変わり映えがないなら倍速を使えばいいじゃない! なRTA、はーじまーるよー!
見所さん!? もとくにないので、このパート中は常に倍速をかけてお送りします。
鍛錬して鍛錬して鍛錬しまくってるだけだからね、仕方ないね。
( 少年修行中 … 倍速中 … )
たまに他のキャラがお出掛けをしようと誘ってきたりしますが、だが断る。ほもくんが赴くは修羅の道よ……。
遊んでいる暇などない! というわけでまた鍛錬です。
しかし中には強制参加のものあるのでそういうものには渋々参加します。やれやれだぜ。
一番注意しなければいけないのは、松陽先生がいる前で変異体であることが発覚するような大怪我は負わないことです。
何故ならイベントが発生してロスになるから(ロス・ダメ・ゼッタイ)。
自分から言い出さない限り、あからさまな再生現象を起こさなければバレないのでね。変異体の回復速度に胡坐をかいて安易に特攻し、腕モゲしないように気を付けましょう。
今の所手に入れたポインヨは全て根性にブッパしていますけど他のステの何れかが50まで伸びたら根性への振り分けは取り止めます。いやーもう十分振り分けたよ……。
さて、現在のほもくんのステータスを確認してみましょう。デデン!
レベル28
攻撃力45
技術力49
敏捷力41
根性76
……はい、高杉との鍛錬で丁度技術が50に上昇しましたね。
三つのステの数値が50到達する辺りまでくれば根性は一先ず放置してOKです。
敵に与えるダメージ量は其々のステータスやスキルレベルの数値を乗算して決まる為、戦闘重視のキャラを作る時はロールプレイやロマン砲を重視していない限りポインヨは基本万遍なく振り分けた方が良いです。50×1よりも25×25の方が強いですからね(真理)。
ということで今後入手したポインヨは技術と攻撃に分けていきます。
敏捷? あの子はよっぽど低かったらフォローする程度でいいです。悲しいなぁ……倍率が悪いよ、倍率がー。
何故50を目安にしたかと言うと、このゲームで設定されている銀時のステータスが由来です。
松下村塾時代の銀時のステータスは以下の通り。
攻撃力50
技術力50
敏捷力50
根性50
ALL50なんですね。因みに攘夷戦争の最後ら辺でALL100に到達します。
幾度も試走してポインヨ振り分けの割合を手探りで確認していった結果、子供銀時のステータスに追い付く前後まで根性に全部振っていた方が良いことに気付きました。
ステータスは鍛錬でほぼほぼ上げられますが、根性を上げるのは難しいので。根性を確定で上昇できるイベントもありますけど、長いテキストを考えるとポインヨで済ませた方が良いです。
松下村塾ルートで攘夷戦争に参加すると、一定のステがないと銀時たちに参戦を止められます。
坂本のように経済面で手助けする参加方法もあります、が、俺は戦場で暴れたいだけなんだよ……(ナイフペロォ)。
私が欲しいのは経験値なので本末転倒、ありえません。
諸々の理由もあり、松陽先生がいる間に子供銀時よりも強くなっていた方が良いのです。
あっ、桂に勝ちました。
「俺の負けだな」
何百回と負け続けた上でようやく掴み取った白星、ここからが本番です。
【再戦を申し込んだ。】
「良いだろう。と言いたい所だが、まずは俺も鍛え直さねばな」
桂の場合、初勝ち直後に再戦を頼んでも断られます。こっちの初負けの時も断ってましたし、やっぱ真面目なんすね~。
難易度でいえば桂は最も簡単です。次に高杉、銀時、松陽(天下無敵)と続きます。三人組のステータスは団子三兄弟になっているので、桂に勝てたのなら他の二人もそろそろですね。
ステ50超えにキャラ対戦勝利と一区切りつきましたし、ここから加速します。
( 少年修行中 … 114514倍速中 … )
鍛錬、鍛錬、鍛錬! 侍として恥ずかしくないのか!
鍛えまくってる間暇なので、このゲームの中で皆さんにやってみてほしいイベントを一つ紹介したいと思います。
銀時と好感度マックス状態での金魂篇。ずばりこれです。
主人公が洗脳されることで銀時の滅多にでないマジギレモードやデレデレ台詞を見れるんですね。ガチになった銀時がとても格好いいので銀さんファン必見です。
雌になりそう……なっちゃうよ? なっちゃうよ!?(ガン掘り♂)
更に変異体を選んでいると自力で洗脳を解けるので、洗脳にも負けない本当の絆を演出できるのもポイント、じゃないポインヨ高いです。
え? どうやって洗脳を解くのかって? もうしょうがないにゃ~のび太くんは。
種族が変異体ですと、范堺のナノマシンウイルスによる支配や金時の催眠波の洗脳を無効化することが出来ます。
もっと正確に言うと徐々に正常な状態に戻ります。
変異体はアルタナによってどんな怪我を負っても再生し、一定の年齢に達すると不老不死を体現するようになりますが、これってつまり「最も健全に力を発揮できる全盛期」を保っているんですね。
物によっては毒にも薬にもなるウイルスや催眠ですが彼らが扱うそれは明らかに健全ではないので、侵された体内をアルタナで作り変えて健全な状態を取り戻すことにより、結果的に彼らの洗脳を無効化できるわけです。
洗脳プレイが十八番の敵役が自慢の技を無効化されて狼狽え叫ぶ姿を見て愉悦に浸りたいドS兄貴姉貴たちは是非その目で確かめて、どうぞ。
【旅笠を被った見慣れぬ人影が前方から現れ、擦れ違う。】
【気のせいだろうか、視線を感じる。だが後ろを振り返ってもそこには誰もいなかった。】
やーっと朧が来ましたね。
嫉妬の衝動に駆られた朧の魔の手によって松陽先生がピーチ姫になる三秒前です。
(松陽先生が虚に)壊されちゃぁ~う。
駆け込み寺ならぬ駆け込み松陽でガンガン松陽と鍛錬しましょう、多少効率が落ちても構いません、これが最後なのでもうとことんやっちゃいます。
今回はここまで、御視聴ありがとうございました。
火のような怒りの色を顔に漲らせ黙々と竹刀を振る男を見て、相手にバレぬよう溜息を吐いた。
「高杉、そろそろ昼飯時だぞ。休憩をいれたらどうだ」
返事はなかったが、伝えたのだから後で文句を言われる筋合いはない。
熱気が籠る道場を後にし、蝉が甲高く鳴き蒸し暑い道を歩く。
(まったく、こんな天気だというのに水分補給もせず……倒れても知らんからな。お母さん、ちゃんと言いましたから! 聞いてないなんて言われても知らないんだから!)
高杉がああして修行にのめり込む原因は明白だ。誰も現場を見てはいないが、奴の態度を見ればあいつも下剋上を果たされた口だろうと簡単に予想がついた。
松下村塾で最も稽古熱心の塾生、こんな真夏日和の日でも元気に外で走り込みをしている清麿に負かされて、次は絶対に勝とうと鍛錬に励むような、負けん気の強い奴なのだ、高杉は。
「……いや、俺も同じ穴の狢か」
先程まで同じ空間でひたすら竹刀を振り続けていた己を思い返し、暑さではない理由で道着がべっしょりと汗で濡れている現状に肩を落とす。
清麿を下に見ていたつもりはない。弛まず努力を続けていたあ奴が強くなるのは当然のこと。
だが、予想よりも早い速度で成長する清麿に一本を取られ、多かれ少なかれ衝撃を受けてしまったのは事実だ。
清麿の前では平静を取り繕ったが、拳を固く握り締めて指の肉に爪を立てていた。
侍として負けて悔しいのか鍛錬に付き合ってきた仲間が勝って嬉しいのか分からない。俺もまだまだ未熟だ、青いな……。
とりあえず、今度清麿に宇野を教えてやろうと思う。毎ターンドロー4をプレゼントしたい。
「うっわ、こんな炎天下で道場に引き籠ってたのか? マゾヒストかよ」
「む、銀時か」
一つ気になることがあった。
目の前にいる男、銀時のことだ。
松陽先生を除けば一番清麿と試合っているこいつはどうなのだろうか。
高杉と銀時の実力は拮抗しているのだから、既に銀時も……と思ったが、銀時の態度は依然変わりない。
勝ち越したまま? 可愛がっている弟弟子に負けても気にならない?
分からん。銀時の性格は一向に掴めないし、何を考えてるのかさっぱり読めない。
洞察が効かん相手の考えを知るには直接確かめるしか無かろう。
「銀時、最近清麿と手合わせをしたか?」
「しまくりなんですけど。妖怪修行付き合えの所為で熱中症で倒れそうなんですけど」
「近頃……清麿の急成長について、お前は何か知っているか」
お前も負けたことがあるかと聞こうとして、急激に口が重くなり聞き方を変えた。
すると銀時は一気に怪訝そうな顔になって首を傾げる。
「はあ? 急成長もなにも、成長期に入っただけなんじゃねえの?」
「成長期……」
顎に手を当てて銀時の言葉を反芻する。
振り返ってみれば、俺と高杉が松陽先生たちと初めて会った時から早数年。
俺たちより数歳ほど年下の清麿はリーチも短く、経験が少ない。そんな清麿もあの頃の俺たちの齢になった。
「あんな無茶な練習量を考えりゃ今までが緩やかすぎなんだよ」
元より度が過ぎるほど努力家な清麿だ。
持って生まれた頑丈な身体を雨の日も嵐の日も鍛錬を怠らず鍛え抜き、日々精進してきた。
基礎を固め終え、土台が出来上がって漸く蕾が開いたということか。
「習ったばっかの頃なんかほんっとに酷くってよぉ、うんこみたいな腕だったんだぜアイツ。俺様が鍛えてやっただけあって、昔と比べればまぁコケくらいにはなったけどな」
台詞に相反して銀時の表情は柔らかく、ゆっくりと細めた瞳の先に映っている相手はきっと俺ではない。
鍛え合う俺たちを見つめる先生を思い出させる顔で、誇らしさすら抱いているように見えた。
その顔を見ていると、微笑ましさと同時に胸の中に隙間風が吹いたかの如き感覚がやってきて、それを自覚した途端に重苦しい溜息が衝いて出る。
「弟の成長を慶ぶ兄のような顔をしているぞ、貴様」
愕然として口を阿呆のように開く銀時。
フリーズしている奴の横を通り過ぎ、してやったりと笑いが込み上げてくる半分、もう半分では虚しさを覚える。
銀時の戸惑いが含まった怒鳴り声を背中に浴びせられながら、己の青さに自嘲の笑みを浮かべた。
(俺も、隣で泣いて笑って、共に育っていく家族が欲しかったよ)
こいつらには絶対に言ってなんかやらないが。