この素晴らしい特撮(チート)で瞬殺に!   作:カーナビレッスン

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本来ならこれは後編だったのですが…長過ぎたため中編後編とわけました。
すみませんでした、とりあえず一区切りつくのは2話後になります。それでは、どうぞ!


新たなる世界(中編)

ーアクセルの街ー

 

燃え盛る街に三人の人が立っていた。

だが三人とも少なくとも普通の人ではない。

 

まずは私、水の女神アクア(現男子トイレの小便器排泄用水の女神アクア)

天界からひょんなことから追い出された私だが天界にいたころと同じように力を使える。

 

次に女神エリス(クリス)

天界から分身体クリスを送り込んで今この場に立っている。

昔、自分の世界を観察するために分身体を作って送り込んでいたと聞いたことがある。

盗賊のスキル"スティール"を使い敵の持ち物を奪う厄介な後輩である。

 

最後に佐藤和真(サトウカズマ)

私を騙して超チートで魔王を瞬殺した男だ。

しかし、今はクリスのスティールによりラハカムストーン、召喚用スマホが手から離れていてかつ紅魔族300人の大半を殺し、肉体的精神的に疲弊して立っているのがやっとだ。

 

☆カズマの今の体力状況は改造パンドンに立ち向かったウルトラセブンと同じようなものです。☆

 

この三人が今、三竦みのように睨み合っている。

ただ、クリスの横に女神エリスが今降臨したために明確には4竦みといえる。

 

エリス『さてと、これであとはあなたを殺せば終わりですねカズマさん。』

 

カズマ『め、女神エリス…このアクセルの街襲撃はあんたが仕組んだのか…』

 

エリス『違いますよ。私は天界から見ていただけですよ、貴族アルダープと転生者達があなたへの復讐のために紅魔族を使う事を知って天界の神々からの命令が下ったんですよ、この機会に紅魔族と転生者達を全て抹殺してこの世界を正しき生命を持つもののみの新しい世界にせよって。』

 

アクア『なっ!』

 

紅魔族を危険な種族と判断していたのは知っていたけど…静観するだけじゃなくエリスを送り込むなんて。

 

カズマ『俺や他の転生者達はわかる…転生特典や俺たちの存在はこの世界からしたら異物だからな…だが…』

 

ゆんゆん『うっ…』

 

!ゆんゆん!まだ生きていたのね!

早く治療をして…

 

私が動き出そうとしたらクリスが持っていたナイフを私の足元に投げつけてきた。

 

クリス『無駄だよ、だって私の優秀な信者が作った特殊な毒に私が力を加えた物なんだから。このラハカムストーンでだったら解毒できたかもしれないけどね。』

 

っ!!エ、エリス…

 

私は動けなかった。

必死に呼吸をしてまるでもうすぐ死ぬ事を明示する蝋燭の炎のようだった。

 

ゆんゆん『わ、私達は…紅魔族は…この世界に…』

 

エリス『必要ありません。貴方達は佐藤和真のいた世界が遥か昔に創り出した人造生命体です。

その魔力の高さから魔王軍討伐に役立つと思って神々は放置してきましたが特に役に立たず魔王軍もいない今、造られた生命体である貴方達は不必要、生きていてはならない存在になりました。今回の出来事は丁度よかったんです。

私は反対したんですけど…無理でした。ごめんなさい。』

 

ポタポタと涙を流すエリスに対して何もいえなかった。

 

ゆんゆん『なっ…造られた生命体…私達はこの世界の異物だったの…そんな…』

 

エリス『だから安心して死んでくださいね、大丈夫ですよ転生してめぐみんさんと友達になれるように一緒の所にしてあげますから…安心してください。』

 

ゆんゆん『そ、そんな…ごめんね…めぐみん…折角のプレゼント…私…無駄にしちゃった…やっぱり…私には…めぐみんに…大親友なんて言ってもらえる資格なんて…なかった…でも…ちょっと…嬉しいの…あなたの…いない…世界で…は…生き…』

 

バタッ

 

ゆんゆんの生命の光が完全に消えた。

 

エリス『これで紅魔族は全滅です。とても可愛そうですが…生命の理を乱す存在はいてはなりません。神々の判断です。』

 

カズマ『そうかよ…お前も酷い女神様だな、紅魔族はあんなにも苦しんでたのを見て見ぬふりとは心は痛まないのかよ!それでも女神様かよ…あいつらがどんな表情で死んだと思ってんだ!!!答えろ!女神エリス!!』

 

エリス『黙りなさい!!』

 

カズマ『!!!』

 

エリス『私だって…辛いんですよ…反対しましたよ!!あなたが紅魔族を殺す事しか選択肢になかったことは同情します…でも、私だって何とかしようとしましたよ!それでも…』

 

地面に崩れ落ちて大粒の涙を流す彼女に怒りを覚えた。

何を言ってるのよ…仕方ないですって!

 

アクア『神々の説得ってこの世界に対する最終決定権はあなたが持ってるじゃない!いくら数が多くても貴女が頑張れば拒否は出来たはずよ!』

 

するとエリスは涙を流すことをやめて私に対して強く鋭い視線を向けた。

 

エリス『黙れ!!!』

 

アクア『!!!!!』

 

エリスからとんでもない声での反応があった。

わ、私が知ってるいつものエリスじゃない…

 

エリス『誰のせいでこんな状況になったと思うんですか!!!転生者も!紅魔族も!みんな先輩の責任じゃないですか!!』

 

アクア『わ、私は…その…』

 

エリス『紅魔族がいたのは先輩が送り込んだ転生者のせいでしょ!それに魔王だって…先輩はいつも何の悩みもなく平和な日本担当で楽して…私はこんなに苦労しているのに……』

 

アクア『エリス…そ、相談してくれれば私だって…』

 

エリス『かつての紅魔族の一件でもアクア先輩は知らぬ存ぜぬじゃなかったじゃないですか!それを今更…どれだけ自分勝手なんですか!』

 

アクア『うっ…わ、悪かったわよ。エリス…ごめんなさい。わ、私は……』

 

エリス『……ま、でも一応私も先輩のおかげで今がありますのでこれ使ってください。』

 

そういうとクリスは持っていたナイフを私に差し出した。

 

クリス『これでカズマさんをサクッとね?ほらお望みだったんでしょう、カズマさんを殺すにはもう時間がありません、ほら?』

 

確かに…

私は今までこの世界での出来事を知らぬ存ぜぬで貫き通していた。

でも、私はこの世界に来て色んな物や色んな経験をした。

たった数日だがそれでも前よりは遥かにこの世界のことを知れた。

やはりこの世界は素晴らしい!

人が魔王軍の脅威から解き放たれたことによって活気づいていた街はなんだか嬉しかった。

そしてそれをしてくれたのはカズマだ。

そのカズマを殺していいのか用済みとして処理していいのか…

 

エリス『先輩急いでください!もうそろそろ彼らが来ます!』

 

アクア『だめ…私には…』

 

クリス『時間切れだよ。』

 

クリスの視線の先には転生者達がいた。

多くの転生者達が返り血塗れになり笑いながらこちらに向かってきていたのだった。

そしてその集団の先頭にはアルダープ……そしてこの異常な匂い…

 

転生者『ようやくチャンスが来たぜええ!』

 

転生者『にょほほほ!やっと来ましたよ!この時が!!』

 

転生者『佐藤和真!貴様を八つ裂きにするチャンスがなぁ!!』

 

アルダープ『マクス!どうだ!貴様の好きな場所だろ?』

 

マクスウェル『ああ……確かに……素晴らしいよ。ここまでの悪感情……最高だね。』

 

血塗れの武器を高らかと上げた彼等は不気味に笑いながらこちらに来る。

 

クリス『…君たち、少しやり過ぎたんじゃないかな。紅魔族の事はともかく無関係の人にも手を出していたよね。』

 

転生者『あん?知るかよ、そんなもん俺様が満足するための犠牲だ感謝しろ!』

 

なんという横暴…あのミツミツみたいな奴だけが真面目に魔王軍討伐に取り組んでいた。

そういうことなの!

そんな…私は……後輩のエリスを助けたくて…

 

転生者『いやぁ〜逃げ惑う女どもや紅魔族の奴等は実に美味しかった。』

 

転生者『美味なり美味なり!』

 

転生者『特に紅魔族の女どもは恋人や家族の前や親の前で頂くのがよかったなぁ!』

 

転生者『泣きじゃくったり必死に辞めてやめてと懇願する姿は最高!!』

 

やめて…

 

転生者『拙者は特に妊娠中の女の腹を開いて無理矢理出産させたのが最高でしたな!』

 

転生者『その時のあの女の叫び声は気持ち良い音でしたな!』

 

やめて………

 

転生者『他にも小さな女の子を頂いた時もワクワクしたなぁ…あの必死な感じや弱い力で抵抗する姿にはゾクゾクしたな!』

 

やめて…………

 

転生者『確かにな!だが父親の抵抗とかは面倒くさかったけどその分達成感あったよな!』

 

やめて………………

 

転生者『紅魔族は顔も良くて反応も良くて最高だったなぁ!!』

 

やめて…………………………

 

 

転生者『(助けてぇ!!)(娘だけは助けてくれ!!)(あなたぁ!!)なんてのもあったよなぁ!!ひゃはははは!!この世界は最高だ!』

 

 

やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アクア『やめなさいよ!!!!!』

 

私の声は大きく響いた。

もう怒りはとまらない。

私は拳を強く握りしめて転生者達を睨みつける。

 

アクア『なんて酷い事をしたの!!この世界に生きていた紅魔族は慎ましく生きてただけなの!それを…よくも!!』

 

転生者『はっ!元の世界では死刑になった極悪犯の俺を転生させて真面目に生きろだぁ?馬鹿言うんじゃねぇ!!』

 

折角生き返れたのに……バカは死んでもならないのね!!

 

転生者『拙者達は貴女から貰ったこの力で有意義に暮らしているだけですぞ!』

 

笑いながらこちらをバカにしている。

女神に対して……生き返れたのは誰のおかげだと……

 

アクア『有意義…貴方達は魔王軍を倒すために送り込んだのよ!それを…』

 

転生者『はん!知るかよ!俺たちは好きな様にぶっ壊し好きな様に暴れ金と女と権力を手に入れる!誰にも邪魔はさせねぇよ!!』

 

転生者が強くそう叫ぶと近くにあった石を踏み潰す。

 

アクア『そう……確かにミミミクのように打倒魔王軍を志すものはいた。

しかし!あんた達はその中で私が選んでしまった汚点の集合体よ!なら!私自身の手で責任をとる!ゴッド…』

 

転生者『させるか!煙縛苦辛!』

 

マクスウェル『プラス〜!』

 

ドゥン!!!

体が煙に包まれる。

そして突き出していた拳が拘束される。

 

アクア『な、なんで……なんで!ただの煙に……そこの悪魔の仕業ね!!』

 

エリス『いえ、どうやら悪魔の力を高める神噐と能力を変化させる神噐を組み合わせて使って悪魔の能力を進化させたものを付け足しています。クリス!』

 

クリス『わかってるよ!まずは神噐から!!スティール!!』

 

クリスがダガーを構えてすばやく走り込みスティールで武器を奪おうとする。

しかし……

 

クリス『よし!えっ……これ……爆弾……うわっ!!』

 

クリスがスティールしたのは爆弾で彼女は手からそれをすぐに離して空高く蹴りあげ、爆弾が爆発した。

 

アルダープ『無駄だよ、無駄無駄。こいつらは様々な事態を考えた上で動いている……ま、この便利道具のおかげだからな!』

 

転生者達が見せびらかすように神噐(転生特典)を掲げる。これだけの転生者全員が神噐を持っているんだ。エリス一人じゃ無理ね。

 

エリス『アルダープ…ダクネスの母親を政治戦略で殺し、悪魔マクスウェルを操る存在…その命私たちが裁きます!』

 

アルダープ『くっくっくっ、貴様こそ!よくもワシのララティーナを殺してくれたな!あの女を手に入れるために…あやつの母親を殺したのに!』

 

クリス『…確かに私が殺した。ダクネスは友達だったから…』

 

アクア『あんた…なんでそんなにダクネスに…』

 

アルダープ『ワシはな!あのララティーナを手に入れるために様々なことをして来たのだ!元はあやつの母親を手に入れようとしたのに…ダスティネスの当主が邪魔をしおって!!』

 

クリス『知ってるよ、でも二人は仲良しだった。政略結婚であったけど二人は真剣だった…だからダクネスも産まれた…それを…』

 

アルダープ『ララティーナを殺した貴様に言われたくないわ!ララティーナララティーナララティーナララティーナララティーナララティーナララティーナララティーナララティーナララティーナララティーナララティーナララティーナララティーナララティーナ!!!!』

 

エリス『誰が好き好んで殺しますか!私だって…私だって…この世界の人間や…紅魔族を…殺したくなんてなかった!!人を殺すなんて…うっ…ううっ…うわわああああああああんんんん!!』

 

膝から崩れ落ちて本気で泣きじゃくる。

エリス……エリス……

 

ー昔は彼女もあまり仕事が出来なかった。

 

エリス『先輩!また自然活動のバランス間違えちゃいました!』

 

エリス『な、何?キメラみたいなのが出来たんですけど!先輩!』

 

先輩先輩って頑張る姿が可愛くて一生懸命だった。そして彼女はかつての紅魔族の生死会議でも猛反対するほどの人間好きだ。

 

エリス『先輩!何がなんでも紅魔族を発展させます。例え望まれた生ではなくても生きていればいいんです!生きていれば…私が彼らを祝福します!』

 

そのエリス…

大好きな人間を殺した!祝福した紅魔族を滅亡させた!何があったのよ!

エリス…エリス…

 

我慢できなくなった私はエリスに駆け寄る。

 

 

アクア『エリスゥ!!!なんでなんで私を叱ってくれなかったの!!なんで私を頼ってくれなかったのよぉ!そんなに私を信じてくれないの!先輩よ!ぐうたらしてたけど私は先輩なのよ!』

 

やめてよ!泣き止んでよ!

 

エリス『ぐすっ……先輩だから頼れなかったんです!うわぁ……わ、私が時間移動をしたもの、生命の倫理に反した者、紅魔族を抹殺しないと……先輩は存在を消滅させられるんです!!』

 

!!私の存在消滅!!!

だからエリスが……あんなにも……やりたくないことを……ぐすっ……

 

アクア『!!!えっ……だ、だから……私のために……ありがとう……あなたは最高の後輩よ……本当に私のために……ごめんね……ごめんね……』

 

エリス『やめてください!私は汚いんです!自分の信者であるダクネスを殺したんです!友達だったのに!毎日教会にお祈りに来てくれるいい子なのに……なのに……この手で……この手で!!』

 

アクア『…………綺麗よ……貴女は……綺麗なまま……罪なんかじゃない……私が許すわ……ダクネスには……ダクネス…………ダクネス……』

 

エリス『いいんです!怨んでください!私は友達を殺した……純粋無垢なゆんゆんさんも殺した!子どもを楽しみにしてたウィズさんも殺した!殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した女神失格女神失格女神失格女神失格女神失格女神失格女神失格女神失格女神失格女神失格女神失格女神失格!!』

 

アクア『……だったらねぇ……あんた……私なんて見捨てなさいよ……あんな下手くそな演技すぐにバレる癖に!変に拘らないでよ!!……それに貴女は女神として命令に従った仕方なかった。泣きながらあんなことするあなた見てられないわよ……女神失格なのは私……貴女を殺人に追い込んだのも私……私こそ怨みなさいよ!!ぐうたらしてて!後輩の事を何も考えずだられ切っていたこの駄女神を!

男子トイレの排泄用水の女神アクアを……』

 

 

 

二人は互いに抱き合って泣きじゃくって思いをぶつけ合う。

本当はこんなこと簡単だったのではないか……女神と女神…その間に隔たりなんてなかった。

それなのに……すれ違ってしまった。

でも……こうして!!

触れて分かり合えたのよ。




過去編のエリスのモチーフはテイコウペンギンのシャチです。

見てみたい特撮とアニメのコラボ小説は?各小説のコラボするアニメについては回答のスペースの関係上あらすじに書いておきます。

  • ガオレンジャーVSタイムレンジャー
  • ボウケンジャーVSマジレンジャー
  • キュウレンジャーVSジュウオウジャー
  • 令和セカンドジェネレーション
  • 映画ウルトラマンZ
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