなる。
『一生許せないと思う、…けど許したいと思ってる』
『ああ、…それでいい』
卑怯だよジョエル。
残されたあたしは、どうすればいいの。
「いつか」を待てばいいの? みんなおかしくなっちゃうその時まで。
ああ、だめだ。頭がぼんやりしてきた。
アビーを殺すことが、目的だった。
じゃあ今のあたしの目的は?
『俺は生きるためになんだってした。お前も、何があっても戦う目的を見つけなきゃダメだ』
ジャクソンを捨てて、ジョエルを失って、病院で死に損なったあたしの目的って何?
ああ、もう、どうでもいい…。