この素晴らしい特撮(チート)で瞬殺に! 作:カーナビレッスン
ーベルゼルグ王国ー
ーとある隠れ家ー
この隠れ家には多くの人間が集められ仰向けに寝かされていた。
そして、一人の男が運び込まれた衝撃で目を覚ました。
マッド『さあ、これでいいのか?』
ううっ…ううっ…
な、なんだここは…どこなんだ!
マッド『おーおー、お目覚めか。ようこそここは地獄よりも厳しい場所だ。』
な、なんだよ…お前ら!俺に…俺たちに…な、何の用なんだよ!
マッド『威勢がいいな、だがそれも全て無駄だ。おい、準備は出来てるのか。』
モーラ『もちろんっ!ありがとうね!お兄ちゃん!』
あ、あ…あああああああ!!!
マッド『壊れたか、まぁ無理もないな。しかしてめえも不幸だったなこんな光景を目にしちまうとはよ!気に入った!お前だけは口を聞けるようにしといてやろうか。』
モーラ『そうね、そいつには"一番前"が相応しいわさあてと、手術開始〜』
う、うわあああああああ!!!
いやだああああああ!!!!!!
ー広場ー
私の名前はアクア。
タイミングを完全に間違えた。
助っ人の事について言うタイミングを間違えてしまった。
バニルに警戒して私は用意していた助っ人の事を皆に言い出せずにいた。
そして失敗した。
言ってしまった、助っ人の事を…
誰がとかどんな奴が助っ人とかは言ってないけど助っ人がいる事をバニルに悟られてしまった。
これで奴の意外性を出し抜く事が出来なくなってしまった。
しかし、いる事はバレても正体まではバレていない。それだけが救い。
アクア『とりあえず騒動は収まってきたかしら。』
裏路地から少しだけ顔を出すと兵士達は逃げた捕虜を殺して回っていた。
逃げ出したという大義名分が出来た以上、躊躇なく兵士は捕虜を殺した。
しかし、クレア達にとって捕虜を殺す事が目的ではなく、捕虜を惨たらしく惨殺する事が目的だった。
そのため、公開処刑をすると豪語していた王族達は顔に泥を塗られ、憤りを抑えきれないだろう。
王族や貴族達のプライドの高さは尋常じゃない。そのため、やられたら100倍返しをする様な連中に油を注いじまった…これからどうなる。
もう捕虜はいないのに…何処にそのストレスをぶつける気だ。
バニル『フハハハハハハハ!!さて、これからどうなるのか楽しみになったわけだな!』
と考えていたら後ろから元の大きさになったバニルが笑いながらこちらを見ている。
アクア『あんた!よくも!』
カズマ『待てアクア、こいつは攻撃をしていないただ大きくなっただけだ。それにこの出来事はイフの事を忘れていた俺のせいだ。』
ダクネス『そ!それはそうだが…この騒動で怪我をした者だっているんだ貴様のミスとはいえバニルには罰を…』
カズマ『そんな事をする権限も資格は俺にも人間にもない!それにこれは試験だ…そうだろ?バニル。』
バニル『フハハハハハハハ!合格だ!どうやら貴様達は魔族を異形だからと迫害する存在ではなかったということだな!』
ウィズ『何故今更そんなテストをする必要があったんですか。』
バニル『なあに貴様達にとってはテストだが、これは魔族達側への配慮だ。お前達が圧倒的に人間側に配慮して魔王という司令塔を倒したからこれで五分五分だ。それに我は大きくなって建物を壊していない。そして、その場の下のレンガも壊していない。勝手に動いた人間が捕虜を逃した。それだけだろ?』
カズマ『ああ、お前は何もしていない。だから俺もこれ以上どうこう言わない。いいな。』
ダクネス『た、確かに…そうだ。わかった、お前が決めた事だ。これ以上とやかく言うのはよそう。だが…それで納得してくれるわけはないよな。』
カズマ『ああ、おそらくクレア達はそいつの処刑を実行しろとか俺の力で始末しろとか言ってくる。それを拒否出来るといいが…おそらくそんな事は出来ないだろうな。』
アクア『何かいい拒否方法はないかしら…このままだとどうしようもないわ。』
カズマ『もしバニルが捕まったら魔王軍残党の怒りを刺激する。俺たちの努力が無駄になる。これ以上、魔族の関係を悪化させるのは得策ではない。』
そう、これまで魔族との関係修復のために私達が回った魔王軍残党への取次が無駄になるのだ。
ありえない。
これまでどれだけ人間と多種族の関係を修復する事が不可能でもやり遂げた世界はある。
代表的なのは、[息子がかわいくて仕方がない魔族の母親]という漫画に記されている人間と魔族の人魔共生だろう。
その世界では,何年もの間、この世界と同じように多種族との戦争があった。
人間には知恵が魔族には身体を強化する魔獣化と呼ばれる能力がそれぞれあった。
お互いに軍事力、腕力による武力解決を図りどちらも拮抗状態であった。
しかし、その魔獣化を防ぐ魔獣化を持つ少年ジークから創り出された魔獣化を止める兵器AD兵器により人間側の勝利という形で戦争は終結した。
これが私達の世界の今の状態。
そこから、人間は魔族だからと差別する事なく共生を図るようになっていった。
無論、それに至るまでに多忙な時間、いざこざはあったが魔族を奴隷ではなく、魔族として扱った人間の手によって快適な生活を手に入れた魔族と人間は和解した。
しかし、魔族が全滅するという状況にならなかったのはその世界の人間がズル賢かったのがある。
その世界はいわばカズマがいた世界の状況に近く、魔族を研究対象として見たり魔獣化の能力の有用性に気付いた人間によって利用された。
それを逆手にとった和解派は権力を持つ者を利用して、魔族にもいい条件を提示して戦争を回避した。
そして、虐殺や拷問といった文化が廃れていたのも大きい。その世界の戦争は平和に終わった。
だが、この世界は取り巻く状況が悉く悪手に働いている。このままだと、戦争は再開する。
また戦争を再開したら人間も数が極端に減ってカズマの来た意味がなくなる!
本当に何をどうすればいいかわからない。
めぐみん『とりあえず、やる事はAスクワッドの捕獲!あまり考えすぎても仕方ないです!切り替えるしかないですよ!』
ダクネス『めぐみん…そうだな!Aスクワッドを捕まえる…それだけだ!』
めぐみん、ありがとう。
そうね、やる事を見失っていたわ。原因を突き止める、犯人を差し出すこれにつきるわ。
ウィズ『でも、それをするのにもう時間がないと思います。こんな風に皆さんのやる気を削ぐのは嫌なんですけど…このままだとあと1週間以内に殲滅戦が開始すると思います。』
そう、実際にそうなるだろう。
魔族は生き残りをかけて人間達は誇りに欠けて戦いをするだろう。
もはやお互い言葉を交わしての平和的解決は無理な段階まで来ている。
ここまでの状況になってしまってはお互いの勢力にある和解派はもう機能していないだろう。
となると、殲滅戦阻止計画を立てないといけない。
アクア『じゃあどうしましょう。何かいいては…』
カズマ『…戦争阻止…無血…無血開城…西郷隆盛と勝海舟の対談…これだ!!それぞれの組織のトップにあって戦争を止める!これしかない!』
アクア『なるほど、かつての明治維新の時と同じようにトップもしくはそれに近い者に話し合いをして終わらせるというわけね。』
めぐみん『当初の計画通り…いや、少し強引ではあるものの戦いをさける。それが一番です。私達一族みたいにあんな風に死ぬのは止めないといけません。』
ダクネス『しかし、そのツテはどうする。ウォルバクについてはバニルとウィズがいればなんとかなるがもはや私だけではアイリス様には会えないぞ。』
アクア『そうね。そこが問題ね…となるとダクネス…他にアイリス王女と親しい人物とかいない。』
ダクネス『そうだな…いないわけではないが、今は面会断絶なので会ってはくれないだろう。それに逆に親しいからこそ駄目だろう。側近のレインに襲われたのが大き過ぎる。どうすれば…』
アクア『そうね、なら今はアイリス王女は面会断絶だから引きこもりも同じ…!!カズマ!あんたあっちの世界で引きこもりだったけど死んだ日は出かけてたわよね!なんで!』
カズマ『な、なんでってそりゃあ…昨日発表されたウルトラマンFE4というゲームを買う為に外に出て…』
アクア『それよ!』
カズマ『え?』
ダクネス『どういうことだアクア!』
アクア『好きなものよ!好きなもの!好きな食べ物とか好きなゲームとか歌とか!そういうのが外にあったら誰でも出て来る…ダクネス!あんたアイリス王女の好きな物とかわかる!』
ダクネス『そうだな…好きな食べ物とかは無理だしゲームなどはクレアがやればいし…う〜ん、外に出ないといけない好きな物…!!そういえば!』
アクア『何を思い出したの!』
ダクネス『歌だ!アイリス様の大好きな踊り子ユニットアクセルハーツがここに来ている!終戦イベントで歌を披露する予定だったからまだこの国にいると思うが…』
アクア『今からみんなで分かれてアクセルハーツを探してアイリス王女と会うわよ!早速行動よ!さあ!ハリー!ハリー!』
ウィズ『は、はい!』
こうして私達はアクセルハーツを探すことになった。
杉下『おやおや…どうやら人手が足りなさそうですね。私達GOLILAーGOLILA版権キャラクターの出番ですね。』
アガサ『そうじゃのう…わしの発明品を使うとするかのぅ。』
新一『ああ、俺の推理力も使えるぜ!』
雲雀『群れるのは嫌いだ…僕はいくよ。』
杉下『では、また次回。』
見てみたい特撮とアニメのコラボ小説は?各小説のコラボするアニメについては回答のスペースの関係上あらすじに書いておきます。
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